2010年6月

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プリント生地と柄合わせ
ハワイアンシャツなどの総柄プリントシャツの、製品としての良し悪しを簡単に判断する目安となるのが柄合わせです。
どこまできちんと柄合わせするかによって、裁断手間や用尺が全く違ってくるからです。
一例をあげると、このシャツは前身頃中心で柄が揃い、左胸の張りつけポケットは、身頃の柄とピッタリ重なっています。このプリント生地は柄のピッチ(同じ柄が出るまでの生地の間隔)が縦、横共に46センチもあります。柄を正確に合わせて裁断しようとすれば、かなりの生地のロスが発生する上に、手作業で裁断しなければなりません。
そこまでの作業をきちんとしている製品であれば、縫製も手抜きせず、本縫いや二本針巻き伏せなどでしっかりと縫ってあり、ボタンも上質のものを使っていると見てまず間違いありません。本気でモノ作りしていると判断出来るのです。
一方大量生産する量販品では、一反から一枚でも多く取れるよう裁断効率を最優先し、柄合わせを考慮せずに生地を重ねた上に型紙を置き、短時間で裁断出来るジグソーを使うのが一般的です。前後左右の柄がきちんと合っている製品はほとんどありません。縫製もインターロック(地縫いと端のほつれ止めが一工程で出来る→レディース衣料に多用)がおおく、手抜きという訳ではありませんが、長年の使用を前提にしたつくりではありません。

消費者が生地そのものの良し悪しや、縫製などがわからなくとも、柄合わせをきちんとしているか否かを一見すれば、その製品の格は判断できるのです。
良いものを見定めたいと常日頃考えているお客様には参考になったでしょうか?
ビルフォードにもドロップハンドル
ポケットの中にすっぽり収まるビルフォード(二つ折り財布)には、もともとレーンのナスカンを留めるためのドロップハンドルは付けられていません。しかし紛失や盗難を防ぐため、ワレットレーンでベルトループに連結させておきたいと考える方は意外に多く、後付けのご依頼にも対応しております。最適の位置に、正確に取り付けいたします。

ドロップハンドル 価格600円/当店販売品につきましては取り付け工賃は無料です。
本日の修理品
持ち込みで裾上げのご依頼です。
国内の企画ものだと思いますが、ラングラー独特のブロークンデニムのホワイト版です。
ラングラーはリーバイス、リーと並ぶアメリカ3大ブランドの一角で、本国では南西部を中心にシェアを持っていますが、日本では地味な存在です。かつてはヴァンジャケットの関連会社が代理店をしていましたが解散し、現在はエドウィン傘下になっています。
元々ラングラーが好きな方はあまり国内企画モノには見向きせず、並行輸入の定番13MWZなどを愛用されていますね。
民主党VSたちあがれ日本
先日のニュースより 
たちあがれ、演説ルールめぐり民主と衝突…参院選公示
第22回参院選(7月11日投開票)が24日、公示され、17日間の選挙戦がスタートした。都内では、たちあがれ日本が演説ルールをめぐり、民主党と衝突するトラブルが発生。たちあがれの与謝野馨共同代表(71)が民主党・末松義規衆院議員(53)に胸ぐらをつかまれるなど、激しい口論に発展した。午前11時すぎ、新宿駅西口の小田急百貨店前でたちあがれが演説を開始。だが開始数分後、与謝野氏の演説中に、約100メートルほどの距離にある京王百貨店前に民主党比例代表の白真勲(はく・しんくん)氏(51)の街宣車が止まり、鈴木寛文部科学副大臣(46)らが演説を始めた。
与謝野氏は演説後、すぐさま白氏の街宣車に直行し「選挙カーが見える場所ではやらないのが普通。マナーを守れ」と猛抗議した。すると、白氏の選対本部長を務める末松氏は「公道でやって何が悪い。動員をかけているのに、どけと言うのか」と応戦。末松氏が与謝野氏の襟元をつかんで迫る場面もあり、約5分間にわたり激しいバトルを繰り広げた。鈴木氏は一時は演説を中断させたが「みんなのスペースだから自由だ」と続行。関係者は「民主党の意図的なものを感じる」と話した。与謝野氏はその後、怒りを抑えきれないまま、記者団らに「政治生活でこんな選挙妨害をされたのは初めてだ。これこそ民主党の姿だ」。ちなみに、小田急百貨店前では共産党、たちあがれ、公明党の順で街頭演説をすることになっていた。
(以上引用)

