2011年7月

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新刊本であるため、ご紹介
『ウエスタンスタイルブック』 スタジオタッククリエイティブ

FUNNYの営業次長からのいただきもの。
この一冊に、日本におけるウエスタンカルチャーのすべてが網羅されている。ウエアやハット、ベルト、ブーツ類から始まってウエスタンスタイルの乗馬、ロデオ、カントリーダンス、モデルガン、映画、音楽、ウエスタンバーの紹介まで盛り沢山。それらに魅せられた人達のライフスタイルも紹介。
ウエスタンスタイルに特化し、文化としてのウエスタン全般を紹介することに重点を置いている。しかしガチガチのウエスタンファンでなくとも、タウンウエアとしてさらりと取り入れることが出来るアイテムの紹介もあり、ビギナーにもとっつきやすい親切な一冊。
ビルフォード+ドロップハンドル
FUNNYのビルフォード(二つ折りサイフ)は縦に二つ折りするのが定番スタイルですが、10数年前に中部地区の代理店が数をまとめて横に二つ折りするタイプを別注製作しました。
これはその時に当店で販売したカービングの入ったものです。
お客様の使い方の良さもありますが、年月を経てアメ色になったシェリダンカービングの部分はしっかりと凹凸感が残っており、革質の良さと、彫り師の技量を感じさせます。ちなみにこのカービングを担当した方は、今も第一線で活躍しておられます。
今回はワレットチェーンを繋ぎたいという事で、折り山上端に穴を開けてドロップハンドルを取付けしました。
シークレット札入れ(防犯用)
お客様のご要望でカスタマイズいたしました。

<FUNNYのバスケットベルト改・シークレット札入れ>

容量/一万円札3枚×2箇所

オーダー主/大陸浪人さま

対応地域/東南アジア危険地帯
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本日のニュースより

死刑、当面執行せず=制度論議を優先-江田法相 江田五月法相は29日午前の記者会見で、昨年7月に当時の千葉景子法相が死刑を執行してから丸1年が経過したことに関し、「死刑は悩ましい性格を持つ刑罰だ。(制度の在り方を)勉強している最中に『はい、執行』ということには、私の気持ちとしてはならない」と述べ、制度論議を優先し、当面執行しない意向を示した。
江田氏は1月の就任時、死刑制度の存廃を含めて検討する意向を表明。千葉氏が執行後に設置した省内勉強会を4月に再開した。会見で江田氏は「識者の皆さんの考えを聞いたが、まだ私の心に強く響くところまで勉強できたとは思っていない」と述べ、さらに検討を続ける必要があるとの認識を示した。 
(以上引用)

職務放棄なう。
法務大臣自らが現行の裁判制度を否定したも同様。
ポストについておきながら、(制度の在り方を)勉強しているだの、私の気持ちだの、全く説得力がない。元々こういう人なので驚きはしないが…。
名著であるためご紹介
『密告者ステラ』ピーター・ワイデン著 原書房

