2022年6月

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Lightning Archives「VINTAGE ALOHA SHIRTS」上梓のお知らせ
このたび、東洋エンタープライズ「SUN SURF」の企画統括である中野喜啓氏監修のもと、書籍「VINTAGE ALOHA SHIRTS」が上梓されます。

(以下本誌より抜粋)
ヴィンテージのアロハシャツの忠実な”復刻”で人気を博す『SUN SURF』を手掛ける東洋エンタープライズ社は、長年かけて集めた4000点以上のヴィンテージアロハシャツをアーカイブしている。その世界的なヴィンテージコレクションの中から選定した希少な逸品を紹介するのが、このLightning Archivesの新シリーズ、『VINTAGE ALOHA SHIRTS』である。SUN SURFのディレクターであり、アロハシャツ研究家でもある中野喜啓氏の監修のもと、ブランドの歴史やシャツ1点ずつに関する情報を掲載。ヴィンテージアロハシャツに関する情報は、実はヴィンテージ業界でもほとんど知られていない。しかし、中野氏はこれまで定期的に現地取材を繰り返し、当時を知る方たちの証言や当時の資料などをもとに情報を収集してきた。その貴重な情報とともに、東洋エンタープライズのヴィンテージアロハシャツコレクションの中の約2000着を、計10 冊に分けて紹介する、ヴィンテージファン必見の完全保存版である。

324ページ 285mm×210mm 定価¥5,500

著・監修
アロハシャツ研究家 中野 喜啓 Yoshihiro Nakano

1975年、愛知県(武豊町)生まれ。学生時代にアロハシャツの魅力に取り憑かれ、大学卒業後ハワイへ移住。アロハシャツの歴史を築いた日系移民の方々と交流を深め、当時の情報を収集するなかで、東洋エンタープライズ株式会社の代表でありアロハシャツブランドSUN SURF(サンサーフ)創設者の小林亨一氏と出会う。帰国後は小林氏のもとでアロハシャツの販売を手がけながらハワイへの出張と現地での調査を繰り返し、それまで知られることのなかったアロハシャツの歴史を紐解いてきた。2013 年からはアロハシャツの製作にも携わり、小林氏からブランドを継承。1930〜1960年代にかけて作られた数多のヴィンテージアロハシャツの中でも、特に優れた作品のみを収集した4000着以上にもおよぶコレクションをもとに、アロハシャツ研究家として多くの人々にアロハシャツの魅力を楽しんでもらうための活動を続けている。
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ご興味のある方がいらっしゃいましたら、店頭にてお尋ねください。
尚、中野氏はYoutube「クラッチマンTV」でも、アロハシャツの魅力を発信し続けています。
こちらもぜひご覧ください。
スコードロンパッチ鋭意製作中
今回も凹凸感のあるヌメ革をベースに使用しております。
背景は下地塗りのままとし、描き上がったらウェザリングする予定。
八方ミシン補助台完成
加工物を安定した状態で縫うのに必要だった八方ミシンの補助台。
手元にあった材料を組み合わせて制作。

画像1/杉板の天板は素地のままでもよかったけれど、ニス仕上げとしました。

画像2/高さを合わせてイレクターパイプで固定。この鋼材入りのパイプだけで十分保持出来る。

画像3/筒状のものを縫う場合は、パイプから天板を抜くか、パイプステーを軸に天板を左側にずらして作業可能。

画像4/開発されたのが100年以上前で、基本構造は全く変わらずに使われ続けている八方ミシン。平ミシンでは縫製出来ない立体モノを縫うことが可能。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
シュガーケーンのロングセラーSC41947。
数年の着用で濃淡がクッキリと出て、とても良い雰囲気。
腰帯裏の環縫いが解れてパンクしていますが、縫い代は残っていますので、修理は容易です。
他にも数箇所糸切れがあるので、タタキで補修します。
本日の修理品/シルバーネックレス
元々付いていたナスカンが破損した状態のネックレス。
かなり重さのあるチェーンなので、ブレスレットの留めにも使われるTバーと丸輪を取り付けてリペアしました。
丸輪にTバーを通すだけの簡単な留め具ですが、重さがかかっている状態ではまず外れることはありません。
仕上げにスピーディップで、表面の酸化層を除去しました。
ケイシイズ商品価格改定のお知らせ
数年来の武漢肺炎の悪影響、又、この度のロシアのウクライナ侵攻を背景とした世界的な原材料高騰を受け、アパレル各社は値上げに踏み切らざるを得ない状況です。
ケイシイズも、この7月以降、すべての商品の価格を変更せざるを得なくなりました。
値上げ幅には若干のバラツキはあるものの、すべての商品が対象となり、20~30%以上という、過去に無いほどの大幅値上げとなります。
入荷状況も芳しくありませんが、当HP上の製品は、すべて現物で在庫しております。
新入荷分より順次値上げとなりますので、ご購入を検討中の商品がございましたら、このタイミングで是非ご利用ください。
ワークパンツ裾上げ
シュガーケーンの同型色違いのヘリンボーンストライプのパンツ。
今回はマイナス8センチの裾上げになりますが、、オリジナル通りの裾上げをしようと思うと、縫い代分が5センチ必要です(4+1センチ)。
しかし、広幅(4センチ)位置で三巻きステッチが入っており、縫い代を確保するために、このステッチを解く作業が必要です。
二本となると時間もかかるため、一旦お預かりさせていただきました。
ちなみにこうした裾上げで、巻き幅が細くなってしまってもかまわなければ、元の仕上げステッチギリギリで鋏を入れ、そのまま三巻きすることも可能です。
八方ミシン補助台制作
ちょっと間が空いたが、補助台制作の続き。
筒物を縫うために突き出しているボビンケースの形状に合わせ、板の側面を削っていく。

