店長日記

6609

本日のニュースより
刑の執行、一部猶予=次期臨時国会に法案―法務省
 
法務省は3日午後の政務三役会議で、早期の更生が見込まれる受刑者の刑の執行を途中で猶予し、出所時期を早められる制度を盛り込んだ刑法改正案を次期臨時国会に提出する方針を決めた。執行猶予中に社会奉仕活動を課すことができるようにする更生保護法改正案も併せて提出する方針だ。
法制審議会(法相の諮問機関)は昨年2月、刑務所の過密収容を解消する一環として、刑の一部を猶予する制度などを答申。答申では、一部猶予の対象を、原則として入所が初めての受刑者で、懲役・禁錮3年以下のケースとした。薬物の所持・使用罪の場合は、こうした条件を満たさなくても適用を認める。
 (以上引用)

朝鮮総連の太鼓持ち、犯罪者にも優しい平岡法務大臣は今日も意気軒高です。
今回の答申では特に薬物犯罪者の人権に配慮した内容になっていますね!
ネームプレート鋭意製作中
以前に何度かお取引いただいている関東のお客様よりネームプレートの製作依頼です。
ベースになるヌメ革も、刻印するのに適したものを使用しています。同じ牛革でも、鞣し方によってはスタンピングやカービングに全く適さないものもあります。クッキリと刻印出来なかったり、復元力が強くて使っているうちに凹凸感が無くなってしまうものもあります。
ネームが出来上がったら、お送りいただいたA-2にパッチとともに縫い付けします。
レジ前にて
正面扉を開けて営業していたところ、お客様と同時に入ってきた。
商談中も意に介さず、レジ前で悠然と寝転がっている。
ビュイック始末記(幌編その弐)
幌の左右の先端にアンチスクイークピン(ANTI SQUEAK PINS)という硬質のプラスチックで出来たパーツがある。
これは、幌を閉じた時に幌の先端とピラーが左右にぶれずにきちんと定位置に収まるように付いている補助的なパーツで、このパーツの突起部分がピラーの角の溝に収まるようになっている。しかしプラスチックゆえに劣化は避けられず、幌を開いた拍子に固定しているネジ穴部分からポキリと折れて落下した。
YEAR ONEの百科事典のように分厚いビュイック通販カタログをパラパラ見ると、やはり消耗部品なのでリプロ品が出ていた。左右セットで$22となっている。試しにシヴォレーのシェベル/マリブのカタログで見ても同じ品番で掲載されているので、共通パーツなのだ。これなら在庫切れになる事もあるまい。GMの車はこういうのが多いので、それほどパーツに困る事は無い。ビュイック、シヴォレー、オールズモービル、ポンティアックで互換性のあるパーツがけっこうあるのだ。
しかしこんなパーツでいちいち注文する事も無いので、とりあえずゼリー状の瞬間接着剤でくっつけてクランプで固定しておいた。
これで保てば来年の車検まで放っておこうかと思っている。
近日公開/カウボーイ&エイリアン
先日FUNNYの営業次長から電話があり、この10月22日から公開される『カウボーイ&エイリアン』にFUNNYとして協賛することになったらしい。
「ひとつ宣伝たのんまっせ!」ということでポスターやパンフレット、招待券が当たる応募ハガキやらがどっさりと送られてきた。
え〜っ、エイリアンかよ!それじゃSFじゃないの?と思ったが、試写会で観たFUNNYの社員も納得するほど、西部劇としての要件もきちんと満たしているらしい。本国ではかなりのヒットにもなっているそうである。
まぁ、こういう切り口の映画でも、ウエスタンの文化に触れるきっかけになればということだろう。
製作がスピルバーグ&ロン・ハワード、監督はジョン・ファブロー、俳優陣も豪華でダニエル・クレイグやハリソン・フォードといった顔ぶれである。
というわけで当店推奨作品として、ご来店のお客様には山ほどあるパンフレットを(いらなくても)お配りしようと思っている。
パッチ縫い付け
電気の使用制限によるトヨタ工場のシフト変更は、今月でひとまず終了のようです。
今日は最後の平日休みということで、ご来店になるのはトヨタ関連の企業の方ばかりでした。本社のある豊田市からもWEBを見て遠路ご来店いただき、バズリクソンズのフライトジャケットに刺繍パッチの縫い付けをさせていただきました。

