店長日記

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パッチ縫い付け
N-1のボディに小さめのフェルト製のパッチを縫い付けました。
今回も県外の方の依頼で、ジャケット、パッチ共持ち込みです。パッチはハンドメイドのようで、台座のフェルトの上にデザインを切り抜いたフェルトを重ね縫いしたパッチワークになっています。
フェルトのヨレた感じが色落ちしたN-1に良く合っていますね。
本日の修理品
レザーパンツの裾上げ依頼もたまにあります。
友人から譲り受けたということで、既に裾上げがされていますが、折り返して接着剤で固定するやり方で始末してあります。
今回は4センチほど短くしますが、厚みのある革なので断ち切りとし、折り返し分はとらないことにしました。内外のシームの部分は切りっぱなしだとほつれてしまうので、ミシンで返し縫いして固定します。
革に一定の厚みがある場合は、この仕上げの方がスッキリ収まります。
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当地でも市議選まっただ中だが、何と盛り上がりのない選挙戦だろうか。
争点がないわけではないだろうに、街宣している候補者達はなんだか当たり障りのないことを繰り返すだけで本当につまらない。先だっての都知事選のように、玉砕覚悟でメチャクチャなことを言うのが一人ぐらいいれば退屈しないのに…。
ペイント&ネームプレート縫い付け完了
スコードロンは、画像ではパッチを縫いつけたようにしか見えませんが、バックペイントと同様の手法で描きこんであります。
ヌメ革製のネームプレートは薄いタン色ですが、褐色に変化していきます。
今回の作業内容では、
絵柄持ち込みのスコードロンのペイント/10000円
ネームプレート(印字ブロンズ)製作/3000円+縫い付け/1500円
総額で14500円です。
コストと出来上がりのカスタム度とのバランスで考えれば良い線いってるんじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか?
スコードロンペイント
関東のお客様からお預かりしたA-2の左胸に部隊章を直にペイントしていきます。
あらかじめメールで部隊章の画像をいただいているので、それを大きめにプリントしたものを横に置いて模写していきます。

上/最初に下地をオフホワイトで塗る。

下/細筆でアウトラインを描き込んだ後、薄い色から順に色を乗せていきます。

ところで模写というのは、ある程度絵ごころのある方にはおわかりいただけると思いますが、元絵をじっと見つめて、全体のバランスや、配色を自分の眼にしっかりと焼き付けることが重要です。描くのにも技量は要りますが、それはアウトプットのような作業で、自分の中に取り込んだ元絵の情報を取り出しているにすぎません。もしかしたら描く時間よりも、元絵を見ている時間の方が長いかもしれません。
人間には日常では使わない潜在能力がいろいろあるのでしょうが、こういうのもそのうちの一つではないでしょうか(自分で言うのも何なんですが…)。
名著であるため、ご紹介
『ザ・ゴッドファーザー レガシー』ハーラン・リーボ著 ソニーマガジンズ

