店長日記

6983

フェイク塗装
インテリアのDIY塗装は、2023年の7月にフィッティングルームのティンパネルをペイントして以来なので久々。
今回思い立ったのは、マチエール用の骨材(塗面にザラザラ感を出すもの)が使用期限を超えていて、硬化が始まってしまったのに気付いたから…。
使えるうちに使ってしまおうということで、とりあえずフィッティングルームの床タイルの出隅とフロア板の間に取り付けてあるアルミ板を塗装してみた。
2012年の改装時からのものなので、ずっと無機質なアルマイト処理のままだった。
いつか何とかしてやると思いながら、10数年が経っていたもの。
アルマイトの表面を軽くサンディングし、マチエールを塗った後に、エイジング塗装。
壁のティンパネル(ビニール材)同様、錆びない素材にあえて錆塗装を施す。
ジーンズ裾上げ
先週末にセレクトショップさんからお預かりしたデニム2本。
各々カタン糸20番手を使用。

ジーンズの裾上げにつきましては、繁忙期以外は持ち込み品にも対応しております。

糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。

製品持ち込みの場合(チェーンステッチ)/¥1650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550)

*製品持ち込みの場合、予め採寸し、仕上がり位置をご指定下さい。当店でアシストはいたしません。
*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
シルバーネックレスリメイク
お客様のご要望で二連ペンダントの小さなクラスプ(スプリング留め具)を、スターリングシルバー製のマンテル(リングとTバーの留め具)に取り替え。
Tバーがギリギリ通る大きさのOリングに通すと、チェーンとペンダントヘッドの重みで固定されるという単純なもの。
慣れれば小さなクラスプより留めやすいのではないでしょうか。
デザイン的にも、武骨なペンダントヘッドにマッチしています。
N-1カスタム
2001年に販売したM品番のN-1ジャケット。
ヤレ感がビンテージそのもの。
米海軍艦艇ソードフィッシュの刺繍パッチを取り付け。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
シュガーケーン1947の修理続き。
プレスで伸びきった穴周辺の生地を追い込んで平面を出し、裏から接着芯地で固定。
今回は裏打ちするだけではなく、表からランダムにパッチワークをおこないます。
パッチワークには、ストックしている裁ち残りのデニム地を使用。
ジーンズ裾上げ
持ち込みでウエアハウスのデニム。
甘めの撚糸で織られたざっくりした風合い。
やや細めの30番カタン糸で裾上げ。

ジーンズの裾上げにつきましては、繁忙期以外は持ち込み品にも対応しております。

糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。

製品持ち込みの場合(チェーンステッチ)/¥1650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550)

*製品持ち込みの場合、予め採寸し、仕上がり位置をご指定下さい。当店でアシストはいたしません。
*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
(株)THE WOODさん訪問
今回、ブーツジャックの製作をお願いしているのは市内にある(株)THE WOODさんで、前身の久野家具デザイン工房時代からのお付き合い。
ご主人に実際の製作過程を撮らせてくれないかとお願いしたところ、快諾してくださったので、昨日お邪魔した。
元々、当店の建築を請け負ってくれたイエローガレージさんのご紹介で、過去に什器の製作もお願いしている。
広い敷地には最新の大型NC機も置かれているが、そんなものを駆使する仕事でもないので、昔ながらのハンドメイドの木工作業となる。
前回試作品はトニー・ラマのスプルース材のブーツジャックを元型に製作してもらったが、より安定感のある幅広に形状を変更してもらうことにした。密度の高い無垢板を贅沢に使い、接地面の角度調整などは熟練職人のワザが光る。
当初は天板に太鼓鋲で革を張ろうと考えていたが、せっかく綺麗な木目が出ているので、これを活かしたオイル仕上げの方が良さそう。

