店長日記

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ビュイック始末記(自動車検査編)
2年毎の自動車検査の時期がやってきました。
この1966年式を購入以来、お世話になっているガレージ井口さんの積車に載せられて、整備工場入りです。現状でも大きな不具合はありませんが、足回りやホース類をリフレッシュし、フュエルポンプも新品に交換してもらいます。
井口さんは元々アメ車専門店のメカニック出身で、キャリアも長く、全幅の信頼を置いています。エンジン・ミッションから電気系統、足回りまで全ての修理に対応してくれ、ここできちんと整備をしてもらえば古いアメリカ車でも不安なく日常使用出来ます。
私の経験から言っても、この手の車両を本当にきっちり整備出来るところは数少なく、いい加減な業者に任せると車の寿命を縮めるばかりか、ヘタをすると乗車する人間が命を落とすようなことになりかねません。その為、遠距離であっても毎回こちらにお願いしています。
アメ車オーナーで、修理でお困りの方には、車両持ち込みでも対応してくれると思います。
ガレージ井口(浜松市北区細江町気賀2545−124 TEL/053-523-0433)
アメ車乗りにとっては心強い、プロフェッショナルとしての技量をもったガレージです。
本日の修理品
数年前にお買い上げいただいたKC'S(ケイシイズ)のクロコのウォッチ・ブレスの修理品です。
全体に革が硬化して傷んでおり、文字盤を留めている薄革は折れ山部分で切れているので新品交換します。スナップ部分も水分によりサビが出ていますので、新品で打ち直しです。電池も切れているので裏蓋を開け交換します。機械内部に水が入っていると時計本体がダメになりますが、今回は機械に異常はありませんでした。文字盤をベルトに留めるためのスプリングピンも無くなっていましたので取り付けます。ベルト全体にうっすらと保革油を塗って修理完了です。

今回の工賃込みの価格1200円(税込み)