この400ページのハードカバーは、世界的名作「ゴッドファーザー」の膨大な製作記録を纏めたメイキングストーリーである。
大阪出張のおりに本の街でたまたま見つけ、少々重かったが、買って帰りの電車のなかで読み耽った。
日本でも大ヒットした映画「ゴッドファーザー」は、3部作すべてが何度もTV放映までされているので、知らない方の方が少ないに違いない。しかしDVD化されたディレクターズカット版ですら、編集段階でカットされたシーンがこれほど多いとは、本書を手に取るまで思いもしなかった。ただでさえ日本人にはピンとこないイタリア系アメリカ人の生活習慣、宗教観、家族愛がテーマの物語りである。時間的な都合で大幅にカットされた部分を日本人が想像力でカバーするのは難しい。私自身、映画を観ただけでは全く意味が理解出来ず、首を傾げるような部分が多かったが、この本によって多くの疑問があきらかになった。同時にこの本には一般公開されていないたくさんの写真や、採用されなかったアイデアなど企画に関する資料も掲載されており、そちらも充分に楽しめる。撮影中の裏話や、出演俳優の意外な素顔も明かされ興味深い。
一作目についてはマリオ・プーゾの原作本(山本光伸が和訳)が先にあって、それにそって製作されているので、それほどややこしいことはない。もちろん多くのプロットが省かれ、おもに三男のマイケルに焦点をあてて映画はつくられているが、原作はかならずしもそうではない。ついでにこの原作本を読めばより深く個々の登場人物を理解出来て、さらに楽しめること請け合いである。
ベストセラーの映画化ということでキャスティングには多くの俳優が殺到し、スクリーンテストの結果、採用されなかった俳優の中には後世のトップスターもいる。例外的に素人採用されたのが、ドン・ヴィトーの用心棒ルカ・ブラッツィ(レニー・モンタナ)で、この巨漢は、マフィア映画の内容を監視しにきた「本物の」マフィアの用心棒で、スタジオで一目惚れした監督のF・コッポラによって出演することになった。
2作目以降はコッポラとプーゾの共同脚本となり、パート2では二世代に渡るストーリーが1作にまとめられているが、1作目の出演俳優との交渉がうまくいかず、脚本自体を大幅に修正して1作目にいなかった登場人物が重要なパートを演じたり、3時間20分の枠に収める為に大胆過ぎる編集をして、重要なシーンが抜け、映画を何度観ても意味がわからないところがある。たとえばコルレオーネの旧友フランキー(マイケル・V・ガッツォ)が組織を裏切るきっかけとなった殺害未遂事件の背後に敵のユダヤ系ギャング、ハイマン・ロスが控えていることを示唆するシーン。また、誤解したフランキーは、FBIに協力して公聴会に出席するのだが、故郷にいるはずの自身の兄がコルレオーネファミリーと一緒に公聴会に来ているのをみて翻意し、自害する。これなど兄の身を心配しての行動としか理解出来ないが、実は兄の元に二人の娘を養女に出しており、「沈黙の掟」を破った瞬間に兄が掟に習い自分の娘を殺害することを恐れた為の行動なのだが、娘との関係がすっぽりカットされているから理解のしようがない。ちなみにこの本の中で、ハイマン・ロス役で出演した高名な演技指導者、リー・ストラスバーグは、4時間半ないしは5時間の映画にすれば完璧だと言っている。
つづくパート3も大作であるが、やはり出演俳優との交渉が難航し、ストーリーも二転三転したようだ。
トム・ヘイゲン役のロバート・デュバルが出演しなかったのは痛かった。金銭的に折り合わなかったらしいが、この映画でスターになったようなものなんだから、ゴチャゴチャ言わずに出れば良かったのにと思う。アンディ・ガルシアが演じたマイケルの後継役には、当初ニコラス・ケイジが名乗りをあげていたらしい。コッポラは自分の妹のタリア・シャイアと娘のソフィア・コッポラを出演させているが、甥にあたるケイジは採用されなかった。
最終的には実際にあったバチカンの腐敗や政界の汚職事件もテーマに盛り込んで、重厚な作品に仕上がっている。個人的には敵役のドンを演じたマカロニ・ウエスタンのスター、イーライ・ウォラックの達者な演技がとても良かった。

