2022年2月

35

本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505
週末にお預かりしたデニムジャケット。
二本針で巻き伏せ縫いされたチェーンステッチが、所々解れている状態。
全面的なリペアはせず、着用上不都合な左右袖下のパンクを塞ぎ、実用レベルに仕上げました。

画像2/左袖ビフォー。

画像3/アフター。

画像4/右袖ビフォー。

画像5/アフター。
本日のニュースより
プーチン氏「自分の手で権力を奪い取れ」…ウクライナ軍にクーデター促す

インターファクス通信によると、ロシアのプーチン大統領は25日、安全保障に関する会合で、ウクライナ軍に対し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が率いる政権を転覆させるクーデターの実施を呼びかけた。
プーチン氏は会合で、ゼレンスキー政権を「ネオ・ナチ」などと非難し、「自分の手で権力を奪い取れ」と決起を促した。
ウクライナに全面侵攻しているロシア軍が首都キエフ攻略に乗り出しており、ウクライナ軍を揺さぶる狙いとみられる。
(以上引用)

あらゆる手を使って侵略を進めている。
欧米の制裁措置など最初から織り込み済み。
日本も、こんな怪物相手に「交渉」したって、北方領土が還ってくるわけがない。
誰かコイツを撃ち殺してくれないかな…。
…ついでに習近平も死んでほしい♡
謎のレザージャケット再生計画
30年以上前に、ロサンゼルスの古着屋(たぶんアードバークス)で、私的に購入したレザージャケット。
一見するとA-2みたいだが、前立てが無く、前中心がファスナーで付き合わせになっている。背中や下袖も、一枚ものではなく二枚接ぎ。
裏地やニットは交換されており、裏地に付いていたはずのブランドネームが残っていないので、メーカー不明。
なかなかの風格で、マイサイズだったので即買いした。
しかし着始めてみると、すぐに革の縫い合わせ部分があちこち糸切れし、分解しそうな状態になった。綿糸縫製の古いレザージャケットは大体こんな感じ。
修理するには、一度裏地を外し、コバステッチ(伏せ縫い)を解き、地縫いからやり直さなければならない。
そのうち手を入れようと思いつつも、ずっと棚ざらしになっていた。
今回、大阪マッシュさんの丸編みリブを手に入れたので、リブ交換も含めて各部に手を入れようと思い立った。
機械と作業スペースの空きに合わせ、少しずつ進行させる予定。
本日のニュースより
国際テロの「魔女」 5月に出所予定

昭和47年2月のあさま山荘事件や、集団リンチ殺人などを起こした連合赤軍が流れをくむ「共産主義者同盟赤軍派(赤軍派)」の幹部だった重信房子受刑者(76)は46年、レバノンへ出国。その後、数々の国際テロ事件で世界を震え上がらせた「日本赤軍」を結成しリーダーとなり、「魔女」とも呼ばれた。
オランダの仏大使館が武装占拠されたハーグ事件で国際手配されたが、日本国内に潜伏していたことが判明。平成12年11月8日、大阪府高槻市の路上で大阪府警に逮捕された。
特有のたばこの吸い方や指紋が本人確認の決め手となった。重信受刑者は13年に日本赤軍の解散を宣言。今年5月に懲役20年の刑期が満了となり、出所後の動向が注目される。
(以上引用)

学生時代、故若松孝二監督の作品上映&講演会が名古屋のミニシアターで開催され、興味本位で聴きに行った。
その時に上映されたのが、「赤軍PFLP」という実録映画で、極左だった若松監督が、アラブで日本赤軍と寝食を共にして撮ってきた作品だった。
冒頭シーンで、まだ若かった重信さんがアジテーションをしていたように思う。ずっと海外に拠点を置いていた活動家だったので、その後日本で逮捕されたのを聞いたときは驚いた。ちなみに、アラブに本拠を置いた日本赤軍は、リンチ事件の連合赤軍(共産同赤軍派+京浜安保共闘)とは組織的には異なるので、記事のリードはちょっと恣意的。
逮捕されてからもう20年も経ったのかという感じ。
重信房子という人は、話題性があって思想の左右を問わずに影響力があった。
お父上は戦前の右翼活動家で、血盟団関係者だったと聞いている。
方向性は違うが、親子揃って血の気が多いというべきか。
出所したら、たくさん取材も受けるだろうし、何を語るのか注目したい。
パッチ縫い付け/A-2
お買い上げいただいた縦長タイプのブラッドチットをA-2に縫い付け。
横振りミシンで一点ずつ制作する刺繍パッチは、再生繊維(デッドストック)のシートをベースに使っています。色によってストックが無くなってきており、ブラッドチットは今後制作見込みがありません。
この縦長タイプは完売し、横長タイプの在庫は一点のみになりました。
ご購入を検討されている方は、この機会にいかがでしょうか。
ジーンズ裾上げ
こちらも持ち込み品ですが、2センチだけ短くしたいとのご要望。
縫い代が足りないため、裾線のステッチを抜き、プレスで伸ばしてから裁断、縫製という手順になります。
糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。

