店長日記

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植木鉢にハンドペイント
当店の入り口には、素焼きの壺が傘立て代わりに置いてあるが、これは常滑で買った素地の壺にサボテンのペイントを入れたもの。
それを見て、自宅内で観葉植物をたくさん育成しているお客様が、同じようにペイントしてほしいと、素焼きの植木鉢を買って持ってきた。
仕事として請け負ったことは無いが、手持ちの顔料で描けるし、職域というか芸域を拡げる機会と前向きに考えて、請けることにした。
全く同じ模様でも何だから、パターンと配色を変えて4個にペイントする。

画像2/お客様が持ってきた植木鉢。内一個は、艶無しの塗料で塗られている。
八方ミシン始動
微調整と試し縫いを繰り返していた八方ミシンだが、そろそろ実際の作業に投入しようということで、自前のブーツのカウンターの内張りを修理してみた。
レッドウイングのショートブーツだが、30年近くも使い続けてきたので、この部分が擦り切れてしまっていた。
大きめにカットしたヌメ革を革用ボンドで貼り、乾いてから縫製開始。

画像1/ビフォー。

画像2/手ごろな厚みのヌメ革を圧着。

画像3/表側から縫製。

画像4/余分な縫い代を革鋏でカット。

画像5/アフター。
スタッズバッグサンプル製作
近々、ケイシイズのショルダーバッグをベースにスタッズを打ち込む予定。
センターに大きめのスワロフスキーのガラススタッズを配し、周りをボールポイントで囲む。ブーツのシャフト部分によく入れるデザイン。スペースに制約があるので、それに合わせて型紙を作ってサンプル製作。
このバッグは裏地付きで、ポケットの袋布も重なるため、上手く治具を挟み込んで打ち込みしなくてはならない。
本日の修理品/フェローズ バカパイルショーツ
後ろポケット口を何かに引っ掛けたようで、付け止まりの生地が千切れている状態。
裂けた部分は裏から接着芯地を貼って補強します。
ニット生地の再縫製には、先端を丸くした細針を使用。

画像1、2/ビフォー。

画像3、4/アフター。
ネームプレート製作・縫い付け
関東のお客様からのオファーで、ネームを製作してA-2への縫い付けも行います。
英字と数字の組み合わせは任意で、ご希望通り単品製作致しました。

価格¥3000(縫い付け工賃はA-2の場合1500円)

*タテは通常18ミリで裁断していますが、広幅も可能です。価格は変わりません。
*ヨコは100〜120ミリです。
シャツ着丈詰め/フェローズ ワークシャツ
バッファローチェックのウールシャツ。
裾のラインに沿って3センチ(ほぼワンサイズ分)短くしたいということで承りました。
元々厚手のこのシャツは、裾を二つ折りで叩いており(裁ち端はロック始末)同様に仕上げを行います。

画像1/ビフォー。

画像2/ロックミシンで裾をカットしながら端を解れ止めする。

画像3/ロック始末完了。

画像4/縫い代を裏に折り曲げ、コバステッチ。

画像5/アフター。
ミシン用ライト、リボーン!
先日ミシン屋さんに出向いたときに貰ったジャンクのミシン用ライト。
あらたに導入した八方ミシンで使えるよう、中身をホームセンターで買った流通品の100Vスポットライトに取り換えた。
ジャンク品の海外口金のソケットはネジが固着していてなかなか外れず、思いのほか手間取ってしまった。古い傘に100V電球用のソケットを固定するため、現物合わせでネジ穴をあけ直し。蛇腹の中に新しいケーブルを通し、必要箇所はハンダ付けしてコンセント式とした。途中にスイッチも付いている。
やっぱり鋳物のミシンには、こういう古臭いライトのほうがマッチするのだ。
作業時のモチベーションも多少上がるかも。

画像1/左が貰い物のアルマイトのライト。右の新品のライトから中身を移植する。

画像2/アルマイトの笠の中に100V用のソケットを固定するための穴あけ。

画像3/ステーが長すぎるので切断。このパイプカッターという道具、誰が発明したのか知らないが、切り屑も出ないし、綺麗にカット出来る。

画像4/ミシンの足の固定ネジを利用してミシン台に固定。

画像5/光量は十分。ちなみに最近のミシン用ライトは、LED化が進んでいる。
ジーンズリメイク/シュガーケーン ブーツカット
ブラウンデニムのブーツカットを細身のストレートに。
膝頭から裾にかけて内外のシームを縫い込んで細くし、余分な縫い代はカットしてロックミシンをかけます。
丈も3センチほど詰めて再仕上げ。