ゴッドファーザー3部作は、衣装やメイクアップ、舞台セット、音楽などでも高い評価を得ているが、当然であろう。
わずか数秒のシーンの為に、登場人物の衣装やメイクのみならず街のワンブロックを造り変えたりすることもやってのけるのだから。CG全盛の今とは労力が違う。
監督のコッポラは妥協を知らず、つき従うカメラマン、デザイナー、音響担当者、もちろん俳優達も同様である。ものを創るひとたちとは本来こういうものだ。
出来ればカットされたシーンも再編集して拡大版を作ってもらいたいぐらいである。
見事な『総合芸術』の製作に関わった多くの人達は、その後も業界の第一人者として活躍をつづけているようである。
ネームプレート製作中。
新たなフライトジャケットのカスタム製作に入っています。
今回はA-2のネームプレートを製作、縫い付けし、その下に部隊章を直接ペイントするというパターンでのご依頼です。
ネームプレートはヌメ革に定型の印字ブロックで文字入れしていきますが、この際、横方向にボリュームの無い「I」や、隣り合わせに「A」と「Y」がくるような場合には、多少目分量で間隔をつめてやる必要があります。でないとどうしても空間が開きすぎて間の抜けた感じになってしまうのです。
文字入れが完了してから縁をカットし、溝切りをして縫い付けとなります。
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本日のニュースより

原発事故「前進できた感じする」=菅首相 
菅直人首相は17日午後、福島第1原発の事故に関し、首相官邸で記者団に「きょうは東京電力の(収束見通しの)発表もあって、少し前進できた感じがするよね」と語った。 
(以上引用)

???……ぜんぜんそんな感じしないよ。
パッチ縫い付け
今回はナイロンB-15に、店頭で選んで頂いたパッチ類の縫い付けです。
カスタム系の仕事は、WEBで対応するようになってからはほとんど県外のお客様からのオファーなので、メールで対応し、宅急便を介してのやりとりになっています。
直接店頭で対応する事は割合的に少なくなりましたが、直にいろいろなご意見やご要望を伺えるのは参考になります。
今後の商品やサービスの展開にヒントを頂ける事も多いのです。
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本日のニュースより

茨城県南部で震度5強…津波の心配はなし
16日午前11時19分ごろ、関東地方で地震があり、茨城県南部で震度5強を観測した。気象庁によると、震源は栃木県南部で深さ約70キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.9と推定される。なお、この地震による津波の心配はない。
(以上引用)

徐々に復興に向けた動きは出ているが、大規模な余震が続くと気持が挫かれてしまう。
天災はいかんともし難いが、さらに政府の機能不全が招いた人災が確実に被害を拡げ、国民の気持を萎えさせている。
今は政局どころじゃないが、民主党に先が無いのは確定的である。子供手当、高速道路無料化などの甘言に釣られ、あるいは所属する労組からの投票依頼で、この連中に票を投じた人達もさすがに考えを変えたのではないだろうか。
本日の修理品
オリゾンティ時代のDENIME XXの修理品が入ってきました。
全体に傷みが進んでいますが、手を入れて復活させます。
以下、今回の修理箇所と見積もりです。ご参考までに…

上/ボタンホールの上4つがパンクしてボタンが掛からない状態。DENIME初期のXXは、実物通りハトメの穴糸まですべて綿糸なので、よくこうなります。ミシンでかけついで修正すれば使えるようになります。
400円×4=1600円

中/後ろポケット口の三つ巻きステッチが解れ、端の部分は生地も裂けています。サイフの出し入れによって傷みやすい部分です。三つ巻きのステッチを入れ直して、端の部分は力布を噛ませて隠しリベットぎりぎりに納めて縫い込みます。
1000円

