店長日記

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本日の修理品/エターナル811
クッキリしたアタリ感が出始めたエターナルのロングセラー811。
糸切れして口を開けた前後ポケットを補修しました。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
バトラーバーナーセイルズスタイルブック
厳選した素材を国内工場で縫製し、高品質で値頃感のある商品を展開するバトラーバーナーセイルズ。初の試みで、人物イラストに商品画像をコラージュした小冊子を製作しました。
数ある商品バリエーションの中から、スタイルとシチュエーションに適した商品を組み合わせてご提案しております。
ご希望のお客様に店頭で差し上げております。
冊数に限りがありますので、ご入用の方はお早めにどうぞ。
名著であるため、ご紹介
『女帝小池百合子』石井妙子著 文芸春秋

サブタイトルに「救世主か?怪物か?」とあるが、間違いなくとんでもない怪物であろう。
本書を一読すればわかるが、驚くほど時間をかけた丹念な取材であり、信憑性が高い。著者の石井妙子さんへのインタビューもYoutubeで見ることが出来るが、きわめて慎重に言葉を選ぶ人で、実直な印象を受けた。本書のレビューを見ても、否定的なコメントを寄せている人はほとんどいない。
小池百合子の半生は、嘘に嘘を上塗りしたようなものであり、その嘘を剥ぎ取ったら、ほとんど何も残らない。
目立つパフォーマンスばかりで、政治的な実績がほとんどないばかりか、首長になってからは、東京都の財政をドブに捨てるような真似をしている。
一見魅力的で、弁が立ち、強いリーダーシップがあるように錯覚する。しかしその人生は、利用できる相手に巧みに近付き、利用価値がなくなると見るやさっさと次に乗り換えることの繰り返しである。自己顕示欲と権力欲が異常に強い一方、元々政治家としての理念はない。自分にとって不都合な人間を悪者に仕立て上げ、排除するのも朝飯前である。
詐欺師で政治ゴロの父親の気質を受け継いでいるのだろうか。親子ともに、脳科学者の中野信子さんの著書に出てくるサイコパスそのものである。
40年前の学歴詐称などどうでもいいという人がいるが、この人は「カイロ大学主席卒業」の触れ込みでTVキャスターの仕事を得、政治家に転身し、 今の地位に登り詰めた。そもそもこの肩書が無ければ、今の小池百合子は存在しないのだ。
また学歴詐称はこの人のパーソナリティの一端が現れたに過ぎず、過去に関わった人たちが、皆蛇蝎のごとくこの人を嫌うことからも、その人間性が垣間見れる。
都知事選間近のこのタイミングで出版され、政治的な背景を指摘する人もいるが、むしろこの時期だからこそ読むべき本である。
このような怪物が、首都の長であって良いはずがないのだ。
ジーンズ裾上げ
リーバイスの517を模したドゥニームの旧品ブーツカット。
ブーツカットはその形状からして、脇が曲線になりますので、耳付きではありません。耳付きのジーンズというのは、腰から下を直線で裁断できるシルエットのものに限られます。
中間色の綿糸を使ってチェーンステッチで裾上げ。

製品持ち込みの場合/¥1,500(ただしカット分3.5センチ以下の場合、縫代出しの為プラス¥500)

*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
本日の修理品/エターナル878
お預かりしたデニムの修理を順次進めております。
クッキリした濃淡と、タテ落ち感の強いエターナルの製品。
膝頭部分には既にデニムの当て布がされていますが、その周囲が開いてきています。ヒゲ山も穴が開いているので、全体をカバーするように接着芯を貼って、タタキで始末します。
適度にヤレ感を残しつつ、これ以上破れが拡がらないように仕上げました。
本日の修理品/シュガーケーンUSA 1966
まとめてリペアしている内の一本。
かなり以前に東洋エンタープライズがアメリカの工場で生産した製品。
フロントは珍しくファスナー開きで、グリッパーのファスナーが付けられています。
右ポケット口はタタキを加えテープ補強。
左膝はデニムで大きく当て布しています。
トートバッグリメイク
デニム修理の合間にナイロンバッグをリメイク。
エルベシャプリエ(HERVE CHAPELIER)は女性に人気のあるフランスのカジュアルバッグメーカー。
この船形ショルダーバッグのハンドルを、短く切り詰めて付け直します。
ハンドルは厚手のグログランで、上端と蓋の間と、その下の二箇所で縫い付けられています。
左右片側ずつ取り外し、25センチずつカットして切り口を元の取付位置に収めて縫い直し。
短くなったハンドルの中央部は、握りやすいようにグログランを二つ折りにしてタタキを入れて完成です。
ステアリングカバー、リボーン!
先月末からフルオープン化して乗っているジムニーJA11。
降り注ぐ日差しの元で見ると、黒革の端材で制作したステアリングカバーが所々擦り切れて、白い地色が出てしまっている。
制作したのは2016年4月で、大き目の端材をミシンで接ぎ合わせて短冊状にし、シニューで手縫いして取り付けた。結構長持ちだが、あと数年使うつもりで、傷んだ所を革用の顔料でタッチアップしてみた。
もうすぐ入梅なので、ルーフ無しで楽しめるのも今の内だけ。
ブラッドチット完成
革の裁断、パッチワークを終えて文字入れの工程。
丸筆を使い、当時の書体でペイントしていきます。
本日のニュースより
レナウン、希望退職募集 経営破綻で300人

