2011年4月

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ヘアカーフキーホルダー
ゴールデンウイーク突入を前に怒濤のように商品が入荷するので、検品だけでもけっこう大変です。
全ての商品を撮影、採寸してWEBでご紹介するのは難しいのですが、これはと思うものは随時商品棚にアップロードしていきます。
さて、画像のループキーホルダーは当店が昨年12月にFUNNYに各々10個ずつオーダーしたもので、4ヶ月を経て納品されました。
表面にゼブラとチーターの柄をプリントしたヘアカーフを使用しています。
使いやすく、見た目もキュートで、ベルトに留めつけてもアクセントになります。
ところでヘアカーフはサイフ本体に使用することも出来ますが、当店ではあまりおすすめしていません。摩擦に弱く、ポケットから出し入れを繰り返すことであっというまにハゲになってしまうのです(もちろん主にカバンの中に入れて使用する場合はこの限りではありませんが)。
このループキーホルダー、価格はどちらも2700円とお手頃です。
エンブレム製作
お客様のオーダーで、HONDAの大型バイクのダッシュカバーをレザーで製作し、中央部にロゴを刻印したエンブレムを縫い付けました。
エンブレムの材料にはフライトジャケットのネームプレートに使うタンニンなめしのヌメ革を使用します。
カービング用の革と同質で、クッキリと印字出来ます。革は鞣しかたによって用途がほぼ限定されます。厚みがあっても、油分やロウを含んだ革に刻印することは出来ません。またカービング用ということで流通している革の中にも復元しやすいものがあって、水を含ませてしっかり刻印しても、しばらくすると凹面が盛り上がってきてしまうものがあります。その点いま当店で使っている材料は安定しています。
仕上げに刷毛でフットオイルを塗って色をつけてみました。
パッチ縫い付け
ナイロンフライトジャケットの中では比較的地味な存在のL-2A。
シェルのエアフォースブルーが、戦闘服というより作業着のようなイメージを抱かせてしまうからでしょうか。実際他のセージグリーンのモデルと比べると流通量は少ないのです。
それでもパッチひとつでガラリと印象は変わります。
今回はフェルトベースに手刺繍したパッチを縫い付けました。裏地の繊維が柔らかいため、ミシン針は細めのものを使用します。針が太いと、それ自体が抵抗になって貫通したときに裏地の縦横の繊維が下側に引っ張られ、ステッチ周りが凸凹した「糸引け」状態になってしまいます。
Tシャツのサイズについて
画像は今期のインディアンモーターサイクルのTシャツで、品番は違いますが、同じMサイズ表示の黒と白を重ねて置いたものです。大きさがほぼワンサイズ分異なるのが見て取れると思います。同じメーカーの同じブランド、同じサイズ表示でこんなにも大きさが異なるのは、ベースに使うTシャツにバラツキがある為です。手前のTシャツは日本製の丸胴ボディを使用し、後ろのTシャツではカナダ製のボディを使用しています。さらに刺繍入りのものなどで中国製のボディを使用したものもあります。これは言わば生産サイドの都合でボディを使い分けているのですが、販売にあたっては混乱を招くことが多いのです。お客様の方では同じブランドの同じアイテムであればサイズも同じだろうと考えるのが普通ですから。対面販売の場合は、適正なサイズを選択していただけるようにご説明していますが、通販の場合は採寸表を参考に見計らっていただくしかありません。
メーカー側には、同ブランドではサイズが一定になるように以前から意見を上げていますが、なかなかすんなりとはいきません。一方で通販での取引は今後も増えていくでしょうから、混乱回避のためにも早めの対応が望まれます。
本日の修理品
週末にお預かりした、トイズマッコイのデニムの修理品です。
力織機で織られた生地を綿糸で縫製した上級品は、大体同じところがダメになります。

上/トップボタンのホールが広がってボタンが掛からない状態。横振りミシンでハトメ穴を補修します。
400円

中/ポケット口のステッチがほつれてパンクしていたため、袋布の上端部分をコットンのテープで補強してかけつぎ。
1000円

下/大きく擦り切れた裾は、ステッチをほどき、デニムで当て布をした上でチェーンミシンで再度巻き直し。
4000円

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。目安としては、カケツギで裏打ちする場合は一カ所2500円以上になります。小さな穴でも生地が薄くなっている場合は、お客様の想像以上の範囲を裏打ちするケースが多いです。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
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先日のニュースより