下/裾の擦り切れ。一旦ステッチを解いてひらき、破れをかけついでからチェーンミシンで巻き直し。
3500円
パッチ縫い付け
今回はパッチを脱着する為のベルクロテープの縫い付け依頼です。
CWU-45Pの右胸、左右の上腕に4インチ角に裁断したベルクロのメスを縫い付けます。
この上に、裏面にベルクロのオスが縫い付けられているパッチを装着するスタイルです。MA-1の後継モデルにあたるCWUにはこの仕様が多いですね。
SHOE GOO
シューズの補修材として市販されているSHOE GOOというのをご存知でしょうか?
アメリカからの輸入物で、最近ホームセンターなどでも見かけるようになった、チューブ入りの合成ゴム材です。
これがなかなか性能が良くて、応用範囲も広く、重宝するのです。チューブから出した状態はコーキングとそっくりで、ヘラで摩耗したシューズのヒールやソールに盛りつけることが出来ます。時間がたっても肉痩せせず、完全に硬化するとしっかり靴の一部になります。接着剤としてトラクションソールの剥がれを補修したり、本革ソールの盛りつけや、滑り止めにも使用出来ます。
画像は先月入荷したDANPOST社の中古ウエスタンブーツ(8295円)です。本革底の上質なつくりですが、着用者のクセなのか、ソールの先端だけが極端に減っていたので補修してみました。
本革ソールの丸ごと張り替えは非常に高額なので、部分補修で対応出来る場合、この補修材は手軽でコスト的にもベスト・チョイスです。
ビュイック始末記(幌編)
現在の黒いソフトトップはD.I.Yで張り替えしたものである。
車両購入時に付いていた白いソフトトップは、黄ばんで見栄えが悪い上、開閉時に側面のモールに干渉してステッチが解れていたので、自分で張り替えをしようと思い立ったのだった。
YearOne社の通販カタログで本国に発注したのだが、同型車用は見つからず、車格が近い、シヴォレー・シェベル用を見計らいで注文した。60年代のアメ車のコンバーチブルの幌は簡素なつくりで、裏地も無く、キャンプ用のテントと大差無いようなレベルである。多少の寸法の違いはミシンで調整できるのではないかと思ったのだ。
伝票を見ると2001年の11月になっているから、もう10年も前のことになる。当時の価格は$179だが、送料や関税を加えても問題にならないくらい安く感じたものだ。
届いてみると、実際微妙にラインが異なっており、簡単ではなかったが、元の幌の解体に半日、新しい幌の取付けに1日半がかりで、一人でなんとか組み上げた。
この当時は油圧開閉のシリンダーからオイル漏れしていたので手動にしていたが、後にダメ元でエポキシ系の接着材でシールするという荒技が効いて、オイル漏れがピタリとおさまり、今は電動で開閉出来るようになっている。
現代の車と違ってドライブレンジに入っていても開閉出来るので、走りながらでも開閉出来るのはちょっとおもしろいかも(危ないからやらないが…)。
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本日のニュースより

統一地方選 「民主党は元々未熟」石原氏、一夜明け東京都知事選で
261万票余を獲得して4選を果たした石原慎太郎氏(78)は、一夜明けた11日午前、記者団の取材に応じた。福島第1原発事故を受けた節電に関して「軒並みに自動販売機が並んでいるこんなバカな国はないよ。パチンコだってそうじゃないの。社会全体で反省したらいい」と、改めて持論を披歴した。
(以上引用)

石原都知事は選挙前の立ち会い演説でも(パチンコ屋のすぐ前で)パチンコ業界を厳しく批判していたが、共感した人も多いのではないだろうか。
節電問題に限らず、日本社会の腐敗の元凶であるこの賭博産業を、この際叩き潰してもらいたい。
パッチ縫い付け
今日はA-2に革のトリミングがつけられたパッチの縫い付けです。
本体、パッチ共に九州のお客様からの持ち込みで、この後ヤマトの着払い便で返送します。
遠方からの加工依頼の場合、元払いで発送していただき、返送はヤマトの着払いに限らせていただいています。同じヤマト便での往復でも、元払いと着払いの金額が異なるケースがありますが、それはヤマトさんの裁量なのでご理解いただきたいと思います。
基本的にお送りいただいたパッケージで返送していますが、ポリ袋包装などは採寸する担当者によって金額に違いが出たりします。あらかじめ返送料が確定していればその分を工賃にプラスして最初にご請求出来ますが、返送段階でしかわからない場合も多く、見込み違いで差額が出たりすると後が面倒です。無用なトラブルを避ける為に着払いのみとさせていただいております。