画像上/B-15A

画像下/B-15C(MOD)

価格/AF刺繍パッチ(革トリムつき)2500円+縫い付け1500円
ウエスタンシャツ鋭意製作中
ありそうであまり見かけない無地のウエスタンシャツ。
しっかりしたツイルのサンプル反を入手出来たので製作しました。今回は畝の強い厚手のホワイト(画像)と中厚のオフホワイト、中厚のブラックの三種類です。ブラックのみヨークの切り替え部分にベロア風のパイピングが入ります。サンプル反とは、生地メーカーが展示会やアパレルメーカーとの商談に使うために少量生産した、本生産に入る前のサンプル生地の事です。上質なものも多く、数枚程度の小ロットでものを作るときには都合が良いので良く利用します。生地のデータが無く、縮率も不明な為、製品を縫い上げた段階で水を通して縮ませた上で採寸しています。縫製はすべて一本針による本縫い仕上げ。
お散歩コース
今日も夕刻になるとふらりとやってきた。
警戒心ゼロ。しばらくくつろいで帰って行ったが、近隣の飼い猫であることは間違いなさそう。
パッチ縫い付け
トム・クルーズの出世作となった『トップガン』はもう20年も前の作品ですが、この作品中で使用されたG-1のパッチモデルは今だに根強い人気があるようです。
復刻パッチも販売されているようで、今回は関東のお客様からの持ち込み依頼で、レザージャケットに合計13枚を縫い付けました。
革が厚い上に内ポケットも付いており、針が進みづらくて難しい作業になりました。

画像上/左右内ポケットの革の玉縁にステッチがかかる部分は非常に縫い難い。両袖の下側のパッチはミシンが入るギリギリの位置。

画像下/後ろ身頃には、左右のプリーツの奥を結ぶように内部にゴムが入っているが、パッチの縫い付けにより固定化される。
パッチ縫い付け
今回もL-2Bへの縫い付け依頼ですが、パッチそのものではなく、ベルクロの縫い付けです。
シート状のベルクロを指定寸法に合わせて裁断し、両袖と両胸に縫いつけていきます。左袖はペンシルポケットに干渉しないギリギリの位置に収めるようにします。
L品番の薄手のフライトジャケットは、この時期にサラリと羽織るのに丁度良いアイテムです。
ウエスタン(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト)
あまりにもストレートな邦題が付けられた、マカロニウエスタンの父、セルジオ・レオーネの1968年の作品。
古い映画がDVD化されるのは、やはりそれなりの内容があるからだろうと思われる。
『夕日のガンマン』製作後に、主演にチャルールズ・ブロンソン、ヘンリー・フォンダらハリウッドのトップスターを据えて製作されたイタリア製西部劇の代表作。
冒頭の埃っぽい駅舎のシーンでは、全く無言の3人のならずもの達の表情を延々と追い、風の音しか聞こえない。観ているだけで口の中がざらつくような、これこそがマカロニウエスタンのテイストである。列車から降り立ったブロンソン(この頃、後にトレードマークになるヒゲをまだ生やしていない)は、ピースメーカーの早撃ちで待ち伏せしていたならずものをなぎ倒すが、その内の1人は『拳銃無宿』でマックィーンが使ったような、短く切り詰めたウインチェスターを使っている。
一転画面が切り替わると、従来正義漢のイメージが強かったヘンリー・フォンダ(ピーター・フォンダ、ジェーン・フォンダの父親)が冷酷な悪役で登場する。黒ずくめの服装で、噛みタバコを口に含み、ニッケル鍍金された長銃身のピースメーカーを使うのが実にさまになっている。
イタリア女優のクラウディア・カルディナーレ演ずる西部の女も、ステレオタイプだが魅力的だ。
インディアンとの混血の盗賊を演じたジェーソン・ロバーツも持ち味を活かしており実に良い。
劇中には西部劇の名作へのオマージュと受け取れるシーンがちりばめられ、監督の念いが詰った作品になっている。モリコーネによるハーモニカとギターの侘しい音楽が乾いた映像にマッチして効果的。
しかしこの映画、過去のこの手の作品を観慣れている人は面白く観ることも出来るだろうが、そうでなければやたら冗長で動きの無いシーンに退屈するだろう。BGMのハーモニカが子守唄のように眠気を誘うにちがいない。
観る人によってはっきり評価が異なる作品であると思う。
エルパソラグ…こんな使い方も
お客様がDIYでタコマのドアパネルを張り替えました。
材料は当店で販売しているエルパソサドルブランケット社の大判ラグ(3200円)です。
一枚を裁断して左右のドアパネルと、リアベンチシートの背もたれ上部に上手く利用しています。
ざっくりした風合いとネイティブ柄がこのピックアップ・トラックによくマッチしています。
ーーーーーーー
本日のニュースより

