店長日記

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店頭ラックもDIYで
ここひと月くらいでデッキの補修作業をおこなったが、長尺の傷んだ床材を張り替えた際に、取り外した材料から腐食してないところだけ切り取って残しておいた。
これを使って80センチ×35センチくらいの平棚を作ってみた。
長年屋外で使われた小傷だらけの無垢板が良い味を出している。
本日の修理品/ウエアハウス 大戦モデルジーンズ
生地はまだしっかりしていますが、破れは酷い状態です。
右のヒップの穴あきは裏張りしてタタキを入れますが、作業のためポケット下半分を取り外します。ポケットの底も破れているので、当て布して補強。
裾線は折り返して穿いていたところが前後左右とも破れています。
ここもタタキを入れますが、今後も折り返して穿いたときに見苦しくないように仕上げます。
本日の修理品/シュガーケーンUSA 1966
すでにカタログ落ちしているアメリカの工場で生産した製品。
1969年型の501を模した細身のストレート。国内生産のシュガーケーンのジーンズは基本的に綿糸縫製ですが、アメリカ製のものは化繊糸で縫っているという点が大きな違いでしょうか。化繊糸の方が丈夫ですが、退色も無いので風合いは今一つといったところです。
ボタンホールの芯糸が抜けるのはどちらも同じで、タタキで修復を行います。

画像2、3 /ビフォー。

画像4 /アフター。
パッチ縫い付け/アビエーター キットバッグ
バズリクソンズのキットバッグにエアフォースマークを取り付け。
今年の2月にも同様の加工を行いました。その時は、これより一回り小さいサイズのバッグで、ネームテープを取り外した上で馬革リムの付いたエアフォースパッチを縫い付けております。今回はシボのある牛革トリミング付き。
側面の底に近い位置への縫い付けになります。
本日の修理品/バズリクソンズ A-2
昨年お買い上げいただいたラフウエアタイプのA-2。
精度の低いタロンジッパーならではの故障。スライダーを引き下げた拍子に、エンドボックスがスライダーと一緒に外れ、そのまま落ちてしまったケース。ピンとエンドボックスを固定するときのカシメが甘かったのだろうと思われます。外れたボックスをそのままお持ちいただいたので、接着剤を塗った上で差し込んでしっかりとカシメ直し。
三重県から車でご来店いただき、ご足労をおかけしました。
洗濯日和
レザーブーツの丸洗いについては何度かご紹介してますが、レザージャケットも同じ要領で水洗い出来ます(ただしウールの裏地、中綿入りのものについては要注意)。
画像は90年代に米国で再生産されたウイリス&ガイガー社製A-2。再生産といっても、大戦中のものとは素材もディテールも違いがあります。
大きめのバケツで漬け置きして汚れと古い油分を落とし、漱いだら風当たりの良いところで日陰乾し。
乾いたらオイルを入れ直します。
本日の修理品/リー ライダース
エドウィン商事が企画生産していたころのLeeライダース。 膝周辺が穴あき寸前の状態。裏に当て布をしてタタキを入れますが、このジーンズは現代的な製法なので、簡単に脇を解いてミシンの平台に乗せることができません。この手のジーンズは、前後脇の裁ち端を重ねてロックミシンがかけられています。これを解くのは大変で、仕上げに再度ロック始末しなければならなくなります(当店で主に扱っているビンテージ仕様のジーンズは、脇に生地の耳を使い、割り縫いになっているので解くことができます)。 作業性が悪いのですが、当て布がずれないように生地を奥までたくし込んでタタキを入れていきます。 画像1/向かって左が脇側。縫い代がロックミシンで一纏めにされ、片倒しされている。 画像2/裏側からタタキの作業。 画像3/作業完了。
本日のニュースより
徴用工判決、韓国政府「司法の判断を尊重」

韓国の最高裁が、戦時中に強制労働させられたとする韓国人の元徴用工への賠償を日本企業に命じる判決を確定させたことを受け、韓国政府は「司法の判断を尊重する」というコメントを発表しました。
戦時中に徴用され日本で強制労働させられたとして、韓国人4人が新日鉄住金に損害賠償を求めていた訴訟で、韓国の最高裁が30日、元徴用工への賠償を日本企業に命じる判決を確定させました。
日韓の両政府は1965年の国交正常化以降、元徴用工の個人請求権については「解決済み」という立場をとってきました。
韓国の李洛淵(イ・ナギョン)首相は今回の判決を受けて閣議を開き、「司法の判断を尊重し、最高裁のきょうの判決に関連した事項を綿密に検討する」というコメントを発表しました。これまでの両政府の立場と異なる判決が出たことで、今後の日韓関係は厳しい局面を迎えそうです。
(以上引用)