震災の影響で地方選も今ひとつ盛り上がりに欠けていますね。
当地での選挙結果よりも、東京都知事選の方が気になっています。
パッチ製作
昨日にひきつづきフライングタイガースのパッチ製作です。
虎の絵柄が描き上がり、背景をライトブルーでベタ塗りしています。
この飛虎のデザインはウォルト・ディズニー・スタジオのイラストレーターが描いたものが原画になっているようです。当時のクルーが個別に製作したパッチには様々なアレンジを加えたものも多くみられます。
パッチ製作
以前もお取引いただいた神戸の方から、パッチ製作の依頼です。
おなじみフライングタイガースの絵柄ですが、今回は御要望により若干大きめ(直径13センチ強)での製作です。切り出したヌメ革には銀ペンで下絵を入れ、面相筆でアウトラインを描き込んでいきます。原画を元にフリーハンドで模写していきますので、同じ原画を使ってもディテールに違いが出てしまいますが、それもワンオフものの証ということでご理解いただいています。素材にヌメ革を使っているのは、塗料が浸透しやすく、落ちついた色調に仕上がるからです。原画は単純な色の塗り分けで仕上げていますが、少しグラデーションをつけて仕上げたいと思っています。
パッチ縫い付け
今回は岩手県の方からご依頼いただきました。
東北道沿いの内陸部の物流は平常に戻りつつあるようです。
郵便配送していただいたロストワールド社のA-2の左胸と左腕にレザーパッチの縫い付けです。
ロストワールドは、アメリカでビンテージジャケットのリプロダクションを手がける草分けのようなメーカーです。ガッチリとした馬革で、J.A.デュボウのA-2を復刻しており、ディテールも忠実です。ずいぶん前には当店でも販売しており、私も個人的に長年着用しています。
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本日のニュースより

竹島問題に抗議、韓国が震災募金を中止・返還・用途変更へ
韓国中部の忠清北道槐山郡は6日、竹島(韓国名・独島)は日本の領土と明記された中学校教科書が検定合格したことに抗議し、東日本大震災の被災者を支援するための募金活動を中止したと発表した。竹島問題で震災募金を中断した地方自治体は、同郡が初めて。複数の韓国メディアが伝えた。同郡は郡職員や村役場職員などを対象に3月25日から募金受け付けを開始し、400人あまりから約450万ウォン(約35万円)を集めていた。6日に受け付けを中止し、同日午後には寄付した各職員に全額返還した。
郡関係者は、日本の領土権主張を非難し、「日本政府は侵略野心をやめ、韓国国民と歴史に謝罪すべき」と批判した。
(以上引用)

いつもながらこの民度の低さには唖然とさせられる。
…なんとか国交断絶出来ないものか。
一方、物心両面で全力で支援してくれる台湾の方々への恩義を日本人は忘れないだろう。
カルト対策
昨日の休業日、子供も春休みで家にいたので、朝から家族で近所の桜がきれいな公園に出かけたのだか、奇妙な青年に出くわした。
にこやかな笑顔で、ベンチに座っているひとびとに「気功の勉強をしてるんですが、興味はありませんか?」と声をかけてまわっていた。誰にも相手にされていなかったが、それでもあちこちのベンチをまわって声をかけていた。
う〜ん……怪し過ぎる。
疑似科学療法の詐欺が得意なカルトが、正体を隠して接近するときの見本のようなやり口である。
私の妻にも声をかけたが、ちょっと後ろにいた私の事はスルーしていった。
…惜しい事をした。一声かけてくれれば、「ハイ、興味あります!」と言って逆に根掘り葉掘り質問攻めにしてこき下ろしてやったのだが…。
百歩ゆずって、まじめに気功の勉強をしている青年であったとしても、気功による治療効果については科学的根拠がなく、国は認めていない。だから当然にいつまでたっても保険適用外である。また医師でもないのに治療と称して金をもらったりすれば 医師法違反 である。癌でも治るとかたり、結局死に至らしめた事例は枚挙に暇がない。そして多くのケースではカルト宗教が背景にある。
以前から、疑似科学をネタにした商売や、オカルト、霊感商法の類いが大嫌いである。
人間の不安や、思い込み、善意を徹底的に利用するやり口はどこの団体も似通っている。
しかし日本では、こういった連中にそれほど厳しい態度はとられていない。
私が学生の頃は、韓国発の似非キリスト教、統一教会が各校で勢力を拡大した。多くのまじめな学生が原理研究会に取り込まれ、霊感商法のお先棒を担がされたり、韓国人の貧農と集団結婚させられ人生を棒に振った。
オカルト雑誌「ムー」で広く紹介されたオウム真理教では、ヨガによる超能力開発と称して信者の獲得がなされた。
最近でもTVではスピリチュアル・カウンセラーを自称する醜いデブが、詐欺行為が露見した後も平然とゴールデンタイムに出演する。
信教の自由を盾にとればなんでもやりたい放題ではないか?
あきらかに反社会的な体質があっても、よほど大きな社会問題ににならなければ対応しないのだから、行政ものんびり構えている。
やはり被害を防ぐには自己防衛が基本という事であろう。
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<おまけ>本日のニュースより

