本日のニュースより

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国際テロの「魔女」 5月に出所予定

昭和47年2月のあさま山荘事件や、集団リンチ殺人などを起こした連合赤軍が流れをくむ「共産主義者同盟赤軍派(赤軍派)」の幹部だった重信房子受刑者(76)は46年、レバノンへ出国。その後、数々の国際テロ事件で世界を震え上がらせた「日本赤軍」を結成しリーダーとなり、「魔女」とも呼ばれた。
オランダの仏大使館が武装占拠されたハーグ事件で国際手配されたが、日本国内に潜伏していたことが判明。平成12年11月8日、大阪府高槻市の路上で大阪府警に逮捕された。
特有のたばこの吸い方や指紋が本人確認の決め手となった。重信受刑者は13年に日本赤軍の解散を宣言。今年5月に懲役20年の刑期が満了となり、出所後の動向が注目される。
(以上引用)

学生時代、故若松孝二監督の作品上映&講演会が名古屋のミニシアターで開催され、興味本位で聴きに行った。
その時に上映されたのが、「赤軍PFLP」という実録映画で、極左だった若松監督が、アラブで日本赤軍と寝食を共にして撮ってきた作品だった。
冒頭シーンで、まだ若かった重信さんがアジテーションをしていたように思う。ずっと海外に拠点を置いていた活動家だったので、その後日本で逮捕されたのを聞いたときは驚いた。ちなみに、アラブに本拠を置いた日本赤軍は、リンチ事件の連合赤軍(共産同赤軍派+京浜安保共闘)とは組織的には異なるので、記事のリードはちょっと恣意的。
逮捕されてからもう20年も経ったのかという感じ。
重信房子という人は、話題性があって思想の左右を問わずに影響力があった。
お父上は戦前の右翼活動家で、血盟団関係者だったと聞いている。
方向性は違うが、親子揃って血の気が多いというべきか。
出所したら、たくさん取材も受けるだろうし、何を語るのか注目したい。