鳩山前首相、幸夫人と中国でファッションショー観賞へ…中国首脳と会談する“特使”に
5月7日に中国・北京で開催される「東京ガールズコレクション」(TGC)に鳩山 由紀夫前首相(64)が参加することが本紙の取材で分かった。幸夫人も同伴 するとみられ、震災・原発対策の最中の"KY訪中"との批判が上がりそうだ。
TGCは10代後半から20代の女性をターゲットにした大型会場を使ったライブ 形式のファッションショーだ。日本を飛び出し、北京で開催されるTGCでは 山田優、長谷川潤、香里奈ら人気モデルの他に歌手の倉木麻衣が参加し、 中国、韓国、香港、台湾のトップモデルが集結するビッグイベントだ。 この華やかな舞台に鳩山氏が幸夫人と共に参加するとの話に自民党関係者は 「ふざけていますよ。一体、この緊急時に何しに行くんですか」と怒り心頭。 東日本大震災の対策や補正予算審議で国会はゴールデンウィーク返上で 開かれることが決定し、議員は原則、海外への渡航禁止通告が出ている状況 だけになおさらだ。
(以上引用)

この時期に何やってんだバカ夫婦。
…毒ギョウザにあたって死ね!
グウィネス・パルトロウ
実はカントリーシンガーの顔も…
FUNNY営業次長のお心遣いで、本社から届いた商品パッキンの中にカントリーのCDがどっさり。
その中で最近ITUNESのラジオチャンネルで良く流れる「カントリーストロング」表題のCDが。早速パソコンに取り込んでいると、歌手名がGwyneth Paltrowとある。
はて?…検索してみると、なんと女優のグウィネス・パルトロウそのひとではないか。
全く知らなかったが、表題の映画(日本未公開)のなかで、再起に臨むカントリーシンガーの役でギター片手に歌っており、このサントラにもこの人の歌が4曲収録されている。それが実に上手いのだ。他の数曲はサラ・エヴァンス、フェイス・ヒル、ハンク・ウィリアムスJrらベテランシンガー揃いだが、全く遜色はなく、どの曲も気持ち良く、のびのびと歌っている。
女優としては凡庸で、なんだかデカい女だなぁというぐらいの印象しかなかったが、こういう才覚もあったのだとちょっと驚いた。
シンガーが女優業に進出するパターンは数多あるが、いいかげん薹の立った女優さんの歌手デビューはかなり意外性がある(ま、その程度のことではあるが…)。
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本日のニュースより

「日本から徴用補償金を貰ってあげる」、韓国で3万人相手に詐欺
ソウル警察庁は22日、太平洋戦争当時に強制徴用された被害者らを相手に「日本から補償金を貰ってあげる」と騙し、全国3万人から15億ウォン相当(約1億1000万円)を横領したヤン氏(67歳)など39人を常習詐欺の疑いで書類送検したと明らかにした。韓国の複数メディアが相次いで報じた。警察によると、ヤン氏らは2010年3月から11年1月にかけてソウルで「対日訴訟団体」を作り、日本政府を相手に被害補償に関する訴訟あるいは関連の協議を行うという名目で、弁護人の選任や団体登録費として団体の会員3万人から1人当たり9万ウォン(約7000円)を受け取った疑惑を受けている。ヤン氏らは太平洋戦争当時の徴用被害者だけではなく、その時期の人や大韓民国の国籍を持つ人であれば誰でも補償金をもらえると主張し、団体への加入者を募集していた。しかし形式的に諮問弁護士を選任したこと以外は、会員を募集する際に約束した訴訟の提起などは一切進行しなかったことが判明した。また会員たちの疑いを解消するために、10年10月に行われた日韓サッカー親善試合当時に「日本の謝罪」を要求する垂れ幕を掲げたり、日本政府を相手に「補償金を支給しろ」と求める声明を発表するなど、補償金を請求する活動を偽装してきたことが発覚した。
(以上引用)