死者をよみがえらせる奇跡を起こしたとされ、世界中に数百万人の信者を持つインドの霊的指導者、サティヤ・サイ・ババ(Satya Sai Baba、85)が、危篤状態に陥り、同国南部の病院で集中治療を受けていることが5日明らかになった。
サイ・ババは前月28日、肺と胸のうっ血によりアンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州プッタパルティ(Puttaparthi)の病院に入院した。同病院の4日夜の発表によると、容体は悪化しつつあり、人工呼吸器をはめて腎臓透析を受けている。
サイ・ババの容体については、政府高官が「安定している」と発表するなど、情報が錯綜(さくそう)している。病院には安否を気遣う信者ら数千人が到着しつつある。
信者は、いくつかの奇跡を起こしたサイ・ババを「神の生まれ変わり」と称し、あがめている。インドの首相元首相や財界トップも信者であることは有名な話だ。
サイ・ババの財団は同国の保健・教育分野に資金援助を行っており、サイ・ババ氏が入院したのも財団が財政的な援助を行っている病院だ。
(以上引用)

タイミング良くこんなニュースが報道されていたので拾ってみた。
「死者をよみがえらせる奇跡を起こした」霊的指導者が、なんで人工呼吸器をはめて腎臓透析を受けているのだ…?
サイババ信者の方にぜひお尋ねしたい!
パッチ縫い付け
先週末はB-6を扱いましたが、今回はB-3へのパッチ縫い付けです。
羊革の毛足が長い分、安定感が無くて扱い難い事は間違いありません。ジャケット、レザーパッチ共、関西のお客様からの持ち込みです。レザーのパッチは、柔らかいクロムなめし(裁断面が白いので判別できます)の革に絵柄をプリントしたもので、伸びやすくて縫製の際に縫いずれが起きないようにとくに神経を使います。
ルケーシー・クラシックス+シフトペダルカバー
LUCCHESE(ルケーシー)はテキサスの老舗ブーツメーカーで、アメリカの歴代大統領や、ハリウッドスターを顧客に持つ名実共にトップクラスのブーツメーカーです。
中でもこのクラシックスのラインは、最上質の皮革を用い、昔ながらのハンドメイドで受注分のみの生産になっています。
今回デリバリーさせていただいたのは、オイルカーフ製のローパータイプで、丸みを帯びたトゥと低めのヒールが特徴です。きめ細かく、しっとりと粘りのあるカーフレザーは履き込むごとに足になじみ、適切なメンテナンスを施す事で数十年履き続ける事が可能です。ソール、ヒールの積み革はもちろん、ヒール底のラバーを除いてすべて本革製のため、見た目よりもはるかに軽く、足に負担がかかりません。
FUNNYの公式HPでも同商品が紹介されていますので興味のある方はそちらもご覧下さい。
現在のレートでの価格は78000円です。
さて、ご注文くださったお客様は大型のツアラーに乗るバイカーでもあるため、シフトペダルでブーツに傷が付くのを避けるため、当店で、現物合わせで革のカバーを製作しました。スナップ釦で簡単に脱着出来るようになっています。
ビュイック始末記(電装編)
先週の事ではあるが、朝、始動時にキーをオンにしてもセルモーターがピクリとも動かず、これはいかんということでプロの方に出動いただくことになった。
