店長日記

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ネームプレート鋭意製作中
A-2やB-10などに取り付けるネームプレートを製作しています。
文字は任意ですので自由に決めていただけます(大文字のみ)。12文字くらいまでなら横幅もおさまりがつきます。
今回ご注文いただいた2枚は文字数が少ないので、若干字間を広く取りました。
パッチ縫い付け
WEPの背中心にスコードロンパッチを縫い付けます。
難点は、背中の左右に大きなアクションプリーツが付いており、それで運動性を確保していますが、そのプリーツの奥(谷)に、左右を結ぶようにゴムが縫い付けられており、貫通の縫い付けではそれも縫い留めてしまうことになります。
表地と裏地とゴムの中心位置がずれないようにしつけしてから作業に入ります。

画像上/表地と裏地の間に、左右のプリーツを繋ぐようにゴムが仕込まれており、これで必要に応じてプリーツが開閉するようになっている。G-1等も同様。
パッチ縫い付け
今回はA-2へのパッチ縫い付けですが、左胸には前パッチを取り外したミシン跡(直径13,5センチ)が残っています。
今回取り付ける刺繍パッチは直径が12センチ強で、この大きさで元のステッチ痕をカバーすることは出来ないので、レザーで台座を作って径を大きくします。刺繍周りにトリミングを付ける方法もありますが、今回はお客様の御要望でこの方法としました。

画像1/台座にはホースハイドを使用。刺繍パッチが真円ではないので、まず台座に仮留めし、革を大きめにカット。

画像2/粗断ちした革に刺繍パッチを縫い付ける。

画像3/革の縁が等幅になるように外回りをカット。ステッチ痕をカバー出来るギリギリの大きさ。

画像4/元のステッチ痕のわずかに外側に縫い付ける。

画像5/完成。
殉国七士廟探訪記(その弐)
頂上付近には沢山の石碑があるが、多くが大東亜戦争に関わった様々な部隊の顕彰碑となっている。
しばらくくつろいでいると、整備された道路を登ってくるワンボックス車があり、ゆっくりと我々が座っているベンチの脇に停車した。するとさきほどのブチの猫が足早に駆け寄っていくではないか。次の瞬間、車の運転席から角刈り白髪の作業着姿のおじさんが降りてきて、ひとつかみのエサをさっとあたえ、すぐに走り去っていった。
ベンチのある頂上から殉国七士廟までは少し歩くが、スカイラインから続く整地された道である。
途中には廃墟マニアには有名なホテルの残骸があり、窓という窓はすべて暴走族に割られ、スプレーの落書きとツタに覆われた外観は異様である。
殉国七士廟に向かって歩いていると、途中でさきほどのワンボックス車が停まっており、さっきのおじさんともう一人の人が三河湾を眺めながら立ち話している。どうも地元の人らしく、目が合ったので会釈してちょっと話をすると、殉国七士廟ヘ行くのなら乗っていきませんかとお誘いいただいたが、このときは遠慮した。「野良猫のエサやりは役所の人に見つかるとまずいんだけどね…」と言っていた。
しばらく歩くと道がわかれ、殉国七士廟への入り口に到達する。
参道に入ると左右には遠目にもはっきりわかる巨大な石柱が立っている。目指す殉国七士廟はそこをさらに奥に入ったところにあるのだ。廟への石段を登ると、響き渡るような声で神道式の祈りをささげる人がいる。なんとさっきの作業着のおじさんである。圧倒的な声量、きりっとした所作を見ると本職の神主みたいである。いやさかを唱え、厳粛な儀式の最後に深く一礼し、廟に向かって「ありがとうございます」と言っている。私の隣のHさんはもうこの時点でうるうるしている。
廟にコップ酒をお供えして参拝を済ませると、ひとまず今回の目標は達せられた。廟の周辺にも多数の記念碑があり、それらを見て回っていると、ふたたびさっきのおじさんに声をかけられ、何者だろうと思いながらも車に同乗させていただき、展望台付近まで戻る事にした。
その後名刺をいただいたが、この人は殉国七士廟の案内人で、東條大将のお孫さんである東條由布子さんのNPO法人の関係者だということだ。展望台付近で資料館を兼ねた休憩所も経営されている方であった。もともとは自衛官であったらしい。沢山ある石碑の由来などを丁寧に説明して下さり、非常に勉強になった。休憩所内にもお招きいただいたが、展示された資料の中には写真などとともに軍刀や三八式歩兵銃、私の祖父のものと同じ型式の軍服もあった。
近いうちに再訪することを約束して下山することにしたが、帰りは往路より若干勾配がきついコースを選択した。気分が高揚しているので疲れも感じず、軽やかに倒木を乗り越えて下山し、三ケ根駅の近くでは発車時間に間に合わすためにダッシュで駅舎に駆け込んだ。
今回が非常に有意義な登頂であったことは言うまでもない。
この民族の歴史にふれることが出来る山には、近いうちに再訪することを確認して、散会となったのであった。

