店長日記

6609

パッチ縫い付け
デッキジャケットは、その名の通り船の甲板で着用する防風、防寒用ジャケットです。
ジャングルクロスと呼ばれる密度の細かい表生地と、厚手のアルパカモヘアの裏地を組み合わせることで抜群の防寒性能を実現しています。
今回は茨城の方からの依頼で、米海軍の航空母艦「ヨークタウン」のパッチを縫い付けました。シンプルなN-1のボディにオレンジ色のパッチが良く映えます。
バックペイント開始
各部にパッチを縫い付けたA-2にバックペイントを入れていきます。
今回は、依頼者からスチールのプレートに印刷した古いピンナップを下絵としてお預かりしています。これを元に、サイズを大きくしながら模写をしていきます。
まずは下塗りで、塗料の定着と発色を良くする為に白い顔料を塗っていきます。これをやらないと、濃茶のボディに暖色系の色をそのまま塗っても下地の色が出てしまうのです。一度にごってり塗るのではなく、薄塗りを繰り返していきますが、気温が低いので乾きがやや遅いようです。
ウォレットホルダー+スタッズ
FUNNYの製品中でも特に「ウエスタンレザー」のラインでリリースされる革製品は、無骨なカウボーイツールの印象が強いようです。
このウォレットホルダーなどは正にガンベルトのホルスターのイメージです。実際ガンベルトのように、パンツに巻くベルトのやや下にもう一本のベルトで吊ってダブルベルトで使っている方もお見かけします。
今回は以前お買い上げいただいたホルダーのストラップ部分に真鍮のスタッズを打ち込んで意匠しました。この6ミリの二本爪スタッズは、FUNNYの製品にも良く使用されるスタンダード社のものを使用しています。
参考品ののコルト・SAAはファースト・ドロウ(拳銃速射競技)用。
パッチ縫い付け
今週からはA-2のフルデコレーションに取りかかっています。
まずは無地のボディに当店で製作したネームプレートと、お客様が持ち込まれたレザーパッチ3枚(右腕にウイングマーク、左腕に第8空章、左胸にレッドデビル)を縫い付けました。
これから時間をかけて、背中全面にピンナップガールと絵文字、爆弾等を描き込んでいきます。
帝国陸軍四伍式軍衣
洋の東西を問わず、ミリタリークロージングの魅力はその機能美にあるのだと思います。
デザインが先にくるのではなく、機能を追求した結果、そのデザインに至ったということです。また服づくりの観点で言えば、裁断効率が良く、少ない縫製工程できちんとしたフォルムが出るように考えられています。
画像の四伍式軍衣は30年以上前に他界した祖父の遺品で、裏地には大正十年支給と印字がありますから丁度90年前の官給品になります。現在の学生服の原型の詰め襟仕様です(後年、軍服は折り襟に変更)。さすがに各部にほつれが出ていますが、生機はまだしっかりしている状態です。内ポケットに箱に入った日本赤十字社の記念章が入っていたので付けて撮影してみました。もう一着、在郷軍人用の上着が残っていますが、ボタンや記章が欠けており、傷みが進んでちょっと残念な状態です。
自宅の倉庫に長らくしまい込まれたままでしたが、そのまま朽ち果ててしまわぬよう、自室の目につくところに掛けておくことにしました。
親族の遺品であるとともに、貴重な文化遺産でもあるとおもっています。
パッチ製作…完成
平行していくつもの作業をしているので、なかなか進んでいなかったフライングタイガースのパッチが完成しました(当店ではカスタム製作にあたる人間が一人しかいないので、分担しようがないのです)。
ハンドペイントとレザーのパッチワークを組み合わせた立体感のある仕上がりです。これは以前お買い上げいただいたA-2に縫い付ける予定です。
今日は比較的温暖な知多半島も朝から雪模様となりました。着荷したばかりのUSEDのウエスタンブーツを検品しましたが、アメリカ直輸入物で、ソールに藁の入った馬場の土がカチカチにこびり付いているものが何足かあります。散水栓のところでブラシで洗ってやろうと思いましたが、寒すぎて断念しました。
よって泥付きのままの販売となります。本場アメリカ西部そのままの雰囲気をお楽しみください。WWW
…しかし寒い。
パッチ縫い付け
何度かお取り引きいただいている奈良県のお客様からの依頼です。
お送りいただいたマッコイ製L-2は、左腕のエアフォースマークがすっかり薄れて消えかかっています。これは別にプリントミスではなく、実物同様の染み込み式のプリントのため、おそらくドライクリーニングの溶剤によって色が飛んでしまったのだとおもいます。
ちなみに当店では当時モノのフライトジャケットを参考品として多数所持していますが、プリントのエアフォースマークが完全な形で残っているものは一着もありません。
今回は刺繍の第5空章を上から縫い付けます。
ーーーーーーー
本日のニュースより