以前メリル・ストリープ主演で「ソフィーの選択」というホロコーストをテーマにした映画があった。
本書もナチのユダヤ政策で死に瀕した女性の話である。ただしこのステラという実在の女性は、ゲシュタポの手先となって多くの同胞を死の収容所に送り込んだのである。著者はこのステラのかつての学友で、アメリカ移住によって難を逃れたが、ナチの台頭下で国内に取り残されたユダヤ人達は絶滅政策の犠牲となる。ドイツ人の冷徹な合理主義は戦時体制でもいかんなく発揮され、ユダヤ人によるユダヤ人狩りというおぞましい政策がすすめられる。すなわち特定のユダヤ人をナチスの協力者として徹底的に活用するというもの。自己保身の心理を突いたこの作戦は実績をあげ、多くのユダヤ人がユダヤ人の手によって収容所送りとなった。ステラ自身も、あるとき知り合いのユダヤ人に密告され、ゲシュタポの手に落ちることに。拷問を受け、共に捕われた両親が絶滅収容所送り寸前となるに至って、ステラはゲシュタポへの協力を承諾する。こうしてベルリンの悪魔こと「密告者ステラ」が誕生し、生来の美貌と機知で次々と旧友たちの潜伏場所を探し出しては逮捕していく。
そして、ソ連侵攻によってナチスドイツが崩壊した後、ステラは一転ナチ協力者として捕らえられ、頭髪を刈られ、ソ連当局から10年の強制労働に処せられる。さらに刑期を終えた後にもユダヤ人同胞からの糾弾の嵐は止むことはなかった。
アメリカに亡命した著者は、米軍兵士として故郷ベルリンに赴任した。そこでかつて憧れた同級生がゲシュタポの手先となっていた事を知り、深い苦悩とともに調査を始める。そして数十年の後、別名でひっそりと暮らすステラの居所も探し当てる。全く異なる立場で対面するかつての同級生。ステラは自己弁護に終始するが、その数年後に自殺する。本書が出版されたのは調査開始からなんと46年後である。
人は生死の境でどういう選択をするのか。異常な状況下での行為を誰が裁きえるのか。ステラだけではなく、戦時下のユダヤ人たちの様々な生き様を通して本書は問いかけてくる。
実物フライトジャケット一考
当店にお越しいただいているお役様は良くご存知のように、店内には1950〜60年代のナイロンものを中心に当時の実物フライトジャケットを30着ほど陳列しています。
これらはあくまで参考品で、レプリカ商品をご購入いただく際の比較参考資料として見ていただいているものです。デッドストックに近いものもあれば、かなり使い込まれて払い下げられたものもあります。たまに実物の販売はしないのかとのお問い合わせをいただく事がありますが、今のところ考えていません。理由は明確で、実際の着用にあたっては問題が多いからです。
まず誰でもが思い当たるのはジッパーの故障で、当時のタロンやスコービル、コンマーといったジッパーは精度が低く、耐久性がありません。さらに何十年も経っていれば金属が酸化したり、テープが硬化していたりします。未使用のデッドストックの状態であっても使い始めるとあっけなく壊れたりします。着用時に故障しますから、運が悪いとスライダーが途中で止まって上げ下げが出来ず、脱ぐのも困難な事になります。交換用のパーツもオリジナルの入手は難しく、交換作業も大変な手間を要します。
N-2、N-3系でコヨーテのファーを衿回りに使用したものでは、劣化による毛の抜け落ちがあります。劣化が進むと着用のたびにバラバラ抜けるようになります。車の中や屋内では毛が落ちるので気を使わなければなりません。
それからインナーにウールパイル等を使用しているものは、ウールが縮縦を起こして縮んでしまっているものがたくさんあります。ウールというのは、もまれるだけで繊維同士が絡み合って縮んでいくものなのです。インナー素材が縮んで、結果的に表地と裏地が余ってしまい、妙な棚皺が出ていたりします。これを修復するのは困難です。
