店長日記

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ジーンズ裾上げ
持ち込みで、ウエストライドというメーカーの重量級デニムの裾上げ。
オリジナルは広幅のダブルステッチになっていて、ネイビーとイエローのチェーンステッチが平行してかけられているという変わった仕様です。
この部分は裁ち落として、1センチ程度の幅のシングルステッチで巻き直して欲しいということでした。股下寸法もロールアップせずに穿ける長さで裁断します。
インシームは巻き伏せ縫いされており、三つ巻きする時にゴロついて機械に収まらないので、あらかじめ木槌で叩いて押さえ込みました。
悪党に粛清を
レンタル屋でたまたま見かけ、西部劇の新作というだけで大して期待感無しに借りてきたのだが、意外に傑作。
久しぶりに観た本格的な西部劇であった。
といってもハリウッドウエスタンではなく、なんとデンマーク製。そしてテイストは、昔懐かしいマカロニウエスタンそのもの。単純明快なストーリーに、鮮やかな色彩表現。キャラクターもそれぞれきちんと描き込まれていてわかりやすい。セルジオ・レオーネの映画を観て育ったデンマーク人の監督が、思い入れたっぷりに作りましたという感じだろうか。
主演は007で悪役をやったデンマーク人俳優のマッツ・ミケルセンで、故国で軍人だったアメリカ移民を寡黙に演じる。ヒロインのエヴァ・グリーンは007での共演女優。インディアンに舌を切られて話せないという役どころで、こちらも表情だけの演技。残忍な町のボスはジェフリー・ディーン・モーガンが余裕たっぷりに演じる。
とても良い作品だと思うが、邦題が安直すぎるのが残念。
スコードロンパッチ鋭意製作中
今回は映画「メンフィスベル」仕様のA-2を製作しております。
324BOMBのウサギのパッチは以前にも描いていますが、タッチも配色も変え、少し古びた感じで仕上げる予定。
ネームプレート製作中
猛暑到来で、本日東海地区は38度予想。
一方店頭では、そろそろ秋物の商材も入荷しております。
フライトジャケットのカスタムオーダーも頂いており、今日からA-2に取り掛かります。
まずはネームの製作とスコードロンパッチの下地をペイント。
パッチ縫い付け/G-1
着荷してすぐにお買い上げいただいたスカ刺繍付きのG-1。
VF3のレザーパッチを取り付けて納品することになりました。
ハードな中古加工が施されたボディに合うように、パッチにもエイジングを加えております。
本日の修理品/レッドウイング875(外部委託)
クレープソールがすり減って、ミッドソールにかかる直前でお持ちになりました。
このタイプのブーツは、張り出したコバ(ウエルト)に3ミリほどの厚さのミッドソールが縫い付けられ、その下にクレープソールがプレスで接着されています。
今回はすり減ったクレープソールを剥がし、ビブラム社の4014ソールへ交換します。
これがミッドソールまですり減ってしまうと、新しいミッドソールをウエルトに再縫製しなければならなくなりますので、修理代も嵩むことになります。
スコードロンパッチ完成
前回と同柄で、背景色をブルーグレイに変更して…。
細部の表現は、毎回少しずつ変えております。
2016年秋冬バズリクソンズカタログ
本日、バズリクソンズの秋冬カタログが入荷いたしました。
平素当店でバズリクソンズの製品をご愛顧いただいているお客様に限り、店頭で差し上げております。かなりの冊数を確保しておりますが、シーズン前に無くなってしまう事がありますのでご入用の方はお早めにどうぞ。
内閣改造 中国メディア「右翼の女性政治家が防衛相に」 稲田朋美氏起用で衝撃

中国メディアは、3日に発表された内閣改造で、稲田朋美氏が防衛相に起用されたことに最も注目している。華僑向け通信社、中国新聞社や香港系の鳳凰(フェニックス)テレビは「右翼の女性政治家が防衛大臣となり、日中関係に衝撃を与えた」などと伝えた。
中国新聞社(電子版)は、稲田氏は安倍晋三政権で行政改革相を経験したことがあることにふれ、「歴史問題において最も強硬な態度を取った閣僚だった。これまで複数回、靖国神社に参拝した」と強調した上で、稲田氏は安倍首相の側近の一人であることを指摘し、安倍氏が稲田氏を「将来の首相候補の一人」と言及したことも紹介した。
中国のインターネットには「これで自衛隊の軍艦が南シナ海に入って人民解放軍と対峙する可能性が高くなった」といった書き込みもあった。
(以上引用)

威風堂々たる中谷元さんの後任となった、小柄だが不屈の女性政治家。
就任会見では、北朝鮮が日本の経済水域にミサイルを撃ち込んだ後だったが、非常に抑制的な表現での非難にとどまっていた。
バカ記者が「今年の靖国参拝はどうしますか?」と、愚にもつかない質問をしたのも適当に受け流していたが、挑発を繰り返す反日国に気遣って参拝を取りやめることなどないように願いたい。
本日の修理品/エターナル カーペンターパンツ
スライダー内が摩耗してロックできなくなったファスナーをテープごと交換する作業。
汎用品のファスナーを使用するので、現物合わせで長さ修正も必要になる。