日本マクドナルドが定年制を復活 「成果主義」思惑はずれ若手育たず 
日本マクドナルドは2012年1月から、60歳定年制を復活する。同社は年功序列の人事・賃金制度の廃止など、成果主義の人事体系を目指しており、その一環として06年に定年制を廃止していた。いったん定年制を廃止したものの、復活するケースは非常にめずらしいという。
(以上引用)

トップダウンであっさり方向転換出来る機動性はさすがですね。
ところで当店の近くのマックは、テイクアウトで注文するとかなりの確率で欠品があったり、違うものが入っていたりしますが、これも人事制度の問題なんですかね?
ビュイック始末記(燃費編)
時々訊かれるが、実を言うと計算した事が一度も無い。
オイルショック以前のビッグブロックエンジンのものはリッター/3km以下だろうが、この車両は換装されたスモールブロック(5000CC)である。たぶんハイオクでリッター/5〜8kmくらいかと思うが、燃料タンクがFRPのものに交換されていてゲージが付いていないため、正確に走行距離を割って数字を出す事が出来ないのだ。
しかしそれ以前に、あまり燃費や税金のことをチマチマと心配しながら趣味性の強い乗り物に乗るのはナンセンスだという思いがある。逆に言えば、そういうところで常識的な判断が頭をもたげ、迷いが生じる人は手を出さないだろうし、そういう人のライフスタイルにはなじまないと思う。
この手の車のオーナー達は皆そうだと思うが、ネガティブな情報やデータは自動的に削除され、頭の中に残らないのだ。それは経済的に余裕が有る無いにはあまり関係がないと思う。
もちろんそれは本人だけで、家族の思惑はまったく別なのは言うまでもないが…。
いつのまにか…!
ご来店になっていました。
今日は気候も良かったので、エアコンを使わず正面の入り口を開けたまま営業。
気がつくと店内に入り込み、ミシン台の下でのんびりと毛繕いを…。
私の道具達
暑い夏が過ぎ去ると、仕事の合間の一杯立てのコーヒーが美味しい季節になる。
お手軽なブルックスのドリップパックも使っているが、やはりローストしたての豆をコーヒーミルでガリガリ挽いてドリップしたコーヒーのほうが断然美味しい。
この手動ミルは2002年に買い求めたものだが、ずっしりと重い鋳物製で黒塗りしてあり、フォルムも前時代的で気に入っている。いつもは店頭の雑貨品を入れるガラスケースの上に鎮座している。
上蓋を開けて豆を入れ、左側のつまみで粗さを調整して、後はハンドルを回して挽くだけの単純な道具である。豆を挽いている段階で香りが立つので嗅覚が刺激され、コーヒーが余計美味しく感じられる。
一手間かかるが、インスタントでは味わえない豊かな時間が得られるのだ。
ブーツの幅出し
レッドウイングのペコスブーツの幅出しの依頼です。
本来、着用することで自然に足のかたちに沿ってなじんでくるのが一番ですが、あまりぴったりしすぎて脱ぎ履きが辛いようなら手を加えた方が良いでしょう。革に湿り気をあたえた上で、ストレッチャーを使って横幅を拡げていきます。親指の付け根と小指が当たる部分にはピンポイントでチップを取り付けてあります。

追記/経験的に、このラフアウト素材は、表革よりも着用での伸びが少ない様な気がします。レッドウイングの旧型ペコスを素材違いで複数所有していますが、長年履き込んだ状態で比較すると、あきらかに表革の方が幅が広がっており、着用感が異なるのです。
ーーーーーーー
本日のニュースより