そもそも『強制徴用された被害者』という表現自体がおかしいが、日韓基本条約でとっくの昔に片付いた補償問題が詐欺のネタになり、それに乗せられるバカが3万人もいるのだ。
この国の反日病理の根は深い。
パッチ縫い付け
N-1のボディに小さめのフェルト製のパッチを縫い付けました。
今回も県外の方の依頼で、ジャケット、パッチ共持ち込みです。パッチはハンドメイドのようで、台座のフェルトの上にデザインを切り抜いたフェルトを重ね縫いしたパッチワークになっています。
フェルトのヨレた感じが色落ちしたN-1に良く合っていますね。
本日の修理品
レザーパンツの裾上げ依頼もたまにあります。
友人から譲り受けたということで、既に裾上げがされていますが、折り返して接着剤で固定するやり方で始末してあります。
今回は4センチほど短くしますが、厚みのある革なので断ち切りとし、折り返し分はとらないことにしました。内外のシームの部分は切りっぱなしだとほつれてしまうので、ミシンで返し縫いして固定します。
革に一定の厚みがある場合は、この仕上げの方がスッキリ収まります。
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当地でも市議選まっただ中だが、何と盛り上がりのない選挙戦だろうか。
争点がないわけではないだろうに、街宣している候補者達はなんだか当たり障りのないことを繰り返すだけで本当につまらない。先だっての都知事選のように、玉砕覚悟でメチャクチャなことを言うのが一人ぐらいいれば退屈しないのに…。
ペイント&ネームプレート縫い付け完了
スコードロンは、画像ではパッチを縫いつけたようにしか見えませんが、バックペイントと同様の手法で描きこんであります。
ヌメ革製のネームプレートは薄いタン色ですが、褐色に変化していきます。
今回の作業内容では、
絵柄持ち込みのスコードロンのペイント/10000円
ネームプレート(印字ブロンズ)製作/3000円+縫い付け/1500円
総額で14500円です。
コストと出来上がりのカスタム度とのバランスで考えれば良い線いってるんじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか?
スコードロンペイント
関東のお客様からお預かりしたA-2の左胸に部隊章を直にペイントしていきます。
あらかじめメールで部隊章の画像をいただいているので、それを大きめにプリントしたものを横に置いて模写していきます。

上/最初に下地をオフホワイトで塗る。

下/細筆でアウトラインを描き込んだ後、薄い色から順に色を乗せていきます。

ところで模写というのは、ある程度絵ごころのある方にはおわかりいただけると思いますが、元絵をじっと見つめて、全体のバランスや、配色を自分の眼にしっかりと焼き付けることが重要です。描くのにも技量は要りますが、それはアウトプットのような作業で、自分の中に取り込んだ元絵の情報を取り出しているにすぎません。もしかしたら描く時間よりも、元絵を見ている時間の方が長いかもしれません。
人間には日常では使わない潜在能力がいろいろあるのでしょうが、こういうのもそのうちの一つではないでしょうか(自分で言うのも何なんですが…)。
名著であるため、ご紹介
『ザ・ゴッドファーザー レガシー』ハーラン・リーボ著 ソニーマガジンズ

