本日の修理品/バズリクソンズ L-2 2022年03月12日 袖リブに一箇所、小さな穴あき。 放置すると拡がってしまうので、簡易な方法で対策します。 このレベルの穴であれば、接着芯地にも使われている樹脂を粉末にしたもので塞ぐことが出来ます。 画像1/ビフォー。 画像4/アフター。
本日のニュースより 2022年03月10日 露、北方領土を「特区」指定 日露関係、さらに悪化へ ロシアのプーチン大統領は9日、ロシアが不法占拠する北方領土を含むクリール諸島(北方領土と千島列島の露側呼称)に進出する国内外の企業を対象に、所得税などの各種税を原則的に20年間免除する法案に署名し、発効させた。ロシアは北方領土を事実上の「経済特区」として企業を誘致し、実効支配を強める思惑だ。 同法案に対し、日本は北方領土での共同経済活動を目指すとした日露合意に反するとして抗議してきた。一方、ロシアはウクライナ侵攻で日本が対露制裁を発動したことに反発。7日には、自国通貨ルーブルによる外貨建て債務の返済を認める「非友好国・地域」のリストに日本を含めた。 日露関係は極端に悪化しており、日露平和条約交渉の先行きは極めて不透明となっている。 (以上引用) 火事場泥棒が、分捕った領土に勝手に外国企業の誘致を始めたが、今の状況でどこの企業が手を上げるというのか(支那の企業?)。 ウクライナ侵略の結果がどうあれ、ロシアの経済破綻は確実。 そういえば、かつて笹川良一氏が、日本領海内に沈んだ帝政ロシアの財宝船「ナヒモフ号」を引き上げて、どん底の経済不況に喘ぐソ連に対して北方領土との交換を提案したことがあった。結果的にサルベージが成功しなかったため、笹川氏が私財を何十億か損しただけで終わってしまったが…。 その後、ソビエトが崩壊し、大混乱の中でエリツィンがロシア大統領になった時にもチャンスがあったが、この時は日本の政権交代で頓挫した。 プーチンが失脚するか暗殺されるかした後、失地回復のチャンスが巡ってくるかもしれない。
謎のレザージャケット、リボーン! 2022年03月09日 見頃全体の糸切れを裏側から縫い直し、リブも丸胴タイプに交換したレザージャケット。 作業のためにリッパーで切り開いた左右の前端を元通りに閉じて、作業完了。 これでやっと、着用可能な状態に復活。
謎のレザージャケット再生中 2022年03月07日 10箇所以上あった糸切れの縫い直しが完了したので、袖リブを交換。 袖リブは一度交換された形跡があり、裾リブと同じ平編みニットを筒状にして取り付けてあります。 それを今回、大阪マッシュさんオリジナルの段付き丸胴リブに交換。 裾リブとは微妙に色合いが違いますが、許容範囲でしょう。 画像1/裏地を取り外した前端から手を入れ、袖リブの取り付け部分を引き出す。 画像2/表地(革)と裏地にサンドイッチされて縫い込まれている袖リブを取り外し。 画像3/丸胴リブを表地(革)と裏地に挟み込んで縫い付け。一連の作業は、すべて裏側から「中表」の状態で行うので、裏地を外した状態でこそ可能です。 画像4/交換完了。
N-1カスタム進行中 2022年03月06日 リアルマッコイズの厚手グログランのN-1ジャケット。 左胸にお客様指定のロゴで文字入れ。 右胸には個人カスタムのレザーパッチが付いていましたが、それを取り外して当方でペイントしたパッチを取り付けます。
B-15Dカスタム鋭意制作中 2022年03月05日 フリーハンドで筆記体の文字入れ。 ナイロン、コットン地は筆運びがスムーズにいかないので、一筆描きというわけにはいきません。 重ね塗りを繰り返して仕上げていきます。
ドリー・パートンのハートフルソング 2022年03月04日 最近ネットフリックスで観た作品。 カントリー界のレジェンド、ドリー・パートンが製作指揮(一部出演も)する一話完結のアンソロジー。八話から成るが、各々ドリーの名曲のタイトルが付けられ、それにちなんだストーリー展開になっている。 ドリー・パートンを知らない人でも、「ジョリーン」や、「オールウェイズ・ラブ・ユー」を聴いたことがない人はいないだろう。それらはもともと彼女が作って自ら歌った曲で、日本でヒットしたのはカバー歌手によるものだった。 このシリーズで評価が高いのは最終8話の「オールド・ボーンズ」で、山奥に住む骨を使った占い師の老女と、一帯の土地の買収を手掛ける女弁護士との不思議な絆を描いた作品。 