工場で製作風景を撮らせていただいた後、久野さんが事業用と趣味を兼ねてあらたに購入した市内の山林も見学させていただいた。
住宅地に接する山林(一部は宅地で建築可)で1000坪!もあり、国道にも接道している好立地。2年ほどかけて自ら整地し、現在は資材置き場になっている。高台で風通しが良く、敷地周辺の巨木を伐採せずに残しているので、キャンプ場に来ているのかと錯覚するくらい。ロープをかけてブランコが出来そうな枝ぶりの木が何本もある。幹線道路から少し入る立地で、当店からでも車で10分以内の距離。実に羨ましい。
植えてはいけない
と、言われるポリゴナム(ヒメツルソバ)。
繁殖力が極めて強く、周囲の植物を育成を阻害するともいわれるもので、ロックガーデンやグランドカバーなどの限定的な使い方が主のようです。
植えた覚えはないのですが、タネがどこからか飛んできたのか、勝手に根が付いてグングン成長しています。
買ってきて植え付け、世話をしても中々成長しない苗もあれば、こんなタフな種苗もあります。今週になって金平糖みたいな可愛い花も開花しております。
これはこれで綺麗なので、抜いてしまうべきなのか思案中。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
ボロボロ状態のシュガーケーン1947の修理開始。
両膝全体にタタキを入れる必要がありますが、まずはプレスで伸びきった穴周辺の生地を追い込んで、出来るだけ平面に戻してやる必要があります。
開いた穴を放置して穿き続けていると、穴も大きくなりますが、緯糸経糸が伸びてしまい、そのままではミシン作業がスムーズにいかないのです。
ファーゴ シーズン3
このシリーズの緻密に練られたストーリーの素晴らしさよ。
当初バラバラに思えた事柄が、物語が進むにつれその関連が浮かび上がり、救いのない結末へと至る。
中西部の寒冷地「ファーゴ」を舞台に、期せずして絶対的な「悪」と関わった主人公が、その弱さゆえに悪に侵食され、支配されて道を踏み外してゆくシリーズの3作目。シリーズごとに完結しているので物語に連続性はないが、テーマは同様で、平和な日常が予期せぬことで崩れ始め、どんどん綻びが広がっていく。主人公は戸惑い、悪足掻きをするが、次第に深みにはまっていくというもの。
映像はシンプルで美しく、ポップな色調で、どことなくシュールである。コーエン兄弟独特のブラックユーモアが全編に散りばめられている。
登場人物それぞれのキャラクターもしっかり描かれ、主人公を支配するキリスト教的な悪を象徴する人物、一方で正義を貫く人物も登場する。
純粋なエンタメとは少し違う、奇抜で不条理で魅力的な作品。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
シュガーケーンの1947モデル。
ガテン系の仕事でお使いで、1年足らずでこの状態。
同型を新調されましたが、これはこれで直して穿きたいとの事。
左右の膝周辺が激しく傷んでいるので、カットオフしてショートパンツにしてはとご提案しましたが、短パンは穿かないので、工賃がかかってもいいから直したいということでした。
ということで、リメイク風に継ぎ当てだらけになりますが、センス良く仕上げたいと思います。
なかなか長丁場になりそうです。
中央が今回サンプル制作したローズウッド。
ブーツラバーの方々にはおなじみのブーツジャック。
片方の足で体重をかけて本体を踏みつけながら、もう片方の足のブーツのかかと部分をジャックの中心部にかけて引っ張ると簡単に脱げるというもの。ウエスタンブーツやエンジニアブーツなどを立ったまま楽に脱ぐことが出来るので、玄関先に置いておくととても便利なものです。
当店では木製のブーツジャックを30年前から地道に販売してきましたが、近年入荷状況が悪く、店頭在庫があと一つといったところです。
先日、過去に当店の什器類を制作依頼したことのある木工職人さんが来店されたのでその話をしたら、試しに作ってみましょうかということになりました。
店頭に残っていた既製品を元に寸法を取り、高級家具の断ち残りを使って4種(ローズウッド、チーク、ウォルナット、オーク)でサンプル制作してみました。
既製品のスプルース材のブーツジャックはペラペラですが、こちらは本格的で、密度がある為ずっしりと重く、エッジの仕上げも完璧です。特にローズとチークは、国内ではほとんど手に入らないとのことです。
ディテールをもう少し詰めた上で、何とか現実的な価格でご提供できるよう進めていきます。