この400ページのハードカバーは、世界的名作「ゴッドファーザー」の膨大な製作記録を纏めたメイキングストーリーである。
大阪出張のおりに本の街でたまたま見つけ、少々重かったが、買って帰りの電車のなかで読み耽った。
日本でも大ヒットした映画「ゴッドファーザー」は、3部作すべてが何度もTV放映までされているので、知らない方の方が少ないに違いない。しかしDVD化されたディレクターズカット版ですら、編集段階でカットされたシーンがこれほど多いとは、本書を手に取るまで思いもしなかった。ただでさえ日本人にはピンとこないイタリア系アメリカ人の生活習慣、宗教観、家族愛がテーマの物語りである。時間的な都合で大幅にカットされた部分を日本人が想像力でカバーするのは難しい。私自身、映画を観ただけでは全く意味が理解出来ず、首を傾げるような部分が多かったが、この本によって多くの疑問があきらかになった。同時にこの本には一般公開されていないたくさんの写真や、採用されなかったアイデアなど企画に関する資料も掲載されており、そちらも充分に楽しめる。撮影中の裏話や、出演俳優の意外な素顔も明かされ興味深い。
一作目についてはマリオ・プーゾの原作本(山本光伸が和訳)が先にあって、それにそって製作されているので、それほどややこしいことはない。もちろん多くのプロットが省かれ、おもに三男のマイケルに焦点をあてて映画はつくられているが、原作はかならずしもそうではない。ついでにこの原作本を読めばより深く個々の登場人物を理解出来て、さらに楽しめること請け合いである。
ベストセラーの映画化ということでキャスティングには多くの俳優が殺到し、スクリーンテストの結果、採用されなかった俳優の中には後世のトップスターもいる。例外的に素人採用されたのが、ドン・ヴィトーの用心棒ルカ・ブラッツィ(レニー・モンタナ)で、この巨漢は、マフィア映画の内容を監視しにきた「本物の」マフィアの用心棒で、スタジオで一目惚れした監督のF・コッポラによって出演することになった。
2作目以降はコッポラとプーゾの共同脚本となり、パート2では二世代に渡るストーリーが1作にまとめられているが、1作目の出演俳優との交渉がうまくいかず、脚本自体を大幅に修正して1作目にいなかった登場人物が重要なパートを演じたり、3時間20分の枠に収める為に大胆過ぎる編集をして、重要なシーンが抜け、映画を何度観ても意味がわからないところがある。たとえばコルレオーネの旧友フランキー(マイケル・V・ガッツォ)が組織を裏切るきっかけとなった殺害未遂事件の背後に敵のユダヤ系ギャング、ハイマン・ロスが控えていることを示唆するシーン。また、誤解したフランキーは、FBIに協力して公聴会に出席するのだが、故郷にいるはずの自身の兄がコルレオーネファミリーと一緒に公聴会に来ているのをみて翻意し、自害する。これなど兄の身を心配しての行動としか理解出来ないが、実は兄の元に二人の娘を養女に出しており、「沈黙の掟」を破った瞬間に兄が掟に習い自分の娘を殺害することを恐れた為の行動なのだが、娘との関係がすっぽりカットされているから理解のしようがない。ちなみにこの本の中で、ハイマン・ロス役で出演した高名な演技指導者、リー・ストラスバーグは、4時間半ないしは5時間の映画にすれば完璧だと言っている。
つづくパート3も大作であるが、やはり出演俳優との交渉が難航し、ストーリーも二転三転したようだ。
トム・ヘイゲン役のロバート・デュバルが出演しなかったのは痛かった。金銭的に折り合わなかったらしいが、この映画でスターになったようなものなんだから、ゴチャゴチャ言わずに出れば良かったのにと思う。アンディ・ガルシアが演じたマイケルの後継役には、当初ニコラス・ケイジが名乗りをあげていたらしい。コッポラは自分の妹のタリア・シャイアと娘のソフィア・コッポラを出演させているが、甥にあたるケイジは採用されなかった。
最終的には実際にあったバチカンの腐敗や政界の汚職事件もテーマに盛り込んで、重厚な作品に仕上がっている。個人的には敵役のドンを演じたマカロニ・ウエスタンのスター、イーライ・ウォラックの達者な演技がとても良かった。

ゴッドファーザー3部作は、衣装やメイクアップ、舞台セット、音楽などでも高い評価を得ているが、当然であろう。
わずか数秒のシーンの為に、登場人物の衣装やメイクのみならず街のワンブロックを造り変えたりすることもやってのけるのだから。CG全盛の今とは労力が違う。
監督のコッポラは妥協を知らず、つき従うカメラマン、デザイナー、音響担当者、もちろん俳優達も同様である。ものを創るひとたちとは本来こういうものだ。
出来ればカットされたシーンも再編集して拡大版を作ってもらいたいぐらいである。
見事な『総合芸術』の製作に関わった多くの人達は、その後も業界の第一人者として活躍をつづけているようである。
ネームプレート製作中。
新たなフライトジャケットのカスタム製作に入っています。
今回はA-2のネームプレートを製作、縫い付けし、その下に部隊章を直接ペイントするというパターンでのご依頼です。
ネームプレートはヌメ革に定型の印字ブロックで文字入れしていきますが、この際、横方向にボリュームの無い「I」や、隣り合わせに「A」と「Y」がくるような場合には、多少目分量で間隔をつめてやる必要があります。でないとどうしても空間が開きすぎて間の抜けた感じになってしまうのです。
文字入れが完了してから縁をカットし、溝切りをして縫い付けとなります。
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本日のニュースより

