店長日記

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二ナ&フレンズ ライブin半田
昨夜、当店から程近いバー・アイラさんで開催されたライブをお客様方と鑑賞。
出演バンドの二ナ&フレンズは、20年以上前に当地で活動していた頃にご縁があって、メンバー編成を変えて今年になってから定期ライブを開催している。
曲目はキャロル・キングやリンダ・ロンシュタッドなど70年代頃のアメリカンポップス。
オジさん世代には懐かしく、若い方々からしても、いろんなシンガーにカバーされた曲が多いので、聞き覚えのある曲目がほとんど。
徒歩圏内にこんな素敵な時間を過ごせる場所があるのは幸せ。

*年末年始の営業
29~30日/通常営業
31日/店休日
1日/休業
2日/時短営業AM11:00~PM6:00
3日~通常営業
本日の修理品/ヒューイット スタジアムジャンパー
スナップボタンの打ち替えでお預かりしていたヒューイットのスタジアムジャンパー。
上前立て側のスナップの軸を削って取り外し、全箇所打ち直し。

画像1/7箇所のうち、しっかり固定されていたのは4箇所のみ。流石のMADE IN USA。

画像2、3/専用の打ち具で固定。今回は、たまたま手持ちのスナップで同じ規格のものがありましたが、同じように見えても直径や軸の長さは様々で、対応できないケースも多いです。

画像4/作業完了。

*年末年始の営業
28~30日/通常営業
31日/店休日
1日/休業
2日/時短営業AM11:00~PM6:00
3日~通常営業
本日の修理品/ヒューイット スタジアムジャンパー
アメリカ製のオーセンティックなスタジャンブランド「ヒューイット」。
スナップボタンのキャップ側が一つ外れた状態で修理にお持ちになりましたが、他にも外れそうな箇所があります。製造過程でのカシメが甘く、使っているうちに外れてしまうのです。
外れたスナップボタンは再利用できませんので、上側(キャップとバネ)は新品パーツで打ち直しになります。
手持ちのスナップボタンで同規格のものがありますが、ワインカラーのキャップはありません。
ご相談のうえ、色味の近いブロンズカラーですべて打ち直すことになりました。
キャップとバネを留めている軸をルーターで削り、取り外して打ち替えをおこないます。

*年末年始の営業
27~30日/通常営業
31日/店休日
1日/休業
2日/時短営業AM11:00~PM6:00
3日~通常営業
ネットでお買い物…コインリングコーン
コインリングをプレスで成型する時に使うコーンを購入。
ステンレス製で、4種の太さで削り出されたコーン。
パンチで打ち抜いたコインの穴を拡げ、段階的に指輪の形にしていくためのもの。
コインリングには様々な治具があり、必ずしもこれが必要なわけではないが、持っておけばいずれ出番があると思う。
スコードロンパッチ鋭意制作中
384FSの絵柄は何枚も描いていますが、その都度調色しているので過去作と色合いは変わりますし、タッチも同じにはならないようにしております。
今回はウェザリングを加えて仕上げ予定。
コインリング完成
成型した1ドルリングのリムを研磨するのに、即製の旋盤(というか、轆轤)を使ってみた。
防水テープを挟んで固定すればブレも無く、あっという間にコバ仕上げが出来る。

画像1、2/リムの角を研磨。

画像3/黒染め。

画像4/凸面をポリッシュして完成。前回の1ドルリングは平打ち型で制作したが、今回はギザ側のリムにボリュームを持たせてみた。
コインリング制作
1921年の1ドルモーガンコイン(900/1000シルバー)を使用。
今回はダイラップの使い方を変えて、リムに少し膨らみを持たせて成型します。
私の道具達
ロングナットの先端1,5センチ程を、回転させながら鑢でテーパー状に削ってみた。
リングの内側を傷付けないように固定するため、防水テープを巻く。
市販の防水テープは、リングをダイラップで修正する時にも緩衝材として使っている。
現在制作中のコインリングの仕上げで試してみるつもり。
私の道具達
コインリングを成型する際、内側に来る曲面の角は回転リーマで面取り出来る。
だが外側の曲面は、卓上旋盤でもなければ、地味にサンドペーパーで丸みを付けていくしかない。
非効率的で、ペーパーの粗さを変えながら角を均一に落としていくのも大変なのだ。
そこで、ミシン台の上に設置しているサンダーの主軸の回転を利用して、旋盤の様な切削作業が出来ないかと考えた。
砥石を留めているナットを外し、ロングナットに交換。
そのナットの先端の角を削り落とし、緩衝材を巻いてリングを被せて固定しようという試み。
ジーンズ裾上げ
持ち込みでプライベートブランドの裾上げを承りました。
ブランドネームや品質表示のタグも無く、完全なホームメイドの仕立て。
生地はシャトル織機で織られた本格的なもの。二本針ミシンを使わず、巻き伏せ縫いの部分を、地縫い→プレスで巻き伏せ→二本の押さえミシンを地縫いで一本ずつかけるといった手間のかかる仕様で作られています。
この仕様なら地縫いの工業用ミシンとロックミシン、ボタンホールミシンの三台だけで全行程を縫えますが、かえって工数は多くなり、非効率です。
販売ラインに乗せるとなれば、その分高額になります。