与謝野さん…案外やるじゃないか!
70歳を越え、癌を患った身体でこの気迫はたいしたもんです。見直しました。
それにしても、一緒に演説会場にいたタイゾーは一体何をしていたのか?
真っ先に間に割って入り、2〜3発殴られるぐらいの芸当はできなかったのであろうか?
バカは身体を張るくらいしか使い道がないというのに…「国会の当たり屋」こと三宅雪子議員を見習いなさい!
与謝野氏のおかげで出馬出来たというのに、ホントに役たたずの見本のような小僧である。
人権国家
昨日、不動産賃貸の仲介を生業にしているお客様と世間話をしていたのですが、民主党が3月に提出して参院で可決された「賃借人保護法」がとんでもない悪法で、賃貸不動産業界では非難の嵐のようです。
借り主の人権を拡大保護したこの法律によって、簡単に言えば、滞納家賃の回収が極めて困難になります。あくまでも「借り主の善意」に丁重に訴えかけて、けして威迫することなく、支払をうながすようにといった法律なのです。くり返し督促したり、ドアの前に張り紙をするのも人権を侵すからダメ、貸し主側が法律に抵触すれば懲役もありうるという内容です。
家賃を踏み倒される貸し主の権利は一顧だにされず、あくまでも借り手は善意であるという前提の、現実離れした恐るべき法律です。
悪意のカタマリのような賃借人にとっては家賃など踏み倒し放題の素晴らしい時代がやってきますね。

貸し主「おそれいりますが家賃の御入金をお願い出来ませんか?」
借り主「金なんかねぇよ!払ってほしけりゃ裁判でもやれや!」
貸し主「そんなことおっしゃらずになんとかお願い出来ませんか?」
借り主「しつこいんだよ!生活権を侵すつもりか?人権侵害だぞ!」

これで日本の賃貸市場は一気に冷え込むんじゃないでしょうか?
貸す側のリスクが大きすぎ、アパート、マンション経営から撤退する人も多くなるでしょう。貸し倒れ分は自腹を切るか、他の賃借人の家賃を値上げして回収することになります。
さすが筋金入りの人権派弁護士が内閣の重責を担う民主党です。
「明日の日本 生活が第一」WWW
次は一体どんな議案を提出してくるのでしょうか?
BLOOKS&DUNN LAST RODEO
FUNNYの次長が日本未発売のDVDを送ってくれました。
20年にわたってカントリー界のトップデュオとして君臨したブルックス&ダンの解散を記念したトリビュートコンサートのDVDです。
このコンサートのために集まった当代一流のシンガーたちが、B&Dの大ヒット曲を次々にカバーしていき、当の二人は時々声を合わせるぐらいで、ラストの曲を除き、椅子に腰掛けたままゆったりと構えています。カントリー界だけにとどまらない新旧の大スターたち(ケニー・チェズニー、ジョージ・ストレイト、フェイス・ヒル、シュガーランド、ラスカルフラッツ、リーバ・マッキンタイア、レディ・アンテベラム、キャリー・アンダーウッド、テイラー・スウィフト、ジェニファー・ハドソン他…)の顔ぶれも素晴らしく、先頃映画「ドリームガールズ」でスターの仲間入りしたジェニファー・ハドソン(ドラム缶みたいだった体型がスリムになってた!)はBelieveを熱唱し、キャリー・アンダーウッドもNeon moonを堂々と歌いこなしています。若く、輝くように美しいテイラー・スウィフトはNothing bout youを一生懸命に歌っていますが、まだキャリア不足の感が否めません。リーバ・マッキンタイアは女王の風格でIndian summerをさらりと歌いますが、これが圧倒的に素晴らしく、オリジナルより良いぐらいです。
この素敵なDVD、日本では一般受けしないので販売されないでしょうが、何曲かは既にYOU TUBEにアップされているようですので、ご興味のある方はどうぞ。
コードバン・サンセットビルフォード
コードバンとは、農耕馬の臀部からわずかに取れる繊維が細かくて頑強なレザーのことをいいます。
希少な上になめしの工程も複雑で、比較的高価ですが、そのつややかさと耐久性で愛用者も多いのです。財布の他、トラディショナルな靴の素材としても用いられます。昔はランドセルの高級素材としても使われましたが、この用途では合成皮革に取って代わられ、ほとんど見なくなりました。
画像はFUNNYのサンセットビルフォードで、お客様のご希望で、ブラックのコードバンで製作しました(内部パーツは牛革)。しっとりと落ち着いた表情で、手に吸い付くような滑らかな感触です。タテ14センチのサンセットビルフォードは、ポケットに差したときに若干頭が出ますので、ご要望でワレットレーン用のドロップハンドルも取り付けました。