*基本的に当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。
本日の修理品
後ろ中心のシームのパンクを補修しています。
ジーンズの後ろ中心や、ヨークの切り替え部分は、環縫い(チェーンステッチ)の二本針巻き伏せ仕様が多いのですが、裏側のチェーン部分が摩擦で糸切れし易く、一カ所切れると縫い始め方向にむかって伝染するように抜けることがあります。
履き古したジーンズを洗濯機に入れ、洗濯、脱水後に洗濯槽から出すと、縫い目がパックリ裂けているという経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか?とくに綿100%の糸で縫製している価格の高いジーンズほどこうした状態になり易いのです。
新しい色糸を使うと補修跡が目立ってしまうため、地色に近いネイビーの綿糸で元の状態に巻き伏せてたたいていきます。縫い代部分が大きくほつれてしまって強度が出ない場合は、縫い代の中にテープを巻き込んで補強することもあります。
本日の修理品
L.L.BEANのキャンバスジャケットの丈ツメのご依頼です。
USAのラージ・レギュラーは着用者の方には大きすぎ、元のラウンドの裾線を大胆にカットしてカバーオールのように直線断ちにします。地厚なキャンバス地で、全面にネルの裏地もついていますので、裾線がゴロつかないように、三つ折りではなく二つ折りで始末します。裁断の後、表地裏地を重ねてほつれ止めのロックミシンをかけ、二つに折り返してコバミシンをかけて完了です。
修理というよりちょっとしたリフォームですね。
本日の修理品
赤糸でのチェーンステッチの丈ツメです。
他社さんの製品ですが、デザインとしてあえて色糸で裾上げされているケースが時々あります。出来るだけオリジナルに近いものでというご希望で、当方が在庫している糸の中で対応させていただきました。
今回はうまくいきましたが、こういった特殊な配色の場合は、ピッタリした色や太さの糸が見つからず、お断りするケースもあります。基本的には、当店が店頭で扱っている商品に対応出来る範囲で糸を揃えていますので、あまり変わった色や太さだと対応が難しくなります。
本来は、その商品のメーカーなり販売したSHOPがアフター対応すべきことだとも思っています。
本日の修理品
後ろ裾部分のパンク修理です。
この部分のカケツギは、裾の三つ巻きを解いて傷んだ部分を裏打ちしてから再度裾上げします。
元バイトスタッフからの依頼です。
面倒だったので、「このくらい、自分でやれや!」と言ってやりましたが、子連れ主婦には通用せず、「いつでもいいですから♪」と言って置いていきました。
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毎年、この時期になると、何かのキャンペーンでもやっているのかピースボートの人が「外壁にポスターを貼らせてくれませんか?」とやってきます。毎回、「辻元清美がキライだから協力しない」ときちんと理由を言って断っていますが、今年もめげずにやってきました。
…本当に打たれ強い人達です。
本日の修理品
連休中にたまってしまった修理品をサクサクと仕上げていきます。
この修理品は、シュガーケーンが2002年に企画、開発した砂糖黍デニムの初期モデルです。
沖縄産砂糖黍を使用したこのモデルの混紡生地は平織りで、道着のような風合いです。この味わいのある生地は現在は生産されていません。
長年の着用で、太腿から両ヒザにかけて生地が薄くなっており、口を開けています。
このパンツは以前にも各所を補修しており、生地も限界に近いので、カットしてショートパンツにするか、ねんごろに葬ってあげてもいいんじゃないかとご提案したんですが、もう一度、裏打ちして延命させることになりました。
前身頃は左右とも、タテに50センチ、ヨコ20センチにわたって裏張りします。
アウトシーム(耳側)は上から20センチ位の位置から下は裾線近くまで切り開いて作業します。生地が伸びきっていてプレスでも平面が出ないので、きれいに収めるのに少々手間がかかります。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。目安としては、カケツギで裏打ちする場合は一カ所2500円以上になります。小さな穴でも生地が薄くなっている場合は、お客様の想像以上の範囲を裏打ちするケースが多いです。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日の修理品
当店で販売するKC'S(ケイシイズ)のウォッチはクオーツですので、2年ごとに電池交換が必要になります。当店では常時交換用の電池をストックしておりますので、即時対応いたします。
工賃込みの価格500円(税込み)
*画像は裏蓋をあけたところ。所要時間は10分ほどです。
*基本的に当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。

ところで、KC'Sのブランドネームの由来を知っている方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、Kは社長の北村さんの頭文字、Cはコレクションの略で、要はキタムラ・コレクションということのようです(社長本人には未確認)。ちなみに会社名はオハヨー・コーポレーションっていうんです。北村さんの人柄が偲ばれる、実に安直なネーミングです。この方は昔、FUNNYの営業部に在籍していて、当店が現在地に出店した際に、店内の大型什器や、店外に設置してある看板がわりの大きなFRP製のブーツを手配してくれました。それらは今もって活躍してくれています。
既製品で飽き足らない方に…
LONEWOLFのハンター、カーペンターに付属するタッセル(フォールスタン)は、元々は泥除けのためのパーツですが、ほとんど意匠の一部として用いられます。そのタッセルを、ヘアー付きの牛革でつくって、取り付けてみました。ずいぶんとイメージが変わって新鮮ではありませんか?
既製品では飽き足らない方にはお手軽なカスタムです。

*ロンウルフ製品のヒール、ソール交換につきましては、当店で販売した商品に限らせていただきます。
革命一代男
昨日のニュースより 
【ベイルート共同】新作「キャタピラー」などで知られる映画監督の若松孝二さん(74)が4月下旬、映画祭出席のため滞在していたレバノンのベイルートで、同行のカメラマンら2人とともに現地警察に一時拘束されていたことが2日、関係者の話で分かった。郊外の、撮影禁止のルミエ刑務所周辺で撮影したことが理由とみられ、警察署で事情聴取を受け、約7時間後に解放されたという。
(以上引用)