画像1/ビフォー。

画像2/二本針のロックミシンで縫い代を処理。

画像3/アフター。
大阪出張
昨日の大阪は11月とは思えないほど暖かかった。
毎回大阪出張の際は、まずファニー大阪本社に寄ってから東洋エンタープライズの展示会を覗くのだが、今回は先に東洋の展示会に立ち寄る。会場は、ここのところ心斎橋の貸しホール(敵国領事館の並び)だったのが、以前一度利用した本町のホールに変更になった。ハワイアンシャツやショーツ、Tシャツといった盛夏ものがメイン。ハワイアンシャツの企画は、当店の隣町武豊町出身の中野さんが中心となって行っている。
さらっと発注を済ませた後、地下鉄から近鉄線に乗り換え、荒本駅で下車して徒歩でファニー本社へ。
丁度近くの高校の下校時間にあたったようで、自転車の大群が爆走している。片側の車線一杯に広がって、赤信号も当然のように無視。男女ともに頭が悪そう。後でファニーの次長に聞いたら、東大阪を代表するバカ高校らしい。ふむふむ。
この秋に、以前は別のところにあった工場も建物内に移したファニー本社。
大所帯になったが、もうすっかり落ち着いたようである。一階が工場になり、それに伴って二、三階のホールセール場もレイアウトが多少変更された。
ここでは現物商品を中心に商談し、夜に愛知帰着。

画像1/雑貨中心の三階(ロフト)のホールセール場全景。

画像2/ジャーマンシルバー(ニッケル合金)にターコイズをあしらった小物入れ類。

画像3/ビンテージ風に仕上げた木製看板。

画像4/ウエスタンハットのコーナー。
八方ミシン調整中
このミシンは、上側についているギザギザの歯の付いた押さえが前後に動いて生地を送るようになっている。
普通の地縫いミシンは下側に送り歯が付いていて、押さえは生地が浮かないようにするためだけのものなので、基本構造が違うのだ。
上糸側に歯の付いた押さえがくるので、革を縫うときなどはテンションに気を付けないと、ステッチの左右にキャタピラーのような跡が残ってしまう。逆に抵抗が無さすぎるときちんと送らず、ステッチの間隔が均等にならないので、その辺の加減が難しい。
不必要な角を落とし、尚且つ生地(革)をきちんと咥え込むように、押さえの歯を目立てしておく必要がある。
名著であるため、ご紹介
『在日特権と犯罪』坂東忠信著 青林堂

世に言う「在日特権」とは何か。
そして、この特権を利用して、在日勢力がいかに長年日本社会を蝕んできたかを本書は白日の下に晒す。
その実態は驚くべきもので、まともな日本人なら怒り心頭に発するのは間違いない。
任意の通名で開設した銀行口座を利用して脱税し、外国籍でありながら日本人の数倍の比率で生活保護を受け、犯罪を犯しても他の外国人のように強制送還されることは無い。
それらを後押ししているのが世襲の特別永住許可制度で、在日韓国朝鮮人は不当に優遇され、犯罪の温床にもなっている。
著者の坂東忠信氏は、長年警察官として外国人犯罪に携わった現場感覚と、正確でわかりやすい実証的なデータ(長尾たかし代議士の尽力で警察庁が公開)も収録して纏め上げ、満を持して刊行した。そして本書の後半では、この現状を如何に改善するかの提言もなされている。
テレビなどでは絶対に報道されない事実を暴いた本書を、沢山の日本人に読んでもらいたい。
スコードロンパッチ完成
キャンバス地をベースに製作した第5空軍のスコードロンパッチ。
上塗りした後、部分的に表面を削って下の層が出るように仕上げてみた。
いただきもの
新しく導入した八方ミシンに使用する針を揃えるために、お世話になっているミシン屋さんに出向いたときのこと。
ミシン台の隅に転がっている古いライトを発見した。
かなりの年代物で、蛇腹のアームにアルマイトの笠が付いている。取り付けステーも程よく錆が回っていて私好みのテイストなので、思わず「売ってくれ!」と言ったら、「えぇっ?こんなの買うの?…処分するとこだったから、持っていっていいよ」と言われたので、ありがたく頂戴した。
海外口金と言われる接点が二か所になった特殊な球を使用するタイプ(当店のシャンデリアも元々このタイプで、不具合が多かったので今年になってソケットごと現行対応部品に交換した)。電源はミシンのモーターに接続して取るようになっているが、モーターレスの八方ミシン用に中身を取り換えて、100Vのコンセント式にして使おうかと検討中。
マイク・ホンダ議員が落選 米下院選 

慰安婦問題で日本非難決議を主導米大統領選と同時に8日投開票された米下院選で、2007年に慰安婦問題をめぐる日本非難決議を主導したカリフォルニア州17区の民主党の日系議員、マイク・ホンダ氏(75)の落選が確実となった。米紙ロサンゼルス・タイムズなどが報じた。9選を目指したが、同じ民主党のインド系米国人弁護士、ロー・カンナ氏(40)に終始リードされ、およばなかった。昨年12月の慰安婦問題をめぐる日韓合意以降も、日本政府に謝罪を要求する一部の元慰安婦らに賛同する姿勢を示していた。
(以上引用)

