2013年1月

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エドウィンの凋落
ジーンズ業界関係者の間では知らぬものはいないエドウィン倒産の危機。
なんと10年以上前から粉飾決算を続けていて、数百億の債務超過になっているのが昨年発覚した。
国内のジーンズ専業メーカーとしては最大規模で、EDWINの他、米ブランドLeeやラングラーの日本国内での製造販売権もここが持っている。ナショナルブランドを擁して中間価格帯のジーンズでのシェアを大きく占めてきたのだ。ブラッド・ピットを起用してのTVコマーシャルはまだ続いているようだが経営的には破綻している。バリューのある各ブランドはどこかに身売りし、ブランド自体は存続するだろうが、まだはっきりしていないようである。
当店は一度もおつき合いしたことは無いが(当店で唯一扱っているラングラーサーマルジーンズはアメリカからの輸入品)、ジーンズ専業メーカーの敗退は残念なことである。
D-1の身幅詰め
シープスキンジャケットD-1のリメイクの仕上げです。

画像1/脇下を基点にウエストで片側4センチづつ絞った状態。縫い代が嵩張るため、折り返し部分の毛は短く刈り取る。

画像2/表側から取り外したレザーテープをシームに沿って縫い付けて完成。

画像3/ビフォー。

画像4/アフター。胴回りでマイナス8センチ。
タンクペイント
関東の方からバイクのタンクにノーズアート風ペイントを施すという仕事をいただいており、下地塗装を終えた状態のタンクが送られてきました。
かなり以前に、マスタングタンクにエアブラシと刷毛を併用したペイントをしたことはありますが、今回はすべて筆を使ったペイントで、A-2のバックペイントと同じ手法で描きます。ご指定いただいたのは銃を持ったグラマラスな女性の絵柄です。
エアブラシと違い、筆跡の凹凸感が残りますが、あえて手描きの雰囲気を残した仕上げでというオファーです。
本日の修理品
お預かりしていたビンテージ501XX(ダブルエックス)の修理の仕上げです。
いくつかの修理案件が同時に進行しているため、ポケット口のみ修理した状態で日があいてしまいました。
身頃にポッカリ開いた大穴にデニムの裏張りをした上でかけついでいきます。生地が弱っているため、当て布はタテに25センチほど取って大きくカバーします。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
パッチ縫い付け
程良くアタリの出たN-1は一昨年お買い上げいただいたバズリクソンズの製品(1944年型ネイビーブルー)。
右胸にVF3の刺繍パッチを縫い付けました。
シルバーブレスレットサイズ直し
シルバーのブレスレットをロウ付けでリメイクします。
お買い上げいただいたドッグボーン状のブレスレットは女性向けでやや短めのため、男性のお客様の手首回りに合わせてチェーンを別物に交換します。

画像1/オリジナルの状態と交換用のコマの大きなチェーン。この交換用のチェーンは以前ネックレスのサイズを詰めた時に余ったもの。これで3センチほど長さを伸ばす。

画像2/元のチェーンをカットして取り外した状態。

画像3/先端のドッグボーンをチェーンの一方の端に取り付けてロウ付けする。この最初のロウ付けで使用するのは5分ロウ。バーナーで750度に熱して溶着する。

画像4/チェーンの反対の端をドッグボーンの先の丸カンに通す。

画像5/バーナーでロウ付け。こちら側には620度で溶ける早ロウを使用。ロウ付けはシルバー全体に熱を加えるため、後で付ける方に溶解しやすいロウを使用する。これが逆だと、後の部分を付ける熱で最初のロウ付け部分が溶けてしまう。

画像6/熱で色焼けした表面をディップで漂白し、軽く磨いて完成。

*シルバー製品の修理は、当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。
D-1の身幅詰め
遠く長崎県の方からご依頼いただいたリメイクに取りかかっています。
D-1は本来地上クルー用の防寒ジャケットで、作業着の上から着用出来るようにルーズなシルエットになっています。絞りの無い寸胴なボディにはアジャスターも付いていません。
その点でどうも着合わせにくいので、身幅を細くしたいという御要望です。
両サイドで袖下から裾にかけて詰めていきますが、シームは縫い合わせた上からレザーテープがたたきつけられているので、解体作業から入ります。