童話のようなステキな小作品だったが、主演のキャスリン・ターナーの変貌ぶりに驚いた。 特殊メイクかと思うほどに、皺だらけの顔、ビア樽みたいな体形で、本物の老女に変貌していたのだ。 すでに60代とはいえ、80年代のスクリーンで活躍していたころの美貌の片鱗も無い。ロマンシングストーンでマイケル・ダグラスと共演したあのチャーミングな女優とはとても思えない。ハスキーな声だけは当時のままだが、今の容姿だと酒で焼けたように聞こえる。老婆の占い師役には貫禄十分で、はまり役ではあったけれど…。 しかし見方を変えれば、アンチエイジングに血道を上げるかつての美人女優達より、役者としての需要は多いのかもしれない。
本日のニュースより 2022年03月03日 日本維新の会「核共有の議論の開始」政府に提言 ロシアのウクライナ侵攻を受けて、日本維新の会は3日午前、「核共有(ニュークリア・シェアリング)の議論の開始」などを盛り込んだ提言をまとめ政府に提出した。 提言では、ウクライナ侵攻の教訓として「現在の国際情勢下でも核保有国による侵略のリスクが現実に存在する」と指摘し、防衛費をGDP(国内総生産)の2%まで増額することを当面の目標とした。 (以上引用) かつて国士・西村眞悟議員は、日本の核武装を提起した。 その時は、マスコミや護憲派議員から袋叩きにされ、結局防衛政務次官を辞任する羽目になった。 今、支那や北鮮みたいな泥棒国家が核ミサイルを日本に向けている状態にあって、「共有の議論の開始を提言」とか、随分呑気な話。 煮え切らない岸田総理から、言質を取ることができるんだろうか? ソビエトが崩壊した時、ウクライナ領内には核爆弾があったが、ウクライナはこれを放棄した。 もし、将来に備えてそれを保有していれば、今回のように攻め込まれることもなかったのではないか。
ジーンズ裾上げ 2022年03月02日 持ち込みで、チェーンステッチでの裾上げ依頼。 元の状態もチェーン仕上げですが、インシームが二本針ミシンで巻き伏せ縫いされており、その部分が厚く(巻き伏せで4枚×三つ折り=12枚)なっています。 通常の方倒し(片倒しで3枚×三つ折り=9枚)よりも、その部分が膨らんで糸切れを起こしやすいので、そこを縫い始め/縫い止まりとしてステッチを入れ、しっかり固定しました。 糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。 製品持ち込みの場合/¥1,650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550) *裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。 *煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。 *当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
謎のレザージャケット再生中 2022年03月02日 地縫いが所々糸切れを起こしている古いレザージャケットのリペア。 今回は、前中心のファスナーの付け線を解体し、裏地をはねた状態でポケット周りやエポ-レットのほつれを再縫製しました。 袖下のステッチもほつれていたので、解体した前中心から袖(革)の裏面を引っ張り出し、タタキを入れています。 文章にすると簡単ですが、実際にはかなり大掛かりで面倒な作業です。 画像1/左右の前端をリッパーで大きく開く。 画像2/ポケットの周囲は裏地をはねた状態で表側から再縫製。 画像3/エポ-レット周囲も同様に…。 画像4/袖下の糸切れ。 画像5/前端から革袖(裏)を引っ張り出し、ほつれた部分を再縫製。押さえのコバステッチも一旦抜かなければ地縫い出来ないので、手間がかかる。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ70505 2022年02月28日 週末にお預かりしたデニムジャケット。 二本針で巻き伏せ縫いされたチェーンステッチが、所々解れている状態。 全面的なリペアはせず、着用上不都合な左右袖下のパンクを塞ぎ、実用レベルに仕上げました。 画像2/左袖ビフォー。 画像3/アフター。 画像4/右袖ビフォー。 画像5/アフター。