トランプの話題で陰に隠れてしまったが、実にめでたいニュース。
ところでトランプの勝利は、木村太郎さん以外にも政治学者の藤井厳喜さんや、元衆院議員の西村眞悟先生も予見しておられた。
アメリカでも大手マスコミはヒラリー支持の論陣を張り、印象操作に躍起だったが上手くいかなかったようだ。
マスコミの程度は日米ともにあんまり変わらないということか。
八方ミシン調整中
本格的に稼働させるために、各部を調整中の八方ミシン。
縫うものによって糸や針の太さを変え、上糸や押さえのテンションを少しずつ変えて調子を見てみる。
機械式のアナログミシンは、使い慣れるまでにはやっぱり相応の時間がかかるのだ。

画像1/試しに厚革の端材を縫ってみる。手前に向かって直線縫い。

画像2/押さえを上げて方向転換。左に向かって縫う。

画像3/さらに方向転換して、奥に向かって縫う。

画像4/奥まで行ったら右に方向転換。

画像5/ちなみにこのミシンを使えば、靴のような立体物の奥まった部分の縫製も可能。
看板付け替え
作ってもらったアルミ製のベースに、プラダンのロゴを接着して正面看板は完成。
昨日の午前中、イエローガレージさんに来てもらって傷んだ看板と付け替えを行った。

画像1/バランスを見てロゴを配置し、工業用の両面テープで貼り付けて看板は完成。

画像2/古くなった看板を取り外すイエローガレージさん。風で飛んだりしない様にネタにガッチリと留めてあったので、外すのに一苦労。

画像3/取り外した看板。当時ミシン屋さんに貰ったベニヤ板で製作し、一人で取り付けを行ったので大変だった。

画像4/設置完了。今後は腐食の心配はないので、軽くメンテナンスする程度で済む。
フィリグリー・ギャリソンベルト
以前に同素材の組み合わせでウォレットとコインケースを納めさせていただきましたが、ベルトも追加オーダーいただいておりました。
ファニー工場長、久保氏による渾身の一作。
1+3/4インチ(45ミリ弱)幅のベルト全面に繊細なフラワーカービングが施され、タン/ブラックに染め分け。背景の所々をナイフで切り取り、ブラックのリザードを挟み込み。剣先にはブラックのクロコダイルが複雑な形にオーバーレイされています。9か所のフラワーポイントにはガーネットを埋め込み。バックルの留めボタンは純銀コンチョを使用。
*バックルは別売り

参考価格/178600円(税別)  
とりあえず設置
この八方ミシンは手回しで操作するので、モーター類のスペースは必要ない(モーターを取り付けた場合にVベルトが掛けられるようにプーリーは付いているが…)。
頑丈なテーブルさえあればいいのだが、あらたにテーブルを増やすスペースもないので、他のミシンと天板をシェアすることにした。このミシンを使うときはテーブルの反対側に丸椅子を置いて作業するのだ。
ミシンの四隅には6ミリのネジ穴が開いているので、天板にドリルで穴をあけて、下からボルトを通して固定する。汎用品のステーを利用してチーズ巻きの糸も固定できるようにした。
ところで朝一番に、近くのホームセンターにネジを買いに行ったら、駐車場でショボくれたおっさんと一緒になった。よく見たら、学生時代の同級生だった。
おっさんになったお互いの近況を少し語りあって帰ってきた。

画像1/仮置きしてみる。鋳物のヘッドだけでも相当重い。

画像2/位置決めしたら天板に穴あけ。

画像3/上糸を設置できるようにステーを加工して天板にネジ留め。

画像4/設置完了。鉄製のミシンは造形が美しい。
八方ミシン購入
修理用に以前から欲しいと思っていた八方(HAPPO)ミシンを購入した。
縫製作業中に、針の進行方向を360度自在に転回させることが出来る特殊ミシン。このミシン自体あまり流通していなくてチャンスが無かったが、たまたま出物が見つかったので迷わず購入した。
これで何が出来るかというと、カバンの底や、上着の肘部分、グローブや靴のシーム部分など、地縫いミシンでは縫製不可能な立体の奥まった箇所を縫うことが出来るのだ。
それほど出番がある訳ではないが、このミシンを使えばほとんどの箇所がカバーできると言っても良いくらい。
業務用ミシンはそれぞれ癖があるので、これから使いやすいように各部を調整して、ちゃんと稼働するようにもっていく。
その前に、鋳物でできたこの重たいヘッドの設置場所を考えなくてはならないが…。
スコードロンパッチ鋭意製作中
他の案件と並行してパッチのペイント作業も進行中。
今回は厚めに色を重ね、仕上げで部分的に上塗りを剥がして中古感を演出する。