店長日記

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リュックサックリメイク
地厚なツイルと、しっかりしたブライドルレザーで作られたリュック。
付属も頑丈なものが使われていますが、ストラップを留める真鍮のギボシ4個の内1組は紛失、2組はネジが欠損していて1組だけで留まっています。
真鍮のギボシは専用設計のもので手に入りません。
女性オーナーはギボシで長さを調整することは無いというでしたので、定位置でカシメを使って固定します。
ギボシ用に切り込みが入った大きな穴が開いているので、カシメ打ちのために対策が必要です。
スコードロンパッチ鋭意製作中
以前同デザインの刺繍パッチをお買い上げいただいた関東のお客様のオーダー。
バラオ級潜水艦「スペードフィッシュ」のパッチをレザーで制作中。

本日の修理品/ジョーマッコイ ジーンズ
後ろポケット周り、フロントボタンホール5箇所をタタキで補修して作業完了。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります(メール画像では判断が難しく、見積もり違いも発生します。また、宅急便を介してのやりとりですと時間的にロスが大きいので、店頭受付のみとさせていただきます)。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日の修理品/ジョーマッコイ ジーンズ
こだわりのオール綿糸縫製で、運針が粗いので各部に糸切れが起きている状態。
バックポケットの周囲と、フロントボタンホール全部にタタキを入れて実用レベルに修復します。
A-2カスタム完成
完成した326爆撃飛行隊のレザーパッチ。
A-2に取り付けて作業完了。
オーバーオールリメイク
ムダに高い上に実用に耐えられないデザイナーズ製品のリメイク。
前見頃左右に三つずつ取られたタックの裏に、カーテンの留め具を引っ掛けるデザインでしたが、その脇にレザータブを取り付けて脱着できるようにします。
取り付け位置が脇に寄り過ぎるのも着用上具合が悪いので、前身のタックを中央側に一つずつ追加して幅を寄せます。
これで留め付け位置は丁度良くなり、レザータブのスナップで丸環を脱着して脱ぎ穿きも容易です。

画像1/左右内側にタックを追加縫製。

画像2/スナップボタンで開閉できるレザータブを取り付け。

画像3/作業完了。

今回持ち込まれた経緯は、「ユーザーさんが留め具の不具合を名古屋の購入店に相談→取り合ってもらえず→当店と取引のあるセレクトショップに相談→その紹介で当店にユーザーさんが持ち込み→紹介者への義理で当店が受諾」というものでございます。

今回の工賃/5500円(税込み)
オーバーオールリメイク
持ち込みで新進の某デザイナーズブランドの製品。
オーバーオールのストラップ端に丸環が縛り付けられており、それを前見頃のクリップに留めるデザイン。
そのクリップというのが、プラスチックのカーテンの留め具そのもの。前見頃にとられたタックに引っ掛けられるようになっています。
ところが、着用時にそのクリップが胸に当たって、痛くて仕方がないということでお持ちになりました。
デザインありきで、実用性を無視したバカ高い服の見本です。
ご相談の上、プラスチックの留め具は取り外し、スナップボタンで脱着できるレザーのタブを制作し、前見頃端の左右に取り付ける方法でリメイクします。
スコードロンパッチ完成
描き上がったレザーパッチは、取り付けるA-2の表情に合わせ、若干のエイジングを加えます。
乾燥後、取り付け作業を行います。
パッチ縫い付け/N-1
当店で販売しているパッチは、刺繍職人が横振りミシンで一点ずつ刺繍しています。
刺繍糸には75番手(細番手)のレーヨン糸を使用。
このVT-2のフェルトベースのパッチはこれにて完売です。
パッチ縫い付け/N-1
当店で販売しているパッチは、刺繍職人が横振りミシンで一点ずつ刺繍しています。
刺繍糸には75番手(細番手)のレーヨン糸を使用。
このバッチは、レーヨンクロスに刺繍した図柄をフェルトのベースに縫い付けるという複雑な工程で仕上げております。
在庫は残り1点のみ。
スコードロンパッチ鋭意製作中
326爆撃飛行隊のレザーパッチ制作の続き。
今回は地塗りがそのまま背景色になります。
下描きに沿ってアウトラインを筆入れ。
パッチ縫い付け/MA-1
無地のMA-1を刺繍パッチでカスタム。
上糸はパッチのコバに色を合わせ、下糸は裏地に色合わせしています。
ワークパンツ裾上げ
持ち込みで「コクトーリッジ」というアメリカのアンダーウエアメーカーのパンツ2本。
夏のシャツ生地くらいの薄いコットン製。
細針に交換し、オリジナル通り広幅三巻きで裾上げしました。
ベルトサイズ詰め
画像1/カットした革帯先端の厚みを革漉き機で調整。

画像2/バックルの「根革」に革帯を挟み込んでネジで固定。

画像3/作業完了。
ベルトサイズ詰め
リングベルトのサイズ詰め。
バックルの留め付け部分は、薄く漉いた革が二つ折りになっており、それで革帯本体を挟んで固定する作りのものです。
ネジをはずして革帯本体を分離し、不要な分をカット、革帯先端を漉き込んで再度ネジで固定する工程です。

画像1/ビフォー。

画像2/真鍮のネジが固着しているため、ショックドライバーを使って取り外し。

画像3/取り外した真鍮のネジ。真鍮に含まれる銅の化学反応で緑青(青サビ)が浮いています。

画像4/革帯本体を7センチカットし、穴も開け直し。
パッチ縫い付け/B-15D
お預かりしていたB-15Dのパッチカスタム。
位置関係も明確にご指定いただいたので、作業がスムーズに進みました。
ネームプレート完成
イレギュラーサイズのネームプレートの制作続き。

画像1/刻印したネームプレートのコバには、縫い付け用のネン押し。

画像2/ベルクロ(雌)と縫い合わせ。ベルクロをあらかじめ同寸に裁断してしまうと縫いずれの可能性があるので、裁断は後回しにします。

画像3/縫い付けたベルクロの縁を裁断して作業完了。
ネームプレート制作中
今回のオーダーは、ネームプレートを制作し、それを脱着できるように裏にベルクロを縫い付けます。
ネームの大きさも、ジャケットに付いているベルクロ(雌)に合わせ、若干大きなものになります。
工程も通常の作業で使っているガイドが使えないため、大きめに裁断したツーリングレザーに先に刻印をし、後で縁を指定の大きさにカットする手順で行います。
スコードロンパッチ鋭意製作中
過去に何枚か手描き制作した326爆撃飛行隊のスコードロン。
以前製作したものは原始人が虎に跨ったものでしたが、今回は実際の飛行兵の画像を送っていただき、それに基づいて原始人+恐竜で作画します。
以前制作していたものも資料に基づいたものだったのですが、なぜモチーフが違っているのか不明。
変形パッチなので、革を大きめに切り出し、レイアウトを決めてから縁を裁断します。