価格14800円+ドロップハンドル600円
名著であるため、ご紹介
『警察庁長官を撃った男』鹿島圭介著 新潮社

驚くべき犯行動機と、それを裏付ける綿密な取材によって、著者は真犯人を特定します。
そしてこの事件が時効を迎えた直後に、警察幹部がわざわざ記者会見をひらいてまで、オウム真理教の疑いが濃厚と発言したことがまったくの茶番であったことを教えてくれます。
真犯人・中村泰は老境にさしかかった希代の犯罪者ですが、思想的な背景をもった確信犯でもあります。天才的な知能を持ち、戦後東大に入学後、当時武装路線を捨てていなかった共産党に入党、武装闘争資金を得るために自動車盗や金庫破り、果ては拳銃強盗をくり返し、ついには警官を射殺して逮捕され、20年間服役します。出所後は、ゲバラに触発され、単身ニカラグアに渡りゲリラとの共闘を図ったり、米国内で射撃のトレーニングを受け、偽名で購入した多数の銃器を日本に密輸し、国内で少数精鋭の軍事組織を立ち上げつつ、資金獲得のため、銀行強盗を再開します。
この男の実に不思議なところは、極左でありながら、少年期には橘孝三郎や三上卓といった大物右翼の門下生であり、その影響をぬぐいきれないところでしょうか。
やがてその複雑怪奇な正義感は、邦人拉致の情報がささやかれ始めた北朝鮮に向けられ、さらには背景に北朝鮮がいるのではないかと言われたオウム真理教をたたくことに向けられます。
そこで不作為で腰の引けた警察トップに鉄槌を下すとともに、オウムの犯行に見せかけ、一気にオウムを壊滅せしめる計画を立案、実行に移します。
中村泰はその後、またもや銀行強盗を起こして逮捕され、残りわずかな人生を、連続強盗犯として監獄の中で過ごす身です。
ひとりの強盗犯として人生の幕が引かれるのが忍びなかったのでしょうか。今、この老スナイパーは獄中で自ら口を開き、長官狙撃事件のことを語り始めたのです。
本書は、荒唐無稽な作話の類いではなく、徹底的な周辺取材によって纏め上げられた、驚愕の書です。
オールドマン・ターコイズ
アリゾナ州ターコイズマウンテン産の天然石を使用したペンダントヘッドです。
来歴がはっきりしていて、インポーターのお墨付きがあるネイティブものは久々の入荷です。
昨年12月30日の日記に書きましたが、現在ターコイズということで流通している石の多くが、天然のままのものではなく、大多数は色を注したもの、または練り物とよばれる天然石を砕いて粉末にして樹脂で成型したものです。さらには原石もアメリカ本土のものよりも中国で産出されて加工されるものが多くなっています。
この石は小ぶり(タテ1センチ×ヨコ0,5センチ)ながらもTurq.mt独特の青と緑のコントラストが美しい一品です。
台座部分はスターリングシルバー(タテ3,8センチ×ヨコ2,6センチ)エングレーブド

