店長日記

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G-1カスタム進行中
前回バックペイントを入れたG-1の前胸に、追加でペイント。
背中の虎と対になるよう、龍の頭部分を入れます。
タッチも背中とのバランスを考え、細かく描き込みます。
店頭ラックもDIYで
100均で(300円だったが)買ってきたデザインボードを、塗装してミシン台の側面に取り付けてみた。
樹脂製なので、軽くサンディングした上でプライマーを吹き付け、グリーンで下塗り。
乾いたら、メディウムを塗って、クリームで上塗り。
適度な罅割れで、古さを演出。
100均でお買い物…デザインボード
ホームセンターでは昔からある多孔ボードで、壁に取り付け、穴にフックを固定して小道具などを整理するもの。
60センチ×30センチと小さいサイズで、ミシン台の横に取り付けるのに丁度良さそう。
一見合板みたいだが、樹脂製となっている。
安っぽいが、サフェを塗って塗装すれば、それなりに仕上がるだろうと考えて購入。
ちなみにこちらは300円商品。
鉄製のフックも、数種類見繕って購入した。
本日の修理品/リーバイス 20517
過去に何度も修理を請け負って、見頃の大部分を裏当てしたリーバイスのブーツカット。
この製品は赤タブ517と同型ですが、縫製工程が多少簡略化されたモデルでオレンジタブ付き。
80年代のアメリカ製だと思われます。
今回は、穴の開いた右膝上から、ポケット口にかけてリペアします。
ハンドプレス打ち駒制作
ファニーが主にキーホルダーに使っているワンウェイスナップボタン(滑脱防止のため、片側に向かってのみ開閉出来るようになっている)。
このタイプは、バネ(雌)の内側に小さな突起が出ており、ゲンコ(雄)の縁がそこに引っかかるようになっています。
打ち込みの際は、打ち棒とハンマーを使って、出来るだけ水平が出るように取り付けています。
しかし革に厚みがあるとなかなか難しく、軸が傾いてしまうことが多いのです。
プレスを使えばきれいな水平が出ますが、このワンウェイ形状に合わせた打ち駒は流通していません。
そこで汎用品の打ち駒を削り、形状を合わせて、ハンドプレス機にセットして使えるようにしてみました。
ちなみにファニーさんの工場では、打ち具等は外部の専門職に依頼して、旋盤やフライス盤で作っていると聞いています。
ネットでお買い物…長孔ポンチ
主にベルト穴を追加する時に使用するが、携帯カバーのレンズ穴を開ける時にも流用する。
寂び易いので、防錆油でのメンテナンスが必要。
ネームプレート製作中
通販でネームのみご注文いただいた分を製作。
外回りには縫い付けの時の目安になるネン押し。
乾燥するのを待って郵便発送します。

A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。

価格/3300円(税込み)
バックペイント完成
G-1をベースに、駐留米軍が好みそうなオリエンタルな図柄のバックペイント完成。
本日の修理品/ファニー キーホルダー
ナスカンの可動部分が破損していますので新品交換します。
破損したナスカンはワンウエイスナップで本体にカシメられているので、スナップボタンごと取り外して交換になります。

画像1/ビフォー。

画像2/交換用のナスカン(31ミリコンチョ対応)とワンウエイスナップ。

画像3/アフター。

ライダースワレットや携帯ホルスターに付属するナスカン(茄子カン)はダイキャスト製で、大事に使って頂いたとしても、いずれジョイント部分が摩耗したり、スプリングが破損することは避けられません。当店では常時各サイズに合わせたパーツをストックしておりますので、即日対応出来ます。

*他社様で購入された商品、中古流通品については一切お受けしておりません。
バックペイント鋭意製作中
G-1のバックペイントの続き。
図柄の上下に文字入れをしていきます。
漢字は行書体で、一筆書きのような筆致ですが、実際には何度も重ね塗りしています。
夏の三ヶ根山・殉国七士廟再訪
今年は終戦の日が日曜で時間的都合がつかないので、一足先に車で訪問。
海側から三ヶ根山スカイラインに入り、曲がりくねった道を山頂まで登る。
頂上付近は日差しは強いが、この日は風が心地良い。木の枝がざわざわと擦れ合って立てる音も、とても耳触りが良い。

画像1/急カーブが連続する三ヶ根山スカイライン。

画像2/山の中腹から望む三河湾の絶景。

画像3/廟の入り口に聳え立つ、岸元首相の揮毫による石柱献花やお供えの酒で一杯の七士墓。

画像4/献花やお供えの酒で一杯の七士墓。

画像5/管理人の方が世話している保護猫のうちの一匹。
バックペイント鋭意製作中
左右のスペースに配置した竹笹に色を付けていきます。
虎と竹笹の組み合わせは、須賀ジャンや和柄アロハでもポピュラーなパターン。
今回の絵柄は、劇画調のタッチで描いております。
パッチ縫い付け/陸上自衛隊迷彩服
陸上自衛隊退職後、民間企業で働きながら、即応予備自衛官としてトレーニングを続けているお客様。
二曹昇進に伴って襟章が交換となり、二着の迷彩服をお預かりしました。
支給された襟章は、各自が個別に取り付けるとのこと。自衛隊内部には対応する部署は無く、手縫いで取り付けたり、リフォーム屋さんに依頼するようです。
衣類や装備品が破損した場合も同様で、官給品であっても、着用品のメンテナンスや補修は各人でということでしょう。
ピッタリ既定の位置で取り付けさせていただきました。
バックペイント鋭意製作中
表面にシボの多いゴートスキンは、筆運びがスムーズにはいきません。
背景には、スカジャンでもよく虎と組み合わせて用いられる竹を配置。
2021年秋冬フェローズカタログ
フェローズよりこの秋冬の商品カタログが着荷しました。
平素当店で同社の製品をご愛顧いただいているお客様に限り、店頭で差し上げております。
冊数に限りがありますので、ご入用の方はお早めにどうぞ。
バックペイント制作開始
ゴートスキンのG-1ベースに、スカジャン風のオリエンタルな図柄を描くという試み。
虎の図柄は、少し時間をかけて毛並みまで描き込む予定。
ジーンズ裾上げ
持ち込みでリーバイスの501。
2,5センチ短くしたいというご要望なので、縫い代を確保するため、元の裾線を解体する必要があります。
裾線のステッチを抜いてプレスし、縫い代を裁ち直してから再縫製という手順になります。

*参考工賃/2200円(税込み)
本日の修理品/リーバイス 501CT
避けた膝を中心に、縦に40センチほど裏張りします。
力のかかる膝部分は、穴の周辺だけタタキで抑えても、すぐにその上下が裂けてしまうので、広範囲に裏張りします。

*参考工賃/3850円(税込み)
本日の修理品/リーバイス 501CT
現在のリーバイスの企画生産体制がどうなっているのかよくわかりませんが、こちらはリーバイスジャパンの製品で、製造国はメキシコ。
新品でリメイク加工が施され、ポケット口周辺や見頃にいくつか穴が開けられています。5箇所ほどは裏張りしてタタキが入れられていますが、右膝の裂け目はそのまま。
かなり細身なので、着用状態で膝を折れば、さらに裂け目が拡がって、膝頭が見えるぐらいになるかと思います。
そういうコンセプトの製品とはいえ、どうも具合が悪いので、膝の穴を塞いでほしいとのこと。
溶剤で脱色された生地も弱いので広範囲に裏張りし、裂け目を中心にタタキを入れます。