店長日記

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いただきもの
西尾市で耕作放棄地を借り受けて、(趣味で)農耕をしているお客様からの差し入れ。
今までも食したことのない中南米原産「フェイジョア」や、「生アンズ」などをいただいたが、今回は生プラムとブルーベリー。ブルーベリーは、お客様の耕作地の隣の「ゆたか農園/西尾市平原町」さんで栽培しているもので、自然の農法で地植えした木にたわわに実っているとのこと(8月中旬まで開園しており、ブルーベリー狩りが可能)。
ブルーベリーはジャムとして製品化されたものか、ヨーグルトに入っているものくらいしか食べたことが無いので、この年にして初食。
電飾看板
開店前に電飾看板の電球交換と清掃。
バズリクソンズのブランドとしての立ち上げは1994年ころで、この樹脂製の看板を東洋が製作したのはその数年後だったと思う。オンオフの切り替えスイッチは無く、配線の先にはコンセントが付いているだけの不親切な設計で、あとで中間スイッチを追加した。
電球はLEDで、明るすぎない昼光色をチョイス。日焼けでケースの色がくすんでいるが、それも味と言えば味。
スピーディップ
シルバー製品の黒ずみをあっという間に除去してくれるスピーディップは、特に複雑な形状の物をポリッシュするのに有効です。
シルバー製品は、空気に触れているだけでも表面が酸化しますし、硫黄の含まれる温泉などに装着したまま入浴するとびっくりするほど黒ずんでしまいます。
平板な物はシルバークロスでさらっと拭いてやれば、表面の酸化層が取り除かれ、美しさを取り戻します。シルバークロスには研磨剤も含まれるので、表面の線キズなどもきれいに消すことができます。
しかし凹凸の多い形状だと、磨ききれない箇所があるのと、研磨剤入りのシルバークロスであまり磨き込むとエッジが丸くなってしまうので、スピーディップを使用します。カップの中に入った液体に浸けると硫化物が除去され、真っ白な地金の状態が現れます。あとはしっかり水洗いをするだけで地金を傷めることなく、元の輝きを取り戻すことができるのです。
リングやネックレスの黒ずみが気になる方は、店頭でお尋ねください。

画像2/ビフォー。

画像4/アフター。
スコードロンパッチ完成
今回も手塗りのタッチを強調するため、筆跡を残して仕上げ。
ミリタリーパッチは年代が古いほど、デザインがシンプルで秀逸なものが多いです。
本日のニュースより
韓国の文在寅ムンジェイン大統領は10日午前、日本政府による半導体材料の対韓輸出規制に関して「日本政府が会談に応じてくれることを望む。このまま袋小路を突き進まないでほしい」と語った。大統領府に韓国の主要30企業と経済団体を集めた会合で発言した。日本政府は12日、輸出規制強化は正当な貿易管理の一環だと韓国政府当局者に説明する見通しだが、文氏は規制の撤回を議論する正式協議とするよう求めたとみられる。
(以上引用)

「袋小路を突き進まないでほしい」だってさ……W

バ〜カ!バ〜カ!
北朝鮮への戦略物資の不正輸出もあきらかになったことだし、さらなる規制強化が必要。
ホテル・エルロワイヤル
比較的新しい映画で、DVDを借りてきて鑑賞。
最近見た中では質の良い娯楽作品だった。脚本が良く出来ていて、テンポも良く、最後まで退屈させない。
1960年代末のアメリカの病(戦争後遺症、人種差別、家庭内暴力、カルト、政府による謀略等々)を上手く織り込みながら、軽いタッチで風刺していく。
名優ジェフ・ブリッジスを観たのは、「トゥルー・グリット」のコグバーン役以来。今作では、白髪の風格ある神父を演じている。ドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの娘が、いつのまにか一端の女優になって、重要な役で出演していた。売れないシンガー役の黒人女優がアカペラで歌う「オールウィズ・ラブ・ユー」も聴かせる。
退屈しのぎにはもってこいの良作。
{HOEWEEN}クロムエクセ ルレザー
久々入荷のバトラーバーナーセイルズのショルダーバッグ。
これに使用されているのが、ホーウィン社クロムエクセルレザー。油分をたっぷり含み、使用に伴って深い層の茶色が顔を出すのが、「茶芯」 と呼ばれる所以です。
クロムエクセルといっても、クロム鞣しだけではなく、タンニン鞣しとクロム鞣しを組み合わせて行う混合鞣し(相鞣し)の手法で生産されています。アメリカのホーウィン社の商標で、今では様々なメーカーがこの革を採用した製品をラインナップしています。
表面に小傷が付き易いのが難点と言えなくもないですが、「道具」として長年付き合える最上級のオイルドレザーです。

画像1、2/バトラーバーナーセイルズJA-1712 19980円(税込み)

画像3/ロンウルフのエンジニア、ロガーにも採用。
革漉き機改良
革漉き機の天板に穴を開けて、革屑の排出口を作る作業の続き。
天板は35ミリ厚の無垢板で、カットするのにジグソーを使いたいところだが、切り屑が飛ぶのを避けるため手鋸で挽くことにした。

