店長日記

7003

スコードロンパッチ鋭意制作中
ジョリーロジャーのレザーパッチは下部に文字入れ中。
今回は仕上げにエイジングを施した上で取り付けを行います。
本日の修理品/A-DIRTY ネックウォーマー
今日の深夜からビンテージハーレーで温泉地へ向かうお客様からの特急依頼。
ネックウォーマーのスナップボタンが留められないので見て欲しいとのこと。確認すると、メス側(上側)の軸が傾いた状態で取り付けられ、中心にバリが出たままになっています。
治具を使えばこんなことにはならないので、ハンマーで手打ちしているような仕上がり。
スナップボタンは規格が様々で、合わなければ上下共交換しなければなりませんが、同一のものが在庫でありましたので、メス側のみ軸を削って外し、打ち直しを行いました。
スタッズベルト制作開始
今回使用するスタッズは、真鍮製で表面に花柄がエンボスされたもの。
帯のコバに並列に取り付けを行います。
スコードロンパッチ鋭意制作中
オーダー製作中のジョリーロジャースのレザーパッチ。
今回は出隅の多いスカル&ボーンズを先に描き込み、その後背景色で際を塗っていく手順で進めております。
本日の修理品/トライアンフ ジーンズ
持ち込みの修理依頼で、後ろポケット留め部分が破れたポリウレタン混ジーンズ。
伸縮生地は、タタキ修理をおこなった跡がボコつくので、綺麗に仕上がり辛いです。その点もご了解いただいた上で作業を行いました。
裏から接着芯を大きめに貼って穴開き箇所にタタキを入れ、シームとポケット周りのコバステッチの上にミシンをかけて芯地の端を留め付けてあります。
大阪出張
昨日は一か月ぶりの大阪日帰り出張。
心斎橋で開催される東洋エンタープライズの展示会に、一足先にお邪魔した(本来の開催日程は本日19日から)。
当店の都合で店休日(火曜日)に設営中の展示会場に出向き、来夏の商品サンプルを確認させてもらっているのだ。当店を長年担当してくれていた野崎さんは前回の展示会後に定年退職し、後継の鈴木さんとの商談。
鈴木さんは、東洋では珍しい「生え抜き」の社員で、新卒入社組。
東洋に限らず、流れ者が多いアパレル業界においては少数派じゃなかろうか。
キャリアも長く、生産現場から店頭の事も良く分かっていて、的確に判断できる人。大柄でゆったりした語り口だが、客注案件には光の速さで対応してくれている。
展示会を辞した後は、谷町9丁目で半田市のお客様が経営する紅茶専門店「ティールームグランドツアー」さんを再訪。ロイヤルブルーのビロードの内装、アンティークのテーブルや椅子、高価な茶器で供される本格的なティーとスイーツを堪能し、夜に愛知に帰着。
ウォッチブレスレットの電池交換
エレファントのウォッチブレスレットの電池交換を承りました。
当店で販売するKC'S(ケイシイズ)のウォッチはシチズン製クオーツで、販売時に、内蔵されているボタン電池で針を動かし、動作確認の上でお渡ししております。
電池の寿命は最長2年で、電池切れの場合には店頭に常時交換用の電池をストックしておりますので、格安にて即時対応いたします。

*工賃込みの価格660円(税込み)

*当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。
ーーーーー
近年、この製品が、電化製品の磁気を帯び、不動になってしまうケースが時々あります。
クオーツのモーターや針は電化製品(主にスマートフォン)の近くに置くことで磁気を帯び、帯磁します。
この状態では、裏蓋を開けて新しい電池をセットしても正常に作動しません。
こうした場合、専門職で検査及び「磁気抜き」することは可能ですが、文字盤(2200円)を新品交換するより高くついてしまうので、現実的には文字盤ごとの交換になります。
販売時のギャランティがあっても、機械的な故障ではないので補償対象外です。
スコードロンパッチ鋭意制作中
ご注文いただいたジョリーロジャースのレザーパッチ2枚を制作。
今回は絵柄を先に描き込み、背景色で出隅を塗っていく手順で進めます。
A-2
一連の作業完了。
上糸はコバの色に合わせ、下糸は裏地の色に合わせて取り付けしております。
A-2カスタム
完成したネームプレートと、お客様持ち込みのスコードロンパッチ、ショルダーパッチをA-2に取り付けていきます。
ジーンズ裾上げ
セレクトショップさんからのお預かり分。
裾含めて全行程ポリ糸縫製で、インシーム側で縫い留めてある仕様。
オリジナルに準じてインシームで縫い留めしました。

ジーンズの裾上げにつきましては、繁忙期以外は持ち込み品にも対応しております。

糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。

製品持ち込みの場合(チェーンステッチ)/¥1650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550)

*製品持ち込みの場合、予め採寸し、仕上がり位置をご指定下さい。当店でアシストはいたしません。
*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
ネームプレート制作中
お客様のフライトジャケットに取り付けるネームを制作中。
乾燥を待って縁をカットし、縫い付けを行います。

A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ(サイズの変更も可能)、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。
ワトコオイルで仕上げた状態。
先月、昔から取り引きのある木工職人さんにブーツジャックの製作を依頼、本生産分が仕上がってきた。
高級家具用の端材を使って、一点ずつ削り出し。
当初は天板に太鼓鋲で革を張ろうと考えていたが、綺麗な木目が出ているので、これを活かしたオイル仕上げの方が良いと判断した。
素地の状態で収めてもらい、当方でワトコオイルを使って仕上げ。
試作では4種(ローズウッド、チーク、ウォルナット、オーク)を使ったが、結局ローズウッドとオークの二種に絞っての製作。
ちなみにローズウッドとは、日本では紫檀の名で流通していて、家具や楽器、仏壇などに使用される高級素材。海外ではナイフの柄や、拳銃のグリップなどに使われてきた。製材の時に切り口から薔薇の香りがするので、この名があるとのこと。製品化された状態では分からないが…。
ワシントン条約の対象品種に指定され、現在国内ではほとんど流通していない希少な材料。
サスペンダー用ボタン取り付け
お客様のご要望で、お買い上げいただいたフェローズのチノパンツにサスペンダーボタンを取り付け。
ボタンは汎用品のユリア製四つ穴。
前見頃の取り付け位置は、脇を基準に左右同位置としました。
実は左右フロントループは、視覚を優先してトップボタンから同寸法で取り付けられており、実際の前中心から左身頃側にオフセットされています。そのため、取り付けたサスペンダーボタンを前から見ると右見頃側に寄っているように見えます。
A-2カスタム完成
お客様のオーダーで、A-2のエポーレットに大尉章を直接ペイント。
A-2カスタム
今回は、マッコイズA-2のエポーレットに陸軍航空隊大尉の肩章をペイント。
クロスステッチの上に直接描き込みます。
本日の修理品/シュガーケーン スタッズベルト
シュガーケーンが20年以上継続生産しているギャリソンベルトのスタッズ仕様。
バックル留めの手縫い糸が二列とも切れ、接着剤で留められている状態。
残った糸を抜き取って、シニューで再縫製を行いました。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
ボロボロ状態だったシュガーケーン1947の修理完了。
パッチワークは、裁ち残りのデニム地を使ってランダムに…。
地縫いミシン2台とジグザグミシンを使い、カタン糸は白の20番手と30番手、紺の30番手、ライトグレーの30番手と50番手使用。