画像1/ジグソーで粗断ち後、カーブラインに沿わせるためにサンダーをかける。

画像2、3/複雑なカーブに合わせ、何度か微調整。

画像4/削り上がった天板と、固定用にカットしたイレクターパイプ。
パッチ縫い付け/CWU-36P
縫い付け作業完了。
左胸のネーム刺繍はベルクロ脱着式で、ネーム裏にベルクロの片面を縫い付けました。
他はボディに直縫い。
糸色は、上糸は刺繍のコバに色合わせし、下糸は裏地に合わせた色をチョイスしています。
パッチ縫い付け/CWU-36P
新作映画「トップガン マーヴェリック」は観ていませんが、前作から四半世紀も経っているのに、主演を張っているトム・クルーズはスゴいと思います。
ケリー・マクギリスはさすがに鑑賞に堪えられなかったのか、出演していません。
劇中のCWUジャケットがあらためてクローズアップされ、人気沸騰中のようです。
今回は、両胸、両腕にパッチを縫い付けます。
梅雨の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
昨日、天候不良ではあったが、所用もあったので車で三ヶ根山を訪問。
この時期は、山頂に至る三ケ根山スカイライン沿いの紫陽花が一斉に開花し、それを目当てに訪れる人も多い。
しかし昨日は山全体が霧に覆われ、曲がりくねったスカイラインを走行するのは大変だった。ほんの少し先も見通せないくらいで、たまに擦れ違う対向車も、フォグランプを点けてスローで走行している。車上からでは、とても花見どころではなかったろう。過去に何度か霧が出ている中登頂したが、昨日程、視界が悪いのは初めてだった。
そんな悪天候の中、廟には県外からの参拝者も訪れていた。
お酒を供え、参拝を終えると、いつものように休憩所に立ち寄る。
フェローズチャリティTシャツのご案内
戦火の続くウクライナ情勢に鑑み、フェローズより、人道支援チャリティTシャツの企画書が届きました。
定番PTボディをベースに、ウクライナ国旗をイメージしたブルー×イエローの配色です。
納品は7月中旬で、価格は税込み4290円です。
サイズ展開はS~XXLで、基本的に受注分のみの生産となりますので、ご興味のある方は、22日頃までにお問い合わせください。
売り上げの一部は、在日ウクライナ大使館へ寄付されます。
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まだまだ終結の目途が立たない今回の戦争ですが、ロシアの覇権主義が非難されるのは当然としても、戦闘を長引かせて利を得る勢力の思惑も見え隠れしています。マッチポンプみたいな戦争利得者は実際に存在すると思われます。
さはさりながら、強権国家に対しても士気の衰えないウクライナ人に心寄せるのはやぶさかではありません。
同時に、30年前に欧米の口車に乗って武装放棄し、今、戦場になっているウクライナを他山の石とすべきでしょう。
八方ミシン補助台制作
2016年に購入した八方ミシンは、筒状のレザー製品や、立体の奥まったところを縫うときに使用する特殊ミシン。
その名の通り、縫製作業中に、針の進行方向を四方八方360度自在に転回させることが出来る。下糸の収まるボビンケースが突き出していて、そこに立体ものの縫製箇所を被せるように置いて縫うことができる。
出番は少ないものの、平台ミシンでは縫えない箇所も、これであれば対応できるのだ。
ただ、動力の無い手回し式のため、常に右手でハンドルを回し、左手のみで製品を保持しなくてはならない。縫う物によっては、補助台が無いとどうしても安定しない。ネットで検索すると汎用品がヒットするが、ステーで天板を固定する大型のものしかない。
それならばということで、脱着の容易な小型のものを、手持ちの材料で作ることにした。

画像1/主に鞄や靴の縫製で使われる八方ミシン。

画像2/杉板の端材を利用。正面から見て奥側に取り付けできるように制作する。

画像3/ジグソーで、突き出したボビンケースのノーズに合わせ粗裁ち。
エクステリアもDIYで
梅雨の晴れ間に、設置するプランターに苗を植え付け。
近くの園芸店で購入したのは「アメリカンブルー」。この時期なので当然なんだが、ほぼ夏花しか置いていなくて、夏越しして10月ごろまでずっと開花すると言われてこれにした。陽射しに強く、生育旺盛で、シュッと伸びた枝先に奇麗なブルーの小花をつける。
半面寒さに弱いため、霜が降りるとダメになってしまい、冬越しは難しいらしい。
エクステリアもDIYで
用尺通りにカットした「イレクター」を組み上げ。
継ぎ手とパイプの接合には瞬間接着剤を使用。鋼管入りのパイプは、継ぎ手で固定すると見た目以上に強度がある。
上面のパイプの間に、これもホームセンターで買ったプランターのリムがピッタリ収まるようにした。
後はこれをパラペットの上に設置し、花を植えるだけ。
日当たりが良すぎるのを踏まえ、何を植えるか検討中。