2022年8月

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A-2カスタム完成
無地のバズリクソンズのA-2にワンポイントのカスタム。
手描きのショルダーパッチを取り付け、文字を直描き。
八方ミシン板ばね破損
八方ミシンの最上部にある天秤を押さえていた板バネが破損した。
最上部の天秤(テンショナー)は、一針送るたびに上下に1センチ以上稼働し、その根元を押さえて元の位置に戻していたのがこの板バネ。
長年の金属疲労からか、突然ポキンと折れた。
さて困ったな…。
こんな特殊なミシンの、特殊なパーツが流通しているとは思えない。
こんなときに頼りにしていたミシン屋さんは、もうこの世にいない。
とりあえずネットで探してみるが、調達出来なければ、鉄板を加工して取り付けることも考えなければなるまい。
A-2カスタム制作中
今回は、バズリクソンズのA-2をベースに手を加えていきます。
まずは手描きしたショルダーパッチ(牛革を手染めしたリム付き)を縫い付け。
その下に[ARMY AIR FORCES]の文字を、筆記体で直書きしていきます。

画像2/銀ペンで文字を割り付け。もちろんフリーハンドで…。
スコードロンパッチ完成
描き上がったレザーパッチを、レインボーカントリーのA-2に取り付け。
着用時期はまだ先ですが、ここ数年は、シーズンイン前に色々オファーをいただけて、ありがたい限りです。
ベルトサイズ詰め
持ち込みでバックル付きベルトのサイズ詰め。
当初は奥に穴を開け足して欲しいということでしたが、デザインのレーシング部分ギリギリまで穴を開けてもユルくて間に合いません(ベルトはメンズサイズで、お使いになるのは女性です)。
そこでバックル側でカットし、バックルの固定位置をずらして作り直します。
剣先もすっきりおさまり、見た目のバランスも良くなります。

画像1/ビフォー。

画像2/バックル側で不要分をカット。

画像3/曲げ代を革漉きで薄く…。

画像4/アフター。
本日の修理品/バズリクソンズ L-2B
タイガーカモフラージュのL-2B。
リブに数箇所の穴空きがあるのを、アイロンで樹脂を溶かし込んで補修します。
袖にかなり大きな穴が二箇所あり、このくらいになると簡易修理ではなく、リブ交換が望ましいと言えます。
とりあえず、これ以上穴が拡がらないよう対策します。
スコードロンパッチ鋭意製作中
東京のお客様のオーダーで、77thのレザーパッチを制作中。
完成後、レインボーカントリーのA-2に取り付けを行います。
お預かりしたA-2はかなり地厚なので、レザーパッチは予め1ミリほどに漉いた上で、ペイント作業に入ります。
エクステリアもDIYで
素焼きの壷のリペイント完成。
スポンジに顔料を含ませて、スタンプのように葉を描き、棘は細筆で…。
花は綿棒で描いております。
2022年秋冬フェローズカタログ
フェローズよりこの秋冬の商品カタログが着荷しました。
平素当店で同社の製品をご愛顧いただいているお客様に限り、店頭で差し上げております。
冊数に限りがありますので、ご入用の方はお早めにどうぞ。
エクステリアもDIYで
傘立てとして使っている素焼きの壷は、随分前に常滑で購入したもの。
無地だったものに、顔料でメキシコ風にサボテンをペイントした。日に当たり続けているので、数年で色が飛んでしまい、リペイントを繰り返している。
でも、色飛びしない塗料より、素焼きの壺には艶の無い顔料の方が牧歌的な雰囲気が出て良い。
今回は葉っぱを大きくして描き直し中。
パッチ縫い付け/A-2
先週、前見頃にスコードロンパッチを取り付けさせていただいたゴートスキン(山羊革)のA-2。
追加依頼で、手描きのショルダーパッチを取り付け。
野放し球根開花
5月の初旬に、近くの園芸店で買って地植えしたハブランサス・チェリーピンク。
レインリリーの別名もあり、梅雨明けには開花するものだと思っていたが、細長い葉が伸びただけで、ちっとも開花の気配がなかった。
それが、ここ数日で急に茎が伸び上がって咲き始めた。
同じく野放し球根で、先月派手に咲いていたグラジオラスはすっかり枯れ果てたが、それと入れ替わるような見事な開花。
バックペイント完成
他の作業と同時進行のため、中断しておりました。
バズリクソンズA-2のバックペイント完成です。
パッチ縫い付け/A-2
こちらはかなり厚手の馬革をつかったレインボーカントリーのA-2。
大阪から直接ご来店いただいたお客様。
あらかじめ時間を詰めさせていただき、すぐに仕掛かれるように機械もセットしていました。
それでも小一時間ほどいただき、時間をつぶしていただいている間に作業を済ませ、そのままお渡しいたしました。

*ハンドペイントの第8空章8800円(税込み)+縫い付け工賃2200円(税込み)
パッチ縫い付け/A-2
ベースは珍しいゴートスキン(山羊革)のA-2で、多数のA-2をコレクションするお客様の依頼品。
アメリカ製ですが、ブランドネームが入っておらず、メーカー不明。台衿なしのステンカラー。
所々退色して風格があります。
ペイント後にエイジング加工したレザーパッチを取り付け。
シルバーブレスレットリメイク
元々付いていたナスカンを切り落とし、Tバーと丸輪で留められるように加工します。
間に切り込みを入れた小さめの丸輪を挟んで繋ぎ、切り込み部分はロウ付けで接合します。

画像1/切り込みを入れた丸輪を捻ってTバーを繋ぎ、切り込み部分をロウ付け。

画像2/ロウ付け完了。この後、凹凸部分は削って均します。

画像3/同様に反対側の繋ぎ部分もロウ付け。チェーンが軽ければ、必ずしもロウ付けの必要はありませんが、重量があると開いてしまう可能性があるので、この処置をしています。

画像4/シルバーの加工道具一式。
本日のニュースより
医師の近藤誠さん死去、73歳 「患者よ、がんと闘うな」著者

近藤 誠氏(こんどう・まこと=医師)13日午前、虚血性心不全のため東京都渋谷区の病院で死去、73歳。東京都出身。葬儀は近親者で行う。慶応大病院でがんの放射線治療を専門とし、80年代から乳房温存療法を提唱した多数の著書を執筆し、96年の「患者よ、がんと闘うな」、12年の「医者に殺されない47の心得」はベストセラーとなった。がん治療の先駆的意見を発表したとして、同年に菊池寛賞。13年には「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を設立した。
関係者によると、13日の出勤中に突然体調を崩し、搬送先の病院で死亡が確認されたという。
(以上引用)

所謂「放置療法」で、それまでの癌治療の問題点を指摘し、医療界から総バッシングされた異端の医師。
この方の説では、癌には真正のものとそうではない「がんもどき」があり、早期発見でも視認できる程度に大きくなった真正の癌は、取り除いたところで必ず再発する。がんもどきであれば、大きくならないし、放置した方がベターで、体にメスを入れることでかえって癌細胞が暴れ出すことがありうるとする。抗がん剤の有効性にも疑問を呈していた。
いたずらに効果のない治療を施すことで、患者の生活の質を大きく下げることに異を唱えていたのだ。
20年前、この方の著書を読んで、癌の標準治療を受けて予後が非常に悪かった身内のことを思い出した。
あんな最後ならば、近藤医師の言うように検査や治療など受けずに、放置しておいた方がよほどマシだったのではないかという思いがある。
何でもかんでも早期発見、早期治療が正しいとする医学界に一石を投じたことは間違いない。

…合掌