齢70を越えても元気なオジさんです。
私は学生時代、この人が名古屋で主宰したミニ上映会&講演会に出かけていったことがあります。この人は知る人ぞ知る、日本赤軍(アラブの日本人赤軍のことで連合赤軍じゃありません・念のため)のスポークスマンのような存在だった人で、重信房子さん以下、日本赤軍の面々と寝食を共にし、ドキュメンタリーにまとめた「赤軍PFLP」という映画を引っ提げての講演会でした。名古屋の某所にあったミニシアターに集まった人達は、純粋な映画ファンよりも極左の関係者のほうが多かったとおもいます。せまいシアターの中で、若松監督はとうとうと自身の映画人生、アラブへの想いを語っていました。新宿のやくざの組員出身で、ピンク映画の世界から身を起こし、映画監督として一定の評価を勝ち得、やがて革命を夢想するまでになった心情を情熱的な語り口で聴かせてくれました。
その人生を通じて反権力を貫いてきた人ですから、晩年にさしかかった今もその姿勢は変わらないのでしょう。
しかし重信さんも帰日、投獄され、世界同時革命の理想も潰えた今、この革命運動のスポークスマンは何を思い、語るのでしょうか?
新作「キャタピラー」も、多分シネコン系では上映されないでしょうから、ビデオになったら観てみたいと思います。

*本日は祭日ですので営業しております。
憲法記念日
憲法記念日ともなると、護憲派を自称するマヌケな人達が、俄然勢いづいたりしているのが目についてムカつきますが、ルーピー・鳩山内閣のもとでは改憲の見通しなどたつはずもありません。
今更ですが、安倍政権の躓き以降、流れが大きく変わってしまいました。
安倍晋三元首相の大きな功績のひとつは、国民投票法を成立させ、憲法改正に道筋を付けたことだとおもいます。この人は国家ビジョンもはっきりしていて、おおいに期待感を持っていましたが、さすがにあの辞め方はなかったんじゃないかと、残念でなりません。
あそこまで体調が悪かったのなら、いっそのこと、公務中に衆人環視の中ででもバッタリ倒れたら良かったんじゃないでしょうか。それでしばらく静養して、国政復帰したら逆に支持率も持ち直したんじゃないかと思うんですけど…
揚げ足ばかりとっているマスコミのカメラを逆手に取って、パフォーマンスするぐらいのしたたかさが欲しかったと…今更ですけどね。

*4日(火曜日)は祭日ですので営業いたします。
VOGT+FUNNYオーダーベルト
VOGTはメキシコに拠点を置くシルバーメーカーです。
馬具のコンチョや拍車、バックルといったウエスタンの用品関係では、そのクオリティの高さと、重量感、リーズナブルな価格設定で人気のあるブランドです。
今回はお客様のチョイスでそのVOGTの定番、3ピースのバックルにFUNNYの工房でベルトを製作し、セットした状態で納めさせていただきます。
この3ピース(バックル、ループ、剣先のチップ)はスターリングシルバーにぎっしり彫刻を施したもので、複雑な工程によって外回りにロープ状のトリミングがロウ付けされ、男性的で高級感溢れる仕上がりになっています。
ベルトの帯は1,25インチ(32ミリ)を選択し、両端を1インチに絞って、このバックルとループとチップが収まるようにします。濃茶の牛革をベースに、絞った両端部分に茶系のクロコダイルのオーバーレイを配したデザインでオーダーします。サイズもピンがセンター穴にきちんと収まるように採寸して長さを設定します。ベルトの仕上がりまでには2ヶ月ほどかかります。
お客様のご希望が、ジーンズの上にテーラードジャケットを羽織ったり、スーツの時にでも着用出来るようにとのことでしたので、ご相談の上、このデザインとさせていただきました。さりげなく、シンプルなウエスタンの着こなしにはピッタリじゃないでしょうか。

