店長日記

6795

本日の修理品/ツイル ワークパンツ
ノーブランドのワークパンツ。
膝に引っかけたような穴があり、放っておくと裂けてしまうので、接着芯地とタタキで補修。
こういうフラットな生地は、修理跡が目立ってしまうことは避けられません。
接着芯地で固めるだけだと、洗濯するうちに剥がれてしまうので、ミシンでの留めつけも必要です。
フィリグリー・ギャリソンベルト
先のウォレットと同じナイルクロコダイルを尾錠側と剣先にチップとして使い、帯をフィリグリーで仕上げたオーダーベルト。
こちらも久保工場長によるワンオフ制作。
形状は1+3/4インチ(45ミリ弱)幅のギャリソンベルトで、帯全面にフラワーカービングが施され、ブラウン系のカラーでまとめられています。カービングの所々をナイフで切り取り、ブルーのトカゲ革を挟み込み。8か所のポイントにはブルーのスピネル(尖晶石)を埋め込み。バックルの留めボタンは純銀コンチョ。帯の裏側にまでカービングが入ります。
これ以上無い、最高級のクラフトベルト。

参考価格/秘密♡
ホーンバッククロコダイル・ライダースウォレット
お客様のオーダーでファニーの久保工場長に依頼し、納品までに半年かかった商品。
ナイルクロコダイルのクラウン(突起部分)を贅沢に使ったライダースウォレット。
使用する上で最も美しく見えるように裁断され、色は現行品にはないブラウンを調色してもらい、手染めしております。硬く縫い辛い鱗部分の縫製も見事な仕上がり。
随所に職人としてのこだわりが見て取れる最高の作品です。

参考価格/内緒♡


本日の修理品/スティーブンソン カーペンターパンツ
2年前の5月に、左右のヒップが擦り切れていたのを裏張りし、タタキで補強したカーペンターパンツ。
もうそろそろ生地も限界ですが、今一度修理を行います。
今回は千切れた後ろループを別物に交換し、裂ける寸前の後ろ中心のシームを補強。
製陶の作業着としてお使いになっている模様。

画像2/千切れた後ろ中心のル-プ。

画像3/別物のベルトループに付け替え。ストックしていた中でブラウン系はこれしか無かった…。

画像4/ヒップの穴はガッチリ塞いであったが、中心の巻き伏せ縫いに沿って裂ける寸前。

画像5/中央にグログランのテープを渡し、裂け目を補強。
スタッズバッグ製作
バトラー・バーナー・セイルズの馬革メッセンジャーバッグ。
このフラップにスタッズを打ち込んで納品します。
薄く漉いた馬革で厚みが足りないため、裏に革の芯材を当てた上で打ち込み。

画像1/ビフォー。

画像2/アフター。
本日の修理品/ナバホ バングル
著名なシルバースミス、故スティーブン・J・ビゲイ作のバングル。
台座から外れた大きなターコイズを嵌め直します。

画像1/シルバーの台座に残ったクッション材と接着剤を丁寧に擦り落とし。

画像2/パテに木屑を混ぜて盛り付け。このバングルの場合、かなり嵩上げしないと、元の石の高さになりません。

画像3/パテが乾ききる直前に石を嵌めこみ、リムを内側に曲げて石を固定し、作業完了。
本日の修理品/ナバホ バングル
スティーブン・J・ビゲイというナバホ族の作家の作品。
シルバーの板を重ねてロウ付けしていくオーバーレイという手法で作られたバングル。
大ぶりのターコイズが枠から外れた状態で、これを元の状態に修復します。
シルバーの台座と石との接合部にはクッション材として革屑や木材のチップが詰められていたはずですが、それが劣化してガタつきが出て外れたものと思われます。
代替品を詰めた上で石を嵌め直します。
パンダ“死守”へ「何でもやる」 中国が契約終了示唆で神戸市会議連

