2010年10月

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パッチ付け替え
今回の東京の方からの依頼内容は、既製品のMA-1のパッチ&ネームケース付きモデルのパッチを付け替えるというものです。
送られてきたMA-1は、かなり日焼けが進んでおりB-15Cと見間違える程オリーブ色に近く変色しています。パッチとネームケースをはずした部分は元色が残っており、縫い付け線を境にクッキリと色分けされているようです。化学繊維も天然繊維ほどではないにしろ確実に色は変わっていきます。作業は出来るだけ元の付け線を覆うように、右胸には刺繍パッチ、左胸にはコットン製のウイングマークとその下にネームテープを縫い付けます。
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本日のニュースより

関係悪化「理由は中国側に」=民主・枝野氏 
民主党の枝野幸男幹事長代理は31日、岡山市で記者会見し、日中関係に関し「こじれている理由はひとえに中国サイドにある」と述べ、ハノイでの首脳会談を拒否した中国の対応を批判した。
枝野氏は、尖閣諸島沖での漁船衝突事件に触れ「中国船が領海侵犯して日本の法に触れた」と強調。「日本側の事情なら打開の努力をするが、こちらが関係修復のために何かすべきだとは思わない」とも語った。 
(以上引用)

おぉ!まったくその通りだ。圧倒的に、完全に、100%正しい!
そのセリフ、仙谷にも言え!
本日の修理品
シュガーケーンがオリジナルデニムのラインナップの第3弾として、このM41300を発売したのは1998年頃です。それから4年あまり細身のストレートの定番商品として販売していました。当時はノン・ウォッシュのみ。バリバリの状態で、10%の縮み分は見計らって買っていただいていました。長年の着用で色はすっかり抜け、各部に絶妙なアタリとヒゲがあらわれています。
修理品は太腿部分の生地が薄くなって小さく穴も開いています。長持ちさせるためには全体をカバーする必要があり、タテに40センチほど裏打ちします。カタン糸で地の目にそってタタイていくので、修理跡はそれほど目立たずに仕上がります。
本日の修理品
股ぐりの周辺に穴の開いたシュガーケーンの修理品です。
このSC41947は、力織機で織られた耳付きデニム、オール綿糸の縫製で13440円というコストパフォーマンスの良さで長年ベストセラーを続けています。
作業は左右とも裏から当て布をして穴を塞ぎ、薄くなった生地を補強します。画像のように、かなり広範囲に当て布をする必要があります。
本日の修理品
このところ次々に持ち込まれる修理品の対応に追われております。
このヘビーウエイトのジーンズは主要部分を太番手の糸でガッチリ縫ってありますが、100%綿糸ゆえに年月が経って全体に糸の劣化が始まっています。特に後ろポケットの底の部分はサイフの出し入れや、椅子に腰掛けたときの摩擦で糸切れして底が抜けた状態です。このケースではポケット自体は傷んでいないので比較的容易に修理出来ます。
本日の修理品
今日はシュガーケーンのロングセラー、琉球藍とインディゴで染色した砂糖黍デニム(SC40301)の膝の穴の補修をしています。
この砂糖黍の繊維を混ぜ込んだ凹凸感の強いデニムは非常にしっかりしていて、かなりはき込んでも生地のコシが残っています。左綾織りの特徴で表面に強いタテ落ちがあらわれています。作業はサイドシームを切り開いて穴の上下を20センチ程裏打ちし、元通りに閉じて完了です。
真鍮+アクリルカラースタッズ
春日井市からご来店いただいたお客様の依頼です。
オイルドレザーの濃茶のエンジニアブーツに、当店の定番パターンで二本爪スタッズを打ち込みました。ストラップとシャフトのポイントの部分だけオプションで赤のアクリルスタッズを使用してあります。
濃茶のレザーに、真鍮と赤のアクリルスタッズの組み合わせも素敵です。アクリルスタッズは他に黒、黄色、薄青色、無色をストックしています。

