店長日記

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バックペイント鋭意制作中
肆式戦闘機のバックペイントは、ベースの国防色に色を重ねて、影や日が当たっている部分のトーンで塗り分けていきます。
各部のディテールを描き込むのはこの後です。
パッチ縫い付け/CWU-36P
次の作業は、CWUをパッチ仕様にカスタム。
両腕、左右見頃に合計7枚のパッチを縫い付け予定。
本日の修理品/ダブルアールエル ジーンズ
左右ポケットの底の穴を塞ぐために解体しますが、ポケット口左右に隠しリベットが打ち込まれているため、そこを残して取り外します。

画像1/穴の裏には薄手のデニムを挟み込んで糊付け。

画像2/接着芯地を圧着。

画像3/底穴の上をタタキで補修。ポケットの飾りステッチの上を目立たないように地縫いして、接着芯地を固定。

画像4/作業完了。
バックペイント鋭意制作中
ミシン作業はひとまず置いておいて、別件のペインティングを…。
レイアウトが決まっている肆式戦闘機のバックペイント。
とりあえずベースとなる国防色を作って地塗り。
大まかに陰影を加えておき、乾燥させます
本日の修理品/ダブルアールエル ジーンズ
ラルフローレンがビンテージラインとして展開しているRRLのジーンズ。
両ポケットの底に穴が開いているので、取り外して補修を行います。
○○リフォームさんからのご紹介案件。
パッチ縫い付け/M-65
難易度の高い部分もありましたが、8枚のパッチを所定の位置に取り付け、M-65のカスタム完成。
オンライン展示会
昨日、インスタ・ライブでおこなわれたダブルワークスの展示会。
この度の武漢肺炎の影響で、アパレルメーカーの4月以降の展示会は次々に休止となりました。ここにきてやっと通常開催されるようにもなりましたが、メーカーによってはこれを契機に従来の展示会による受注方式を改めるようにもなっています。
ディーラーサイトをより充実させて、そこで受注が完結するようにしたり、ライブ配信で企画商品を紹介したりといったやり方が、今後拡がっていきそうな情勢です。
パッチ縫い付け/M-65
無地のM-65フィールドジャケットに、8枚のパッチを縫い付け予定。
短冊状になっているパッチは、あらかじめアイロンでしっかり折り込んでおきます。
ベルクロ縫い付け/フィールドジャケット
テフロン系の表地にフリースの裏地が付いたハイテク素材のフィールドジャケット。
左胸と両腕には最初からベルクロが取り付けられており、追加で右胸に取り付けさせていただきました。
ネームプレート製作中
通販でネームのみご注文いただいた分を製作。
外回りには縫い付けの時の目安になるネン押し。
乾燥後、普通郵便で発送します。

A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ(サイズの変更も可能)、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。

価格/3000円(税別)
世界の軍用機史
現在進行中のピンナップガールのペイントに目途がつき次第、次のオーダーに移りますが、これが日本軍の肆式戦闘機(疾風)のバックペイント。
県外のお客様からはメールに添付した画像をいただいていますが、今一ディテールが読み取れないので、資料を探していました。
たまたまレシプロ機に詳しいお客様が、各国の軍用機を纏めた本をお持ちだったので、拝借しました。

画像1/世界の軍用機史。平成5年版。

画像4/とりあえず、いただいた画像を背中にレイアウト。
ネームプレート制作・縫い付け
オーダーでネームを刻印し、それぞれA-2の左胸に縫い付け。
お預かりしたA-2はメーカー違いで、見頃のサイズバランスもかなり違いますので、微調整してベストな位置に取り付けました。
バックペイント鋭意制作中
ピンナップガールの下塗りはこれで完了。
ここでいったん筆を置き、肩線に沿って入れる文字のデザインに移ります。
FUNNYインディアン・モカシン
ファニーのオーダーメイドモカシン。
店頭にご用意しているサンプルで、素材、色、デザインを選択していただき、ファニーの大阪工場で製作しております。
こちらはモカシンの基本形、スリップオン。
パーツごとに色、素材の選択が可能ですが、今回はベロアレザーのレッド単色でのご注文。

参考価格/13000円(税別)

*店頭にて注文製作を承ります。12種類のデザイン、30種類以上の素材、3色のソール、コンチョやビーズのオプションなどを自由に組み合わせて頂く亊が出来ます。子供サイズ(13〜20センチ)男女サイズ(23〜29センチ)。ご注文より納品まで約1ヶ月半かかります。
名著であるため、ご紹介
『ファクトフルネス』ハンス・ロスリング オーラ・ロスリング アンナ・ロスリング・ロンランド共著 日経BP社

ハンス・ロスリングは医師であり、世界保健機構やユニセフのアドバイザーであり、教育者としても著名である。
本書では、教育や医療、環境問題、人口問題などの「ファクト」を、実際の数字をもって解き明かしていく。
この本をざっとと読み通せば、自分も含め、いかに多くの人々が、誤った思い込みで物事を捉えがちなのかが良くわかる。
例えば思い込みの一例として、「世界人口は爆発的に増え続ける」がある。
人口爆発で、世界中の食糧が足らなくなるといった悲観論である。
ところが、経験豊富な人口学の専門家は、世界人口の増加スピードはすでに減速局面に入っており、予測では2100年の子供の数は現在と変わらず、20億人に過ぎない。しばらくは大人の人口が増えるので、全体として人口は増えるが、自然と調和する形で落ち着いていくというのが定説である。
商業主義のメディアが、不必要に不安を煽る姿勢も、この本では厳しく批判されている。
誤った思い込みは、主に人間の本能に根差すもので、自己防衛や恐怖心といった感情が基になっている。それは生きるために人間に備わったものではあるものの、理性をもってありのままに事実を見る姿勢が必要だと説く。
人々が目の前にある「ファクト」や人類の未来を、間違って解釈することの危険性を著者は指摘するのだ。
ページ数は多いが、人々の思い込みをQ&A形式で指摘するなど工夫され、読みやすい本。
バックペイント制作開始
先週ネームとショルダーパッチを取り付けたA-2の背中に、ピンナップガールと文字を組み合わせたバックペイントを入れていきます。