試作どまり

試作どまり
先日型紙を整理していたら、10年ほど前に製作したコインケース用のものが出てきた。
革の上に置いてそのままケガキが出来るように、プラ板で作ったものだった。店内で製造販売しようと思って試作品までは作ったが、たしかこの時はパイピ ングに使う鹿革(3センチ×55センチ位)が必要なだけ間に合わなくて、保留にしたのだと思う。
客注品と違って優先順位が低いので、結局そのままお蔵入りとなって年数が経ってしまったのだった(他にもこういうのがいくつかある)。
しかし今なら、利用できそうな材料もたまたま手元にあるので、製品化を目指してみようかと思っている。

画像/試作品は実用性を試すために家族が使い続け、部分的な擦り切れはあるものの、いまだに現役。本体部分の牛革は良い艶が出ている。