画像3/裾の折り返しのステッチを解体し、レザーテープを裾から上へ外していく。レザーテープは再使用するので、傷めないように注意します。

画像4/今回はウエスト部分で片側で4センチづつ、胴回りで8センチ細く仕上げます。

他の修理品と同時進行のため、残りの作業は日を置いてからおこないます。
本日の修理品
現在お預かりしているビンテージ501XX(ダブルエックス)は相当に傷みが進んでいます。
今回は後ろポケット周辺を修理しますが、ポッカリ穴が開いたところは大きく裏張りをする必要があります。ポケットを一旦取り外したいところですが、隠しリベットがあるためこの状態で作業を進めます。
ストロングスタイル(SS)
ストロングスタイルというパンクバンドをご存知だろうか。
パンクと言うジャンルを好んで聴く人はそう多くないだろうが、その世界では名の知れた存在であるらしい。中部地区を拠点にライブ活動で全国遠征することも度々あるようだ。
かくいう私も、カントリーと戦時唱歌ぐらいしか聴くことが無いので、ほとんどなじみの無い世界であった。
しかし、このバンドの中核メンバーとしてギターを担当するUCHIDA氏は20年ほどもおつきあいのあるお客さまなのだ。彼の所属するSSがそのスジでは有名であることは、他のお客さんを介してつい最近知った次第である。UCHIDA氏は平素はシャイなので、自己宣伝めいたことを嫌うのである。しかしせっかくなので、来店の際の画像と共にここでご紹介させていただこう。直近のライブは1月23日名古屋 CLUB QUATTROにて行われる。

*ストロングスタイルのホームページはこちら→http://www.strongstyle052.com/
名著であるため、ご紹介
『この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』 門田隆将 集英社

「義には義をもって返す」の精神で台湾を中国から救った旧日本軍人の実話。
終戦後4年を経た昭和二十四年、元陸軍中将根本博は蒋介石を救うため、わずか数名の有志とともに老朽化した密航船に乗り込み台湾を目指す。誰に命じられるでもなく義のために一命を懸ける元陸軍中将。彼をこの行動に駆り立てたものは何であったのか。
内蒙古で終戦を迎えた根本は、迫りくるソ連軍を前にして、本国からの武装解除命令を断固拒否し、部下の将兵、在留邦人を守るために交戦を継続した。交戦で時間を稼ぎ、結果的に多数の日本人を北京を経て帰国させることに成功した(武装解除に応じた関東軍の将兵らは無法なソ連によってシベリア送りとなった)。
その際に戦時中は敵将であった蒋介石が、内地へ引き上げる日本人同胞に最大限の便宜を図ってくれた恩義を深く心に刻む。終戦に際して死を覚悟した根本らは救われ、だからこそ、数年後に中国を追われた蒋介石の窮地を見過ごすことは出来ず、彼らとともに死ぬ覚悟で台湾に渡ったのだ。
軍事顧問として着任した根本は、抜群の統率力と戦術で中共軍から金門島を死守し、それが現在でも中国に最も近い台湾の軍事拠点となっている。
残念なことにこの日本人義勇兵の偉業は、微妙な政治バランスの上に成り立つ台湾の国史からは抹消されたままだったが、2009年になって国民党政府により遺族関係者に直接謝意が伝えられた。
義を貫いた帝国軍人と、友好国台湾の深い関わりが丹念な取材によって証される名著。
本日の修理品
50セントキーホルダーのナスカンの軸が摩耗して抜け落ちる寸前でお持ちになりました。
ナスカンを新品交換しますが、取り付け部分はワンウェイスナップのメス側でカシメられているので、カシメを取り外す必要があり、スナップボタンごと新品交換になります。
当店ではナスカン、スナップ共、常時各サイズをストックしておりますので即時対応可能です。

画像上/修理前。

画像中/革に傷をつけないようにカシメを削って取り外した状態。

画像下/新品のナスカンを挟んで打ち直し。900シルバーのコンチョを磨き、くたびれたレザーにオイルを入れて修理完了。

*通販でお買い上げいただいた遠方のお客様も、修理品をお送りいただいて対応しておりますのでご利用ください。
スタッズウォレット完成
トイズマッコイ・BECKウォレットのカスタムの続きです。
フラップ前面に二本爪のスタッズを打ち込んでいきます。

画像1/先日持ち込まれた時点で破損していた上側のスナップ釦は、スワロフスキーのガラススタッズに変更済み。

画像2/コバと中央部に穴あけのためのマーキング。

画像3/穴あけ完了。

画像4/スタッズをセットしてカシメ打ち。今回コバにはピラミッド型のスタッズを使用。

画像5/フラップ裏側。このウォレットはフラップ裏にカードケースなどが無いため、スタッズの後付けが可能。
フェイク塗装(その伍)
昨年末にグリーン系の油性ペンキでシャッターを塗装し、さらに余った塗料でガベージ缶を塗装したが、それでも微妙に塗料が残ってしまった。
缶の中に残った油性塗料はしっかり蓋をしたつもりでも硬化してしまうことが多いので、基本的に使い切ることにしている。
そこですでにグリーンで何度も塗装している正面扉のアルミサッシに、さらにパテでマチエールを加えた上で塗装し、凹凸感のあるオンボロな表情を追求することにした。
店舗改装でも使用したエマルションパテは肉痩せが少なく、硬化すると強度もあるのでよく利用する。これをヘラでランダムに盛りつけ、乾いてから全体を上塗りした。
最後にナイロンたわしで表面をこすってテカリを落として出来上がり。
本日のニュースより
鳩山元首相は「国賊」=小野寺防衛相

