本日の修理品/リーバイス ビンテージレザージャケット 2025年03月29日 リーバイスビンテージジャケットの修理は仕上げ段階。 左肩の破れは裏打ちのレザーとしっかり接着することで収まりましたが、背中心の大きな破れは、ミシンで端を抑え込んでおく必要があります。
本日の修理品/リーバイス ビンテージレザージャケット 2025年03月28日 破れた背肩に裏打ちしたレザーは、接着した上で、要所を縫い留めていきます。 画像1/衿腰の補修で縫い付けられていた革テープの下に裏打ちのレザーの上端を挟み込み、縫い付け。 画像2/背肩パネルの下端は表側から、元のステッチの上を地縫いして留め付け。
本日の修理品/リーバイス ビンテージレザージャケット 2025年03月27日 リーバイスビンテージジャケットの修理。 画像1/穴の開いた背肩パネルの裏打ち用には、1ミリ厚のソフトレザーを使用。 画像2/穴に別革を接着して簡易補修してありますが、これを取り除きます。衿付けに沿って縫い付けられた補修の革テープも下側をリッパーで解いて、裏打ち用の革を挟み込めるようにししておきます。 画像3/表側(背中側)からの穴の様子。 画像4/裏打ち用の革を当ててみて、現物合わせで採寸。
本日の修理品/リーバイス ビンテージレザージャケット 2025年03月26日 非常に難易度の高いケース。 1970年頃の生産だと思われる、ビッグEのレザージャケット。 ベロア素材が劣化して、後ろネックから肩にかけて大きな破れがあります。 過去にリペアした痕跡があり、後ろ衿付けに沿って革テープが叩き付けられ、穴は端革で接着されています。 穴は全く塞がっておらず、裂け目が拡がってきているので、広い範囲で別革で裏打ちし、何とか修復を試みます。
美術鑑賞 2025年03月26日 昨日、一年ぶりに名古屋・伏見で開催されている石彫展にお邪魔した。 当店のお客様が主催する展覧会で、高硬度の石を使った立体造形が中心。 地下にあるギャラリーに一歩足を踏み入れると、別世界の空気感で、五感が研ぎ澄まされる感覚になる。 来訪者も美術関係者と思しき人が多い。 モノづくりをする人間としては、時々、こういう体験をすることが、クリエイティビティの醸成には欠かせないような気がする。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505 2025年03月24日 ビンテージ70505の衿の補修。 破れ目の周囲は生地が伸びているのでプレスで整え、内側に短冊状の補強布を貼ります。 表から地の目の沿ってミシンでタタキ。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505 2025年03月23日 リペアでお預かりしているビンテージ70505の続き。 以前にどこかで破れた衿を取り外して、上下逆に付け替えてありますが、破れの処理が不十分なので、再度解体して手を入れていきます。 画像1/リッパーで衿付け線を取り外し。 画像2、3/破れた衿腰(元は上衿側)にテープ状の布が叩き付けてありますが、縁が破れて補強にもなっていないので取り外します。 画像4/破れ目の形をプレスで整えておきます。
ミシンのメンテナンス 2025年03月22日 バネ交換したついでに、地縫いミシン1号機を軽くメンテナンス。 そろそろオイル交換しようかと思うが、時間がかかるので、どこかの店休日でするつもり。 画像2/各所の糸掛けに短冊状のサンドペーパーを通して磨き、糸道の抵抗を減らす作業。こんな単純なやり方で効果があるのかと思われるかもしれないが、実際スムーズになる。とくに毛羽が多くて不均一なカタン糸(綿糸)では、糸掛けの角が丸くないと返し縫いの際にすぐ糸切れしてしまう。 画像、3、4/針板の針が収まる穴周辺のバリをルーターで滑らかにする。バリが出るのは、縫製中に針がブレたり折れたりして針板を傷付けてしまうから。傷が付いたままだと、やはり針が上下する時に糸切れの原因になる。
オーバーオール裾上げ 2025年03月22日 セレクトショップさんからの依頼品。 この製品はビンテージに準じた仕様で、上下異なる糸色でチェーンステッチされています。 二色の30番カタン糸をセットし、仕上がりは表側は黒、裏側のチェーンは白と黒の虎縄状になります。
ネットでお買い物…渦巻きバネ 2025年03月21日 工業用ミシンの上糸調子を調整する渦巻きバネ。社外品の強化タイプを購入。 標準仕様のものと比べると線が太く、よりテンションを加えられるということで購入してみた。 ほぼ太糸しか使わない当店では、上糸を安定させるために調整ネジをかなり締めこんでいるが、バネを交換することでよりスムーズに調整できるはず。 ついでに長い間使いっ放しだった地縫いミシンの各部を調整し、磨り合わせをして、作業精度の改善を目指す。