価格11000円(税込み)
飛虎特別誂
一昨日お買い上げいただいたA-2をカスタムしました。
このA-2のイタリアン・ホースハイドは比較的肉厚があり、皺の無いフラットな表面処理と、同色のリブで地味な印象でしたが、パッチを付けることで精悍な戦闘服に変身です。
フライングタイガースのデザインはバリエーションが多数ありますが、先日入荷したレーヨン刺繍の中で最もカラフルなものを選択していただきました。左腕のエアフォースパッチはレザーでトリミングを付けてあり、より立体感のある仕上がりとなっています。
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先日ご紹介したトラベルブランケットは完売いたしました。ありがとうございました。
Felix the cat
以前お買い上げいただいたバズリクソンズのN-1(1944年型ネイビーブルー)に、フィリックスのパッチを縫い付けました。
ネイビーのグログランの生地にオレンジのレーヨン刺繍のパッチが鮮やかです。
この愛らしい黒猫のキャラクターは、なんとミッキーマウスより歴史が古く、1919年にパラマウントが採用しています。アメリカ海軍では1943年のVF3部隊ではじめて採用され、その後朝鮮戦争を経て、VF31部隊でベトナム戦争まで引き継がれています。
日本では長く販売された10円ガムのキャラクターとしてなじみがありますね。
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昨日ご紹介したトラベルブランケットは残り2枚です。ご入用の方はお早めにどうぞ!
トラベルブランケット
一昨日、FUNNY本社を訪ねたおりにホールセール場に積んであったこのブランケットが目につきました。
エルパソ・サドルブランケット社の大判(156×126センチ)のトラベルブランケットです。素材はアクリル×ポリエステルですが、毛布のように毛足があり、しっかりとした厚みがあります。シャギーのような表面にはどれもこれも広範囲に織りキズが入っていましたが、その中でも比較的キズが少なく、織り柄の美しいものを数枚ピックアップしてきました。
大判のブランケットは使い方ひとつでいろいろと利用出来ます。床に敷くも良し、ソファにかけるも良し、膝掛けとしても使えますし、ステーションワゴンの荷台に敷いたり、アウトドアでも利用出来ます。この便利なトラベルブランケット、格安です。

価格2900円(税込み)/少数入荷のため、店頭販売のみとさせていただきます。
我が家で取っている産経新聞の内容が、関東圏より一日遅れである事はわかっていましたが…
その上、昨日大阪出張で立ち寄ったレストランにあった産経の朝刊の内容が、今朝のこちらの朝刊とほぼ同じで、関西圏と比べてもタイムラグがあることがわかりました。
これじゃ(新聞)のイミが無いじゃないか!
ニュースなどインターネットでいくらでも拾い読み出来る時勢に、唯一まともな新聞社としての産経の姿勢を評価して取り続けているというのに!