画像1、2/巻き伏せ縫いだけではなく、ループの閂止めも、すべて地縫いミシンで仕上げられている。

画像3/裾は仕上げられておらず、断ち切りになったままだったものをカットして裾上げ。

ジーンズの裾上げにつきましては、繁忙期以外は持ち込み品にも対応しております。

糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。

製品持ち込みの場合/¥1,650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
本日の修理品/フェローズ421
全体に良い具合にエイジングが進んでいますが、フロントボタンホールが解れて拡がっている状態。
皿型のボタンの場合、開閉する時にリムがボタンホールと擦れ易い面はあると思います。
全てのホールまわりにタタキを入れ、しっかりボタンが収まるようにリペア。

画像1、2/ビフォー。

画像3/補修中。

画像4/アフター。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります(メール画像では判断が難しく、見積もり違いも発生します。また、宅急便を介してのやりとりですと時間的にロスが大きいので、店頭受付のみとさせていただきます)。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日の修理品/バズリクソンズ デッキジャケット
かなり着込まれて、退色したデッキ・ジップジャケット。
右袖リブが擦り切れて大穴になっています。本来なら交換レベルなんですが、今回は店内で簡易的な補修をおこないます。
ちなみに袖リブ交換は、パーツ管理の都合もあってメーカーでの対応です。
片側だけ(6600円~)でも可能ですが、ここまで退色しているリブを新品に替えた時、左袖や裾のリブとチグハグな印象にはなります。

画像1、2/ビフォー。

画像3/手刺し補修。

画像4/アフター。
コインリング完成
画像1/焼き鈍し→ダイラップで形状修正を繰り返し、リングの形に…。

画像2/硫黄の溶液で黒染め。

画像3/ポリッシュして作業完了。

画像4/同じコインから制作したコンチョとリング。リング制作では、コイン外周(ギザの側)が小さく絞り込まれているのがお分かりいただけるだろうか。
コインリング制作
昨日コンチョを制作したリバティコインと同じものを使い、今度はリングを制作。
お客様の指のサイズに合わせ、30号で制作します。

画像1/センターパンチで穴開け

画像2/バーナーで焼き鈍し

画像3/どちらの面をリングの表側に使うか決め、裏になる側を凹ませていく。

画像4/焼き鈍しを繰り返しながら、ダイラップを使って穴を拡げ、コイン外側(ギザの側)は絞り込んでいく。
コインコンチョ完成
大型の古銭を使ったコンチョ制作。
前回製作したものは裏に丸環をロウ付けしたボタンタイプでしたが、今回はスナップボタンやベルトの意匠などに使うネジ留め仕様です。

画像1/焼き鈍しし、治具を使って全体にアールを付ける。

画像2、3/窪みの中心にネジ留め用の軸(メス)をロウ付け。

画像4/ルーターで表面を磨き上げて作業完了。
東洋・野崎さんご来店
東洋エンタープライズで長年当店を担当する野崎さん。
今回は、東京から車でのルート営業。
企画書を見ながら、2025年度の夏物の商談。
この時期の発注から、半年ほどのリードタイムを経て納品となります。
今日のいでたちは自社製品が中心で、ホワイツビルのキャップとロンT、サンサーフのフリースベスト、バズリクソンズのM51トラウザーでコーデュネート
ところで、野崎さんは来年定年を迎えられるということで、弊社への出張営業は残すところ数回となりました。
東洋エンタープライズの企画畑から営業に転じ(業界ではレアケース)、東洋躍進の一翼を担った野崎さん。
野崎さんはいなくなっても、その仕事ぶりは、弊社のサイト上に永遠に残ります。ご縁のあった方々は、そちらで偲んでいただけますと幸いです。

画像4/ご厚意で、非売品のバンダナをご提供いただきました。アイテムにかかわらず、東洋製品をお買い上げいただいた方にお付けします(数に限りがあります)。
ファーストジャケットカスタム
今回入荷したビンテージのシンチバックルには黄銅製のものもあります。
バズリクソンズのファーストジャケットに取り付け。
元の取り付け痕を拾ってカタン糸で再縫製しております。

*安全面に配慮した擬似二本針の尾錠を、あえて旧タイプに取り換えるリメイクです。取り扱いは自己責任でお願いいたします。
当店でお買い上げいただいたジャケット、ベスト、パンツのみの対応です。
シンチバックルが無くなり次第終了とさせていただきます。

尾錠本体と付け替えの工賃を含め、2200円でのご提供です。
コインコンチョ制作開始
お客様のオーダーで大判のコインを使って、ネジ留め仕様のコンチョを制作します。
直径が37,5ミリあり、厚みも2,6ミリあるので、焼きなましで熱が逃げない様、大型のバーナーを使用。
この後、治具を使って全体にアールを付け、中央部にネジ留め用の軸をロウ付けします。