本日のニュースより 2022年02月27日 プーチン氏「自分の手で権力を奪い取れ」…ウクライナ軍にクーデター促す インターファクス通信によると、ロシアのプーチン大統領は25日、安全保障に関する会合で、ウクライナ軍に対し、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領が率いる政権を転覆させるクーデターの実施を呼びかけた。 プーチン氏は会合で、ゼレンスキー政権を「ネオ・ナチ」などと非難し、「自分の手で権力を奪い取れ」と決起を促した。 ウクライナに全面侵攻しているロシア軍が首都キエフ攻略に乗り出しており、ウクライナ軍を揺さぶる狙いとみられる。 (以上引用) あらゆる手を使って侵略を進めている。 欧米の制裁措置など最初から織り込み済み。 日本も、こんな怪物相手に「交渉」したって、北方領土が還ってくるわけがない。 誰かコイツを撃ち殺してくれないかな…。 …ついでに習近平も死んでほしい♡
謎のレザージャケット再生計画 2022年02月26日 30年以上前に、ロサンゼルスの古着屋(たぶんアードバークス)で、私的に購入したレザージャケット。 一見するとA-2みたいだが、前立てが無く、前中心がファスナーで付き合わせになっている。背中や下袖も、一枚ものではなく二枚接ぎ。 裏地やニットは交換されており、裏地に付いていたはずのブランドネームが残っていないので、メーカー不明。 なかなかの風格で、マイサイズだったので即買いした。 しかし着始めてみると、すぐに革の縫い合わせ部分があちこち糸切れし、分解しそうな状態になった。綿糸縫製の古いレザージャケットは大体こんな感じ。 修理するには、一度裏地を外し、コバステッチ(伏せ縫い)を解き、地縫いからやり直さなければならない。 そのうち手を入れようと思いつつも、ずっと棚ざらしになっていた。 今回、大阪マッシュさんの丸編みリブを手に入れたので、リブ交換も含めて各部に手を入れようと思い立った。 機械と作業スペースの空きに合わせ、少しずつ進行させる予定。
本日のニュースより 2022年02月25日 国際テロの「魔女」 5月に出所予定 昭和47年2月のあさま山荘事件や、集団リンチ殺人などを起こした連合赤軍が流れをくむ「共産主義者同盟赤軍派(赤軍派)」の幹部だった重信房子受刑者(76)は46年、レバノンへ出国。その後、数々の国際テロ事件で世界を震え上がらせた「日本赤軍」を結成しリーダーとなり、「魔女」とも呼ばれた。 オランダの仏大使館が武装占拠されたハーグ事件で国際手配されたが、日本国内に潜伏していたことが判明。平成12年11月8日、大阪府高槻市の路上で大阪府警に逮捕された。 特有のたばこの吸い方や指紋が本人確認の決め手となった。重信受刑者は13年に日本赤軍の解散を宣言。今年5月に懲役20年の刑期が満了となり、出所後の動向が注目される。 (以上引用) 学生時代、故若松孝二監督の作品上映&講演会が名古屋のミニシアターで開催され、興味本位で聴きに行った。 その時に上映されたのが、「赤軍PFLP」という実録映画で、極左だった若松監督が、アラブで日本赤軍と寝食を共にして撮ってきた作品だった。 冒頭シーンで、まだ若かった重信さんがアジテーションをしていたように思う。ずっと海外に拠点を置いていた活動家だったので、その後日本で逮捕されたのを聞いたときは驚いた。ちなみに、アラブに本拠を置いた日本赤軍は、リンチ事件の連合赤軍(共産同赤軍派+京浜安保共闘)とは組織的には異なるので、記事のリードはちょっと恣意的。 逮捕されてからもう20年も経ったのかという感じ。 重信房子という人は、話題性があって思想の左右を問わずに影響力があった。 お父上は戦前の右翼活動家で、血盟団関係者だったと聞いている。 方向性は違うが、親子揃って血の気が多いというべきか。 出所したら、たくさん取材も受けるだろうし、何を語るのか注目したい。
パッチ縫い付け/A-2 2022年02月24日 お買い上げいただいた縦長タイプのブラッドチットをA-2に縫い付け。 横振りミシンで一点ずつ制作する刺繍パッチは、再生繊維(デッドストック)のシートをベースに使っています。色によってストックが無くなってきており、ブラッドチットは今後制作見込みがありません。 この縦長タイプは完売し、横長タイプの在庫は一点のみになりました。 ご購入を検討されている方は、この機会にいかがでしょうか。