神戸市立王子動物園にジャイアントパンダを招くため訪中した日中友好神戸市会議連(平野昌司会長)が、現在貸与を受けている雌の「旦旦」をもって契約を終了する可能性を中国側に示唆された問題で、同議連は15日、市側に訪中時のやりとりを説明する報告会を開いた。動物園側は「契約交渉をする1年後までに、やれるべきことは何でもやっていきたい」とした。
報告会には、議連側が超党派のメンバー7人、市側は油井洋明建設局長ら4人が出席。冒頭、平野会長が「旦旦を中国に戻し、若い雄と雌を送ってもらうことを求めていたが、赤ちゃんや雄を死なせたこともあり、難しいとの反応だった」と説明。来年6月の契約交渉に向け、市と協力して取り組む方針を確認した。
研究成果が乏しいとの指摘を受けたことについて、油井局長は「これまでやってきた研究と、今後進める高齢化の研究について、できるだけ早く中国側に伝えたい」と説明。7月から同園で飼育の裏側などを紹介するパンダ特別展を計画していることも明かした。
平野会長によると、議連として安倍晋三首相に直接働き掛けができないかについても検討を進める。
(以上引用)

中国のパンダ外交を側面支援するアホ市議連。
こんな案件を忙しい安倍総理に陳情するつもりか?

*パンダは、侵略したチベット領から中国がかっぱらってきた動物です。
尾州職人・横振り刺繍パッチ
当店で下絵を製作し、熟練職人が横振りミシンを使って制作する刺繍パッチ。
コンピューター制御の自動刺繍機でつくられた量産品と違い、同じ絵柄でも一点一点微妙に表情が異なります。
今回はファイティングイーグルの絵柄を、前回とは背景色などを変更して制作。
B-15系のカスタマイズに…。
100均でお買い物…珪藻土
今日も所用で近くの百均に出向いたところ、塗料コーナーにあらたに珪藻土(塗料)が陳列されているのを発見。
試しに買ってみた。
漆喰同様、壁の仕上げに用いられる珪藻土は、Wikiによれば化石化した藻を砕いたものらしい。壁材の他、戦時中にはなんと菓子の増量剤としても使われたとある。
もちろん塗料としては、つなぎのアクリル樹脂や顔料を含んいる。実際の珪藻土の割合は表記が無いのではっきりしない。
試しに小さな植木鉢を塗ってみたが、一般的な水性アクリル塗料に比べると乾きが遅い。
ザラリとしたマットな仕上がりは悪くはない。
少し試してみて、使えそうなら、(コーナーが無くなる前に)まとめ買いしてもいいかも…。
ワークパンツ裾上げ
化繊の伸縮素材とデニムの切り替えになったライディング用パンツの丈詰め。
仕上がりで3センチ短くなるように仕上げ直しします。
巻き代を確保するために元のステッチを解いた上での作業となります。
メッシュの裏地も付いており、三つ巻きすると生地の切り替え部分は相当な厚みになります。
化繊の伸びもあるので、非常に扱いにくい製品です。

画像1/裾の切り替えはマフラー焼け対策?。

画像2/ビフォー。広幅で三つ巻きされているが、ステッチ幅も不揃い。

画像3/糸切りでステッチを解いていく。

画像4/アフター。
家で洗えますか?
レーヨン製ハワイアンシャツの洗濯については以前も何度かご説明しておりますが、手洗い、またはネットを使用するなどして家庭用洗濯機でも対応出来ます。
基本的に製品(脇の内側)に付いている洗濯表示には、水洗い不可、ドライクリーニング(石油系)とあります。つまりメーカーの指示としては、クリーニング店に出して石油系の溶剤で洗ってくださいということです。それはデリケートな素材を水洗い可にしてしまうと、無造作に洗濯機に放り込む人も出てきますし、結果として大きな縮みやボタンの破損、衿外回りのパンクなどがありえるからです。メーカーとしては製品トラブルのもとになる家庭洗濯はできるだけ避けてもらいたいということがあるのです。
では現実に水洗い出来ないかといえば、そんなことはありません。むしろ汗や塩分など、水溶性の汚れは石油では落とせないので、夏の衣服は水洗いの方が望ましいとも言えます(脂汚れには石油系の方が有効です)。クリーニング店でも、あえて水洗いを指示すればやってくれる所もありますが、それなりに工賃もかかるので、自宅で行うほうが経済的です。
家庭用洗濯機の通常の工程でも汚れは落とせますが、よりしっかり落とす時はぬるま湯で予洗いをおこないます。
以下参照。