画像1/マーキングに沿ってドリルで穴開け。

画像2/細刃の鋸で切り抜いていく。これがなかなか大変。

画像3/穴開け完了。

画像4/鑿と鑢でバリを取る。

画像5/革漉き機本体を元の位置に固定して作業完了。

革漉き機には直径13センチくらいのドラム型の刃が内蔵されていて、それがモーターで回転しながら引き込まれた革を漉いていく構造になっている。削ぎ落した革屑は刃と天板との間にどんどん溜まっていく。今回天板に穴を開けたのは、革屑をそのまま下に落としてゴミ箱で受けるようにするための作業。
革漉き機改良
前々からやろうと思っいた作業にやっと手を付けた。
革を漉くごとに、ドラム状の刃と天板との間に革屑が溜まっていくので、天板に穴を開けて排出口を作る作業。
元々このNIPPIの革漉きは、本体のみで購入し、イエローガレージさんからもらった無垢板のテーブルに取り付けたもの。奥に固定したモーターはミシン用。
重くて移動も大変なので、本体取り付けのネジを外し、テーブル上で位置をずらしておいて穴開けすることに…。

画像4/穴あけ位置をマーキング。
フェローズ杉本さんご来店
フェローズで長年当店を担当する杉本さん。
秋に展開する企画品のサンプルを持ってご来店。
商談は数分で終わり、仕事とは無関係の話題で数時間話し込んだ。
杉本さんはボクシングの世界からアパレル業界に転身した変わり種。
本日のニュースより
歩み寄りは全く見られない。
日本政府が発表した韓国向け半導体材料などの輸出管理強化について、韓国外務省はあらためて撤回を求めた。
そのうえで、この措置の背景にある、いわゆる徴用工問題について、日韓両国の企業が資金を出し合い、元労働者に慰謝料を払うという韓国政府の案について、真剣に検討するようにと、日本政府がすでに拒否しているにもかかわらず、あらためて日本に求めている。
(以上引用)

めでたい。
…実にめでたい♡
基幹産業のコアパーツを、日本に頼り切りだった朝鮮人涙目W
1ミリも歩み寄る必要はないし、もっと規制強化しても良いくらい。
シェリダンウォレット別注見積もり
お客様の別注で、シェリダンウォレットをベースにしたクラフトワーク、フィリグリー(カービングされた革の一部を切り抜いて裏から別革を張る手法)の見積もり作成。
定形の発注書が無いため、スケッチを描いて話を詰める。大体の配色や使用するコンチョは決まっていて、花弁の中心に埋め込むポイントを定番のターコイズにするか、他の石(タイガーアイ、ヘタマイト、ルビーなど)を選択するか検討中。
久保工場長によるワンオフ制作の予定。
革漉き機のメンテナンス
作業中に急に刃の回転速度が落ちたので、一瞬モーターがダメになったのかと思ったが、革屑の詰まりによるものだった。
削ぎ落した革屑はドラム状の刃と天板との間に溜まっていくので、連続使用の時にはこまめに掻き出してやる必要がある。革屑が落ちるドラムの下あたりの天板に穴を開け、下にゴミ箱をセットしてやればメンテナンスも楽だろうと前々から思ってはいる。でも、天板に固定した機械がやたら重くて大変なので、なかなか手を付ける気にならないのだ。
近い内にどこかで時間を取って、改造するつもり。

画像1/革漉き機は本体のみで購入し、一枚板のテーブルに固定した。モーターは工業用ミシンに付いていた日立製を取り付けた。クラッチは無し。

画像2/回転刃に革屑が挟まった状態。

画像3/刃と天板との間に溜まっていた革屑を取り除く。

画像4/ついでに各部に注油。

画像5/刃を回転させた状態で砥石を近づけ、刃先を研ぐ。
サスペンダー製作
西三河からお越しのお客様からのオファー。
サスペンダーのトンボ部分をレザーで作り直す予定。
このリプロ品のサスペンダーは、金具などは良いものを使っていますが、トンボは本革ではなく、ポリウレタン製です。ポリウレタンは加水分解により、数年でこのように劣化します。量販店で販売される鞄のハンドルがボロボロになったり、スニーカーの底が剥離するのもポリウレタンを使っているからです。
荷重もかかる部分なので、強度も考えて製作します。
ジーンズ裾上げ
持ち込みのカラージーンズで、シングルステッチで裾上げします。
もう廃刊になりましたが、月刊誌「Free&Easy」と、神戸のアパレルメーカー、ワールドがコラボして展開していた「ラギッド・ファクトリー」の製品。すでにブランドも消滅している模様。
70年代にあったようなパステルブルーのピケ・ジーンズ。
この手の色物は、糸の色合わせが難しく、30番の綿糸の中で出来るだけ色味の近いもので対応します。
カタメール
鞣し革には、大きく分けて、縫製しやすく柔軟に仕上げた「クローム鞣し」と、天然素材の特性や表情をそのまま残した「タンニン鞣し=植物鞣し」があります。
クラフト系の製品に主に使われるのはタンニン鞣しの方で、あまり硬くて使いにくい場合は、機械的に揉み込みして繊維を柔らかくほぐすということも行われます。
今回は逆に、やや柔軟なタンニン鞣し革を硬化剤で固め、形を安定させて使用します。
市販の硬化剤は広く出回っており、中身はアルコール系の樹脂で、革の内部に浸透させて、乾燥すると硬化するもの。表からでも裏からでも刷毛やスポンジで使用できますが、ヌメ革に表から塗ると、日焼けしたような褐色になります。
ワークショップで二つ折りの携帯ケースを制作するための下準備。