工賃(スタッズ込み)/¥6400
本日の修理品
内股部分がパンクしたデニムの修理品です。
摩擦によって擦り切れやすく、修理の定番メニューです。力のかかる部分でもありますので、三角の当て布でタテに20センチ以上裏打ちしました。曲面のカケツギはうまく始末しないと表面にツレが出てしまうので注意が必要です。
ボバーにもスタッズ
一年以上前になりますが、依頼を受けてハーレーのフロントフェンダーに取りつける泥除けをレザー&スタッズで製作しました。久々に装着したハーレーでご来店いただいたので撮影させていただきました。
5ミリ厚のタンニン革をアルコール染料で黒染めし、真鍮とニッケルのスタッズを交互に打ち込んであります。年月が経ち、真鍮のスタッズは10円玉のように鈍い色に変化しています。
バイクは全体にメッキ部分の少ない、ラットなボバースタイルです。オーナー自らが手を入れてほどよくヤレた感じで統一され、実にバランス良く仕上がっています。
「革製じゃ雨の日には使えないから何の為の泥除けなのかわからん」…などとすぐ現実的な事を考えてしまう人は、このオーナーのセンスには到達しないでしょう。…たぶん。
パッチ縫い付け&ペイント完了
特大パッチの上にMORS AB ALTOの文字入れが完了しました。
白い下地の上から黄色いアクリル顔料を重ね塗りし、少しオレンジ色でグラデーションをつけてみました。艶を抑えたマットな仕上げです。塗膜は乾燥すると耐水性になります。
身頃全体にフルデコレーションを施したA-2の完成です。
バックペイント
先週からひきつづきA-2のカスタム進行中です。
背中に特大のレザーパッチ(375Bomb・お客様持ち込み)を縫い付け、その上に扇形に文字をペイントしていきます。書体はおまかせいただいているので、今回は角張ったステンシル文字としました。黄色系で仕上げる予定ですが、下地をつくらないと色が乗らないので白い下地塗料を塗っていきます。この後、下地が完全に硬化したら着色していきます。
本日の修理品
ヒッコリー素材のキャップのサイズつめの依頼です。
他社さんの製品ですが、依頼者は間違って大きなサイズを購入してしまい、その後何度も丸洗いしたり、乾燥機にも入れてみたけれどサイズは小さくならず、ブカブカ状態ということです。
まずテンガロンハットのサイズ調整に使うスポンジテープを見返し(バンド)の内側に巻いてみましたが、それでもまだユルい状態です。こうなれば接ぎ目を分解して縫いなおすしかないので、後ろ中心から頭頂にかけて解体しました。バラしてみると、見返しと本体の縫い目には幅5ミリ程の樹脂製の芯材を噛ましてあり、これが頭周りをぐるりとおおっています。これではいくら洗い込んで、乾燥機でカラカラになるまでぶん回してもサイズが縮むわけありません。
後ろ中心の端で1,5センチずつ縫い込んで、周りで3センチ小さくします。形が不自然にならないよう注意して頭頂に向かってアールをつけて縫っていきます。サイズを詰めた分、芯材もカットし、もと通りに縫製して修理完了です。
レザーベストのパッチ縫い付け
先頃宮崎で開催されたバイブス・ミーティングに参加された方からの記念パッチの縫い付け依頼です。
当市周辺にもいくつかチームがあるようで、複数のチームから同じような依頼を受けています。旅の記録をレザーベストにひとつひとつ印していくのも楽しいですね。しかし今回のパッチは、コバまでびっしり細かい刺繍が入っており、分厚いレザーのベストに縫い付けるのは少々手間取ります。レザー用の刃のついた針を使うと刺繍糸を切ってしまうため、布帛用の丸針をセットしてゆっくりと縫っていきます。
375Bombパッチ縫い付け
ひきつづきA-2のフルパッチ&バックペイント製作です。
左胸に375爆撃飛行隊のパッチとネームプレートを縫い付けました。革製パッチはお客様の持ち込みで、コバ周りの茶色の部分は当方でリペイントしました。ところでこの375Bombの死神のパッチ、かつてパンクロッカーの間で一世を風靡した通称「フライング」と呼ばれるジャケットのモチーフにもなったのをご存知でしょうか?本来のA-2のデザインとは異なるゆったりした柔らかいジャケットに、薄革でパッチワークされたものでしたが、いまだに根強い人気があるそうで、復刻品まで出ているという事です。
パッチ縫い付け&ペイント
昨日から奈良県のお客様の依頼で、A-2のフルパッチ&バックペイントの製作にかかっております。
今回のメニューは、
無地のA-2の左胸に375Bomb(死神)のレザーパッチ、その上にレザーのネーム、両腕にフライングタイガーとCBI章のレザーパッチ、背中には375Bombの特大パッチを縫い付け、背中上部に絵文字をペイントします。
画像はコバに下穴を開けた状態のパッチ。A-2の革が肉厚でしっかりしているため、その上にレザーパッチを縫い付ける場合は、下穴を開けておいた方がミシン目が美しく出ます。今回はネームプレート以外はお客様からの持ち込み品です。
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本日のニュースより

