店長日記

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スコードロンパッチ完成
ディテールを色付けし、最後に軽くウェザリングを施してレザーパッチ完成。
この後、N-1に縫い付け。
パッチ縫い付け/A−2
長年着込まれ、棚皺が刻まれたエアロ社のA−2。
艶のあるラセットブラウンに、オレンジ色の刺繍パッチがよく映えます。
パッチ縫い付け/N−3B
ユナイテッドカーのN−3Bタイプ。
バズリクソンズの製品と違い、こちらはタウン向けに各所がモディファイされております。
左腕に刺繍エアフォースパッチ、両胸には店頭で在庫していた米軍放出の刺繍パッチを縫い付け、納品させていただきます。
木工用クランプ
近くのホームセンターは、やっぱり最近の市場を考慮して、素人のDIY向けツールが増えている。
本職が使うには頼りないが、たまの日曜大工には必要十分程度の品質。
昨日も店内をフラフラしていたら、2×4材を重ねて固定するのに便利なクランプを発見したので、買ってみた。
固定部分が樹脂になっているので、そのままレザークラフトにも流用出来そう。
勝手にFAXを送ってくる街金業者がうっとおしい件
以前から、うさんくさい金融屋が勝手にFAXを送ってくるのを苦々しく思っている。
用紙をセットしておくと自動的に印刷されてしまうので、待機状態では用紙を置かず、後でFAX受信履歴の番号を確認して、必要な件だけプリントアウトすることにしている。
今回は、なんだか見覚えのある番号だったので印刷してみたら、やっぱり金融屋のチラシだった。
もっともらしいことが書かれているが、まともな業者のワケがない。早速「不要!」と大書して送り返してやった。
当方の用紙とインクフィルムが無駄になって、実に気分が悪い。
店内備品もDIYで
廃材を使って、ライダースウォレットを立てて置けるラックを作ってみた。
台座の上に、角度を付けて背板を固定、キーホルダーを引っ掛ける横棒も端材を利用。
艶無し塗料を重ね塗りし、エイジング。
ブライドルレザー(ブラウン)終了間近
ファニーの無地のレザープロダクツに長年採用され、その深い色合いで親しまれたブライドルレザー(ブラウン)が、ラインナップから外れます。
原材料の輸入状況が悪く、安定供給が出来ないため、今後無地のブラウンは、サドルレザーを手染めしたものに変更となります。今年になってラティーゴレザーのブラックもサドルのブラックに変更となり、ブラウンとブラックはどちらもサドルレザーに差し替えとなります。無地は他にラティーゴのレッド、ブライドルのタンの二色があり、こちらは当面継続となります。

*元々高級馬具の素材として利用されてきたブライドルレザーは、蝋質のワックスを含み、使い込むことで美しいツヤと質感が得られます。

画像1/ブライドル×クロコダイルのシェリダンウォレット28000円(税別)。

画像2/ラウンドジップウォレット24000円(税別)、コインケース4800円(税別)。

画像3/新品状態(左)と、使い込まれた状態の比較。

画像4/経年で、より深く味わいのある革に変化していく。
スコードロンパッチ鋭意製作中
今回は変形レザーパッチを作ってN-1ジャケットに縫い付け。
長野県のお客様からはメールで原画をいただいており、若干エイジングも加えて描き込む。
外回りの裁断は後回しにして、絵柄をフリーハンドで配置。
本日の半野良
近所のおばちゃんからたっぷり餌を貰い、日に日に大きくなっていく虎猫。
本日の修理品/バズリクソンズ デッキジャケット
相当エイジングが進んだバズリクソンズのデッキジャケット。
前合わせがファスナー開きで、裾にリブが付いたショート丈のタイプです。
ファスナーを上げると、その下の務歯が開いてしまって使用不能とのこと。
こうしたケースは、主にスライダーの変形によるもので、歪みを修正してやると、あっさり治ることがあります。今回もそのケースで、店頭で対応できました。
スライダー内部が摩耗してダメになっている場合は、スライダーの交換となります。ファスナーの止まり(上止)を外しておき、スライダーを上に引き上げて取り外し、代わりに新品をはめ込んで、止まりを固定します。一番厄介なのは務歯の一部が欠けたり、テープエンドが切れているケースで、これはテープごと全交換になります。ファスナーはほとんどの場合、前身ごろと、裏側の見返しで中縫いされているので、前端だけの解体ではすまず、裾線も一旦解いての作業になります。
この場合はメーカーに送り、見積もりを取ることになります。

