2017年5月

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BUCOヘルメットリメイク
スナップボタンの打ち替えくらいならやっていますが、今回のようなオファーはたぶん最初で最後になるかと思います。
BUCOのビンテージヘルメットに、大型のイヤーカバーを取り付けるというもの。
このハーフタイプのヘルメットは、側だけ残して内装は専門職により一新されています。
その際に、追加でシャギーの付いた大型のイヤーカバーも製作したようですが、ループで留めるだけのもので不安定なので、ミシンでガッチリ本体に縫い留めてほしいという事。
元のイヤーカバーとストラップは、貴重なBUCOの刻印入りリベットで固定されているので、解体せずに縫い留めを行う予定です。

画像1/BUCOのハーフタイプヘルメット。ビンテージヘルメットは近年人気が沸騰し、高額になっているそう。内部のスポンジ類はボロボロになっていたのを張替え済み。

画像2/年代を感じさせるスナップボタンの錆。

画像3/合成皮革に人造毛を縫い合わせて作られているイヤーカバー。
レンタル工房にて
DIY製作したいお客様に、当店の作業スペースとミシン、工具類をお貸ししています。
今回はシュガーケーンのスタンダードジーンズ2本をお持ちになり、膝のパンク修理、ポケット口のカケツギ等にトライしていただきました。
細部は職業用ミシン、太糸を使う部分では工業用ミシンと使い分けての作業です。
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レンタル工房につきまして

モノ作りが好きな方、手持ちの衣料や小物を修理したり、リフォームしたい方、当店の作業スペースとミシン、工具類を時間でお貸しいたします。
初心者や工具の使い方がわからない場合も、きちんとサポートいたします。

*ジーンズの修理やリメイクを自分でしてみたい。
*レザーの鞄や袋物を縫ってみたい。
*スタッズベルトを作ってみたい。

等々、自宅では困難な作業もここでなら可能です。
趣味でモノ作りをしている方やセミプロの方でも、プロ用のツールをすべて揃えるのは大変です。
当店で、お好きな時間に必要なツールをご利用いただけます。

地縫いミシン2台、革用ミシン、チェーンミシン、横振りミシン、ロックミシン2台、革漉き機、リベッター、レザークラフト工具一式、シルバークラフト工具一式を揃え、あらゆる作業に対応できます。

<要予約> 平日のみ 1時間/1500円(+消費税)
縫製糸以外の材料代がかかった場合は別途申し受けます。

平素当店とお付き合いの無い方、身元の分からない方のご利用はお断りいたします。
コインケース弐号完成
縫い合わせの前段階でストップしていたコインケースの試作続き。
コバの縫い代には余裕を持たせて裁断しており、上下を縫い合わせてからあらためて縁をカットする。
ミシン縫製の場合、変形モノは縫いずれが生じやすいので、この手順の方が仕上がりが綺麗。

画像1/外回りを地縫い。

画像2/コバステッチに沿って余分な縫い代をカット。

画像3/裁ち端に糊を塗って磨き、毛羽を押さえておく。

画像4/完成。
お客様のマスタング
初代の1965年式289。
以前、リー・アイアコッカ(クライスラーの社長)の自伝を読んだが、フォード社在籍時代にこのマスタングを開発し、爆発的に売れたくだりが、思い入れたっぷりに綴られていた。
どこから見ても美しい。
ネームプレート製作・縫い付け
岐阜県から電車を乗り継いでご来店くださったお客様のA-2。
なつかしいUSAロストワールド社の製品で、バズリクソンズがブランドを確立する以前から流通しており、当店でも昔扱っていました。

A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ(サイズの変更も可能)、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。

価格¥3000(縫い付け工賃はA-2の場合1500円)

ディアスキングローブリメイク
今年の1月にも同様の加工を承りました。
ジャケットの袖口に干渉しないように、グローブの持ち出し部分をカットするというリメイク。
前回は裏地なしのタイプでしたが、今回はシンサレートの保温材が入っているので、裁ち端を上手く包み込んで始末しました。
使い込まれて脇の縫い目がパンクしかかっていたので、裏側から縫い直す修理も行いました。
本日の修理品/シュガーケーン 砂糖黍ジーンズ
シュガーケーンの砂糖黍ジーンズは、ハワイ産のサトウキビ(の繊維)を使ったモデルと、沖縄産のそれを使ったものの二種類の展開です。
今回の修理品はハワイ産の方。
リーバイス系と同様の右綾織りで、幾分青みがかった生地。
左膝に小さな穴が開いている程度ですが、大きくならないうちに補修しておきます。
MADE IN OKAYAMA
倉敷の児島(島ではない)に本拠を置くデニムブランド、エターナルの営業さんが車でご来店。
往路は集中工事の車線規制に引っかかって、とんでもなく時間がかかったそう。
かなりお疲れのご様子だった。
嵩張る商品サンプルを携えての営業回りは基本的には車でということになる。
人手の足りないメーカーさんは、一人がカバーする範囲がとてつもなく広い。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
シュガーケーンのSC41947。
昔ながらの耳付きデニムを使用し、価格は12800円(税別)でずっと据え置いているコストパフォーマンスに優れたジーンズです。
綺麗に色落ちしていますが、各部に傷みが出ているため、お預かりして一通りリペアをおこないます。