原発事故「前進できた感じする」=菅首相 
菅直人首相は17日午後、福島第1原発の事故に関し、首相官邸で記者団に「きょうは東京電力の(収束見通しの)発表もあって、少し前進できた感じがするよね」と語った。 
(以上引用)

???……ぜんぜんそんな感じしないよ。
パッチ縫い付け
今回はナイロンB-15に、店頭で選んで頂いたパッチ類の縫い付けです。
カスタム系の仕事は、WEBで対応するようになってからはほとんど県外のお客様からのオファーなので、メールで対応し、宅急便を介してのやりとりになっています。
直接店頭で対応する事は割合的に少なくなりましたが、直にいろいろなご意見やご要望を伺えるのは参考になります。
今後の商品やサービスの展開にヒントを頂ける事も多いのです。
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本日のニュースより

茨城県南部で震度5強…津波の心配はなし
16日午前11時19分ごろ、関東地方で地震があり、茨城県南部で震度5強を観測した。気象庁によると、震源は栃木県南部で深さ約70キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.9と推定される。なお、この地震による津波の心配はない。
(以上引用)

徐々に復興に向けた動きは出ているが、大規模な余震が続くと気持が挫かれてしまう。
天災はいかんともし難いが、さらに政府の機能不全が招いた人災が確実に被害を拡げ、国民の気持を萎えさせている。
今は政局どころじゃないが、民主党に先が無いのは確定的である。子供手当、高速道路無料化などの甘言に釣られ、あるいは所属する労組からの投票依頼で、この連中に票を投じた人達もさすがに考えを変えたのではないだろうか。
本日の修理品
オリゾンティ時代のDENIME XXの修理品が入ってきました。
全体に傷みが進んでいますが、手を入れて復活させます。
以下、今回の修理箇所と見積もりです。ご参考までに…

上/ボタンホールの上4つがパンクしてボタンが掛からない状態。DENIME初期のXXは、実物通りハトメの穴糸まですべて綿糸なので、よくこうなります。ミシンでかけついで修正すれば使えるようになります。
400円×4=1600円

中/後ろポケット口の三つ巻きステッチが解れ、端の部分は生地も裂けています。サイフの出し入れによって傷みやすい部分です。三つ巻きのステッチを入れ直して、端の部分は力布を噛ませて隠しリベットぎりぎりに納めて縫い込みます。
1000円

下/裾の擦り切れ。一旦ステッチを解いてひらき、破れをかけついでからチェーンミシンで巻き直し。
3500円
パッチ縫い付け
今回はパッチを脱着する為のベルクロテープの縫い付け依頼です。
CWU-45Pの右胸、左右の上腕に4インチ角に裁断したベルクロのメスを縫い付けます。
この上に、裏面にベルクロのオスが縫い付けられているパッチを装着するスタイルです。MA-1の後継モデルにあたるCWUにはこの仕様が多いですね。
SHOE GOO
シューズの補修材として市販されているSHOE GOOというのをご存知でしょうか?
アメリカからの輸入物で、最近ホームセンターなどでも見かけるようになった、チューブ入りの合成ゴム材です。
これがなかなか性能が良くて、応用範囲も広く、重宝するのです。チューブから出した状態はコーキングとそっくりで、ヘラで摩耗したシューズのヒールやソールに盛りつけることが出来ます。時間がたっても肉痩せせず、完全に硬化するとしっかり靴の一部になります。接着剤としてトラクションソールの剥がれを補修したり、本革ソールの盛りつけや、滑り止めにも使用出来ます。
画像は先月入荷したDANPOST社の中古ウエスタンブーツ(8295円)です。本革底の上質なつくりですが、着用者のクセなのか、ソールの先端だけが極端に減っていたので補修してみました。
本革ソールの丸ごと張り替えは非常に高額なので、部分補修で対応出来る場合、この補修材は手軽でコスト的にもベスト・チョイスです。
ビュイック始末記(幌編)
現在の黒いソフトトップはD.I.Yで張り替えしたものである。
車両購入時に付いていた白いソフトトップは、黄ばんで見栄えが悪い上、開閉時に側面のモールに干渉してステッチが解れていたので、自分で張り替えをしようと思い立ったのだった。
YearOne社の通販カタログで本国に発注したのだが、同型車用は見つからず、車格が近い、シヴォレー・シェベル用を見計らいで注文した。60年代のアメ車のコンバーチブルの幌は簡素なつくりで、裏地も無く、キャンプ用のテントと大差無いようなレベルである。多少の寸法の違いはミシンで調整できるのではないかと思ったのだ。
伝票を見ると2001年の11月になっているから、もう10年も前のことになる。当時の価格は$179だが、送料や関税を加えても問題にならないくらい安く感じたものだ。
届いてみると、実際微妙にラインが異なっており、簡単ではなかったが、元の幌の解体に半日、新しい幌の取付けに1日半がかりで、一人でなんとか組み上げた。
この当時は油圧開閉のシリンダーからオイル漏れしていたので手動にしていたが、後にダメ元でエポキシ系の接着材でシールするという荒技が効いて、オイル漏れがピタリとおさまり、今は電動で開閉出来るようになっている。
現代の車と違ってドライブレンジに入っていても開閉出来るので、走りながらでも開閉出来るのはちょっとおもしろいかも(危ないからやらないが…)。
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本日のニュースより