経営破綻したアパレル大手レナウンは28日、社員を対象に希望退職を6月4日から同11日まで募集すると発表した。募集人数はグループ社員数の約3分の1に当たる300人程度。退職は同25日付。人件費を削減して資金繰りを改善するのが狙いだ。
希望退職の対象には、店頭で勤務する従業員などは含まない。2020年12月期の連結業績に与える影響は未定。同社は昨年にも希望退職者を募集すると発表したが、中止していた。
レナウンは今月15日、民事再生手続きに入り、経営破綻した。新型コロナウイルスの感染拡大で、衣料品の販売が急減し資金繰りに行き詰まった。
(以上引用)

かつて隆盛を誇った大手アパレルの経営破綻。
アラン・ドロンをTVコマーシャルに起用していたのを覚えておられるのは昭和世代の方。
30代以下の方たちはアラン・ドロンが誰なのかもご存じない。
退職条件はわからないが、あらたなスポンサーも決まっていないし、残留しても先行き不透明。
中高年社員には棘の道。
スタッズベルト完成
革帯は栃木レザーのベジタブルタンニングレザーを使用し、アルコール染料で刷毛染めしています。
燻し仕上げしたスタッズとの相性も抜群。

定番商品として展開しているスタッズベルトはすべて店内で製作しております。
スタッズは真鍮製の二本爪(ツープロング)。
5ミリ厚の革帯は栃木レザーによるベジタブルタンニング仕上げ。手染めの黒と濃茶(画像)と、タン色素仕上げの3色展開。使い始めは硬いですが、使うほどに繊維が解れて柔らかくなってきます。

*卸売り先様との兼ね合いもあり、WEB上での販売はしておりません。
スタッズベルト製作中
今回はビンテージ仕上げで納品させていただきます。
あらかじめ真鍮のバックル、スタッズ類を燻し仕上げした上で作業に入ります。
ブラッドチット鋭意制作中
星条旗と中華民国旗のパッチワークが完了。
ミシン作業はここまでで、日を改めて文字のペイントを行います。
エクステリアもDIYで
4月の初旬に外壁を塗り替えた際、大量の蔦を伐採したが、陽気が良くなってきて伸長著しい。
放っておくとFUNNYの看板も黄緑色の葉に覆われてしまうので、午前中に枝先を剪定。
すでにブーツに乗り移っていた部分には、しっかり吸着根の痕が残っている。
これからの時期は、週一回くらいは剪定しないと収拾がつかなくなってしまう。
ブラッドチット鋭意制作中
営業開始前に、拡大鏡を使いながらパッチワークの作業。
出隅部分は革がめくれない様、出来るだけ先端に針を落とす。
糸は、パーツに合わせて白、赤、紺を使い分け。
ブラッドチット鋭意制作中
10日ほど間が開いてしまったレザークラフト作業。
パッチワーク用に薄く漉いた革を、各サイズに裁断。
小池百合子都知事「ロードマップ」改訂で緩和…ジム、カラオケ、バーが再開前倒し ライブハウスやキャバクラは対象外

東京都は26日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業要請を段階的に緩和する「ロードマップ(行程表)」を改訂し、緩和の対象外となっていたスポーツジムやカラオケ店などを含めたことを発表した。政府が新たな基本的対処方針を示したことを受けての改訂で、ジムは「ステップ2」、カラオケ店は「ステップ3」での緩和となり、再開時期が早まった形。一方で、ライブハウスやナイトクラブなどの施設については引き続き、緩和の対象外としている。
(以上引用)

集団ヒステリーみたいな武漢肺炎騒ぎも、やっと終息か。
当店の取引先で、首都に本社を置くメーカーは展示会の開催もままならず、平常営業はまだ先の話。
小池知事は本当に悪運が強く、今回の騒ぎを目一杯政治利用して、次期の選挙も楽勝。
ところで次の選挙も、最終学歴は「カイロ大学卒業」で押し通すつもりなんだろうか。
一年ぶりにオープントップで
約一年ぶりにトップルーフを取り外し、フロントガラスを前倒しにしてみた。
FRPのルーフは蝶ネジ4点留めなので、外すのは簡単。あとはサイドピラーをインパクトドライバーで外せば、そのままガラスを前倒しできる。
ガラスカバーは現物合わせでカモフラ生地で製作した。先日マスクを作るのに使ったのはこの生地。
ちなみに両方のドアも六角レンチでヒンジごと取り外せるように加工済み。