死刑「欠陥抱えた刑罰」=世論踏まえ執行判断—江田法相 江田五月法相は14日夜の記者会見で、死刑執行について「死刑というのはいろんな欠陥を抱えた刑罰だ。国民世論や世界の大きな流れも考え、政治家として判断すべきものだ」と述べ、世論の動向などを踏まえて慎重に判断する考えを示した。
江田氏は「もともと人間はいつかは命を失う存在だ。そう(執行を)急ぐことはないじゃないかという気はする」とも指摘。ただ、制度の存廃に関しては「勉強したい」と述べるにとどめた。
(以上引用)

着任早々職務放棄宣言でしょうか?
死刑の執行をためらうようなら、そもそも法相のポストにつくなよボケッ!

(この爺さんは、日本人拉致の実行犯、シン・ガンスが韓国で死刑を宣告されたときに釈放嘆願書に署名したバカ議員の長老格です。)
パッチ製作…つづき
カスタム品の製作は、主に平日の午前中(営業開始前)に時間を取っておこなっています。
とくに筆を使う作業は途中で手を止めたくないため、ながら仕事というわけにはいかないのです。
本体の虎が描き上がり、この後外回りをカットし、ブルーの円形に切り出した革と組み合わせてパッチワークしていきます。
パッチ製作中
なかなか進まないハンドペイントのパッチ、やっと下塗りの段階です。
善意のタイガーマスクが巷を騒がせていますが、こちらのタイガーはかつて日本軍に仇をなした飛虎部隊の部隊章です。ちょこっとグラデーションをつけて虎の毛並みを表現してみました。
カナディアン・カウチンセーター
ゆとり系お客様「カウチンって、ロシアのセーターですかぁ?」
私「えっ?カナダ製ですけど…」
(カナダ国旗の大きな下げ札がついてるじゃねーかよ!)

ということで酷寒となった今年の冬にぴったりのカウチンセーターのご紹介です。
カウチンセーターは、バンクーバー周辺に住むインディアンの民族工芸品として1800年代からの歴史があります。脂肪分を抜いていない太い毛糸で編まれ、動物やトーテムポールなど独特のデザインは狩猟民族としての伝統文化が反映されたものです。暖かく、頑丈で長年の使用に耐え、流行に左右されない定番アイテムです。家庭で洗濯することも出来、メンテナンスも難しくありません。
実際に袖を通していただければその良さを実感していただけるとおもいます。

バージンウール100% MADE IN CANADA(ロシアにあらず)
価格29800円

*ハンドニットゆえにサイズのバラツキが大きすぎ、現物で合わせていただきたいため、WEB販売はいたしません。
パッチ縫い付け
バズリクソンズのMA-1にパッチ縫い付けです。
左腕のインシグニアの上から当店の刺繍パッチ、右胸には米軍放出品で剣のデザインのアメリカ空軍ヨーロッパ部隊のパッチです。この胸パッチには同デザインで色糸で刺繍されたものもあるんですが、このグリーンのものはサブデュードと呼ばれ、実戦配備用のものとされています。

