店長日記

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本日の修理品
おそろしく年季の入った国産の革ジャンの修理品です。
おそらく50年ほど前のもので、表面が退色していますが、部分的に元色の濃茶が残っています。新しい革ジャンでは相当着込んでも出せないオーラが漂っています。アームホールの付け根部分がパンクしているのでここを塞がなければなりません。
通常の作業では、
修理部分の裏地をはずす→コバステッチの糸を抜く→身頃地縫い→縫い代を片倒ししてコバステッチをかけ直す→裏地を綴じる→完了
という手順になりますが、オーナーの希望は『裏側なんてどうなってもいいから早く(安く!)やってね♡』ということですから、表側からタタキで始末します。キュプラの裏地までざっくりと縫い込んでしまいます。…お手軽即日コース/工賃1000円。
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2月より、当ホームページを携帯電話でもご覧いただけるように設定いたしました。
昨年秋にリニューアルして以来、特に告知等していないにもかかわらず、たくさんの方にご来訪いただけるようになり、感謝に堪えません。今後もよりいっそうコンテンツの充実をはかってまいりますので、宜しくお願い申し上げます。
本日の修理品
これはかなり厄介なケースです。
バズリクソンズのD-1、初期のモデルですが、お客様が着用時に後ろ袖山部分を突起物に引っ掛けてカギ裂き状になっています。元通りにリペアするのは不可能ですが、力のかかる部分ですので、手当てしておかないと穴が広がってしまいます。
当店の対応としては、
裂け目の裏の羊毛を刈り取り→裏に薄く漉いた牛革を接着・縫い付け→裂け目の周囲をミシンでカケツギ→完了
当て革は、出来るだけ目立たぬようにレザーのシームテープのステッチ線にそって縫い付けますが、破れ目の周囲のカケツギはどうしても目についてしまいます。その点をご了解いただいた上で作業に入らせていただきます。
ところでこのD-1は、バズリクソンズがレザー製品の投入当初に当店で販売したものですが、当時のリアルマッコイズの工場で製作されています。ずいぶん前の話で、あまり知られてはいませんが、当初バズリクソンズのレザージャケット(A−2、B−3、D−1)は生産にあたってマッコイズの協力を得ていました。逆に、マッコイズの初期のナイロンフライトジャケットは、バズリクソンズの生産ラインを使っておりました。ラインナップが増えるとともに、各々完全自社生産に移行したというわけです。
スプリットレザー
what's newでご紹介したFUNNYの新作ショルダーバッグですが、数が少ないので、H.PにはUPしておりません。勝手ながら今回分は店頭販売のみとさせていただきます。
このバッグの素材は牛ベロアとよばれる牛革のスプリットレザーです。食肉の副産物として生産される革は、用途に応じて一番表側の銀面付き(スムースレザー)、銀面の下層のスプリットレザーに分けられます。価格的にも銀面付きが最も高くなり、スプリットは余剰品のような扱いですが、FUNNYではバッグやモカシン、小銭入れなどにうまく利用し、値頃感のある商品を生産しています。染色性が高くて縫製し易く、温かみのある製品に仕上がります。
蛇足ですが牛ベロア(スプリット)とヌバックが混同されることがありますが、ヌバックは銀面付きの表革の表面を削って毛羽立たせたもので、高級なレザーの一種です。
またスエードというのは銀面付き(スムースレザー)の裏面を使用したときの呼び名で、これもまた別物です。
そしてスプリットやスエードがバックスキンと呼ばれることがありますが、これはあきらかな間違いで、バックスキンのバックはBUCKで、鹿革の総称です。表裏には関係なくBUCK SKINはバックスキンなんです。でもBUCKをBACKとする誤用が広まりすぎてしまったので、アパレルメーカーのカタログにすらそのような(誤)記載が見られます。
当H.Pを訪れてくださる方が増えるにつれ、お問い合わせのメールを頂戴する機会が増えました。それ自体非常に喜ばしいことで、出来る限り真摯におこたえするようにしています。しかしながら、SHOPとしての業務をおこないながらWEBにも対応しておりますため、いただいたメールに即座に対応出来ない場合がございます。また、SHOPの閉店後(午後八時以降)いただいたお問い合わせにつきましては、翌営業日の対応になります。何卒ご理解いただけますよう、宜しくお願い申し上げます。
それから業務を円滑に進めるためにも、以下の類いのお問い合わせには応じかねますので返信せずに削除させていただきます。
*無記名、出所不明のメール(内容の如何に関わらず)。
*当店の業務には直接関係がないビンテージウエアの年代鑑定や、価格相場等の問い合わせ。
*メーカーの内部情報に関する問い合わせ。
本日の修理品
キーホルダーやウォレットレーンに付けられているナスカン(茄子に似てるからナスカン♪)は、部材が亜鉛合金、または真鍮ですから、かならず摩耗して交換が必要になります。常時一定の重さが加わった状態で軸の部分がクルクル廻っていますので、消耗するのは避けられません。また内部のスプリングも破損することがあります。当店では常時各サイズに合わせたパーツをストックしておりますので、即日対応出来ます。通販でお買い上げいただいた場合も、送料とパーツの実費のみで対応しておりますので、ご安心ください。