そこで産経新聞本社に電話してみました。
受付のおねーちゃんが取り次ぐのかと思っていたら、いきなり年配(たぶん)の男性社員が出て、お詫びとともに詳しく事情説明をしてくれました。
それによると、名古屋市中心部から南部にかけては中日新聞のシェアが圧倒的に強く、地盤の無い産経新聞は、中日新聞の集配所に相乗りして配達してもらっているとの事。中部圏で配る産経新聞は大阪で印刷しているが、中日の指定する届け時間にどうしても間に合わず、内容が翌日に繰り越されてしまうとのことです。
…あっそう。現状ではいかんともし難いワケね。…
社員の話は新聞業界のことにまで及び、優良企業の広告収入を背景に力を付けた中日新聞が東京新聞を買収した事(私は中日新聞が東京新聞の子会社だとずっと思ってました)や、某新聞社が地方でのシェアをなくして厳しい経営環境にある事(そこまでこちらから訊いた訳じゃないんですが)まで懇切丁寧に教えてくれました。
そして紙面についての意見も求められ、こちらの言う事をきちんとメモしているようで、そういうところはさすが報道機関です。
一日遅れじゃ速報性という事では話になりませんが、やはりオピニオン面や特集記事がいいので他紙に乗り換えるわけにもいきません。中部でもシェアが拡大するように努力してもらいたいもんです。
本日の修理品
ジーンズのポケットの底が開いてしまったものを修理しています。
日記にも何度か記載していますが、素材感にこだわっているジーンズほど、縫製に綿100%の糸を使用しており、風合いがよくてデニムになじみ易い反面、経年劣化で糸切れを起こしやすいのです。
修理はポケット周りのステッチのラインを上からタタいていくだけですから比較的簡単です。
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明日は店休日で、大阪へ出張します。
午前中にFUNNY本社で商談、午後は東洋エンタープライズの秋冬商品の展示会があります。エンドユーザーの方々から様々な要望もいただいていますので、きちんと伝え、商品に反映してもらいたいと思っています。
工業用ミシン糸
形状が似ているため、「チーズ巻き」と呼ばれる工業用のミシン糸です。
これは綿100%のカタン糸で、一巻5000メーターが基本の単位になります(ちなみに手芸屋さんでよく売られているポリエステルスパン糸は一巻200メーター)。
デニム修理用のブルーグレイの30番手(太)と50番手(細)、チノパンツの裾上げ用のカーキの30番手が納品されました。
この手の糸は、問屋筋でも現物は扱っておらず、毎回、国内デニムの産地、岡山の倉敷にある糸メーカーに発注しています。色は同系色でもかなりたくさんあり、サンプル帳で見当して注文しますが、染め上がった現物がサンプルとはイメージが異なることもたまにあり、結局ほとんど出番がなくて棚ざらしになっているはずれ品もあります。なにせ5000メーターですから、はずれると潰しようがなく、イタいことになります。
スタッズベルト製作中
定番商品として展開しているスタッズベルトを製作中です。
画像は二本爪(ツープロング)のスタッズを打ち込むための下穴を開けているところです。
穴開け用のプレスはフットペダルと連動して上下するようにセットしてあります。目打ち針はドリルの刃を加工したものです。二本爪のスタッズ専用の工具が国内では流通していませんので、いろいろと試行錯誤を繰り返し、自家製で対応しています。
タンニンなめしの牛革は、しっかりした腰と厚みがあり、その分抵抗が強いといえます。一本のベルトに120個ほどスタッズを打ちますので、その倍数穴開けが必要です。
地味で根気のいる作業です。
本日の修理品
袖口のニット部分が崩壊したA-2の修理品です。
当店が1995年に販売したバズリクソンズのA-2で、これは当時、協力関係にあったリアルマッコイズが製作し、バズリクソンズのラインで販売したものです。パッチやネーム類は販売後に当店で取り付けさせていただきました。
ここまでリブが傷んでいると簡易修理ではカバー出来ないので、東洋エンタープライズの指定工場で左右のリブを丸ごと交換します。丸胴編みのリブは、現在のバズリクソンズのフライトジャケットのラインナップから色の近いものを選択しますが、残った裾リブと全く同色にはなりません。(仮に当時のマッコイの袖リブがストックで残っていたとしても、15年着用したA-2の裾リブはかなり退色していますので同じ色にはなりませんけど…)
その点をご了解いただいた上でメーカーに送らせていただきました。
費用は左右で15000円前後、納期は一ヶ月以上とのことです。