中国各地で反日デモ=尖閣領有めぐり、東京集会に反発
【北京時事】新華社電によると、尖閣諸島の領有権をめぐり、中国四川省成都市、陝西省西安市、河南省鄭州市で16日、大規模な反日デモが起きた。東京で同日行われた集会「中国大使館包囲!  尖閣侵略糾弾!  国民大行動」に反発する行動とみられる。
(以上引用)

日本で巻き起こっている反中国の大規模デモは全く報道せず、中国国内の反日デモは早速報道するのね…。一体どこの国のマスコミなんだか…。
本日の修理品
今週はデニムの修理品が沢山入ってきています。
今回は裾の上げ直しの依頼ですが、長いままで着用していた為に左右の裾線がビリビリです。仕上がりで股下が5センチ短くなるようにカットしますが、それでも擦り切れて生地が無くなってしまっている部分は継ぎ足さなければなりません。当て布をしてミシンでカケツギした後、チェーンミシンで三つ巻きします。縫い代部分に凹凸が出来てしまうと(特にチェーンの場合は)きちんと巻けないので、カケツギも丁寧におこないます。

今回の工賃(左右カケツギ+チェーンステッチ)/¥3500

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日の修理品
相当穿き込まれ、太腿から膝にかけてかなり傷んでいる状態です。
全体に生地が薄くなっており、光にかざすと透けて見える程ペラペラです。右身頃には直径5センチ位の穴も開いています。ここまでの状態だと、あまり修理はお奨めしていません。かなり手を入れなければならない上に、他の箇所の傷みも進んでいるので、実用レベルに再生させるのは難しいと思われるからです。
そのあたりの事を見積もりにお持ちいただいた段階でお話ししましたが、あえてリペアを希望なさいました。コストだけで考えれば買い替えた方が良い場合でも、オーナーの思い入れがあるアイテムは手を加えて延命させることも時々あります。
作業は耳側のシームを切り開いて裏張りしますが、タテに40センチ程あてる必要があります。
本日の修理品
サーマル・長袖Tシャツの身幅&着丈ツメをしました。
お客様によると、プレゼントされた品で、あまりにも大きくて着られない。でも、せっかくの頂き物だからリフォームしてでも身に着けたいということです。
カット・ソー素材のサイズ修正には『差動』という特殊機能を持ったミシンが必要になります。編み地は、裁断した端をミシンにかけると送り歯で引っ張られて地縫い線が伸び伸びになってしまい、ラッパ状になってしまいます。それを防ぐ為に、縫いながらミシン目をイセ込み(縫い縮め)していく機能を持ったミシンを使用します。年間通じてあまり出番の無いミシンですが、カット・ソー製品に手を加える事も可能だという事をご存じない方も多いようです。洗いすぎて伸びきってしまった製品のサイズ修正にも対応出来ます。
本日の修理品
厄介なベトジャンの修理も巧く出来上がり(画像撮り忘れた!)、引き渡しの際にはあまりの完璧な仕上がりに涙を流して喜ぶお客様。(うそ)
今日もお預かりの修理品を仕上げていきます。
最近ネルシャツの裾をカットする依頼が多く、今回は約6センチと、およそ2サイズ分もカットしました。全体のバランスを考えたらこれ以上詰められないギリギリの寸法です。以前と比べ既製品のシャツの着丈はむしろ短くなっているのですが、さらに短くという要望があるんです。でもあまりやりすぎるとモード系のカジュアルシャツみたいになってしまうので、このあたりが限界だと思います。
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本日のニュースより