製品持ち込みの場合/¥2,200(カット分3.5センチ以下のため、縫代出しでアップチャージ)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
ジーンズ裾上げ
ジーンズの裾上げにつきましては、繁忙期以外は持ち込み品にも対応しております。
セレクトショップさんの国産レプリカ製品をチェーンステッチでの裾上げ。
糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。
今回は上糸イエロー×下糸オレンジで、共に20番手。

製品持ち込みの場合/¥1,650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
本日のニュースより
ロシア、住民「保護」口実に軍事介入の懸念…親露派地域での爆発事件捜査を発表

ウクライナ東部で続く同国政府軍と親ロシア派武装集団との紛争を巡り、ロシアが介入とみられる動きを強めている。プーチン露政権がロシア系住民の「保護」を口実に、親露派の支配地域に軍事介入する懸念が一層強まってきた。
(以上引用)

二年ほど前だったか、手提げのトランクを持った背の高い白人が、ふらりと店内に入ってきた。
おもむろにトランクを開け、中に入っていたマトリョーシカをいくつか取り出して、拙い日本語で買ってくれないかという。
なんだロスケの物売りかと思い、きっぱりと断った。それでも青年は親しげに、自分はウクライナから来ていると言う。
何人だろうとマトリョーシカは要らないが、やたら愛想が良いので、少し話をした。
知人を頼って単身来日し、本業は英語の講師をしているという。ウクライナ人は母国語以外に英語も堪能な人が多いらしい。私も含め日本人からすれば、ロシア同様旧ソビエトの一部だったし、ロシア人と同じようなものだという感覚がある。日本の北方領土に住み着いているウクライナ人も多い。ウクライナ紛争も対岸の火事だし、仲間割れ程度の認識だった。しかしにこやかな青年は、プーチンのことを「KGB(カーゲーベー)の殺し屋」と言い、ギリシャ正教に帰依する我々は、ロシアに与することは無いという。彼の兄弟はウクライナ軍の兵士で、ずっとロシアと対峙しているとも言っていた。
青年は意外にも激烈な民族主義者であった。
それでもマトリョーシカは買わなかったが、その後、少し気になってウクライナに関するものを読み込んでみると、なかなか厳しい民族の歴史があった。
古くはモンゴルに侵略され、その後はナポレオン、先の大戦ではナチスに蹂躙され、その後はスターリンによる残酷な統治が長年行われた。シベリアに送られ、強制労働に従事させられた知識人も数多い。平坦で国境線の広い国土は、西からも東からも外敵に攻められ続けたのだ。
そして今、プーチンの餌食になりそうな情勢である。侵略の地ならしとして、ウクライナ内部の親ロ勢力を使って情報戦をおこなっている。曰く、ロシアとウクライナは不可分一体であるべきといったプロパガンダで、在日ウクライナ人の中にさえ、Youtubeでこの主張を唱える人もいる(もちろん日本語で)。
この先、プーチンが軍事侵攻しても、残念ながらアメリカが本気で介入することは無いだろうし、EUだって同じだろう。
このところのニュースを見ると、あのマトリョーシカ売りの青年はどうしているだろうかと、ふと思う。
ギフト包装も承ります
カードケース、パスケース等小物ギフト用に、包装資材のバリエーションを増やしました。
店頭でお申し付けいただければ、無料で対応いたします。
包装紙、リボンの色等はお任せになります。

ついでに申し上げれば、当店では、2020年7月の「容器包装リサイクル法」以降も、レジ袋は無料でお渡ししております(マイバッグ持参の方以外)。
B-15Cカスタム
左胸の空きスペースに、パッチに合わせてファイティングイーグルのロゴ入れ。
筆記体で影文字。
ナイロン地は筆運びがスムーズにいかないので、結構な時間がかかります。
レザーパンツ裾上げ
中厚程度のナッパ革のパンツ。
レザーパンツの裾上げは、折り返さずに裁ち切りして、シーム4箇所に解れ止めのミシンをかけることも多いのですが、今回は二つ折りしてミシン仕上げとしました。
折り返し分は3センチ取り、レザーボンドで圧着した上でミシン掛けしております。
ウォッチブレスレットの電池交換
コードバンのベルトが付いたウォッチブレスレットの電池交換。
当店で販売するKC'S(ケイシイズ)のウォッチはシチズン製クオーツで、販売時に、内蔵されているボタン電池で針を動かし、動作確認の上でお渡ししております。
電池の寿命は最長2年で、電池切れの場合には店頭に常時交換用の電池をストックしておりますので、格安にて即時対応いたします。

