ビュイック始末記 (テールレンズ編)

ビュイック始末記 (テールレンズ編)
60年代の車は、アメリカ車に限らずストップランプとウインカーが兼用になっているものが多い。
いわゆる赤ウインカーというやつで、同じレンズの中の電球がブレーキを踏むと点き、ウインカーの時は点滅するのだ(信号待ちでブレーキを踏みながらウインカーレバーを倒せば、指示方向のレンズは点滅し、反対側のレンズは点灯状態になる)。
もちろんこの状態で車検は通る。現代車の基準では不適合だが、後で法律が変わったからといって、その当時合法だったものに遡及するわけではないのであたりまえだが。
70年代に輸入されていたアメ車には輸入代理店によって車検対応のオレンジのウインカーが後付けされていた。メッキバンパーの上などにちょこんと付けられていたりしたが、たいして視認性が上がっているように思えず、ダイナミックなデザインを損なっていたように思う。