日本人の多くが「断交」を望んでいる。
一昔前なら、日本のメディアが「韓国の言い分にも耳を傾けよう」とかなんとか、バカげたことを言って世論誘導したかもしれないが、もう通用しない。
かつて大日本帝国の情け深い併合政策のおかげで、土人から人間への仲間入りを果たした朝鮮人は、今日も恩を仇で返し続ける。
いただきもの
バリ島土産でお客様からいただいたコピ・ルアック。
ジャコウネコの糞から未消化の状態で採れるコーヒー豆。
噂に聞く超希少品。
鋳物のコーヒーミルでゴリゴリ摺っていただくのが楽しみ♪
インドネシアは昔、雑貨の買い付けで行ったことがある。
仕事だったので、ただただ暑かった記憶のみ。
お客様のトライアンフ
オフロードのレーシング仕様。
ほとんどのパーツはワンオフ制作されたものに交換され、絶妙なバランスで仕上げられている。
錆具合もGOOD!
デッキの補修もDIYで
今日もスッキリ晴れ上がって朝から気温高め。
早起きして、二時間ほど屋外作業。お隣の民家との境に、丸太で柵を取り付けた。
材料は元々のデッキに使われていたものを加工して再利用。
いただきもの
果物には疎いので、その存在すら知らなかった中南米原産の「フェイジョア」。
西尾市で耕作放棄地を500坪も借り受け、(趣味で)栽培しているお客様からの頂き物。
害虫に強く、無農薬で育つらしい。
数日して熟れたら、二つ割にしてスプーンで食す。
クボタクラフト×ケイシイズ ラウンドジップウォレット
シェリダンカービングの第一人者、窪田敦司氏の作品。
フリーハンドで入れたカービングを部分的に切り取り、別革を挟み込むフィリグリーという技法で仕上げられています。ポイント部分にはターコイズの天然石をはめ込み。
窪田氏は元々ファニーの工場長をされていましたが、現在は独立してフリーランスの立場です。
今回はケイシイズ(社長の北村氏もファニーの営業部出身)のジップウォレットをベースに製品化しています。
スコードロンパッチ鋭意製作中
今回は海軍モノを…。
お客様のご要望で、直径11,5センチと、少し小さめで制作します。
いただいた絵柄を元に、若干古びた感じも加えつつペイント。
完成後にN-1に縫い付け予定。
刺繍パッチ下絵制作
年内に制作してもらう刺繍パッチの絵柄出し。
昭和の刺繍職人はメールをやっていないので、ファックスで絵柄を送って話を詰めなくてはならない。
“安田純平さんが解放”情報に 安倍総理がコメント

シリアで武装勢力に拘束されていたジャーナリストの安田純平さんが解放されたという情報が寄せられたことについて、安倍総理大臣が記者団の質問に答えました。
安倍総理大臣:「解放の報に接して安堵(あんど)しています。一刻も早く、安田純平さん本人であるかどうか確認したいと思います。事案が発生以来、政府としてのあらゆる努力を尽くして参りました。そうしたなか、カタール、トルコをはじめ、多くの国々に連帯を表明して頂きました。特にカタール、トルコには大変な協力をして頂いたことに感謝申し上げたいと思っております」
(以上引用)

結局身代金は払わなかったんだろうか?
いずれにせよ、忙しい時期に政府を煩わせて、ムダな仕事を増やした「ジャーナリスト」。
この手のアホは、今後も同じことを繰り返すに違いない。
名著であるため、ご紹介
『みんなちがってみんなダメ』 中田考著 KKベストセラーズ

日本人にはほとんど馴染みのないイスラム教。
中田考はその実践者として、イスラームの立場から現代の日本及び日本人の問題点を指摘する。
サブタイトルに「身の程を知る劇薬人生論」とあるが、自己認識を誤ると、ミミズなのにヘビとして生きられるんじゃないかと思い込み、結果として生き辛く、不幸になる。その意味で、自分もヘビになれるのではないかと勘違いをさせる教育や、「自己啓発」が蔓延る現代社会を痛烈に批判する。タイトルの「みんなちがってみんなダメ」は、「みんなちがってみんないい」への強烈なアンチテーゼ。
賢さとは「分を知る」ことであり、自分が「何をしたいか」、「何ができるか」、「何をすべきか」を正しく認識することに尽きると著者は言う。 そこを勘違いするのは、どんなに高学歴でもバカであり、大抵不幸になると説く。
この本の後半はインタビューを書き起こしたもので、さらに激烈で身も蓋も無いような物言いに終始する。飛躍が過ぎて意味の取り辛い部分もあったが、独自の視点が面白い。
著者はイスラム教に帰依した数少ない日本人であり、イスラム国との関りで、公安の監視対象にもなっている。
西欧合理主義による価値観を植え付けられ、道を誤る現代日本人への、イスラム流の処方箋。