店長日記

6974

ネットでお買い物…染み抜き剤
さすがに衣類の染み抜きは仕事の範疇ではなく、家庭用としての購入。
クリーニング屋さんでも使っている、汚れを分解して落とす染み抜き剤。
以前使っていたものは別ブランドのものだったが、もう廃版になっており、成分的には変わらないだろうこちらを購入。
ほとんどの水溶性の汚れ、付いたばかりの油性の汚れは、家庭での洗濯で対処可能。
さらに言えば、取り扱い表示にドライクリーニング(石油系)となっている衣類でも、手順さえ間違えなければ水洗いは可能です。
当店の商品につきましては、店頭でお尋ねいただければ、個々に適切な家庭でのクリーニング法をお答えいたします。
ブラス製品に注力!
ファニーが従来スターリングシルバーで製作していたコンチョ類を、同じ鋳型を流用してブラス(真鍮)で製品化し始めました。
表面をガンブルー(銃器用の酸化剤)で黒染めし、磨きをかけて凸面に真鍮の地肌を出した陰影のある仕上がりです。レザーやデニムとはとても相性の良い質感だと思います。
今後、徐々にブラスのラインナップが増えていくと思われますが、実は製品化にあたっては、銀地金の高騰の問題があります。
武漢肺炎の影響で世界経済が麻痺状態になり、ゴールドの価格が高騰しているのをご存じの方は多いでしょう。それに引っ張られるように銀の地金も高くなり、コスト的に見合わなくなりつつあるのです。
その点、加工しやすく手頃な価格でご提案できるブラスは、製品にワンポイント添えるパーツ材料として利用しやすいのです。
いただきもの
お客様のご母堂が、未使用のまま長期保有していたジャノメの裁ち鋏・コーベル。
一般的な裁ち鋏と違い、握り部分と上下の刃に角度が付いており、裁断台の上で生地を切るのに最も適した形状になっている。
調べてみると、1980年ごろの製品で、当時の特許品だったらしい(現在は期限切れで特許フリー)。これを製造したのは三菱金属で、ネック部分には三菱のロゴも刻印されている。
使い始めるのがもったいない気もするが、やはり使ってこその「道具」なので、今日から当店の裁断台に常備。
夏の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
今年は終戦の日には都合がつかなっかったので、本日早朝に一人、車で三ケ根山を訪れた。
武漢肺炎の影響で遺族会関連のイベントは自粛だったようだが、墓所にはたくさんのお酒や花が供えられていた。
岸元首相の揮毫による石柱も、有志の方々によって綺麗に塗り替えられていて、建てられたばかりのよう。
今日も暑さが厳しいが、山頂付近は日陰に入ればそれほどでもない。
廟の管理人Iさんの休憩所に立ち寄って、Youtubeで上久保靖彦教授の動画を視聴。現状の武漢肺炎対策が、完全に間違っていることがよくわかる内容。
Iさんが懇意にしておられる高須克哉院長は、14日にお立ち寄りになったらしい。
25日からの、大村バカ知事のリコール署名受任者の登録用紙をいただいて12時前に帰着。

画像1/綺麗に塗り替えられた巨大な石柱。

画像2/ボランティアの方々の手で管理の行き届いた廟の周辺。

画像3/献花やお供えの酒で一杯の七士墓。

画像4/休憩所から見た蒲郡側の風景。

画像5/高須院長のお声掛けで、河村名古屋市長、虎ノ門ニュース関係者らも賛同する大村愛知県知事のリコール運動。25日から署名スタート。
名著であるため、ご紹介
『おそめ』石井妙子著 新潮文庫

石井妙子さんの著作を読んだのは、『女帝小池百合子』から始まって3冊目。
本作は2009年に上梓されたもの。
ひょんなことから老境にさしかかった「おそめ」こと上羽秀に出会った著者は、それが一冊の本に纏まる当てもないまま、東京から京都に通い詰める。
仕事としてというより、伝説の銀座「おそめ」のマダムに対する興味が著者を駆り立てていた。
高名な政財界、文学界の大物たちが集った「おそめ」のマダムの口から、具体的な交遊録が語られることはついになかった。しかし周辺取材を進め、「おそめ」の過去をひも解いていくと、それがそのまま昭和という時代の裏面史になっている。
緻密な取材によって、(秘するが花)を貫いた伝説のマダムと、そこに集った名士たちを綴った上質なノンフィクション。
JA11、夏仕様
グログランテープで作った脱落防止ロープを装着。
ストラップ前部はフロントガラスの固定用フックのネジを利用して共締め。
ナスカンはドアのキャッチに掛けられる。
しばらくはこのスタイルで乗るつもり。
ネットでお買い物…糸切り鋏
先週一丁補充したところだが、また大型のものを見つけたので、即買い。
今回のは刃物屋のデッドストック品で、裁ち鋏でもそこそこ名の知れた「勇次郎」製。
製造年はわからないが、昭和のものであってもおかしくない。紙箱のデザインも古臭い。このブランドが今も存続しているのか、ネットで調べてもわからなかった。
先週購入したものは現代的なステンレス材(V金2号)で鏡面仕上げだったが、こちらは伝統的な燻し仕上げで、手にしっくり馴染んで使い易い。
当店には用途別に8台のミシンがあり、その内よく使うのが3台あるので、その3台のミシン台に常備しておくことにした。
JA11ドア取り外し
2016年に自家塗装した際に、固定されていたドアヒンジを取り外し、六角レンチで脱着出来るように作り変えたJA11。
外したドア部分に脱落防止のロープを取り付ければ通常走行も合法なのだが、その時は材料が無かったので、なんとなく月日が過ぎてそのままになっていた。
ドアレスだとさらに車重が軽くなるので、しょぼいエンジンでも走りが軽快になるのは間違いない。
今回ショルダーバッグのストラップにも使える頑丈なグログランテープを使って、現物合わせで脱落防止ロープを作ってみることにした。
黒染めの大型ナスカンは、バトラー・バーナー・セイルズさんのご提供。