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スニーカー+ブーツ
昨日は商談でFUNNYの大阪本社にお邪魔し、新作ウォレットやビルフォード、バッグ、レア素材の小物類等、厳選確保してまいりました。順次H.PにUPしていきます。
当店の商材ではありませんが、FUNNYの知られざるストック品のなかで、変わり種がありますので画像でご紹介します。
この商品は、ナイキのスニーカーブームの頃、FUNNYの営業次長でもあるトニーラマの輸入担当氏の『こうゆうのあったらおもろいやん!』という思いつきの発言を真に受けたトニーラマが、需要を見込んで大量生産してしまったブーツです。ハイテク風のスニーカーに、ウエスタンブーツの刺繍入りの筒をくっつけただけというあまりにも大味なデザインに、見た人は皆ゲラゲラ笑っていました。価格はブーツ並みの38000円でした。もちろんどこの販売店も自店で売ることなど思いもよらず、ただ話のネタにしていただけですけれど…。
万一、ご興味のある方は、ご一報いただければデリバリーさせていただきます♡。
携帯電話でもご覧いただけます!
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WEB体制強化のため、windows7を購入しました。いままでMACしか使ったことがなく、このH.PもMAC MINIで製作しています。ついこの前まではI MACも併用していました。元来、デジタル機器が好きではないので、必要にせまられないと購入しませんし、長くズルズルと使い続けているうちに時代遅れになっています。windowsは使い勝手が全く違うので、一から勉強するつもりで教本も買ってきました。まわりの方にサポートしていただきながら、徐々に使いこなせるようになりたいと思っております。
納品前に…
ビンテージのリーバイスジャケット、70505のビッグEです。本品は極めて状態が良く、40年以上前に生産されたとは思えないほどです。日常使用には全く問題ないレベルですが、それでも各部にチェーンステッチの糸切れがありますので、納品前に地縫いミシンで補強をしておきます。色糸を使うと補修跡が目立ってしまうため、地色に近いネイビーの綿糸で、テンションをかけて縫っておきます。こうすることで手を加えた痕跡はほとんど残りません。強水流で洗濯機にかけてもパンクするようなこともなく、気軽に着ていただけます。
*リーバイストラウス・ジャパンで度々企画生産された復刻ビッグEではなく、当時モノです。念のため。
昨日から本H.Pのアドレス(jet-r@marble.ocn.ne.jp)でのメールの受信が出来なくなっております。送信は普通にできるのですが…
いまから復旧作業に入ります。ご迷惑をおかけしますが、もうしばらくおまちください。

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15時頃復旧いたしました。
メール受信できない間にお電話でお問い合わせいただいたお客様、ご迷惑をおかけしました。
今後共宜しくお願い申し上げます。
本日の修理品
バリッとタテ落ちしたパンツの修理品が入りました。今回は、大きく穴の開いた膝のパッチワークの際に、着物地を挟み込んでアクセントにしています。力織機で織られたデニムの色落ちと、着物地のコントラストがいい感じです。
当店から南へ数分、川を隔てた反対側にあるモトショップ、K&Nのオーナーからの修理依頼です。トライアンフのチョッパービルダーでもあり、フレームワークから板金塗装まで全て自社で手がけておられます。軽快なトラ・チョッパーにはエンジンの造形美をいかした独特の魅力がありますね。
(自前)ワークブーツ・オールソール
若い頃からワークブーツの魅力に取り付かれ、身分不相応に高額のものもずいぶん買い込んできました。履きつぶすようなことがないので、今では沢山ありすぎて置き場所に困っていますが、それぞれに思い入れがあるのできちんとメンテナンスもしています。しっかりしたつくりのものを選び、無茶な扱いをしなければ、何十年と履き続けることが出来ます。
学生時代(25年以上前!)名古屋駅の地下街・サンロードにアウトドア用品の専門店がありました。その店で有名な(マニアの間でだけね)サルツレザーのチロリアンシューズを購入し、思いのほか履き易く、しっとりしたオイルドレザーの質感も気に入ってずいぶん重宝していました。ビブラム社のタンクソールはなかなか減らず、一度も張り替えたことがありませんでしたが、一昨年ゴムが劣化し、かえりの部分にビキビキとヒビが入ってしまったので、それ以来箱に入ったままになっておりました。今回デラソウルさんの大阪工場におねがいして、ソールを全く同じビブラム社のもので丸ごと交換していただきました。結果は素晴らしく、ミッドソールとの合わせ目も全くわからないほどです。…さすがです。これであと20年ぐらいはいけるんじゃないでしょうか?
