店長日記

6800

パッチ縫い付け/N-1
バズリクソンズのデッキジャケットにVF133のパッチを取り付け。
このパッチは黒のフェルトをベースにし、刺繍職人が手振りミシンで一点ずつ仕上げております。
在庫は残り3点です。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505
生産から50年を経たリーバイスの70505ジャケット。
一見状態は良いですが、シームの環縫い(チェーンステッチ)が10箇所以上糸切れしております。
チェーンステッチでの補修は作業行程的に無理ですので、綻びが拡がらない様、地色に近いネイビーのカタン糸で押さえを入れていく作業になります。
仕上がり状態では補修糸は見えず、綻びはそのまま残りますが、強度は十分です。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります(メール画像では判断が難しく、見積もり違いも発生します。また、宅急便を介してのやりとりですと時間的にロスが大きいので、店頭受付のみとさせていただきます)。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505
昨今、巷で人気の高いデニムジャケット。
とくにビンテージのものはタマ数も少なく、価格も高騰しております。
しかし半世紀も前のものとなると、一見コンディションが良くても実用に耐えうるものは多くありません。
よく見られる環縫い(チェーンステッチ)の糸切れは、放っておくと縫い始めの方向に伝線していきます。所謂古着屋さんは現状販売が基本なので、未補修のものがほとんどです。
このジャケットにも10箇所以上の糸切れがありますので、カタン糸でタタキを入れて対策します。
店頭ラックもDIYで
廃材を組み合わせて作ったラックに少し手を加え、ハットを掛けられるようにしてみた。
材料はこの秋に海岸で集めてきた流木。
細めのものを鋸で輪切りにし、角を落として取り付け。
ちなみにこのラックの側板は、古くなって取り外した看板(1×4材)を利用している。
ジーンズ裾上げ
持ち込み品で、90年代くらいのリーバイス501。
現状は広めの三巻きシングル仕上げになっています。
これを1,5センチほど短くなるように裁断し、チェーンステッチで巻き直します。

画像1/ビフォー。

画像2/裾線のステッチを抜き、折山をプレスで伸ばします。縫い代として使えない部分は裁ち落とし。

画像3/縫い代を残して裁ち落とし。

画像4/再縫製して作業完了。

今回の工賃/¥2200(カット分3.5センチ以下)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
ジーンズ裾上げ
旧ドゥニームのXXタイプをチェーンステッチ仕上げ。
ドゥニームはジャパニーズデニムの先駆的なブランドですが、経営母体が何度も変わり、今はウエアハウスさんがやっているはずです。
当店が扱っていたのは初期のオリゾンティ(神戸ワールド系)時代でした。
この製品は、その後継会社によるものですが、ゴツゴツした生地感や染め上がりの濃さなどは遜色がないと思います。
ネームプレート制作・縫い付け
ご指定の字面でネームを制作し、バズリクソンズのA-2に取り付けいたしました。

A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。

価格/3300円(税込み)
パッチ縫い付け/B-15C
ベースはバズリクソンズB-15Cモディファイド。
今月仕上がったばかりの横振り刺繍のモスキートパッチを取り付け。
デッドストックのレーヨンエンブロイダリークロスは残り少数になってきており、色数も限られています。
この配色は残り1枚になりました。
大阪出張
昨日はショップの休業日を利用しての大阪日帰り出張。
東洋エンタープライズの盛夏物展示会が、心斎橋のレンタル会場で行われた。
国内で企画生産するメーカーの商品は、当然ながらリードタイムが必要で、この時期に来夏商品の発注となる。
いつものように新幹線での名阪往復だが、昨年の同時期と比べると格段に込み合っている。武漢肺炎以前に戻ったような感じ。
心斎橋駅にある展示会場からアメリカ村に続く繁華街も、かつての賑わいを取り戻していた。

*現在在庫切れのバズリクソンズのデニムジャケット(大戦ファースト)の次回生産分は、来春に納品予定との事です。お客様のご予約を承ります。
A-2カスタム納品
制作完了の旨、ご連絡したところ、早速ご来店くださいました。
ご依頼ありがとうございました。
A-2カスタム完成
フライングタイガースのパッチ3点をを取り付け、作業完了。
2008年制作で所々色の落ちたA-2に馴染むよう、パッチ類もエイジングを加えました。
ジーンズ裾上げ
こちらはリーバイスの企画物で、炭黒の製品染め。
裾は切りっぱなしの状態で、緯糸が抜けてボソボソになっています。
裾を切り揃えて、シングルステッチのやや広幅三巻きに仕上げて欲しいというご要望。

工賃/¥1320

画像1/カタンの30番で色味の近い糸を使います。

画像2/縫い代として使えない部分は裁ち落とし。

画像3/広幅(1,2ミリ程)のシングルステッチで三巻き。

画像4/作業完了。
A-2カスタム制作中
完成したフライングタイガースのパッチを取り付けていきますが、左腕に取り付けるCBI章の位置に、元のAAFプリントパッチが残っています。
そのまま上に乗せてもかまわないのですが、このA-2のプリントはかなり上目に圧着されていて、文字の左右端だけではなく、エアフォースマークの上端も出てしまいます。
お客様のご要望もあり、上側と左右のはみ出す部分を、上塗りして消すことにしました。
ジーンズ裾上げ
持ち込みで復刻版のリーバイス501をチェーンステッチ仕上げ。
詰め分が3センチ弱のため、縫い代出しが必要になります。
裾線のステッチを抜き、プレスで伸ばしてから、縫い代を裁ち直して再縫製という手順になります。

今回の工賃/¥2200(カット分3.5センチ以下)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
A-2カスタム制作中
描き上がった胸パッチも、上塗りしてエイジングを施します。
完成した3点のパッチは、バズリクソンズのA-2に取り付け。
A-2カスタム制作中
バズリクソンズのA-2をフライングタイガース仕様にカスタム。
左胸に取り付けるパッチは、虎が横跳びしているポピュラーなデザインをチョイスしていただきました。
A-2カスタム制作中
エアフォースマークも、CBI章同様にウェザリングした上でトリムを取り付け。
ジーンズ裾上げ
セレクトショップさんからの持ち込みでチェーンステッチで裾上げ。
ジーンズの裾上げにつきましては、持ち込み品にも対応しております。
綿100%のカタン糸使用で、糸番手は20番・30番。
糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。

製品持ち込みの場合/¥1,650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
A-2カスタム制作中
続いて右腕に取り付けるエアフォースマークをペイント中。
標準では左腕に取り付けるエアフォースマークですが、CBI章と組み合わせる場合には右腕への取り付けとなります。
A-2カスタム制作中
描き上がったCBI章には軽くウェザリングして、革リムを取り付け。
今回の革リムは、ヌメ革をアルコール染料で色付けしております。