店長日記

6505

ジーンズ裾上げ
持ち込みでダブルアールエルのビンテージ加工ジーンズ。
チェーンミシンで裾上げした後、違和感のないように裾線をサンディングして仕上げます。

画像1、2/ビフォー。

画像3/指定寸法で裾上げ。

画像4/サンディングしてアタリ付け。
バックペイント制作開始
今回はお客様のご要望で、所謂ピンナップガールではなく、ギリシャ神話の「勝利の女神」像をペイント。
勝利の女神(ニケ/ヴィクトリア)は翼を持った女性像で、エーゲ海の島で発掘された石像が有名。首と両手が欠損したもので、石膏でレプリカが作られ、世界中で木炭デッサンのモデルに使われています。
画学生だった頃を思い出しつつ、作業開始。
本日の修理品/エターナル ウエスタンシャツ
エターナルが海外製作したレザーのウエスタンシャツ。
フロントスナップボタンの下二つが破損した状態。
外れたスナップは再利用できないので打ち替えるしかないのですが、この蝶貝風のスナップボタンはパーツ対応が出来ません。
仕方ないので、流通品の中で径の近い(品番7070)メッキのスナップで打ち替え、頭に樹脂を盛り付けてそれらしく仕上げておきました。
本日の修理品/ファニー インディアンモカシン
4月に踵部分のレースの糸切れでお預かりしていたファニーのモカシン。
大阪のファニー本社工場で対応させるケースでしたが、いかんせん武漢肺炎のおかげで修理業務がストップしていました。
当初はゴールデンウイーク明けには操業再開の予定でしたが、結局、通常に戻るまでに2か月以上要したことになります。

画像1、2/ビフォー。

画像3/染め直しは当店の店頭で行っております。

画像4、5/アフター。
お客様のFLH
1979年頃のショベルヘッド1340CC。
シート以外はノーマル状態を保って、いい感じのヤレ具合。
この当時、FHLといえば、デコトラみたいな仕様でオジさんたちが乗っていましたが、やっぱりストリップした方がフォルムの美しさが際立ちます。
オーナーは、当市の中華料理の老舗「久田」の社長。
アイアン・オーナメント取り付け
溶接で繋ぎ合わせてもらったアイアン・オーナメントは、出窓のガラスとほぼ同じ横幅。
黒のつや消し塗装を施し、ステーを作って窓枠にガッチリと固定。
微調整に苦労したが、仕上がりはまずまずといったところ。
『大阪駅では6割程度戻る』週末の関西主要駅・観光地の人出 嵐山は観光客で賑わう

都道府県をまたぐ移動の自粛が全面解除となって初めての週末は、関西の観光地などで徐々に人出が戻ってきました。一時は閑散としていた大阪のミナミですが、6月21日は多くの観光客らでにぎわいました。
スマートフォンの位置情報をもとに推計人口を算出するソフトバンク系の「agoop」によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大前に比べ、6月21日は、大阪駅では6割程度に人出が戻り、増減率は-39.5%、大阪・なんば駅で-19.8%と徐々に人出が戻ってきていることがわかりました。
(以上引用)