ついでにお願いしたレッドウイングの8104(セッターのローカット)は15年ものですが、こちらはお奨めいただいた国産のウェッジでオールソールしてもらいました。こちらも申し分のない出来です。
今、わがままを言って、レッドウイングのスチールトゥのペコスにダブルのミッドソール(本革)を縫い付けてもらっています。ホワイツなみに歩きにくくなるかもしれませんが、ちょっと試してみたいと思います。
本日の修理品
ずいぶん昔に生産されたエビスジーンズの修理が入っています。
全体にボロボロで分解しかかっており、ウエスに近い状態です。このタイプは全て綿糸で縫製しているため、必ず各部が糸切れをおこします。
後ろポケット周りの糸が擦り切れて底が抜け、リベットだけでつながっており、歩くたびにヒラヒラしている状態です。フロントのボタンホールもすべてダメになっており、ボタンが掛かりません。左右の膝はパックリと口を開けています。
この状態になるまで手を入れずに履き続けてきた亊にほぉ〜と感心してしまいます。
今回は『リメイク風』ではなく本当のリメイクになりますが、着用出来るレベルに復活させたいとおもいます。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。目安としては、カケツギで裏打ちする場合は一カ所2500円以上になります。小さな穴でも生地が薄くなっている場合は、お客様の想像以上の範囲を裏打ちするケースが多いです。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
パッチ縫い付け
以前もパッチの縫い付けをご依頼いただいた奈良県のお客様からです。
L-2、MA-1、B-10の3着にそれぞれご指定のパッチを縫い付けます。
B-10の背中には革製のブラッドチットを縫い付けますが、これには『来華助戦 洋人 軍民一豊 救護』とあります。これは、日中戦争時に、中国を支援するためにアメリカから送り込まれた義勇兵が撃墜された場合、中国人に『我々は支那を支援するために来ました。救助してください』の意味あいです。彼らは第二次大戦が始まる前に、すでに日本軍と交戦していたのです。米航空隊のフライトジャケットにオリエンタルなパッチの組み合わせが独特な雰囲気をかもしだします。
ディアスキン・グローブ
週半ばの暖かさはどこへやら、ここ数日、またぐっと冷え込みがキビしくなっています。
しかしそんな中でも、『真のライダー』のみなさんは愛車を駆ってやってきます。寒さで手足がかじかみ、顔は死人のように変色し、鼻水は凍り付いています。店頭でなにかモゴモゴと語りかけてくれますが、舌がまわらないのでよく聞き取れません。そんなときは、ほおほおと適当に相槌を打っております。
そんな冬場のライダーの友、ディアスキンのロデオ・グローブのご紹介です。
ウエスタンブーツメーカーのジャスティン製(本品は中国生産)のアウトドア全般に使用出来るタフなグローブで、当店では地味ながら長年の販売実績があります。
鹿革特有のしなやかさと丈夫さ、シンサレート(保温素材)で裏打ちされたつくりの良さ、価格も4900円(輸入時のレートで多少上下します)と非常にリーズナブルです。
そして鹿革の特性として、汚れたら丸洗いが可能なこともポイントです。両手にはめた状態で洗剤を付け、手を洗うようにゴシゴシ汚れを落とし、日陰に干して自然乾燥させればまた気持ちよく使っていただけます。
*春〜夏用の裏打ち無しのタイプ(3900円)も販売しています。
昨日は衣料品のサイズ表示が、素材や製造工程によって基準値からずれてしまうことを書きましたが、それとは全く別に、メーカーが戦略的、意図的に表示の仕方を変えることがあります。