スナップボタンもカチカチに固着していて外した拍子に生地ごと抜けることがあります。
この他にもリブニットなど、傷みやすくメンテナンスが大変な箇所は他にもあります。
ざっと思いつくだけでも不具合の出そうなところが沢山あり、これらを販売したショップがアフターフォローすることは不可能です。
実物を販売するミリタリーショップでは現状販売が基本で、まず修理対応をしていません。取引成立すればそれっきりということですが、コレクターズアイテムとしての扱いですから当然と言えば当然なのです。コレクションするだけで着用を前提にしていないお客さんもいますから。
しかし衣料品は普通に着用出来てこそ意味があるのだという考えに立てば、当時モノを商品として扱うのは難しくなります。
当店ではミリタリーウエアもカジュアル衣料の1アイテムとして捉えていますので、今後もレプリカ商品に力を入れていきたいと思っています。
ビュイック始末記 (テールレンズ編)
60年代の車は、アメリカ車に限らずストップランプとウインカーが兼用になっているものが多い。
いわゆる赤ウインカーというやつで、同じレンズの中の電球がブレーキを踏むと点き、ウインカーの時は点滅するのだ(信号待ちでブレーキを踏みながらウインカーレバーを倒せば、指示方向のレンズは点滅し、反対側のレンズは点灯状態になる)。
もちろんこの状態で車検は通る。現代車の基準では不適合だが、後で法律が変わったからといって、その当時合法だったものに遡及するわけではないのであたりまえだが。
70年代に輸入されていたアメ車には輸入代理店によって車検対応のオレンジのウインカーが後付けされていた。メッキバンパーの上などにちょこんと付けられていたりしたが、たいして視認性が上がっているように思えず、ダイナミックなデザインを損なっていたように思う。
ミレニアム
非常に話題になった映画だったが、なじみのないスウェーデン映画というのと、鼻ピアスをしたヒロインというのに食指が動かずスルーしていた。
遅まきながらビデオを借りてきて自宅で観た。
2時間半以上の長尺の作品ながら、しっかりと構成され、テンポも良く、推理小説の映画化としては非常に完成度が高い。登場人物がたくさんいるが上手く整理されているので途中でこんがらがってしまうこともない。
原作はスティーグ・ラーソンの世界的なベストセラー。
物語りは、体中にピアスをつけ、タトゥーを入れた中性的な天才ハッカーと、中年の社会派ジャーナリスト(原作者が自分を投影した?)がコンビを組んで40年前の少女失踪事件を解き明かしていくというもの。スウェーデンの辺境な島が舞台となっている。周辺人物たちの複雑な人間関係を徐々に解きほぐしていき、事件の核心にせまっていくが、同時進行でメインキャスト達の人間模様もきちんと描きこまれている。事件は意外なかたちで結末を迎えるが、背景には第二次大戦時のスウェーデンにおけるナチズムの影響があり、原作者の政治的主張がここに盛り込まれている。
既に亡くなったスティーグ・ラーソンは、筋金入りの共産主義者で、反ファッショ、反差別主義をかかげるジャーナリストでもあったということだ。したがって本作でもファシスト=快楽殺人者としてこれ以上ないくらいに悪辣に描かれている。また旧約聖書を引用し、反ユダヤ主義とキリスト教とを関連づけて語られる部分もある。この辺の一方的な決めつけ方はマルキストならではである。日本で言えば森村誠一みたいなヤツだろうか。
しかし原作者の思想はともかく、スリリングな娯楽作品として評価するには充分な内容であろう。
ハリウッドでリメイク版も製作されたようなので、こちらも観てみたい。