*お盆の期間中も平常営業しております。
ジーンズ裾上げ
1950年代オリジナルのリーバイス501XX。
半世紀以上前のビンテージですが、比較的コンディションの良いもの。
残念なことに、家庭用ミシンで細番手のポリ糸を使って裾上げされています。
これを長さを変えることなく、チェーンステッチで仕上げ直し。
広幅で三つ折りされた裾線を解体し、プレスで伸ばしてから、再縫製します。

画像3/ビフォー。

画像5/アフター。

製品持ち込みの場合/¥1,500(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥500)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。

*お盆の期間中も平常営業しております。
2020年秋冬フェローズカタログ
フェローズよりこの秋冬の商品カタログが着荷しました。
平素当店で同社の製品をご愛顧いただいているお客様に限り、店頭で差し上げております。
冊数に限りがありますので、ご入用の方はお早めにどうぞ。

*お盆の期間中も平常営業しております。
パッチ縫い付け/A-2
横振りミシンによるハンドメイドパッチ。
この図柄に見覚えのある人はほとんどいないのでは?

*お盆の期間中も平常営業しております。
本日の修理品/ファニー ロングウォレット
今から26年前に、営業の本拠を現在地に移した頃にお買い上げいただいたFUNNYのウォレット。
現在ではカタログ落ちしている薄型タイプで、濃茶に手染めされた革が艶やかに変化しています。
内張は現在では使われていないソフトレザーで、折れ返り部分で表革との縫い合わせが糸切れして口を開けている状態。
出来るだけ元の穴に針を合わせて、オーバーステッチで再縫製。
今回はメーカーには送らず、当店の機械で対応させていただきました。

*他社様で購入された商品、中古流通品については一切お受けしておりません。

*お盆の期間中も平常営業しております。
ベルクロ縫い付け/海軍用パッチ
NAVYジャケットに脱着できるように、刺繍パッチの裏面にベルクロを取り付け。
ベルクロはシート状のものを使い、縫い付けた後に外回りをカットします。

*お盆の期間中も平常営業しております(火曜定休)。
本日の修理品/シュガーケーン ロンスタージーンズ
後発の細身タイプ、SC41501。
お買い上げいただいて3年ほどでしょうか。
センターシームが糸切れして口を開けているのと、左右インシームも擦り切れています。
タタキでしっかり補強しておけば、この先数年は保たせることができます。

画像1、2/ビフォー。

画像3/アフター。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
2020年秋冬バズリクソンズカタログ
バズリクソンズの秋冬カタログが入荷しました。
平素当店でバズリクソンズの製品をご愛顧いただいているお客様に限り、店頭で差し上げております。かなりの冊数を確保しておりますが、シーズン前に無くなってしまう事がありますのでご入用の方はお早めにどうぞ。
ワークパンツリメイク
ウエスト周りが大きすぎるヘリンボーンのカーゴパンツ。
各シームが二本針ミシンでガッチリ縫製されていて、背中心や脇を解体して詰めるのは大事です。
そうした時に、低予算で済む簡易なリメイク方。
腰帯のループとループの間を内側から縫い寄せて、タックを作ります。
今回は4箇所で2センチずつ摘み、約8センチ詰めております。
詰めた部分はベルトをすれば見えません。

画像1/ビフォー。

画像3/アフター。
ネットでお買い物…糸切り鋏
当店では複数のミシンを使い分けているが、先日一番昔から使っていた糸切り鋏が、根元にクラックが入ってダメになった。
そのため一丁補充することになったので、ネットで業務用のものを検索。
破損したものは通常サイズ(全長10センチあまり)だったが、以前大須の八の日で買い求めた大型の糸切り鋏が使いやすいので、同じくらいのものを探してみた。
すると一種類だけ全長150ミリのものを発見。
ポチっと購入。
これだけ大きいと、どこかに紛れ込んで探しまわるようなこともない。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
シュガーケーンの定番SC41947。
高品質でコストパフォーマンスに優れたこのモデルは、デニム好きの方々に長年支持されています。
今回は後ろ中心の糸切れと、パンクしかかった股ぐりの補強でお預かりしました。
このような解体不要のリペアの場合(機械が空いていれば)、お預かりの翌日にはお渡しすることも可能です。

画像1、2/ビフォー。

画像3/アフター。
スナップボタン追加
頑丈な6号キャンバスを使用したバトラー・バーナー・セイルズのショルダーバッグ。
このタイプには元々開き口の留めがありませんが、ご要望によりスナップボタンを取り付けました。
ご購入時にお申し出いただければ、無料で対応させていただきます。
メンズトルソー、リボーン!
中断していた撮影用のトルソーの改造。
ボディサイズに比して長かった腕を、下腕を輪切りにして3センチ切り詰めた。
手鋸でカットしたので完全な平面は出ていないが、許容範囲。中心にダボを打ち込んで、木工用ボンドで接着。
すでに長袖シャツが入荷し始めており、今後はこのボディで撮影。

画像1/ビフォー。

画像2/カットした腕の中心に穴を開け、ダボを打ち込み。

画像3/木工ボンドで接着。

画像4/アフター。