レディース衣料の分野では、実際の寸法よりサイズを小さく表示(サイズ偽装?)されていることがあります。男性にはいまいちピンとこないかもしれませんが、女性にとっては自分のジーンズがSサイズであるのか、Mサイズであるのかは重大な問題のようです。したがって販売する側も、実際よりもサイズの表示が小さい方が売りやすいということになります。バカげていますが、店頭でスタッフからSサイズを勧められるか、Mサイズを勧められるかで購買意欲が違ってきたりします。ハナからLサイズを勧めることなど、御法度と言っていいぐらいです。実際にあるデニムメーカーでは、レディースラインのLサイズを全廃し、それまでS、M、Lの展開だったのを、SS、S、Mに変えてしまいました。でもこれは、単にサイズの表示をS→SS、M→S、L→Mと変えただけで、3サイズの展開(寸法)に変わりはないのです。全く偽装と言うほかないのですが、競合のキビしいレディース衣料ではそういった対応も必要なのかもしれません。
同じM、あるいはLの表記がしてあっても、メーカーやブランドによって実際のサイズがバラバラなのはみなさんご承知のことと思います。実は日本にはJIS(日本工業規格)によって衣料品のサイズ表示について一応の取り決めがあるのです。(例/Mサイズ=対応身長170センチ、ウエスト80センチ)しかし現実には実際の製品にはけっこうなバラツキがあります。無用な混乱を避けるためにも基準値に近いにこしたことはないのですが、なかなか難しいのです。以下、アイテムごとの問題点を列記してみますと…
*Tシャツ
綿100%素材では製品染め(丸染め)によって染色したものはかなり縮んでいることがあります。
また国内メーカーでもインポートのボディをそのまま使用しているケースでは表記が海外基準のままということがあります。
*スウェット
本格的な丸胴編み(吊り編み)などは、もともとサイズは安定しません。サイズ表示は目安程度にしかなりません。
製品染めや、強くウォッシュ加工されているものなどは、恐ろしく小さくなっていたりします。
*シャツ
カジュアルシャツなどでは縫い上げた後に製品洗いして出荷するケースがほとんどですが、素材によって大きくバラツキが出ます。縮率の大きなものは、あらかじめ縮み分を考慮して大きめにつくった上で洗いにかけますが、なかなか計算どおりにいきません。
*ジーンズ
これはメーカーにより対応もわかれていまして、未防縮のデニムを使用する場合でも、裁断時のウエストの実寸法でそのまま表示するメーカーと、洗った後の縮み上がり寸法を想定して表記するメーカーがあります。このため、同じ表示でも1〜2インチも差が出てしまいます。
*ベルト
これも製品の問題ではなく、メーカーの表示の仕方がわかれていて、ピンから5ツ穴のセンター穴までを実寸(例えば32インチ=81,3センチ)で表示するメーカーと、32インチのジーンズに対応する長さ(32+α)で表示するメーカーでは1インチ以上長さが違います。

購入の際には店頭での現物合わせがもっとも確実なのは言うまでもありませんが、WEBで購入をお考えの際には、製品の実寸法とお手持ちの衣料品との寸法比較が必須になりますね。
ウエスタンシャツのスナップ釦付け
当店ではSHOPオリジナルの製品としてウエスタンシャツをリリースしています。
既存のメーカー品もたくさん扱っていますが、どうしてもありきたりのデザインになってしまい、デコラティブなウエスタンシャツの面白さに欠けるため、自店で展開しようと考えたのです。極少ロットの生産で、一昨年頃からぼちぼちと始めました。こちらで型紙と縫製指示書、生地と付属品の一式を手当てして、裁断と縫製を職人さんにお願いしています。手裁断のため、柄合わせも完璧です。縫い上がったシャツにはウエスタンシャツ特有のスナップ釦をつけますが、これは当店の店頭で打ち込んでいます。四つのパーツから成り、上側がトップとソケット、下側がスタッドとリングという組み合わせで、生地を挟んでポンプでカシメて固定します。一定の圧力でカシメていかないと、使用中にポロリと取れたりするので、細心の注意をはらって作業しています。
本日の修理品
またまた出ました、ジッパー故障です。