参考価格 VOGT THE LOPE EDGE/65000円 FUNNY CROCO OVERLAY BELT/35000円

*4日(火曜日)は祭日ですので営業いたします。
本日の修理品
リーバイス・ジャパンのダブルエックスレプリカです。
ヒザ下に何かで引っかけたような直径1センチ程の穴が開いていたのを補修しました。
この程度の穴でも、裏側には直径8センチ程の当て布をしてあります。地の目にそって細かくカケツギしていますので、ほとんどわからないくらいになっています(画像中央よりやや下部分)。

今回の工賃2500円
M-65パッチ縫い付け
昨年あたりからM-65フィールドジャケットは人気があるようです。
当店には米軍放出の87年製のストック品が20枚程ありましたが、きれいに完売いたしました。
この手の商材は、何かのきっかけで唐突に売れ出したりするんですが、動きが読めないですし、何と言っても米軍の払い下げ品ですから、あるときにはどっさりありますが、出ないときにはさっぱり無かったりします。必要なときに必要なだけ仕入れるなんて都合の良いことが出来ないので、ある程度在庫リスクを覚悟して、話があったときにまとめて買い取ることになります。とんでもなく大きいサイズが固まって入っていたりすると、仲介業者を撃ち殺してやりたくなりますが、それでも何年も在庫していればいつか必ず売れていくものです。
これは骨董品の商いと同じで、単年度で収支を合わせなければならないファッション業界とは全く異なるビジネスと言えます。
本日の修理品
両ヒザのパンクの修理品が入庫しました。
このシュガーケーンのSC40301Aはワンウォッシュの製品をお買い上げいただいたのですが、数年でバリバリのタテ落ち感です。この生地は綿50%と沖縄産砂糖黍50%の混紡で、ざっくりした風合いもさることながら、通常のデニムが右綾織りなのに対して左綾織り(逆綾)の素材で、表面に強くアタリが出るためにくっきりしたタテ落ちがあらわれます。またサイドシーム(耳の部分)は正面から向かって右方向にねじれが出ます。
SUGAR CANE(=砂糖黍)のブランドネームを代表する一作です。
CWUパッチ縫い付け
実物のCWU36Pのボディをたくさんのパッチでデコレーションしました。
今回、同じお客様から他にCWUを2着と、L-2B1着のパッチ付けをご依頼いただいています。この手のコレクタブルなアイテムを所有される方は、同型を多数収集されていることが多いようです。
このCWU36Pは、難燃性のアラミド(ノーメックス)という化繊が用いられています。70年代にデュポン社(カーペットで有名)によって軍事用に開発された耐火素材です。あらゆる新素材は、まず軍用に開発され、後に民間に転用されるケースが非常に多いんです。
裏地まで貫通させて縫い付けましたが、普通のナイロンとは繊維構造があきらかに異なるようで、非常に針の抜けが悪く(抵抗が強い)縫い難い素材です。
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今日のニュースより 
岡本真夜側が“反撃”「襟を正して」
上海万博のPRソングが、シンガーソングライター・岡本真夜(36)のヒット曲「そのままの君でいて」の盗作とされる問題で、PRソングの作曲者の繆森(ボク・シン)氏が22日に盗作を否定する声明を発表したことを受け、岡本側の音楽プロデューサーが27日、反撃のコメントを発表した。
プロデューサーである白石元哉氏(日本クラウン)は、「正直ありえない発言ですね。本人としては苦肉の発言なのでしょうが…」と困惑。
 一度は万博事務局からカバー曲として楽曲使用の申請を受け、“盗作”を認めた形だっただけに「著作権は基本的に守るべきこと。音楽は少なからずいろんな方に影響を受けるもの。でも、あそこまでAメロ、Bメロ、サビとそのままカバーされているものはないので、ちゃんと襟を正していただきたい」と強く訴えた。22日の声明発表後、ボク氏側からも万博事務局からも、何の連絡もないという。果たしてこの訴えは中国に届くのか。
(以上引用)