画像1/殉国七士廟と刻まれた巨大な石柱。揮毫は岸信介元首相。

画像2/殉国七士廟全景。台風のあとだったが管理が行き届いており、植栽も美しく手入れされている。

画像3/帰りの山道には杉の高木が生い茂っていた。

画像4/台風の後なので行く手を遮るような倒木もある。

画像5/休憩所の方にお土産でいただいた『凛として愛』のDVD。靖国神社の遊就館での上映に圧力がかかり、わずか2日で上映中止となったいわく付きの映画。日本以外の国にとっては不都合な歴史がおさめられている。

☆☆☆ 追記 ☆☆☆

三ケ根山に同行したHさんからメールをいただいているので、ご紹介いたします。


三ヶ根山にある殉国七士廟に行ってきた。ここに来ていつも思うことは、何故こんなに立派な廟があることを、ほとんどの人が知らないのかということである。

かく言う私も、人に教えられるまで、存在すら知らなかった。山崎豊子さんの名著『二つの祖国』にて、遺骨を命がけでGHQから取り戻したと言うエピソードは知っていたのだが。

安部氏が自民党の総裁に就任された。靖国神社参拝と並んで、三ヶ根山にも是非足を運んで頂きたい。この国を守り、今の日本の礎になった人は誰なのかを、是非明らかにしていただきたいと思う。

この国には教えてはいけない歴史があるんですと、殉国七士廟を管理するIさんは仰られた。この言葉は、慰霊に一生を捧げられた方達を、近くで支えられた方だからこその言葉である。

この国には教えなければいけない歴史がある。戦争に行き、一兵卒から少尉にまでなった祖父に、『日本は中国の人達に残虐の限り尽くしたんだ』等と孫に言わせてはいけない。正しい事実を知り、どう感じ考えるかは自由だ。事実をねじ曲げた上に、偏った結論を押し付けるのは、我々の時代で終わりにしなければならない。

三ヶ根山に登り、何を感じ考えるかは自由だ。必要なのは、正しい事実を知り自分の頭で考えることである。

この地に足を運ばれる際は、JR三ヶ根駅から是非歩いて行ってもらいたい。多少険しい山歩きになるが、車で登った時と違い、山頂の景色も格別に感じることが出来るはずだ。


以上。
殉国七士廟探訪記(その壱)
昨日の10月2日、前回雨にたたられて中止となった三ケ根山への登頂を再チャレンジとばかりに敢行した。
台風一過の秋晴れで、これ以上望めないほどの気候に恵まれ、意気揚々と出発した。
台風の後だけに登山道には小枝が散乱し、大きな倒木まであったが、モチベーションが上がっているのでものともせず、森林の空気を一杯に吸い込んで実に気持ちの良い一日であった。
さらに現地では思いもしないような方と知遇を得る事も出来、望外の経験もさせていただいた。

画像1/JR半田駅で同行の方と待ち合わせたが、たまたま小学生の遠足とカチ合った。この駅の跨線橋はJR最古で明治時代のものらしく、いにしえのワザで鉄と木材で組み上げられている。古びた駅舎も趣き深い。
しかしバカ駅員の態度がぞんざいでムカついた。さすがは旧国鉄の流れを受け継ぐ鉄道会社だけのことはある。まともな企業では使い物にならないような低レベルの社員を抱え込んでいるのだ。

画像2/JR三ケ根駅で下車し、最寄りのコンビニでお供えのコップ酒など購入。30分ほど歩いて登山口に到着。実は登山道はいくつかあるようだが、先導役の民族派・Hさんが以前に踏破したルートで登る。