*画像1枚目の鋳物のブーツジャックですが、ノーティー・ネリー(乳母のネリー)は9900円にて販売中。クワガタムシは当店のフィッティングルーム用で非売品です。
ジーンズ裾上げ
お買い上げいただいたシュガーケーンスーパーデニムSC49001。
1945年製の501のリプロダクションですが、裾始末が通常のものと異なり、巻き幅がやや広く、チェーンの縫い始めと縫い止まりの糸端が残されたままとなっています。
メーカーオリジナルの仕様に準じ、糸端を残して処理しております。

*当店で扱うスーパーデニムコレクタブルズはノンウォッシュのみの展開です。裾上げは、縮み分を見計らってカットすることも出来ますが、洗い上がりでの丈合わせの方がベターです。
シリコンオイルタンク増設
4月に地縫いミシンをセミオーバーホールしたついでに、ミシン糸の糸切れを軽減するためのシリコンオイルタンクを設置した。
タンクを糸道のどこかに固定してオイルを入れ、タンク下部のフェルトに糸をくぐらせることで潤滑性をもたせる仕組み。
これが思った以上に効果があるので、さらに買い増しして、3台のミシンに合計4箇所取り付けた(内一台は上糸と下糸の糸道両方)。
当店では、裾上げやカケツギにカタン糸(綿糸)を使用するので、均質なポリエステル糸よりも抵抗が強く、どうしても糸切れし易い。それをかなり低減できるし、ミシンオイルと違って服にシミを残す心配もない。
ただ、元々工業用のミシンにポン付け出来るわけではなく、糸立てから糸調子を調整するダイアルまでのどこかに工夫して取り付けなければならない。
それもタンク本体を水平に設置しなければいけないので、現物合わせでステーを作ったりして、そこそこ手間はかかるのだ。
本日のニュースより
自民と維新、きょう午後に政策合意へ 21日に「高市首相」選出

自民党と日本維新の会は20日午後、維新の与党入りを含めた政策協議で合意する見通しとなった。自民の高市早苗総裁と維新の吉村洋文代表(大阪府知事)が政権合意書へ署名する。合意すれば21日に予定される臨時国会の首相指名選挙で、維新は高市氏に投票し、高市氏が石破茂首相の後任に選出されることになる。
(以上引用)

国民民主と連携するものと思っていたが、玉木がヘタを打っておじゃんになり、代わりに維新と組むことになった。
玉木という人は肝心な時に間違った判断をするので、致命的に勝負勘が鈍いんだろう。この党首を支える党員の方はお気の毒。
しかし今回のゴタゴタで、あの安倍総理ですら切り捨てることが出来なかった公明党創価学会が自爆してくれたのはラッキーだった。公明は定席だった国交大臣のポストを失い、利権も失い、退潮していくだけ。
高市政権になり、石破政権下で議席を失くした同志の方達は失地回復できるだろうか。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
後ろポケット口が裂けてしまったSC42014の修理。
裂け目に強度を持たせるため、力布を挟み込んでタタキを入れてあります。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります(メール画像では判断が難しく、見積もり違いも発生します。また、宅急便を介してのやりとりですと時間的にロスが大きいので、店頭受付のみとさせていただきます)。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
2025年秋冬カタログ
シュガーケーンの秋冬カタログが入荷いたしました。
平素当店でシュガーケーンの製品をご愛顧いただいているお客様に限り、店頭で差し上げております。かなりの冊数を確保しておりますが、シーズン前に無くなってしまう事がありますのでご入用の方はお早めにどうぞ。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
今回は後ろポケット口が裂けてしまったSC42014。
12オンスのスリムフィットタイプ。
ウォレットを収めているとままありますが、修理となると手を入れ辛い箇所でもあります。
ポケット口裏がリベット留めされており、解体が困難なので、力布で補強して際をタタキで押さえていくことにします。