ジーンズ裾上げ 2022年02月23日 こちらも持ち込み品ですが、2センチだけ短くしたいとのご要望。 縫い代が足りないため、裾線のステッチを抜き、プレスで伸ばしてから裁断、縫製という手順になります。 糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。 製品持ち込みの場合/¥2,200(カット分3.5センチ以下のため、縫代出しでアップチャージ) *裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。 *煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。 *当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
ジーンズ裾上げ 2022年02月23日 ジーンズの裾上げにつきましては、繁忙期以外は持ち込み品にも対応しております。 セレクトショップさんの国産レプリカ製品をチェーンステッチでの裾上げ。 糸色は当店が販売する製品に合わせたラインナップですので、その中で近似色を選択しております。 今回は上糸イエロー×下糸オレンジで、共に20番手。 製品持ち込みの場合/¥1,650(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥550) *裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。 *煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。 *当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
本日のニュースより 2022年02月21日 ロシア、住民「保護」口実に軍事介入の懸念…親露派地域での爆発事件捜査を発表 ウクライナ東部で続く同国政府軍と親ロシア派武装集団との紛争を巡り、ロシアが介入とみられる動きを強めている。プーチン露政権がロシア系住民の「保護」を口実に、親露派の支配地域に軍事介入する懸念が一層強まってきた。 (以上引用) 二年ほど前だったか、手提げのトランクを持った背の高い白人が、ふらりと店内に入ってきた。 おもむろにトランクを開け、中に入っていたマトリョーシカをいくつか取り出して、拙い日本語で買ってくれないかという。 なんだロスケの物売りかと思い、きっぱりと断った。それでも青年は親しげに、自分はウクライナから来ていると言う。 何人だろうとマトリョーシカは要らないが、やたら愛想が良いので、少し話をした。 知人を頼って単身来日し、本業は英語の講師をしているという。ウクライナ人は母国語以外に英語も堪能な人が多いらしい。私も含め日本人からすれば、ロシア同様旧ソビエトの一部だったし、ロシア人と同じようなものだという感覚がある。日本の北方領土に住み着いているウクライナ人も多い。ウクライナ紛争も対岸の火事だし、仲間割れ程度の認識だった。しかしにこやかな青年は、プーチンのことを「KGB(カーゲーベー)の殺し屋」と言い、ギリシャ正教に帰依する我々は、ロシアに与することは無いという。彼の兄弟はウクライナ軍の兵士で、ずっとロシアと対峙しているとも言っていた。 青年は意外にも激烈な民族主義者であった。 それでもマトリョーシカは買わなかったが、その後、少し気になってウクライナに関するものを読み込んでみると、なかなか厳しい民族の歴史があった。 古くはモンゴルに侵略され、その後はナポレオン、先の大戦ではナチスに蹂躙され、その後はスターリンによる残酷な統治が長年行われた。シベリアに送られ、強制労働に従事させられた知識人も数多い。平坦で国境線の広い国土は、西からも東からも外敵に攻められ続けたのだ。 そして今、プーチンの餌食になりそうな情勢である。侵略の地ならしとして、ウクライナ内部の親ロ勢力を使って情報戦をおこなっている。曰く、ロシアとウクライナは不可分一体であるべきといったプロパガンダで、在日ウクライナ人の中にさえ、Youtubeでこの主張を唱える人もいる(もちろん日本語で)。 この先、プーチンが軍事侵攻しても、残念ながらアメリカが本気で介入することは無いだろうし、EUだって同じだろう。 このところのニュースを見ると、あのマトリョーシカ売りの青年はどうしているだろうかと、ふと思う。