ソフトバンク独占崩壊…iPhone、auでも
今秋にも発売が見込まれる米アップル社の新型スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」について、KDDI(au)が国内販売に参入する方向で準備していることが22日、分かった。アイフォーンのシリーズは国内で2008年以来、ソフトバンクモバイル1社が販売してきた。5代目を迎えるにあたり、事実上の独占販売が崩れることになる。ソフトバンクはアイフォーン人気で契約数を伸ばしてきただけに、携帯各社の販売競争に大きな影響を及ぼしそうだ。アップルはアイフォーン5の発売を10月にも発表する見通しで、KDDIは11月頃からauショップなどで販売を始めるとみられる。
(以上引用)

私はほとんど携帯電話を使わないし、インターネットもPCでしかやらないので、このことで競争原理が働いて値段が下がろうがどうなろうがあまり関心が無い。
しかしソフトバンクの独擅場が崩れたのは、ユーザーにとってはけっこうな事じゃないかと思う。
以前この立志伝中の経営者の自伝を読んで、正直大した人物だと思った。頭の良さだけではなく、一点突破の度胸もあり、リスクを取る事もいとわない。
しかし、最近では国のエネルギー政策にまで口出しするようになり、なにやらうさんくさいと思っているので、その意味でもこの辺で躓いてもらった方が良いかもしれない。
パッチ縫い付け
九州のお客様からの依頼で、L-2Bの右腕に刺繍パッチを縫い付けます。
L-2Bは運動性能を上げるために裏地がツルツルしたレーヨン/ウール素材になっており、縫い付けのときには生地が逃げないように表地と裏地を仮止めして作業を進めます。
デッキで夕涼み
真夏のような暑さも夕方にはおさまり、台風の影響で風も出てきた。
夕食をたらふく食べてきたようで、腹部がぽっこりと膨らんで動きも緩慢である。しばらく当店のデッキでごろ寝して帰って行った。
キャッツ・ポウのマスコットのようなポーズが可愛らしい。
スイッチ・オン
かつてのアルバイトスタッフで、今だに家族を含めた付き合いもあるS君は、平素はとってもにこやかで人当たりが良い。
しかし極端に気が短いところがあり、何かの拍子にスイッチが入るともう抑制が利かない性格なのだ。
40歳過ぎていながら、路上のトラブルで大立ち回りすることもしばしばである。昨日も突然、私の携帯に電話がかかってきたのだが、出先で車の大渋滞に巻き込まれ、それが地方都市で行われたあるイベントがらみであったようで、要は主宰する市の宣伝不足もあってきちんと告知が行き渡らず、あちこち通行止めして大渋滞を引き起こすことになったようだ。さらに誘導もわかりやすくおこなわれておらず、袋小路に迷い込んでしまう車もあったらしい。炎天下で頭がヒートアップしたS君はキレまくり、なんと市の担当者をその場に呼びつけ、ついには警察が出動するはめになったのであった。
わざわざ私に電話してきたのは、これから市役所と喧嘩をするつもりだが、私の親族がそこで長く首長をしていた事を知っているので、一応気を使って連絡をくれたのだった。こういうところで妙に几帳面なのがS君らしいところであろう。
もう親族は引退をしており、行政には全く関わりがないからどうぞどうぞと言って電話を切ったが、さて、どうなることであろうか。
本日の修理品
昨日販売したネックレスチェーンを5センチほど短く加工します。
不要なコマ分をワイヤーカッターでカットし、その中から一コマ取り出してジョイント部分にします。このコマを糸鋸で一カ所切断し、ラジオペンチでひねって上下のチェーンを繋いだ上で元の形に修正し、切れ目をロウ付けします。ロウ付けは対象物の表面積が大きすぎても熱が逃げてしまい上手くいきませんが、逆にあまり細かいものも出来ません。銀ロウで接合するパーツをバーナーで600度以上に熱する必要があり、小さすぎては銀ロウが溶け出す前に本体が溶けて変形してしまいます。
今回のチェーンはコマ一つが6ミリほどの長さで、このあたりがロウ付け出来る限界ではないかと思います。ロウ付け跡は銀の表面が白濁しますのでポリッシュして仕上げます。

画像上/不要なコマをカットした状態。

画像中/つなぎのコマの切れ目をロウ付けで接着。

画像下/完成。

*シルバー製品の修理は、当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。