今日、大阪のファニー本社から連絡があり、やっと今までの時短営業から、通常の営業に戻す旨、知らされた。
4月からは営業本部も工場も活動を自粛していて、本社での商談もオミットされていた状態。
完全に武漢肺炎の影響が無くなったわけではなく、アメリカから輸入する原材料や雑貨類は便数の激減で滞っている。
完全に元の状態に戻るには、まだ相当の日数がかかるはず。
本日の修理品/リーバイス ホワイトジーンズ
ツイルのホワイトジーンズの後ろ中心付近に小穴。
放っておけば拡がってしまうので、裏に接着芯地を貼って、穴周囲を小さくタタキで抑え込んでおきます。
穴の痕を完全に目立たなくすることは不可能ですが、リペアしておけば、これ以上穴が大きくなることはありません。
ワークパンツ裾上げ
エドウィンが国内版権を持っていたころのLeeのダンガリーズ。
オリジナル通り、広幅1,5センチのシングルステッチで裾上げ。
アイアン・オーナメント一体化
一か月前にネット購入した4枚組のアイアン・オーナメント。
いろいろ使い道を考えていたが、結局4枚をリム同士で溶接し、1メートル四方の大きさにして二階出窓の意匠に使うことにした。
溶接作業はトライアンフのビルダーをしているお客様の手によるもの。
固定の方法は、これから現物合わせで検討する。
スコードロンパッチ鋭意製作中
今日も終日雨模様。
ペイント作業が一段落したところで、暫く使いっぱなしだったミシンのメンテナンスを行う予定。
久々にオイルも交換。
父の日ギフト
お買い上げいただいた皮革製品(ベルト、バッグ、財布等)に、無料で文字入れ(筆記体のみ)を承ります。
詳細は店頭にてお尋ねください。
ギフト包装も無料にて承っておりますので、ご利用ください。
アベノマスク到着
先ほどポストに投函していった。
量産品のような不織布ではなくて、ガーゼの多重構造になっている。
…しかし思った以上に、縦横共に小さい。
顔の大きい人がはめると、気の毒なことになりそう。
本日の修理品/エターナル811
クッキリしたアタリ感が出始めたエターナルのロングセラー811。
糸切れして口を開けた前後ポケットを補修しました。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
バトラーバーナーセイルズスタイルブック
厳選した素材を国内工場で縫製し、高品質で値頃感のある商品を展開するバトラーバーナーセイルズ。初の試みで、人物イラストに商品画像をコラージュした小冊子を製作しました。
数ある商品バリエーションの中から、スタイルとシチュエーションに適した商品を組み合わせてご提案しております。
ご希望のお客様に店頭で差し上げております。
冊数に限りがありますので、ご入用の方はお早めにどうぞ。
名著であるため、ご紹介
『女帝小池百合子』石井妙子著 文芸春秋

サブタイトルに「救世主か?怪物か?」とあるが、間違いなくとんでもない怪物であろう。
本書を一読すればわかるが、驚くほど時間をかけた丹念な取材であり、信憑性が高い。著者の石井妙子さんへのインタビューもYoutubeで見ることが出来るが、きわめて慎重に言葉を選ぶ人で、実直な印象を受けた。本書のレビューを見ても、否定的なコメントを寄せている人はほとんどいない。
小池百合子の半生は、嘘に嘘を上塗りしたようなものであり、その嘘を剥ぎ取ったら、ほとんど何も残らない。
目立つパフォーマンスばかりで、政治的な実績がほとんどないばかりか、首長になってからは、東京都の財政をドブに捨てるような真似をしている。
一見魅力的で、弁が立ち、強いリーダーシップがあるように錯覚する。しかしその人生は、利用できる相手に巧みに近付き、利用価値がなくなると見るやさっさと次に乗り換えることの繰り返しである。自己顕示欲と権力欲が異常に強い一方、元々政治家としての理念はない。自分にとって不都合な人間を悪者に仕立て上げ、排除するのも朝飯前である。
詐欺師で政治ゴロの父親の気質を受け継いでいるのだろうか。親子ともに、脳科学者の中野信子さんの著書に出てくるサイコパスそのものである。
40年前の学歴詐称などどうでもいいという人がいるが、この人は「カイロ大学主席卒業」の触れ込みでTVキャスターの仕事を得、政治家に転身し、 今の地位に登り詰めた。そもそもこの肩書が無ければ、今の小池百合子は存在しないのだ。
また学歴詐称はこの人のパーソナリティの一端が現れたに過ぎず、過去に関わった人たちが、皆蛇蝎のごとくこの人を嫌うことからも、その人間性が垣間見れる。
都知事選間近のこのタイミングで出版され、政治的な背景を指摘する人もいるが、むしろこの時期だからこそ読むべき本である。
このような怪物が、首都の長であって良いはずがないのだ。