*バズリクソンズの製品であっても当店で販売した商品以外はお受けしておりません。お買い上げになった販売店にてご相談ください。
Tシャツリメイク/バズリクソンズ ヘビーサーマル
かなり着こまれたバズリクソンズのヘビーサーマルTシャツ。
裾のカーブラインそのままに、4センチ短くリメイクします。裁ち端は太番手の糸でオーバーロックして仕上げ。
カット・ソー素材は横伸びし易いため、縫いながらミシン目を縮めていく機能を持った(差動)ミシンを使用します。

画像1/ビフォー。

画像2/三本の糸で裁ち端をロックしていく差動ミシン。

画像3/アフター。
半野良
キシラデコールを塗ったデッキで日向ぼっこしていたが、保護色みたいで気付かなかった。
近所のおばちゃんが軒先で餌をやっている子猫。しかし積極的に飼っているわけではないみたい。近づいても逃げないが、けして懐かない。
野良と地域猫の微妙な線上。
昭和の映画興行
親父の遺品の中にあった40冊あまりの映画パンフレット。
ほとんどが昭和28年(1953年)のもので、都内に下宿していた大学生の頃のものと思われる。
日本映画、洋画ともに名作が多く、今でもDVDやネット放送で観られる作品もある。
この時代は、娯楽といえば劇場で観る映画ぐらいしかなかったであろう。

画像1/マリリン・モンローの「ナイアガラ」と、モンゴメリー・クリフトの「終着駅」。

画像2/「第3の男」はオーソン・ウエルズとジョセフ・コットン。ラルフ・リチャードソン主演の「落ちた偶像」。

画像3/「太平洋の鷲」は大河内伝次郎が山本五十六を演じる。特撮の円谷英二もスタッフで参加。「戦艦大和」は高田稔主演、藤田進も共演している。

画像4/「花の生涯」は時代劇で、松竹の芸術祭参加作品。若いころの鶴田浩二や、草笛光子が出ている。「恋文」は小津安二郎の作品。

画像5/「人間魚雷」はイタリア海軍の、英海軍に対する特殊潜航艇での戦闘の実録もの。ホセ・ファラー主演の「シラノ・ド・ベルジュラック」。

他にも「シェーン」や、「三人の名付け親」、「七つの大罪」、「越境者」、「女の一生」、「夜明け前」等々、ジャンルも国もバラバラな作品パンフには、鑑賞の日付と劇場名が書かれている。
エアフォースパッチ完成
本日23日は祭日のため、午前11時から営業いたします。
シボのある牛革を使ったエアフォースパッチの追加制作分。

画像1/打ち抜いたトリミングは厚みが不揃いなので、1,3ミリ程度に漉き込み。

画像2/刺繍パッチに縫い付け。

画像3/完成。
店内備品もDIYで
先日、デッキの補修工事の時に取り外した古材で平棚を作ったが、さらにその時に出た端材でカップ置きをつくってみた。
真ん中にカップを置けるよう、以前お客様に頂いたトリマーを使って溝を彫ってみた。溝のところだけ白く塗り、全体を軽くポリッシュして艶無しのニス仕上げ。
斜めになっているカウンターのガラス面に置いて水平になるよう、片側に足付き。
エアフォースパッチ鋭意製作中
シボのある牛革をトリミングに使ったエアフォースパッチが好評なので、追加制作。
レザーはエルパソサドラリーさんから入手。金型を当て、大型ハンマーで一枚ずつ打ち抜き。
この後、一定の厚みに揃える漉きの作業。
JA11板金作業ふたたび
昨日、今日と天気が良いので、作業が捗る。
ウレタン塗装の段階になって、取っておいた硬化剤がゼリー状になっていて使用不能なことが判明。
代わりにFRPの硬化剤を目分量で投入したが、なんとか無事に仕上がった。

画像1/サンダーで錆を落としたところに、速乾性のポリパテを打って、水砥ぎ。

画像2/水砥ぎ完了。

画像3/今回はサフェーサーは塗らず、そのままローラー刷毛で塗装。さすがに3年半前の塗装面は色焼けしており、同色にはならないが、この車では気にならず。

画像4/作業完了。
JA11板金作業ふたたび
2015年に車体を購入し、外せるパーツをすべて外して内外装を自家塗装したJA11。
その時に錆だらけだったフェンダー周囲をPORという強力な防錆剤とガラスクロスで補修した。しかし3年半も経つと部分的に錆が再発し、塗装の浮きが目につくようになってきた。
この車には、あえてプラスチックの部分に錆塗装を施しているが、本当の錆は出来るだけ抑え込んでおきたいという思いがあるので、再び素人板金を行う。

画像1/左右のリアフェンダー周りで塗装の浮きが目に付く。

画像2/サンダーで地肌が出るまでバリバリと削る。

画像3/鉄板が薄くて穴になってしまったところはFRPで補修。