今日は成人式でしたね。
ゆとり君たちの未来に幸多かれと祈りましょう。
エンジニアブーツにスタッズ
今回の依頼は遠く佐賀県の方からです。
レッドウイングのベロアのエンジニアブーツに真鍮のスタッズを打ち込んでいます。
このエンジニア、既にかなりのカスタムが施されており、オリジナルの樹脂のミッドソールが本革のダブル・ミッドソールに張り替えられ、さらにビブラム社のゴツい100番ソール&ヒールが取りつけられています。ノーマルよりもひとまわり大きな印象です。
最近はいろいろな種類の靴底が国内で流通するようになって、それに対応する技術のある修理屋さんも増えたようですね。

工賃(スタッズ込み)/¥6000
パッチ製作中
昨年末ご依頼いただいていたフライングタイガースの革パッチ製作にかかっています。
飛虎のデザインは様々なバリエーションがあり、配色も多種多様です。今回はローカルメイド品の資料から羽のない横跳びの虎を元に変形ベースで製作します。画像はヌメ革にマーキングペンで下絵を描いているところです。ハンドペイントの塗り分けと、部分的に薄革を重ね張りしたパッチワークで立体感も持たせます。全く同じもののない、カスタム品の製作開始です。
ーーーーーーー
本日のニュースより

たちあがれ日本 与謝野氏、孤立感 離党危ぶむ声も 
菅政権との連立を拒否したたちあがれ日本で、連立推進派の与謝野馨共同代表が孤立感を深めている。与謝野氏は7日、党本部で行われた仕事始めを昨年末の仕事納めに続いて欠席。6日のBS11の番組収録で連立工作の内幕を暴露したことも党内にしこりを残しそうな気配で、与謝野氏の離党を危ぶむ声も出始めた。
平沼赳夫代表は仕事始めで「たちあがれ日本は一丸となって頑張っていく」と党の結束を訴えた。しかし、与謝野氏の姿はなかった。与謝野氏は昨年12月27日、党の全議員総会で連立入りに賛同が得られず、「たちあがれの仲間から学べることはない」と不満を漏らしていた。6日の収録では、平沼氏も連立に前向きだったと明らかにした。これに対し、平沼氏は7日、記者団に「『マスコミにばれないから(民主党の岡田克也幹事長に)会うだけ会ってくれ』と与謝野さんが言うので会いに行った。決して前向きな姿勢ではない」と反論。「(与謝野氏を)排斥することは考えない。参加してくだされば喜んで迎えたい」と配慮もみせたが、互いの溝は広がりつつある。
(以上引用)

この際、与謝野さんには離党していただいた方が良いのでは…。
もともとイデオロギーが違いますもん。たちあがれ日本には国士・西村真悟先生も参加されたことだし、真の保守政党のカラーを明確にしていただきたい。

与謝野さん、離党の際には杉村タイゾーも一緒に連れて出てくださいね…♡
シーシーバーカバー製作中
お客様の依頼でバイクの背もたれ部分の裏側に取りつけるカバーを厚革で製作しています。
現物合わせに必要なシーシーバーを取り外してお持ちになりました。画像は粗断ちし、縁の部分だけを革漉き機で半分程の厚さにした状態です。この後、コバを磨いてデザインポイントとしてコンチョやスタッズを打ち込みます。
本日の修理品
最近製品化されることが多くなった杢生地のトラウザーズの裾上げ依頼です。
裾上げは3,5センチ幅で三つ巻きとなっていますのでそれに準じた仕上げとします。お客様の希望が丁度折り幅分の丈ツメですので、縫い代をとるためには裾線を解体する必要があります。針痕が残り易い生地ですが、元のステッチ痕が丁度仕上がり線にくるため目立ちません。
このクラシックな味わいのある生地はベストやキャスケット等にも用いられ、デニムとコーデュネートしている方もよくお見かけするようになりました。
パッチ製作
レザーのパッチワークでCBI戦区章を製作しました。
大東亜戦争前に日本軍と交戦したCBI(支那・ビルマ・インド)戦線の義勇軍のパッチです。もちろんアメリカ人の部隊で、当時は中華民国軍に兵籍がありました。その当時のビルマ旗と星条旗を組み合わせたような図柄です。おもにA-2の左腕に縫い付けられますが、ローカルメイドで様々なバリエーションのものが現存しています。
今回製作したのは薄革をパーツごとに裁断し、3色に塗り分けてミシンでパッチワークした労作です。
本日の修理品
年初から修理品の対応に追われております。
まずは裾線が擦り切れてパンクしたデニムの補修です。
ほどよい凹凸感の出た裾線はカットせず、長さはそのままで穴だけ塞いで巻き直します。所々糸切れしたチェーンステッチをすべて解き、縫い代を開いた上で、穴の裏側をテープで補強してカケツギします。この後、もと通りにチェーンステッチで三つ巻きして完了です。
ーーーーーーー
昨日のニュースより