…やっぱりというか、民度の違いを象徴する事例でしょう。この期に及んで、『襟を正せ』なんてトンチキなこと言ったって通用するわけないとおもいますけど…
本日の修理品
初夏をおもわせる様な日差しの強い日も多くなりました。
履き古して膝が抜けたり、丈が短く縮みきったパンツは、カットオフしてショートパンツにすることでまた別のアイテムとして再生出来ます。
エビスの大胆なペンキステッチのジーンズをヒザ下でカットしてチェーンミシンで巻き上げました。キッチュな感じでなかなかいけるんじゃないでしょうか?
エビス(旧スタイルクラフトヤマネ)とは、ずいぶん昔、取引をしていました。この一連のペンキステッチで大ブレークする前の話ですが…
今やヨーロッパのコレクションにも出品する大ブランドになってしまいましたね。
本日の修理品
FUNNYのワレットとチェーンをつなぐパーツ、ドロップハンドルは本体に開けられた6ミリ穴で内側からネジで固定されています。しかしこの穴が、何かでチェーンを引っ掛けるなどして強く引っ張られてひろがってしまい、裏ネジの頭ごとすっぽ抜けるというケースがままあります。
ひろがってしまった穴は元には戻りませんが、裏ネジの部分に樹脂製のワッシャーをかますことで脱落を防止することが出来ます。
今回はこの対応で充分保たせることが出来ましたが、穴の周囲が変形して強度が足りないときは、穴を平頭のリベットで塞ぐとともに、革のループと丸カンを付ける加工(画像左)も承っております。
ワレットホルスターのご紹介
先日入荷したFUNNYのライダースワレット用のホルスターをご紹介いたしましょう。
昨年あたりからウエスタンレザーのラインでぽつぽつ生産していますが、FUNNYのカタログやH.Pでも紹介されてはおりませんので、ご存じない方も多いのではないでしょうか?
拳銃のホルスターの様な形状で、ベルトに通して使用しますが、ダブルベルトにして腰下に下げるとまさにガンベルトのようで、マニア心をくすぐるつくりになっています。ワレットをがっちりと固定し、ジーンズのヒップポケットで使用するとどうしても避けられない変形や角の摩耗を防ぐことが出来ます。ロングツーリングをするライダーにもお勧めです。ブラウン、ブラック、タンの3色(無地)で各々18600円。コンチョは別売りになります(画像の菊型コンチョは1800円)。
当月は個人事業主の納税時期になります。
当店は自前の土地、建物で営業しておりますので家賃はありませんが、固定資産税をガッツリと徴収されます。おなじくらいの土地建物でも、店舗となると、住宅に比べて税額がハネ上がります。いっそ強引に居宅として用途変更してやろうかと思ったこともあるほどです。
加えて消費税の支払もあります。
消費税が導入されたのは竹下さんの頃で、最初は福祉目的税とかなんとか言っていました。自分が商売を始めた頃のことなのでよく覚えています。やがて3%から5%になり、納税の痛みをごまかすように内税表示になりました。今後は8%か10%かわかりませんが、早晩上がっていくことは確実です。
私は公平性とわかり易さの点で、消費税での徴税には反対ではありません。直接税は補足しにくく、所得があってもビタ一文払っていないアンダーグラウンドの人達もかなりいるのではないでしょうか?そういう人でもモノは費消するわけですから、消費税(間接税)のかたちであればある程度徴税が出来ます。いっそのこと年金も消費税を原資にすれば、不払いや滞納の問題にも目処がつきます。それぐらいやってくれるのなら、かなりの税率UPも我慢出来るんですけれど。
なんにせよ、怠け者や生活破たん者にやさしすぎる社会はご免こうむりたい。
次の内閣に期待します。