昭和の映画興行

昭和の映画興行
親父の遺品の中にあった40冊あまりの映画パンフレット。
ほとんどが昭和28年(1953年)のもので、都内に下宿していた大学生の頃のものと思われる。
日本映画、洋画ともに名作が多く、今でもDVDやネット放送で観られる作品もある。
この時代は、娯楽といえば劇場で観る映画ぐらいしかなかったであろう。

画像1/マリリン・モンローの「ナイアガラ」と、モンゴメリー・クリフトの「終着駅」。

画像2/「第3の男」はオーソン・ウエルズとジョセフ・コットン。ラルフ・リチャードソン主演の「落ちた偶像」。

画像3/「太平洋の鷲」は大河内伝次郎が山本五十六を演じる。特撮の円谷英二もスタッフで参加。「戦艦大和」は高田稔主演、藤田進も共演している。

画像4/「花の生涯」は時代劇で、松竹の芸術祭参加作品。若いころの鶴田浩二や、草笛光子が出ている。「恋文」は小津安二郎の作品。

画像5/「人間魚雷」はイタリア海軍の、英海軍に対する特殊潜航艇での戦闘の実録もの。ホセ・ファラー主演の「シラノ・ド・ベルジュラック」。

他にも「シェーン」や、「三人の名付け親」、「七つの大罪」、「越境者」、「女の一生」、「夜明け前」等々、ジャンルも国もバラバラな作品パンフには、鑑賞の日付と劇場名が書かれている。