小野寺五典防衛相は17日夜、BSフジの番組に出演し、「尖閣諸島を係争地と認めることが大事だ」との鳩山由紀夫元首相の中国での発言について「日本にとって大きなマイナスだ。言ってはいけないが『国賊』という言葉が一瞬、頭をよぎった」と述べ、強く非難した。
防衛相は「係争などなく(尖閣は)固有の領土なのに、中国側は、日本の元首相はこう思っていると世界に宣伝し、いかにも係争があるかのように国際世論がつくられてしまう」と懸念を示した。
(以上引用)

ミスター売国奴こと鳩山由紀夫が支那で予想以上の発言をブチかました。
もう、やることなすこと全てが見事に国益に反している。
『死んでほしい政治家ランキング』というのがあったら全力で推薦したい。
本日の修理品
今回はビンテージのリーバイスジャケット、70505のカフス修理です。
カフス先端の折り返し(わ断ち)部分が擦り切れてパックリ口を開けた状態になっています。本格的な修理では一旦カフスを取り外してカケツギますが、今回それをやっても、製造最終工程でカシメ付けられた釦とボタンホールの付近まで裂け目が広がっており、生地をひろげてタタくことは出来ません。
そこで裂け目に補強テープを差し込み、サンドイッチした状態で細かく並行してステッチをかけました。

画像上/修理前。

画像中/カフス先端に一回り補強テープを挟み込む。

画像下/修理完了。
パッチ縫い付け
ベースはバズリクソンズが2000年に製作したMA-1の1958年型です。
このタイプはこれ以降フェードアウトし、製作されていません。フロントファスナーはコンマー社の真鍮黒染めが付けられ、下前立ての上端が顎に干渉しないように円形にカットされています。
関東のお客様からの依頼で、流通品のビニールのネームケースと当店の刺繍パッチを縫い付けます。
本日のニュースより
鳩山元首相が訪中

鳩山由紀夫元首相が15日、中国・北京を訪問した。中国側の招待によるもので、同日夜には中日友好協会会長の唐家※(※=王ヘンに旋)前国務委員と会談。鳩山氏は今回の訪中で高官らと会談し、緊張状態が続く日中関係などについて意見交換する。
鳩山氏は16日、国家指導者や外務省幹部らと会談する。17日は江蘇省南京市で地方指導者との会談が予定され、18日に帰国する。
(以上引用)

中国軍参謀部が全軍に臨戦態勢を指示するなど不穏な動きを見せている中、またこのバカがのこのこと誘き出されていった。
もはや国内的にはほとんど影響力が無いとはいえ、世界から見れば日本の元首相には違いない。支那人からすれば上手くたぶらかして自分たちに有利な発言を引き出すのにうってつけ。
日本にとっては存在そのものが国家リスク。

マジで死ね!鳩山。…ついでに管も死ね♪
スタッズウォレット製作中
トイズマッコイがプロデュースし、製作をファニーが請け負ったコラボのBECKウォレット。
フラップ先端のスナップ釦が破損した状態で持ち込まれました。スナップのキャップには別注のBECKロゴ入りのものを使用しており、同様のものはマッコイズのショップでないと対応出来ません。その旨お伝えしたところ、破損したスナップ部分をスタッズに変更し、表面にもスタッズで意匠出来ないかとのこと。このウォレットはフラップが一枚仕立てで打ち込みが可能なのでお受けしました。
とりあえずスナップ部分には現物合わせでネジ式のスタッズ(純銀台座のスワロフスキー)とファニーのソケットを加工して取り付けてみました。
後の意匠は日を置いてから取りかかることにします。
今回も廃材利用がテーマで…
昨年末、所用で母方の親族を訪ねた。
常滑市の鬼崎というところで、かつてその海岸に張り付くような長い敷地で、祖父が料理旅館をやっていた。今は海岸沿いにあたらしい港も整備され、レジャーボートなども係留されているが、さすがにこの時期は人の出入りも少ない。その日も釣りをしているオジさんが一人いただけだった。この懐かしい場所に来ると気晴らしに海沿いを散歩するのだが、堤防を降りて砂浜を歩くと、いろいろな漂着物が転がっている。その中には私好みのシャビーな流木などが転がっていたりするので、持ち帰ってディスプレイに役立てることがある。
そこで今回発見したのは船の係留に使う太いロープ。端が千切れた3メーターほどのもので、波に洗われたヤレ具合に感性を刺激され、思わず砂の中から拾い上げた。以前ファニーのホールセール場で、カウボーイが使う縄を購入してディスプレイで使っているが、新品なので味気なくてイマイチだったのだ。
この海岸に流れ着いたロープはきれいに砂をはらわれ、浜辺のゴミから当店の演出小道具のひとつに昇格した。
コンチョベルト製作
久々にコンチョベルトを製作します。
ベースとしてお選びいただいたのはファニー定番のバスケットベルト。これに小さめのF101コンチョと、二つ置きに大径のブライドルコンチョをビッシリ取り付けていきます。

参考価格/ベルト9500円
     F101コンチョ700円×12=8400円
     ブライドルコンチョ1000円×5=5000円

     *総額22900円