画像1/47年の501を模した、ゆったりしたシルエット。

画像2/左右のポケット口がパンク。

画像3/芯糸が傷んで緩んでいるボタンホールは全て補修。

画像4/裾の擦り切れもタタキで補修します。
パッチ縫い付け/タンカース
本来戦車兵用のコンバットジャケットながら、飛行兵にも着用されたタンカース。
腕に縫い付けるCBI章は、在庫が残り二枚です。
心斎橋にて
昨日は猛暑の中、恒例の大阪出張。
東洋エンタープライズの展示会場近くの道頓堀橋を通ったら、観光船が客をいっぱい乗せて、ゆっくりと道頓堀川をクルーズしていた。すぐ近くのドンキ・ホーテの前が発着場になっているみたい。
ヘドロが堆積していて奇麗な川ではないが、川風は涼しそうでちょっとうらやましい。
ネットでお買い物…コミック版「虹色のトロツキー」
知ってる人は知っている、旧満州を舞台にした歴史漫画の大作。
日蒙混血の青年を主人公に据えたフィクションだが、実在の人物を多数登場させ、またその人物描写も巧みである。
関東軍参謀の石原莞爾はじめ、辻政信、甘粕正彦、東條英機、岸信介らが活動する大東亜戦争直前の支那大陸。「五族協和」の理想のもとに、日本軍のスパイとして教育を受ける主人公。そして対ソ戦略の一環として、ソ連を追われて亡命中の革命家トロツキーの身柄を確保する密命を帯びるのだが…。
1990年代の作品のコミック版で、古書でセット売りされているのを購入した。
作者の安彦良和さんは、「機動戦士ガンダム」の作者としても有名。
コインケース弐号製作中
小ぶりなサイズのコインケースの試作続き。
今回は二つ折りしたときにボタン留め出来るようにするが、スナップボタンを表まで貫通させると容量が減るので、内側だけに取り付けることにした。
普段あまり使わないセグマ(SEGMA)というアメリカ製のスナップを使ってみた。

画像1、2/セグマのスナップは、ベルトのバックル留めや、A-2に使われる。

画像3/端を縫い合わせる前に、裁ち端に糊を塗って毛羽を押さえておく。

画像4/切り抜いたコインの出入り口の反対側にあたる部分も、糊で仕上げておく。
フェローズの冬物企画
フェローズから送られてきた冬物商品の企画資料。
これから夏に向かうこの時期、我が業界は、冬物の商談が大詰めを迎えます。
発注から納品までのリードタイムの長いメンズのアパレルメーカーは、この時期に受注を取らないと間に合いません。そのためにサンプルで展示会を行い、各地から集まった販売店がそれを見て発注をおこなうというのが普通の流れです。
ただ、当店では担当氏にお願いして、サンプルの撮影画像をディスクに焼いてもらい、発注書と一緒に郵送してもらっています。
フェローズの展示会は東京のショールームで行われるため、当地から出張っていくのはなかなか大変なのです。
ちょっと横着ですが、取引関係も長いので、ご配慮いただいています。
夏日
今日の愛知は30度超えの予想。
でも、湿気がないので過ごしやすい一日になりそう。
今年はまだ冷房を使っておらず、正面扉を開けたままで営業中。

*フロアマットで爪とぎしているのは、当店の飼い猫ではありません。
コインケース弐号
この4月に、10年ぶりに再始動したコインケースの製作だが、ジーンズのフロントポケットにすんなり入る大きさが良いといったご意見があり、検討してみた。
現状でも入るのだが、幅を1,5センチほど削れば収まりが良い。同時に、スリム化するために外回りのパイピングは省き、二つ折りしたときに内側で留めるボタンを追加する仕様で試作することにした。

画像1/新たに作った型紙を乗せ、革を粗裁ち。薄茶のベジタブルタンニングの革を使用。

画像2/コバの縫い合わせ部分の裏側を漉いておく。

画像3/漉きあがり。

画像4/コインの出入り口を抜く。
トップルーフもエイジング
今日は快晴で、風も無いので、営業開始前に屋外でちょっとペイント作業を…。
先日購入したテクスチャー塗料を使って、JA11のエイジングをFRPのルーフにまで拡げてみた。
四隅の、錆が来そうなところにスポンジで塗料を乗せ、乾燥後に錆塗料でペイント。
お試し
購入したばかりのテクスチャー塗料を使って、柱や壁に取り付ける大型のフックを塗装してみた。
ユニクロメッキされているので、サンドペーパーで足付けをおこなった上で作業開始。

画像1/骨材入りの塗料をスポンジで斑に塗布。

画像2/乾いた後、グレーのテクスチャー部分を覆うようにブラウンの錆塗料を上塗り。

画像3/さらにイエローの錆塗料を重ねながら、ボカシを入れる。

画像4/エイジング完成。塗膜はかなりしっかりしている。本物の錆と違い、衣類に付着する心配もない。
いただきもの
西尾市のお客様が、タミヤの1/32スケールの組み立てキットを使用し、細部まで忠実に作り込んだ労作。
言わずと知れた帝国海軍の主力戦闘機であるゼロ戦。
正式には三菱海軍零式艦上戦闘機の五二型で、大東亜戦争の後半から終戦まで投入された型式。
しばらく店頭で鑑賞させていただきいた後、しかるべきところに奉納させていただく予定。

画像1/一切の無駄を排した機能美。黄金比のフォルム。

画像2/コックピット内も細かく作り込まれている。

画像3/針の先ほどのリベットにも色が入っている。

画像4/日の丸部分はエアブラシで塗装。

画像5/(敵が)低空から見上げた時に、空の色と同化するように機体の下半分がグレーになっている。