ソウル界の重鎮、‘キング・ソロモン’急死
‘キング・ソロモン’こと、音楽史に残る大御所ソウル・シンガーのソロモン・バーク(Solomon Burke)がオランダはアムステルダムのスキポール空港で急死したことが分かった。70歳だった。
スキポール空港警察は、今月10日にソロモン・バークが亡くなったと正式に発表した。地元放送局のNOSは、ソロモンはロサンジェルスからの便に乗っており、スキポール空港に到着したあと、機内で死亡しているのが発見されたという。死因についてはまだ不明。
ソロモン・バークは50年代から活躍し、「ロックの殿堂」入りした大御所シンガー。2002年に発表した"Don't Give Up On Me"はグラミーの最優秀コンテンポラリー・ブルース部門など数々の賞を授賞、高く評価され、近年も活発に活動していた。今年5月には音楽フェス『ジャパン・ブルーズ&ソウル・カーニヴァル』に出演するため、ファン待望の初来日も果たしたところだった。トリをつとめたソロモンは70歳とは思えぬ力強い歌声を聴かせ、大絶賛されている。
なお、ソロモンには21人の子供と90人の孫がいるといわれており、数多くいる孫のひとりに、ファンテイジア(Fantasia)、レオナ・ルイス(Leona Lewis)などの楽曲を手がけるなどプロデューサーとして活躍しているノヴェル(Alonzo "Novel" Stevenson)もいる。
(以上引用)

死んじゃったんですねぇ。実は昨日、ジェリー・リー・ルイスのDVD「ラストマン・スタンディング」でジェリーと楽しそうに共演する映像を観たばかりだったので、訃報を聞いてちょっとびっくりしました。それにしても子供が21人って…W
ご冥福をお祈りします。
本日の修理品
見返しの端と裏地の縫い合わせ部分が派手にパンクした東洋のベトジャンです。
こういうケースは稀ですが、もともとこのナイロンのキルティング生地は縫い合わせてもスリップ(滑脱)しやすく、生地メーカーの用語で言うと「引っ張り強度」が低い生地です。ベトジャンのようなお土産品扱いのジャケットでは表生地として使用されますが、本来は裏打ち用の生地ですからそれほど頑丈なものではないのです。摩擦にも弱くて、実物(当時モノ)のベトジャンの多くは裾線や、袖口などが擦り切れて中綿が出ていたりします。
修理については前身頃を一度解体し、見返し端の縫い代をテープで補強した上で裏地と縫い合わせ、解体した箇所も元通りに縫い直します。
手順を文章にするのは簡単ですが、実際の作業はかなりの手間を要します。
ネームプレート製作中。
当店ではフライトジャケット用のネームプレートの製作を承ります。
画像はお客様のイニシャルを打刻し終わったところです。今回はネームプレート単体のご注文で、県外のお客様のため、完成後普通郵便(80円)にて発送いたします。
カスタマー・サービスの項目でご紹介しておりますが、注文製作のため買い物カゴの設定をしておりません。納期等詳細はメールにてお問い合わせください。