比較的新しい映画で、DVDを借りてきて鑑賞。
最近見た中では質の良い娯楽作品だった。脚本が良く出来ていて、テンポも良く、最後まで退屈させない。
1960年代末のアメリカの病(戦争後遺症、人種差別、家庭内暴力、カルト、政府による謀略等々)を上手く織り込みながら、軽いタッチで風刺していく。
名優ジェフ・ブリッジスを観たのは、「トゥルー・グリット」のコグバーン役以来。今作では、白髪の風格ある神父を演じている。ドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの娘が、いつのまにか一端の女優になって、重要な役で出演していた。売れないシンガー役の黒人女優がアカペラで歌う「オールウィズ・ラブ・ユー」も聴かせる。
退屈しのぎにはもってこいの良作。