追記/同じ北欧で極右によるテロ事件が起こったが、反イスラムのキリスト教原理主義者の犯行だと報道されている。背景には欧州の移民政策の失敗が指摘されている。
人権屋が大好きな「世界一人権意識の発達した国」は多くの矛盾も孕んでいるようだ。
お客様のマスタング
1967年式コンバーチブル。
この年式のマスタングはほとんど見かける事がありません。エッジの効いたプレスラインが素敵。コンパクトで取り回しも楽そう♪
本日の修理品
今回も裾の擦り切れ部分をカケツギしたうえで若干丈を短くします。
WEBで修理をご紹介するとそれなりに反応があり、修理出来るものならやってみようかと考える方もいらっしゃるので、同じような状態のものが持ち込まれます。

画像上/製品はDENIMEの66タイプで、両方の後ろ裾が擦り切れてパンクしている状態です。

画像中/三つ巻きの糸を抜いて開いた状態で裏から別布を当ててカケツギします。

画像下/今回は1,5センチ仕上がりが短くなるように裾をカットし、チェーンステッチで三つ巻きしました。

今回の工賃/3500円

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
ビュイック始末記(内装編その弐)
今日は酷暑の合間にあって珍しく日射しもなく、コンバーチブルには快適な日だ。
さて、購入時は前後共ホワイト一色だった合成皮革のシートは、過去のオーナーによって張り替えられたものと思われる。
せっかく張り替えるなら、せめてオフホワイトかベージュぐらいにしておけよ(チッ!)と思ったが、その時のオーナーのセンスなので仕方がない。それでも傷みはなかったので、あえて張り替えまでは考えなかったが、なんだか締りがないのでレザー用の着色スプレー(染めQ)で、汚れが目立つ部分を中心に黒く塗り、ツートンカラーとした。以前にも取り上げたが、当店でも販売している染めQは、レザー(含む合皮)専用のアクリル系のスプレー塗料で、非常に密着性が高い。それ以前にウエスタンブーツの着色に使ってみて耐久性に不安がないことはわかっていた。もちろん作業にあたっては、きちんと下地処理し、マスキングにも相応の手間がかかる。生地の切り替えのパイピング部分のマスキングなどは結構難しい。しかし本格的に張り替えることを思えば、手軽に低コストでリフレッシュ出来るのだ。
ちょっと50年代風の仕上がりだが、一見して塗装だとは誰も思わないだろう。
ところでシートにヘッドレストが付いていないが、張り替え時に取ってしまった訳ではなく、この年式は最初からこういう仕様である。
ついでにいうとシートベルトも付いていない。これらが標準化されるのは70年あたりからだったと思う。
今の安全基準をもってきて危ないと言えば危ないにきまっているが、デザイン的にはスッキリしていて美しい。
本日の修理品
持ち込みでブーツカットの裾上げ依頼ですが、仕上がりで3センチ短くなるようにご指定いただいています。
購入時にカットせずにそのまま穿いていた為に裾が擦り切れています。丁度仕上がり線あたりまで擦り切れていますので、三つ巻きの縫い代部分を継ぎ足してやらなければなりません。元の裾線を解体し、開いた状態で別布を当ててカケツギします。仕上がり線に縫い代をプラスした位置でカットし、シングルステッチで三つ巻きします。やや太めの巻き幅、ステッチの配色も元の仕上げに準じています。最後に裾線を軽くシェービングして、アタリをつけて完了です。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
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本日のニュースより

拉致絡みの献金で陳謝=「付き合い控える」−菅首相 
菅直人首相は21日の参院予算委員会で、自らの資金管理団体「草志会」が北朝鮮による日本人拉致事件容疑者に関連する政治団体に献金していた問題に関し、「団体が(拉致事件と)関係あることを知らなかった。(政治団体と)連携活動をしていたことについて大変申し訳なく思う」と陳謝した。同時に「そうしたことがあるのであれば、政治的な付き合いは控えたい」と語った。自民党の山谷えり子氏への答弁。
(以上引用)

政党助成金から北朝鮮のシンパ組織に6000万円以上流していたわけで、これぞ売国の見本。
産経ではトップ扱いだったが他の新聞では全くスルーしていたのが不思議。
誰かコイツを撃ち殺してくれないかな…。
カスタムブーツ鋭意製作中
お買い上げいただいたロンウルフのエンジニアブーツを、新品のままお預かりしてスタッズワークを施しています。 
ロンウルフのラインナップの中でもこのエンジニアのブラックのみ、ホーウィン社のクロムエクセルという工法で生産された鞣し革を採用しています。刃物を入れた時の粘り感が、充分に加脂された革質の良さを感じさせます。
裁断、縫製は東洋エンタープライズの管理する国内工場でおこなっており、接ぎ合わせ位置やパーツの縫い付け位置も左右均等です。これは当たり前の事のようですが、海外生産の物では左右で縫い上がりにバラツキが出ることは珍しくありません。スタッズを打ち込むのにも左右で接ぎ目の位置が違ったりすると若干間隔を調整してやる必要もあります。その点、ミリ単位で縫製指示書通りに仕上げることが出来るのは日本のメーカーぐらいのものです。
まあ過剰品質と言えなくもないですが…。