*バズリクソンズ製品の修理についてお問い合わせいただくことが多いのですが、パーツ交換(ジッパー、リブ、スタッド等)を伴うメーカー対応修理につきましては、当店で販売した商品以外はお受けしておりません。お買い上げになった販売店にてご相談ください。当店に販売記録のある商品につきましてはメーカーへの発送、修理代の見積もり、納期管理等責任をもって承ります。
*パーツ交換の必要がない修理、カスタムワークは、都合のつく限り持ち込み品にもSHOP内で対応しております。
刺繍パッチ
数十年前、愛知県には一宮市周辺に刺繍を地場産業とする地域がありましたが、生産拠点がアジアに移り、刺繍を生業とする職人さんは激減しました。
そんな中でも、古い横振りミシンを自在に操り、入魂の作品を作り続ける方が少数ながらいらっしゃいます。
このスコードロンパッチは、そんな職人さんが、骨董品のようなシンガーの横振りミシンで絵を描くように一点ずつ製作したもののひとつです。台座には朱子織り(しゅすおり)されたレーヨン生地を用い、刺繍糸もレーヨン100%のものを使用しています。
一般的に流通しているコンピューター制御の刺繍機でつくられた量産品では出せない味わいがあります。今回は画像のフライングスカル含め8種類、各一枚ずつの入荷です。

価格3675円/製作者の意向により、店頭での販売のみとさせていただきます。
良書であるため、ご紹介
『果たし得ていない約束 三島由紀夫が遺せしもの』井上豊夫著 コスモの本

この本は当店のお客様よりいただきました。
三島由紀夫が楯の会会員の学生とともに、市ヶ谷の自衛隊駐屯地に立てこもり、自衛隊の決起と憲法改正を訴えて割腹自殺を遂げたのは70年安保の年です。当時小学生だった私には事件そのものはうっすらとした記憶しかありませんが、驚いた親父が直後に出版されたサンデー毎日の特集号を買ってきて、それが長い間自宅にあったので、後年、掲載されていた辞世の句や、檄文を読み返し、何となく理解出来たような気になっていました。
三島氏についての論評はたくさん出ていますが、これは楯の会の副班長を務めた著者が、三島氏の真意を後世に伝えたい一心で著したものです。直接関わった人間だけが知るエピソードなども綴られています。
終章として掲載された檄文の中に「戦後の日本が経済的繁栄にうつつを抜かし、国の大本を忘れ〜国家百年の大計は外国に委ね、敗戦の汚辱は払拭されずにただごまかされ、日本人自ら日本の歴史と伝統を穢してゆく〜」とあります。
三島氏の指摘は、残念ながら自決後40年経った現代日本にもそのままあてはまります。
それはとりもなおさず日本がいまだ戦後体制を脱しきれていないということに他なりません。
盛者必衰
先日のニュースより 
レナウン:中国の「山東如意科技集団」が買収を正式発表 
経営再建中のアパレルメーカー「レナウン」は24日、中国の繊維メーカー「山東如意科技集団」(山東省)と資本・業務提携を結ぶと発表した。レナウンが山東如意を引受先に約40億円の第三者割当増資を7月末に実施。山東如意が41.18%を出資する筆頭株主となり、取締役も3人出す。レナウンは山東如意の傘下で再建を目指すが、東証1部上場企業が中国企業の傘下入りするのは初めてと見られる。 レナウンは主力の百貨店向け衣料品販売の不振などにより、近年経営が悪化。英高級ブランド「アクアスキュータム」や本社ビルの売却などを進めてきた。だが、「ブランド力の低下を前に打つべき手も限られ」(他のアパレルメーカー)、10年2月期連結決算の最終損益は109億円の赤字と4期連続で最終赤字を計上するなど経営不振に陥っていた。北畑社長は「歴史の長いブランドが多い半面、近年開発したブランドやプロジェクトが実を結ばなかった」と話した。
(以上引用)

かつては押しも押されもせぬ日本を代表するアパレルメーカーでした。
社員の士気も高く(給料も高く)、鼻息も荒く、多数のブランドを擁し、個性的なTVコマーシャルで一般の方にもなじみのあった大企業が、この凋落ぶりです。
巨大企業ゆえのフットワークの悪さが災いしたのでしょうね。
事実上中国企業となってしまったわけで、往時の勢いを知る人間としては複雑な心境です。