本日の修理品
平素お世話になっているお客様からの修理依頼です。
なかなか手を着けられず、お預かりしたままになっていました。
M-65タイプのジャケットですが、両肩のエポーレットが取り外され、肩口の縫い目が開いたままの状態でご友人から譲り受けたそうです。しかもエポーレットの一つは紛失しています。この状態では着用出来ないので、左右ともエポーレットを外した状態で肩口をきちんと縫い直してほしいということです。
裏地が付いていないジャケットならどうということは無いのですが、このジャケットはキルティングの総裏仕立てです。肩の付け線を縫う為には部分的に裏地を外さなければなりません。
裏付きのジャケットは、表地と裏地をそれぞれ服の形に縫い上げた上で、最後の工程で縫い合わせます。最後に必ずミシンで閉じている箇所があり、このジャケットの場合は裾線で閉じられています。
作業としては、
裾線を20センチ程切り開き→手を入れて肩口部分の裏を裾から引っ張り出す→中表の状態で身頃肩と袖山を縫い合わせ→縫い代を片倒しして0,5ミリのコバステッチを入れる→肩部分を元の位置に戻す→反対側の肩口も同様の作業→裾線を元通りに縫製して終了
といった感じです。裏地がごわつくキルティングのため、ミシン台に乗せてからの作業は大変です。
なかなか手を着けられず、お預かりしたままになっていました。
M-65タイプのジャケットですが、両肩のエポーレットが取り外され、肩口の縫い目が開いたままの状態でご友人から譲り受けたそうです。しかもエポーレットの一つは紛失しています。この状態では着用出来ないので、左右ともエポーレットを外した状態で肩口をきちんと縫い直してほしいということです。
裏地が付いていないジャケットならどうということは無いのですが、このジャケットはキルティングの総裏仕立てです。肩の付け線を縫う為には部分的に裏地を外さなければなりません。
裏付きのジャケットは、表地と裏地をそれぞれ服の形に縫い上げた上で、最後の工程で縫い合わせます。最後に必ずミシンで閉じている箇所があり、このジャケットの場合は裾線で閉じられています。
作業としては、
裾線を20センチ程切り開き→手を入れて肩口部分の裏を裾から引っ張り出す→中表の状態で身頃肩と袖山を縫い合わせ→縫い代を片倒しして0,5ミリのコバステッチを入れる→肩部分を元の位置に戻す→反対側の肩口も同様の作業→裾線を元通りに縫製して終了
といった感じです。裏地がごわつくキルティングのため、ミシン台に乗せてからの作業は大変です。