店長日記

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パッチ縫い付け/モーターサイクルベスト
バイカーであるお客様の旅の記録。
イベントで入手した刺繍パッチをヌメ革ベストに縫い付け。
今回は4枚縫い付けますが、すでに余白が無くなりつつあり、以前縫い付けたパッチに被さる箇所が出てきます。
100均でお買い物…ミルクペイント
近頃、インテリア小物を百均で購入し、それにアンティーク風の塗装を施すのがおばさんたちのブームになっているらしい。
使用する塗料としてはカゼイン(牛乳)を原料とした水性のものがほとんど。アーリーアメリカン家具風の艶なしの仕上がりになる。当店でも什器に多用しているが、この塗料は一部の塗料メーカーのものしかなくて、割高感があった。ところが、先日近くの百均に行ったところ、そのカゼイン塗料が、そのものずばりミルクペイントの名前で販売されているのを発見。
さすがトレンドに敏い百均だけに、おばさん需要を見込んで、塗料までラインナップに加えた模様。
80mlの小ボトルだが、ものは試しで何色か買ってみることにした。ふと見ると、クラッキングメディウムまで置いてある。
合わせて購入し、店内のミラーフレームで試してみたところ、専門メーカーのものと比べても遜色は無い。
百円均一侮り難し!

画像1/専門メーカーのミルクペイントと比較すると、同じ容量で1/3以下の価格となる。

画像2/素地のミラーフレームに試すことにした。

画像3/ビフォー。

画像4/マスキングしてグリーン系で地塗り。乾いたらクラッキングメディウムを上塗り。

画像5/淡いピンクで上塗り。ひび割れが起きて、下地のグリーンが所々顔を出す。
ミッションワイルド
邦題の付け方がいいかげんで、ぜんぜんワイルドな西部劇とは趣が違う。
あのトミー・リー・ジョーンズが監督、主演を兼ねた作品で、DVDを借りてきて鑑賞。
ヒラリー・スワンクやメリル・ストリープ、ジェームズ・スペイダーといった主役級スターを配しながら、全く話題にならなかった地味な作品。
日本人にはピンとこないが、これは西部開拓史を舞台にしたキリスト教の自己犠牲や、目覚めをテーマにしているのだと思われる。
トミー・リー・ ジョーンズ演じる処刑寸前のならず者が、助命と引き換えに精神を病んだ女性たちを護送するトレイルに加わる。依頼主の女性は旅半ばで自死してしまうが、いろいろな障害に出くわしながらも最終的に目的地に到着する。
トミー・リー・ジョーンズは、キリストの処刑と引き換えに命を得たバラバのような役回り。狡くて情けない初老のガンマンを演じ、「ロンサム・ダブ」で演じたウッドロウのような格好良さは全くない。
アクション西部劇を期待する人には全く不向きであると言える。
しかし、宗教的な観方をすれば、多くのシーンが示唆に富んでおり、なかなか余韻のある良作であると言えよう。
スコードロンパッチ完成
今回は台座を別革で制作した334th「ファイティングイーグル」のレザーパッチ。
ジャケットへの縫い付けも考慮して台座の余白もつけてあります。
本日のニュースより
李明博元大統領に出頭要請 収賄疑惑など=韓国検察

韓国のソウル中央地検は6日、100億ウォン(約9億8700万円)以上の収賄疑惑などが持たれている李明博(イ・ミョンバク)元大統領に対し、14日午前に出頭するよう求めた。容疑者として聴取する方針だ。
(以上引用)

権力の座から転がり落ちた途端、石もて追われるのが土人の国の習わし。
一人の例外もなく、長期刑を科されるのがお約束。
本日の修理品/ケイシイズ ビルフォード
使い込まれて美しい艶の出たケイシイズのビルフォード。
コインケースの蓋に付いているバネホックのバネが利かなくなっている状態です。
受けの中に入っている二の字のバネが破損しており、これを取り外して打ち換えします。

画像2/バネが破損している状態のホックと交換用の新品パーツ 

画像3/破損したホックは削って取り外し。
スコードロンパッチ鋭意製作中
前回と同じ334th「ファイティングイーグル」のスコードロンパッチを、違う手法で製作。
絵柄部分と背景を別々に作り、縫い合わせる。
ベースのヌメ革は、出来るだけ薄く漉いて使用。
名著であるため、ご紹介
『悪童殿下』工藤美代子著 幻冬舎