画像1/交換前。ストックのファスナーの中から、テープの色が近いものを選択。

画像2/腰帯、左右前合わせ部分、下端の閂止めを解体してファスナーテープを取り外す。

画像3/取り外したファスナーの長さに合わせてテープをカットし、腰帯の中に納まる部分はムシを取り外しておく。

画像4/ムシの上端には、スライダーが抜けないようにU字金具を取り付け。

画像5/元通りにテープを縫い付けていく。

画像6/作業完了。
本日の修理品/エターナル カーペンターパンツ
今回は久々のフロントファスナー交換。
開閉出来なくなったわけではないのですが、スライダーを上げて引手を倒してもロックが掛からず、自然にスライダーが下がって全開状態になってしまうというもの。装着されているのは真鍮製のユニバーサル(現在はYKK傘下)のファスナー。
こんな時のためにストックしているYKKのファスナーの中で、テープの色が近いものを探し、長さを詰めて使用します。
本日のニュースより
<都知事選>小池氏が当選…女性初、増田氏らに大差

舛添要一氏の辞職に伴う東京都知事選は31日投開票され、元防衛相の小池百合子氏(64)が、元総務相の増田寛也氏(64)=自民、公明、こころ推薦=やジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、社民、生活推薦=らを大差で破り、初当選を果たした。初の女性都知事が誕生した。
(以上引用)

蓋を開けた瞬間に小池百合子当確で、なんだか拍子抜けしたが、まずは良かった。
この人はイマイチ信用ならないところがあるが、ブレーンに水間さんのような立派な人もついていることだし、方向性を誤ることは無いのだろう。日本人に住みやすく、 かつ反日外国人には住み辛い帝都を目指してもらいたいですな。
調子に乗って選挙に出た鳥越は、醜聞が噴出して晩節を汚すことになっただけ。応援弁士もゴミみたいなのばっかりで、全く応援になっていなかった。菅直人の応援演説は、かなり票を減らすのに役立ったんじゃなかろう か。
心の中で応援していた桜井誠さんは大健闘で、今後も一定の発言力を持ち続けるに違いない。心情的に桜井寄りでも、安全策を取って小池に投票した人が多かったから、潜在的な桜井支持者はもっと多いと思う。
シューズのサイズ調整…当て具製作
レザーシューズのサイズの調整といえば、専ら幅を拡げる作業ですが、今回は縦に拡げる作業。
右足の方だけ爪先が窮屈だということで、シャフトを拡げるためのブーツストレッチャーを利用して、縦方向に伸ばしてやろうという試み。そのために木で当て具を作り、靴の中に入れておいてブーツストレッチャーのネジの力で押し広げてやります。当て具には平板の端材を利用。
今後も出番があるだろうことを想定して、きちんと型取りしてそれなりに手間をかけて製作。

画像1/2センチ厚の端材を利用。ジグソーで外回りをカット。

画像2/切り出しナイフで形を修正。

画像3/ファニーで購入したブーツストレッチャーと組み合わせて使用する。

画像4/クラークスのスリップオンにセットして、強力なネジの力で拡げていく。
ネットでお買い物…梅谷裕子CD「こころ」
現役ソプラノ歌手が、アカデミックな唱法で軍歌の名曲を歌うというレアなCDを発見したので早速購入。
マスコミによって封殺され、TVの歌番組では一切放送されることもなくなった軍歌、戦時唱歌。
その日本人の心性を表す詩と、美しいメロディーを後世に伝えることをライフワークとしている梅谷裕子さんによるカバー集。
どの曲も良いが、「暁に祈る」は出色。
スコードロンパッチ鋭意製作中
昨日の外構作業の疲れが残っていて、身体がギシギシいっている。
やっぱり平素使わない筋肉をいきなり動かすと具合が悪い。
今日は身体は一切動かさず、指先だけの仕事に専念。
サドルソープで丸洗い
本日は午前中一杯、外構作業をやっていたが、昨日の雨水が残っていて、履いていたモカシンが泥だらけ。
ステッチ目にも泥が入ってしまったので、サドルソープで水洗いした。
モカシンというのは、袋縫い製法の革靴の総称で、底革からサイドが一続きになっていて、それに甲革が縫い付けられている。原型はネイティブインディアンが手縫いで作っていたもの。革で袋を作って、それに足を入れているようなイメージで、ガッチリ木型で成形された靴とは異なる。底にはラバーソールが縫い付けられているのが一般的。しなやかで足つきが良く、動きやすいので、脚立や梯子を使った作業のときはもっぱらこれを履いている。地下足袋に近い感覚かも(地下足袋を履いたことはないけれど…)。
このモカシンはソールの縫い付けは機械で行っているが、それ以外の個所は手ですくい縫いされている。5ミリもある厚革なので、さぞ大変だろうと思われるが、仕上げはかなり大雑把で、幅も右のほうがわずかに細い。
なので、洗い上がりの水を含んだ状態で、ストレッチャーで右だけ微調整することにした。
乾いたら乳化性のクリームで養分補給しておこう。
パッチ縫い付け/N-2
バズリクソンズの旧品で、リード社の実名ネームもの。
このN-2が改良され、後にN-2Bとなります。
左胸のホースタブ横のスペースにモスキートの刺繍パッチ、左腕にはエアフォースマークのプリントを覆うように第5空章の刺繍パッチを取り付けました。
課題
先日、お客さんと話し込んでいるうち、たまたまハワイアンシャツからウクレレの話になったので、しばらく触れていなかった手持ちのウクレレを引っ張り出してみた。
ヤマハ製と、もう一つはLUNAというメーカーで、これも日本製。どっちも廉価品だが、左側のヤマハのほうは相当古いもので、こちらのほうが素材が乾燥しきっていてずっと響きが良い。
伸びていた絃を調整して、久々に「ラバウル小唄」を弾いてみたが、もうすっかり忘れていて指がちっとも動かない。
やっぱり楽器は継続してやっていないとダメで、技能もぜんぜん向上しないのだ。
「ラバウル小唄」を復習したら、この夏の課題曲として「出征兵士を送る歌」を、頑張ってマスターしようと思う。