画像1/予洗いで用意するのは少量の酸素系漂白剤(塩素系は不可!)。ぬるま湯に酸素系漂白剤をひと掬い入れて溶かした中にシャツを一時間程付け置き。これでスッキリ黄ばみが落とせます。この後、小さめの洗濯ネットに入れて洗濯機で本洗い。

画像2/乾燥器の使用は不可。自然干しで乾燥させます。丸洗いするとシワは残りますが、気にならなければそのまま着用すればいいですし、衿先と前立てに軽くプレスすれば形が整います。テカリが出ないよう当て布が必要。
調色
近くの百均で水性ペンキを買ってきて、素地のままのリンゴ箱を塗装してみた。
この百均には、ほんの一瞬だけカゼイン塗料のコーナーが出来、ひそかに喜んでいたのだが、すぐに無くなってしまった。そのあとのスペースには、ごく普通の水性ペンキが置かれている。それでも80mlで100円なら高くはないので、試しに買ってみた。ほぼ基本色しか置いていないが、混色すればどんな色でも作ることは可能。ブルーとブラウンを一本ずつ使い、オリーブを作る。今回も使い捨てのローラー刷毛を使用。
ちなみに、国防色と言われるオリーブドラブは、黒と黄色を等量混ぜて作られている。
本日のニュースより
中国要人専用機が平壌出発 正恩氏らシンガポール訪問か

習近平国家主席など中国要人が専用機として利用する中国国際航空(エアチャイナ)の旅客機が10日午前、平壌を出発した。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は同日に朝米(米朝)首脳会談のため、シンガポールに向かうとされており、金委員長一行が搭乗している可能性がある。
(以上引用)

これが上手く墜落してくれれば、諸問題が一気に片付くのに…。
どっかの国の工作機関が頑張ってくれないかな(#^^#)
店頭ラックもDIYで
廃棄されるのを貰ってきたリンゴ箱。
傷んでいるところを補修し、いくつかはペイントも加え、店内の各所に配置してみた。
パッチ縫い付け/ウェットスーツ
厚みのあるゴム素材に合わせて機械をセッティング。
針を細いものに変え、上下の糸のテンションは若干緩めにし、裏側のジャージは送り歯が上手くかからないため、裏当てをする。
当店にとってはイレギュラーな素材なので、実際の縫製作業より、段取りの方に時間がかかってしまう。

画像1/ミシンを手送りでゆっくり縫製。上糸は黒、下糸は赤を使用。

画像2/縫い上げた後で裏当てを取り外し。

画像3/作業完了。
パッチ縫い付け/ウェットスーツ
こういうのは初めてのケース。
ダイビング用のウェットスーツで、表面がゴム、内部がジャージになっており、厚さが4ミリほど。
背中心に屋号を刺繍したパッチを縫い付けてほしいとのこと。
硬質のゴムだったら縫ったことはあるが、こんなブヨブヨした素材は扱ったことが無い。
当店のミシンを調整して対応できるかどうか微妙なところ。
とりあえず、ミシンの送り歯できちんと素材を捉えることが出来るかどうか試すことに…。
店頭ラックもDIYで
火曜日に引き取ってきたリンゴ箱は、緩んだ釘を打ち直し、バリを取り除いた。
そのままでも使えるが、丁度余った水性ペンキがあったので、2つを塗装してみることに…。表面積が大きいので、ローラー刷毛を使用。
あまりベッタリと塗らずに、素地を残しながら仕上げ。