統一地方選 「民主党は元々未熟」石原氏、一夜明け東京都知事選で
261万票余を獲得して4選を果たした石原慎太郎氏(78)は、一夜明けた11日午前、記者団の取材に応じた。福島第1原発事故を受けた節電に関して「軒並みに自動販売機が並んでいるこんなバカな国はないよ。パチンコだってそうじゃないの。社会全体で反省したらいい」と、改めて持論を披歴した。
(以上引用)

石原都知事は選挙前の立ち会い演説でも(パチンコ屋のすぐ前で)パチンコ業界を厳しく批判していたが、共感した人も多いのではないだろうか。
節電問題に限らず、日本社会の腐敗の元凶であるこの賭博産業を、この際叩き潰してもらいたい。
パッチ縫い付け
今日はA-2に革のトリミングがつけられたパッチの縫い付けです。
本体、パッチ共に九州のお客様からの持ち込みで、この後ヤマトの着払い便で返送します。
遠方からの加工依頼の場合、元払いで発送していただき、返送はヤマトの着払いに限らせていただいています。同じヤマト便での往復でも、元払いと着払いの金額が異なるケースがありますが、それはヤマトさんの裁量なのでご理解いただきたいと思います。
基本的にお送りいただいたパッケージで返送していますが、ポリ袋包装などは採寸する担当者によって金額に違いが出たりします。あらかじめ返送料が確定していればその分を工賃にプラスして最初にご請求出来ますが、返送段階でしかわからない場合も多く、見込み違いで差額が出たりすると後が面倒です。無用なトラブルを避ける為に着払いのみとさせていただいております。

震災の影響で地方選も今ひとつ盛り上がりに欠けていますね。
当地での選挙結果よりも、東京都知事選の方が気になっています。
パッチ製作
昨日にひきつづきフライングタイガースのパッチ製作です。
虎の絵柄が描き上がり、背景をライトブルーでベタ塗りしています。
この飛虎のデザインはウォルト・ディズニー・スタジオのイラストレーターが描いたものが原画になっているようです。当時のクルーが個別に製作したパッチには様々なアレンジを加えたものも多くみられます。
パッチ製作
以前もお取引いただいた神戸の方から、パッチ製作の依頼です。
おなじみフライングタイガースの絵柄ですが、今回は御要望により若干大きめ(直径13センチ強)での製作です。切り出したヌメ革には銀ペンで下絵を入れ、面相筆でアウトラインを描き込んでいきます。原画を元にフリーハンドで模写していきますので、同じ原画を使ってもディテールに違いが出てしまいますが、それもワンオフものの証ということでご理解いただいています。素材にヌメ革を使っているのは、塗料が浸透しやすく、落ちついた色調に仕上がるからです。原画は単純な色の塗り分けで仕上げていますが、少しグラデーションをつけて仕上げたいと思っています。