2011年1月1日の東京スポーツに、森永卓郎氏と勝間和代氏の対談が掲載された。
海外に目を向ければ、「中国バブルの破たんに加え、中国の海軍増強も怖いですね」と勝間氏は述べた。すると森永氏は、以下のように持論を展開した。「私は日本丸腰戦略というのを提唱しています。軍事力をすべて破棄して、非暴力主義を貫くんです。仮に日本が中国に侵略されて国がなくなっても、後世の教科書に『昔、日本という心の美しい民族がいました』と書かれればそれはそれでいいんじゃないかと」。
(以上引用)

日本丸腰戦略…WWW
いくら年初とはいえ、おめでた過ぎる!
この男、ただのバカだと思っていたが、ここまでオカしいと、なにかの精神疾患じゃないかと疑ってしまう。
あけましておめでとうございます
昨年は誠にお世話になりました。
今年も従来の営業スタイルを変えず、商品構成も変えずに展開してまいります。一方でWEB対応の改善や、棚ざらしになっているオリジナル商品の企画も順次進めていきたいと思っております。
お手軽、安価なファストファッションの流れは昨夏頃に終わりを告げ、どうやら潮目も変わったようです。
当店では今後も高品質で付加価値のある商品を提案させていただきます。本年も変わらずご愛顧いただけますよう宜しくお願い申し上げます。
さて、本日2日より通常営業開始です。お時間のある方はぜひお立ち寄りくださいませ。
これより本年最後の営業を始めさせていただきます。
このところの消費不況により、アパレル業界は、メーカー、商社、小売店共厳しい経営環境に置かれており、どこを向いても死屍累々といった感じの一年でございました。
そんな中でも当店では前年をやや上回る程度の実績を上げることが出来、一安心いたしております。
実店舗、あるいはWEB上で当店をご利用くださったすべてのお客様に心より感謝申し上げます。
一昨年秋に移転したホームページには毎日500件以上のアクセスをいただけるようになり、当初は実店舗の内容紹介程度に考えて製作した為、まだまだコンテンツが不足している点も充分自覚しております。来年度はよりいっそうの内容充実をはかって参ります。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。
来年も宜しくおねがい申し上げます。

*新年は2日から営業いたします。
本日の修理品
後ろ中心のループがぶっつりとちぎれている501レプリカの修理品です。
ベルトをした状態では最も力のかかる部分ですが、余程のことがないとこんな風にちぎれたりはしません。このジーンズは塩素系の漂白剤で色抜きをしているようで、それが原因だと思います。
中古加工にも様々な手法がありますが、薬品を使った色抜きは生地を傷めてしまい、格段に寿命が短くなります。今回はループ部分のみ修理しますが、ざっと見てもあちこちに糸切れがでています。ちぎれたループは取り外して色合わせをした別物を取りつけますので違和感なく仕上がります。

*年内は31日まで通常営業です(火曜定休)。新年は2日から営業いたします。