スタッズベルト完成 2025年03月20日 長尺の帯の剣先をカットし、新たにホールを開け直して制作したベルト。 今回はニッケルのスタッズを並列に配置したシンプルなデザインです。 画像3/電気ペンで制作年月を…。 画像4/完成。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505 2025年03月19日 両袖、見頃の環縫い(チェーンステッチ)の糸切れをすべて補修し、両袖口のパンクに手を入れていきます。 画像1/ビフォー。 画像2、3/両袖口は「わ断ち」始末で、一枚の布が折り返されているだけです。擦り切れて薄くなっているので、芯材を挟んだうえでタタキを入れます。。 画像4/アフター。
スタッズベルト鋭意制作中 2025年03月17日 今回は女性のお客様のオーダーで、ウエストが28インチ未満と細いため、革帯の制作から行います。 当初は30インチのベルトのバックル側を作り直して短縮しようかと考えましたが、長尺の帯を使って剣先を詰めた方が工数が少ないので、そちらで制作を進めます。 画像1/加工前のベルト。今回はニッケルのボールポイントのスタッズを使用します。 画像2/剣先を革包丁でカット。 画像3/剣先を削ってリーフ型に整えます。 画像4/お客様が着用した時に5ツ穴の中心でバックルが収まるよう計測して穴開け。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505 2025年03月16日 全面的なリペアでお預かりしているビンテージ70505。 衿とカフスは後回しにし、身頃の方から手を入れていきます。 環縫い(チェーンステッチ)は多数の糸切れで、何とか形を保っていますが、洗濯機で洗ったらバラバラになりそうな状態。 すべてカタン糸でタタキを入れ、実用に耐えうる状態にリペアします。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505 2025年03月15日 少し前にも同じくらいの年代の70505ビッグEを扱いましたが、今回も同様の修理品です。 衿は一度取り外して上下逆に付け替えてありますが、破れのリペアが十分とは言えません。 内側から接着芯を貼ってありますが、穴周囲に軽く押さえステッチを入れているだけで、芯地はほとんど剥がれています。 再度取り外し、芯地も張り直してタタキを加えます。 左右のカフスも今以上穴が拡がらない様リペア。 袖や見頃裏の環縫いは多数の糸切れで、すべて打ち直しが必要です。
エクステリアもDIYで 2025年03月15日 今週になって随分暖かくなり、そろそろ花苗を植え付ける時期。 2月にネット購入した大型のハンギングバスケットもやっと出番が来た。 画像ではシャビーな感じに見えた金属部分は、届いてみると表面に樹脂加工されている残念な製品ではあった。しかし、頼りないチェーンを太目のユニクロメッキに取り替えたので、風雨にさらされればそこそこいい感じになると思う。 植え付ける花苗は、最寄りのホームセンターでオステオスペルマムを選択。 歩いていける距離にあった園芸店が昨年末閉店してしまったので、ちょっとした苗を買うにも車を出さなければいけなくなってしまった。 画像1/35センチ径のハンギングバスケット。オステオスペルマムの苗を2つ植え付け。 画像2、3/土を入れるとかなりの重量になる。庇の鉄骨にしっかり固定。 画像4/1月にロープを編んで作った吊り鉢にもオステオと、他の場所から移動したユリオプスデージーを植え付け。
ファーストジャケットカスタム 2025年03月14日 画像1/ピンが生地を突き抜けない擬似二本針の尾錠(上)と、装着したヴィンテージのシンチバックル。 画像2/お客様が任意の位置で針を通して固定。 *安全面に配慮した擬似二本針の尾錠を、あえて旧タイプに取り換えるリメイクです。取り扱いは自己責任でお願いいたします。 当店でお買い上げいただいたジャケット、ベスト、パンツのみの対応です。 シンチバックルが無くなり次第終了とさせていただきます(ジャケット用は残り4個です)。 尾錠本体と付け替えの工賃を含め、2200円でのご提供です。
ファーストジャケットカスタム 2025年03月14日 バズリクソンズのファーストジャケットにヴィンテージのシンチバックルを取り付けるカスタム。 今回はビッグサイズ46なので、後ろ見頃が二枚接ぎになります。 バックルは錆び多めの黒染めタイプを選択していただきました。 擬似尾錠を取り外し、元の取り付け痕を拾ってカタン糸で再縫製します。 *安全面に配慮した擬似二本針の尾錠を、あえて旧タイプに取り換えるリメイクです。取り扱いは自己責任でお願いいたします。 当店でお買い上げいただいたジャケット、ベスト、パンツのみの対応です。 シンチバックルが無くなり次第終了とさせていただきます。 尾錠本体と付け替えの工賃を含め、2200円でのご提供です。