画像上/フロントストラップに打ち込み。センターはアクリルのクリアを使用。

画像中/シャフト前面にもクリアスタッズを中心に円形にスタッズを配置。
パッチ縫い付け
今回は元々パッチの付いていたバズリクソンズのカスタムラインのL-2Aに、さらにパッチを付け加えてフルデコレーションとします。
群馬県のお客様から届いたL-2Aは、全体に若干の日焼けで退色しています。この日焼けは、進みすぎると最後にはエアフォースブルーが海老茶色のようになります。これは実物のL-2Aと同様で、紫外線によってナイロンは変色を起こしてしまうからです。
しかしほどよい退色感は、穿き込んだジーンズのような風格をフライトジャケットにあたえてくれます。
ペンドルトン バスタオル
ペンドルトンといえばヴァージンウールを使用したジャケットやシャツ、ブランケットなどで一世を風靡したネイティブ系王道ブランドです。
ウールマークの付いた高級なカジュアルウェアの代名詞でもありました。
しかし近年ではウールだけではなく、コットンとの混紡や、コットン100%のリーズナブルな製品をリリースしています。画像のキャニオンランドコレクションをはじめ、このバスタオルのシリーズは、プリントではなく織りによってペンドルトン独特の美しい柄を出し、表側が肌触りが良いベロアで、裏側は吸湿性の良いパイルになっています。
海やプールへお出かけの際、またインドアでも色々な用途でお使いいただけます。
180センチ×100センチと大きさも充分。コットン100%。全8柄で展開。

価格/7245円
ウォレットジュニア+ドロップハンドル
たまにコンチョストラップの付いていないシンプルな長財布のご要望があります。
FUNNYのウォレット(長財布)にはライダースと比較すると長さと幅を1センチほど短くしたジュニアというタイプがあります。一万円札をギリギリ折らずに入れられるサイズ設定で、カード収納もやや少なくなりますが、このタイプのみストラップ無しのモデルがあります。
今回はこのジュニアタイプでBLKのラティーゴレザー製の物を納品させていただきました。
基本的に本体のみでキーホルダーもチェーンも付属しませんが、お手持ちのチェーンに連結するということで真鍮製のドロップハンドルを店頭で取付けました。上端中央に穴を開けて裏からネジ止めしますが、弛みやすい部分なので念のためネジ山には弛み止めを塗っています。

価格/ウォレットJr.14500円+ドロップハンドル600円
本日の修理品
今回は他社製品の裾上げ依頼ですが、シングルステッチ(地縫いミシン)で対応します。
かなり長いまま穿いていた為に裾が擦り切れていますが、破れている部分にハサミを入れてカットし、そこから三つ巻き仕上げにします。細巻きでも縫い代が2,5センチ必要になりますから、この場合は元の裾線から都合3,5センチほどは短くなってしまいます。今回はそれでも短すぎるほどではないという判断でこの処理としました。仮にもう少し長さを残して裾上げするとなれば、擦り切れて無くなった部分をカケツギしてやらなければなりません。
ちょっと変わった生地で、おそらくパラフィン加工されています。生地の表面にロウをコーティングする加工で、主に帆布などに防水の意味で行うことがあります。
あまりジーンズに採用する例を知りませんが、当然通気性を阻害する面があるので、今の時期の着用はキツいかもしれませんね。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日のニュースより

<国民年金>未納率40.7%…最悪を更新 
厚生労働省は13日、10年度の国民年金保険料の未納率が40.7%(09年度40.02%)となり、過去最悪を更新したと発表した。2年連続で4割を超え、5年連続の悪化となった。要因として、比較的未納率が低い55〜59歳の加入者割合の減少や、所得が低く、保険料(10年度1万5100円)負担が難しい非正規雇用労働者の増加などを挙げている。
(以上引用)

今の制度では確実に破綻することが目に見えているので、払いたくても払えないというよりも意識的に払わない人も多いのではないか。
私の年代ですら、よほど長生きでもしない限り、払った分の給付は受けられません。それでも払い続けているのは、この制度は年金だけではなくて、死亡したときの遺族年金や大怪我を負ったときの障害年金がセットになっているからです。つまり最低限のリスクコントロールの意味があるのです。このことは調べれば誰でもわかることですが、政府が上手く広報しないので、自営業者でも知らない人がいるのです。マスコミも給付制度にのみ焦点を当てて報道するので、よけいに納付率の低下を招いてしまいます。