以前から同じ兆候があり、何度かキーを回すうちにかかるのだが、早々に対策しようとしていたところであった。前々からヒューズボックスの配線の接触不良を疑っていて、この部分を丸ごと新品交換しようと、電気関係の仕事をされているお客様にも相談を持ちかけていた矢先であった。何せヒューズボックスは1966年当時のままで、コンバーチブルだから外気にさらされている時間も長い。ヒューズを挟むクリップ部分に錆もきている。ヒューズ自体は若い人などは見た事もないような円筒形のガラス管である。
とりあえずテスターで時間をかけ、通電状態を確認してもらう。
…ところが異常なし。ヒューズもIGN(イグニッション)に入っているものも含め、すべてはずして状態を確認するが問題はなし。
そしてなんと…ヒューズをすべて外した状態で、試しにキーをひねってみると、普通にエンジンがかかるじゃないか!
…ちょっと車に詳しい人にはおわかりだろう。
セルモーターはヒューズを介さず、なんと発電機と直結になっていたのであった。
つまり始動時の不調はセルモーター(これは国産の上級品がついているという事で疑ってもみなかった)の問題で、ヒューズボックスは何の関係も無かったのだ。
それではIGNのところにささっているのは何のヒューズなのかと新たな疑問が浮かぶが、時間がかかりすぎるのでこの際追求はしなかった。
もともとドラッグレース用のエンジン(7400CC)に積み替えられていたホットロッドで、それでは街乗りにはあんまりなので、納車の時にわざわざスモールブロックに積み替えてもらった経緯がある。それまで色々な人の手が加わっていて、配線関係もたぶんノーマルではないので、どうなっているかよくわからない。
…まぁいいや。
とりあえず現状の問題点が特定出来れば充分なのだ。徹底追及しようとするとノイローゼになってしまうので、適当なところで良しとするのが古いアメ車とのつきあい方だと割り切っている。
ついでにアーシングしてもらい、バッテリーを新品交換したら、セルもバリッと勢いづいてまったく始動に問題はなくなった。
どうやら来年の車検まではこのままいけそうである。
ウエスタンレザー モーターサイクルチャップス
FUNNY本社工場内の「ウエスタンレザー」のラインでは、本格的なカウボーイスタイルの革製品をリリースしています。
2月にお客様のご注文で、チャップス(シャップス)をオーダーし、昨日納品されました。
チャップスは、パンツの上から履くオーバーパンツの事で、もちろん本来は乗馬用です。
今回製作したのはスマートなモーターサイクルタイプのデザインで、本体はライトブラウンのスムースレザー、腰帯はタンのブライドルレザー(ライダースウォレットと同素材)をチョイスしていただきました。大型のサイドポケット、ウォレットレーンを連結するDカン等も装備しています。
デザインはこの他に3タイプ、革は11種類の中から選択していただけます。
完全なオーダーメイドで、注文時は店頭で8カ所を計測して仕様書を作成します。納品までには1ヶ月半を要しますが、素材、つくりの良さとも、他のメーカーでは比較にならないと思います。ワンオフですからピッタリ体格に合ったものになるのは言うまでもありません。
実用性とデザイン性を兼ね備えた、ロングツーリングの必需品です。