*工賃込みの価格550円(税込み)

*当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。
東洋・野崎さんご来店
東洋エンタープライズの古参社員で当店を担当する野崎さん。
先週WEB配信されたバズリクソンズの秋冬企画の商談でご来店。
今回は東京からの日帰り出張で、新幹線で来名、名駅からレンタカーで県内の取扱店を回りというスケジュール。帰路の雪を心配し、駆け足で商談を詰め、明るい内に引き上げていった。数年前、この時期の出張で、名古屋までの帰路の知多半島道路が雪で封鎖になり、酷い目にあったのがトラウマになっているのだ。
本日のいでたちは、自社のカットソーとパンツに、〇〇〇のウールキャップ、足元は、出張の時に専ら愛用している〇〇〇のスニーカーでコーデュネート。
B-15Cカスタム制作中
お客様から展示品として譲り受けた1996年製のバズリクソンズB-15C(MOD)。
全体に飛び散った油性の汚れを落とすために中性洗剤で丸洗いするも、あまり効果なし。
左胸の空きスペースにワンポイント入れて、ナイロン地のペイントサンプルとさせていただくことにした。
ジャケットリメイク/シュガーケーン ウールジャケット
裏地がキルティングになったウールジャケット。
若干袖丈が長いので、お客様の体形に合わせて丈詰めを行います。
のぼり(カフスから上の開きの短冊)の形状から、5センチほどは無理なく短くできます。
カフスの取り付け位置が上がることで、袖本体側の取り付け寸法(周囲)が余りますが、一箇所あるタックを多めに取ることで寸法合わせします。

画像1、2/ビフォー。

画像3/左右のカフスを取り外した状態。
ジーンズ裾上げ
ジーンズの裾上げにつきましては、繁忙期以外は持ち込み品にも対応しております。
10年以上前のウエアハウスの製品で、オリジナルのチェーンステッチが糸切れして解れている状態。
長さを変えずにチェーンステッチで裾上げしますが、色合わせのために全周のステッチを抜き、再縫製します。
糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
鉄筋利用S字ステー
擁壁のブロック積の際、補強に入れる鉄筋。
表面に凹凸のある、チープな鉄の丸棒。
これをS字に曲げて、大型のフックを作ってみた。
粗仕上の粗野な雰囲気が、当店の雰囲気にマッチすると思う。
屋外で作業したが、今日は冷え込みが厳しくて、かなり体を動かしていても、寒い。

画像1/曲げる前に、一応バーナーで炙ってナマしてみたが、必要なかったかも…。

画像2、3/万力と大型ハンマーで捩って形を作っていく。

画像4、5/使用例。この調子で、あと5個制作予定。
ウエスタンブーツ、リボーン!
お客様が若かりし頃、購入したトニーラマのウエスタンブーツ。
80年代にファニーが輸入した製品で、つま先が最も尖ったXトゥのタイプ(トニーラマの場合、トゥの形状別にX、J、M、Uで表記)。
きちんとメンテナンスされ、ヒールラバーも新品に替えられていて、まだまだ現役ですが、トゥに大きくガリ傷が入っています。
オレンジ系の表革なので、ワックス等でごまかせる色合いではありません。
そこで顔料を調色して、タッチアップすることにしました。
今回使用したのは、シューケア用品のコロンブスが出しているアドカラーという製品。
油絵の具のようにアルミのチューブに入っていて、必要分だけ出して混ぜ合わせることが出来ます。

*当店でアドカラーを販売しているわけではありません。

画像1/ビフォー。

画像2/軽くサンドペーパーをかけて均し、筆で塗る。

画像3/アフター。
A&Wバズリクソンズラインナップ
東洋エンタープライズより、今秋冬のバズリクソンズの企画書が届き、同時にWEBで画像も配信される。
昨年度、定番商品が軒並み鬼の値上げだったが、さすがに今季は概ね据え置き(それでも一部商品がわずかに値上がり)。
昨年度の値上げでは、中々お客様方のご納得を得られなかった。
来週木曜日に、当社担当の敏腕営業が来店するので、お客様のご意見も踏まえ、商談を詰める予定。