追記/「消えた年金問題」の追及で民主党政権実現に功績のあった長妻昭氏を最近見かけませんがお元気なんでしょうか?
制度改革など夢のまた夢、そもそも社保庁内で年金記録をメチャクチャにしたのは民主党支持母体の自治労で、それを政権奪取のためのパフォーマンスに都合良く利用しただけのことだったと思います。
ウォッチブレスレットの電池交換
昨年お買い上げいただいたKC'Sのウォッチブレスの電池交換です。
1年経たずに電池切れとなってしまいましたが、当初に組み立て工場でケース内にセットしてあるのはモニター電池で、寿命については補償の限りではありません。このことは販売時にご説明していますが、当たり外れがあり、半年足らずで止まってしまうこともあれば、2年以上そのままご使用いただけることもあります。電池の寿命がくるまでは一定の電圧できちんと作動しますが、突然ピタリと止まってしまいます。
新品交換すれば、その後2年ほどはご使用いただけます。
当店では常時交換用の電池をストックしておりますので、即時対応いたします。

工賃込みの価格500円

*基本的に当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。 

画像上/はめ込み式の裏蓋をあけたところ。

画像下/内蔵されているボタン電池。直径7ミリほど。
ホワイトツイル・ウエスタンシャツ
テーラーさんに縫製をお願いしている(秋冬物)ウエスタンシャツが少数仕上がってきました。
このところチェックものばかりだったので、今回は無地のツイル生地で製作しました。左綾(逆綾)のデニムと同じ織り方の生地で、ヨコ糸が非常に太くてざっくりした風合いのものです。生地屋さんも正確なデータを持っておらず縮率もはっきりしなかったので、縫い上がりの状態で水通ししたところ、5%ほどの縮みがありました。
ザラザラした素朴な表情のウエスタンシャツです。後ほどスナップ釦を取付け、アイロンプレスをおこないます。
夏真っ盛りですが、秋の立ち上がり商品の企画も徐々に進んでいます。
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本日のニュースより

中国“パクリ”新幹線もう故障…1時間半の立ち往生
中国国営新華社通信によれば、北京から上海に向かっていた高速鉄道(中国版新幹線)「京滬(けいこ)線」の列車「G151」が10日午後6時10分(日本時間同7時10分)ごろ、山東省内で電気系統の故障のため停車した。激しい落雷の影響によるとみられる。運転は約1時間半後に再開されたが、午後10時半ごろまで運行遅延が続き、少なくとも11本の後続列車に影響が出た。
6月30日に開業した京滬線で、営業運転中の故障が報じられたのは初めて。京滬線については、中国鉄道省の元幹部が中国紙に対し、「安全よりも(営業速度など)『世界一』を優先させた設計だった」と暴露し、安全性を疑問視する声も出ていた。
(以上引用)

日本の技術をパクっておきながら独自開発だと強弁し、国際特許の申請までしているのにメンツ丸つぶれじゃないか…W。
今後も運行トラブルが多発するのは間違いない。
NARK(ナーク)
時々、大した期待感もなく観た映画が意外な力作だったりする。
この「NARK」も、そんな見つけものの一作。
デトロイトの警官で潜入捜査に従事していたテリス(ジェイソン・パトリック)は捜査の過程で一般人を銃撃してしまい、深い苦悩から立ち直れずにいる。そんな中、未解決の捜査官殺害事件の捜査を命じられ、殺害された捜査官の相棒であったオーク(レイ・リオッタ)とコンビを組むことになる。荒くれで抑えの効かないオークとともに徐々に事件の核心に迫っていくが、ラストには予想を裏切る展開が待ち受けている。
ナークとは密告者の意であるらしい。
製作にあたっては、あまりにも低予算で撮影中に資金がショートしたと解説にあったが、機材の故障でハンディカメラで撮ったような映像表現も臨場感があってとってもいい。主演の二人意外は全く知らない俳優ばかりだが、ジェイソン・パトリックは人生が破綻しかかったボロボロの刑事役を見事に演じているし、レイ・リオッタはこういう狂気を帯びた刑事役にはぴったりの性格俳優だ。「サムシングワイルド」の頃から、端正な容姿ながらサイコがかった凶暴なキャラクターを演じ続けてきた。もしかしたら生来こういう気質の人で、それを上手く演じ手として表出しているのかもしれない。
ハードボイルド作品としては一級の出来映えで、観終わった後になんともいえない余韻を残す2003年度の傑作。