工藤美代子さんの人物伝はほとんど読んでいるが、これは女学生時代から接点があり、直接インタビューする機会もあった「髭の殿下」こと寛仁親王殿下についてのオマージュ。
とにかく型破りな皇族として、メディアに取り上げられることが多かった寛仁親王殿下。
学生時代から酒にタバコ、応援団長として他校の学生と殴り合うなど、およそ「宮様」のイメージとはかけ離れた生活から、成人後の命を削っての福祉活動への取り組み、長年にわたるガン闘病、家庭問題まで、著者との信頼関係によって明らかにされたエピソード満載。
軽妙洒脱な愛すべき人物であり、一方で、一般人が想像できないほどのストレスにさらされた生涯でもあった。
戦後皇族方の意外な日常も垣間見ることが出来る一冊。
D・E・OSCARの現在
ファニー直営のメキシコ工場で製作されるオリジナルブランド「D.E.オスカー」。
バックルやペンダント、リング、コンチョ等、スターリングシルバーを鍛造で成型し、鏨でカービングを施した素晴らしい商品を展開しています。
それが昨年末より、残念ながらメキシコ(人)特有の事情により、生産ラインがストップしております。
いずれ再開の運びとなるでしょうが、なにせメキシコ(人)のことですから予断を許しません。
店頭商品もフォローがきかないままの状態ですが、生産再開まで今しばらくお待ちください。
梅春
今年は寒さが長引いたせいで、ずいぶん遅い開花。
スコードロンパッチ完成
334th「ファイティングイーグル」のスコードロンパッチ。
絵柄部分は陰影まで描き込みます。革のシボが表面に出て、良い感じに仕上がっております。
今回は縁取りなしで…。

本日の修理品/桃太郎ジーンズ
バックポケットに特徴的なペイントの入ったヘビーオンスのデニム。
左右のポケット周りの糸切れと、フロントボタンホールの広がりをリペアしました。
色糸だと補修痕が目立つので、地色に近い藍色の綿糸を使用しております。

画像1、2/ビフォー。

画像3/アフター。
スコードロンパッチ鋭意製作中
過去に何枚も描いている334th「ファイティングイーグル」のスコードロンパッチ。
タッチや配色が以前のものと同じにならないようにしております。
今回は背景色で全体を塗り潰してから、絵柄の部分を描き込み。
最近インスタグラムを始めたところ、次々に訳の分からない投資や副業斡旋の他、自己啓発系のセミナー案内人がアクセスしてきて面倒くさい。
思っていた以上にカオスな世界になっている。
どれもこれも怪しさ満点だが、これでも稀には引っかかる人がいるのだろうか?
スコードロンパッチ鋭意製作中
ヌメ革をベースに手描きでスコードロンパッチを製作します。
今回は変形もの。
材料はあらかじめバンドナイフという漉き機で厚みを揃えたものを使っていますが、店頭の革漉き機で1,2ミリくらいまでに漉いて使用します。
越冬
今年は例年以上に厳しい寒さだったが、ここにきて少し緩んだような気がする。
デッキの鉢で飼っているメダカも、冬眠モードだったのがチョロチョロと動き出した。
水量が大分減っているので、カルキ抜きした水を加えてやらねば…。
踏板製作
真っ白の2×6材で製作した踏板だったが、上がり框みたいに見えるので、周囲に馴染むよう色付けしてみた。
側面はクラック塗装を施し、天板は柿渋を刷り込んでエイジング。

画像1/側面はクラック塗装。ダークブルーで地塗りし、クラック塗料を塗った上でオフホワイトで刷毛塗り。

画像2/上塗りがひび割れて、地塗りが所々顔を出している。

画像3/天板はステイン系の塗料を切らしていたので、柿渋で色付け。
踏板製作
当店は建物を建てた時の都合で、入り口を入って一段蹴上げがあり、そこからが店舗の床面になっている。
15センチくらいの蹴上げで大した高さではないが、それでもごくたまに蹴躓くお客様がいらっしゃるので、一段踏板を追加してみた。
近くのホームセンターで2×6の材木を買い、コーススレッドで固定して踏板の形にした。
真っ新の状態では違和感がある(上がり框と勘違いする人がいるかも…)ので、薄くステインでも塗って色合わせの予定。
先週から著しく体調が悪く、嘔吐感が続き、腎臓のあたりも痛くて夜眠れなかった。
めったなことでは医者に行かないのだが、さすがに不安になったので金曜日に受診し、予約を取って今日、エコーと内視鏡検査を受けてきた。
エコーはずっと前に受けたことがあるが、内視鏡検査は初めて。
鼻腔に麻酔をし、カメラを入れて検査するのだが、自分で画像を見ながら、横で先生が解説してくれる。時間にして10分くらいだったろうか。
結果的になんら異常は認められず、おそらく加齢で内臓の調子がおかしくなったのだろうという見立てだった。
今日の時点では体調も元に戻っているので、何の支障もないのだが…。
やっぱりだんだん無理の利かない体になってくるのを感じて、少し節制せねばと思った次第。