こちらは1999年に販売したバズのOLDIN社実物ネームのB-10です。表生地がコットンではなく、コットンとレーヨンの交織というめずらしいタイプで、ドリズラージャケットのようなテカりがあります。このタイプには、L-2と同じクラウンのスプリング・カムロック式のジッパーが付けられますが、この5号サイズのクラウン、華奢で美しいフォルムをしていますが、細身なだけにあまり頑丈ではありません。今回もアルミ・ダイキャストの引き手にヒビが入り、開閉不能になっておりました。ムシには何の異常もなかったので、メーカーに発送してスライダーを新品(担当は強化パーツと言っていました)に交換させ、お預かりから一週間程で納品いたしました。

*バズリクソンズ製品の修理についてお問い合わせいただくことが多いのですが、パーツ交換(ジッパー、リブ、スタッド等)を伴うメーカー対応修理につきましては、当店で販売した商品以外はお受けしておりません。お買い上げになった販売店にてご相談ください。当店に販売記録のある商品につきましてはメーカーへの発送、修理代の見積もり、納期管理等責任をもって承ります。
*パーツ交換の必要がない修理、カスタムワークは、都合のつく限り持ち込み品にもSHOP内で対応しております。
本日の修理品
持ち込みでチェーンステッチのご依頼です。
表側(上糸)をネイビーで、裏側(下糸)をオレンジでセットして、チェーンは虎縄のようにコンビの仕上げになります。どこかのデザイナーブランドのようですが、全く興味がないのでよくわかりません(本当のこと言ってすみません)。生地はポリウレタン混のもので、よくおばちゃんジーンズや、流行もののスリムフィットやブーツカットに使われる、伸び伸び系です。この手の生地は、裾線を裁断した時点で横に伸びてしまい、機械にかけて縫うときに引っ張りすぎるとさらに伸びてしまうので注意が必要です。
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ところで、今日から始まる国会に注目しています。
政治とカネの問題ももちろんですが、『日本は日本人だけのものではない』と言い放ったアホ首相のもと、民主党は在日外国人に地方参政権をくれてやろうとしています。こちらのほうが大問題で、国境の島を占領されかねない極めて危険な法律です。この成立をなんとか阻止してもらいたいものです。
ヒールラバー交換
外注に出したウエスタンブーツのヒール修理があまりにもみごとな出来映えだったのでご紹介いたしましょう。
今回お願いしたのは大府市のデラソウルさんです。
当店が販売するウエスタンブーツは大阪のFUNNYが輸入元になっており、しっかりした修理工場も持っています。レザーソールの全面張り替えなど高度な技術を必要とする仕事はすべてこちらにおまかせし、往復の送料と修理代の実費をお客様からいただいています。しかしヒールラバーの交換のみの場合は、修理代よりも送料の方が高くついてしまう上に時間がかかるので、近場で修理出来るところをご紹介しています。以前はウエスタンブーツのヒールに対応出来る1センチ厚のラバーを持っている修理屋さんは少なかったのですが、現在はほとんどの修理屋さんが扱うようになりました。
ただ、職人によって技術のレベルに大きな差があり、プロとしての誇りも責任感もないハンパ職人の手にかかると情けない仕上がりになってしまいます。昨年までよくお願いしていた修理屋さんも職人が変わったことで、スタック(ヒールの積み革部分)とラバーのつなぎ目がはっきりわかるような雑な仕事になり、底釘も浮き気味だったりして、がっかりさせられていたところです。
今回お願いしたデラソウルさんは初めてだったので、試しに自前のトニー・ラマをお願いしました。応対した職人さんは年若いおにいちゃんで、もっさりした感じだったので、大丈夫かいな?と思いましたが、仕上がりは見事なものです。交換したラバーの外回りは傾斜をつけて美しく削り込まれ、ラバーをスタックに留めるために打ち込まれた釘は、頭も見えないように処理されています。即日修理で、2000円でおつりがきました。この仕事内容ならむしろ安いぐらいです。
ビブラム社のソールも扱っているようなので、今度ワークブーツもお願いしてみようかと思います。