画像3/フル装備で先導するHさんの後ろ姿。私は気楽に軽装備だったが、Hさんから杖を一本借りておおいに助かった。

画像4/道中は樹木が日射しを遮ってくれる上、山肌に沿って吹き上がってくる風で意外に快適。途中誰一人出会う事なく、1時間ほどかけて山頂近くに到達。ロープウエイの跡地でコンクリートの基礎だけが残っているところから見た東側(片原温泉側)の風景。

画像5/北側(名古屋方面)を背景に…。

画像6/渥美半島を一望出来るベンチで軽めの昼食。Hさんが携帯バーナーで湯を沸かし、カップ麺と挽き豆のコーヒーでくつろぐ。誰か無責任なヤツが捨てていったのだろう、ブチの野良猫がうろうろしている。
ここまでくれば、殉国七士廟まではあと少しの道のりである。
本日の修理品
長年着込まれたB-10ですが、袖下のリブの付け位置が擦り切れています。
この部分はリブ付きのフライトジャケットの急所であり、長年の着用に伴い、摩擦で傷んでしまうケースが多いようです。
ポッカリ穴が開いてしまった場合は裏からテープで補強してミシン作業になりますが、今回は穴が開いた生地の内側に樹脂をはさみこみ、アイロンの熱で圧着するという方法をとります。

当店ではお買い上げ頂いたフライトジャケットをより長くご愛用頂く為、あらゆる修理を承ります。(修理工賃は個々のケースにより異なります)
名著であるため、ご紹介
『約束の日 安倍晋三試論』小川栄太郎著 幻冬社

安倍氏が自民党総裁に返り咲く直前のタイミングで発刊されたのが本書である。
筆者は政治は専門外のルポライターだそうだが、6年前の首相就任時から突然の退陣表明までを丹念に追った渾身のルポルタージュである。この本によって当時は見えにくかった政権の内幕、その多大な実績と対抗勢力との暗闘が白日の元にさらされる。
安倍の目指す「戦後レジームからの脱却」はすなわち戦後既得権益層への宣戦布告であり、キャリア官僚、反日マスコミ、日教組に加え、戦後保守である自民党そのもののあり方も問い直しているのだ。
そして安倍政権を最も憎み、転覆のために異常なバッシングに明け暮れたのが朝日を中心としたマスコミであった。
本書の帯には政治評論家、三宅久之氏が推薦の言葉を寄せているが、本文中にも三宅氏の証言として、朝日新聞の主筆である若宮啓文が安倍叩きを「社是ですから」と言い放つくだりが出てくる。
自国の総理大臣を、イデオロギーが異なることで追い落とすのが社是の新聞社とは一体何であろうか。針小棒大な報道は当たり前、あきらかな捏造まで駆使して安倍政権を貶める。これが一定程度の影響力を持つ全国紙の報道姿勢なのだ。そして無邪気な国民は欺かれ、もくろみ通りに今の民主党政権への流れが出来上がった。
朝日新聞社は過去何度もテロの標的になっているが、そのたびに「言論に対する暴力は許されない」という誰も反論しようのないセリフで被害を強調する。
しかし、数々の外患誘致をくり返し、戦後日本社会に毒を流し続けてきたのがこの新聞社であることは間違いない。若宮については中国共産党との親密な関係も指摘されている。ずいぶん前だが、武装した右翼(と思われる)に銃撃され、社員が射殺される事件まで起こった。どうせ発砲するならこの若宮を撃ち殺してくれれば良かったのにとつい思ってしまう…。
ともあれ、新薬のおかげで難病を克服した安倍新総裁が日本の舵取りをする日も近い。そして政権維持には、マスコミ報道に踊らされずにきちんと実績を評価し、応援する国民の声が必要不可欠であろう。
エアフォースパッチ鋭意製作中
シーズン到来で在庫が薄くなってきたトリミング付き刺繍パッチを製作中。
トリミングの牛ヌメ革&馬革は一点ずつ手作業で切り出しています。

午後から台風の影響が出そうですが、午前中の時点では静かなもんです。
明後日、前回中止になった三ケ根山登頂の予定。
台風一過の秋晴れを期待しつつ…。
パッチ縫い付け
このL-2Bは、元々のエアフォースのステンシルがかなり薄くなっている状態でした。
おそらくドライクリーニングの溶剤のためかと思われます。
その上を覆うように馬革のトリミングを付けた刺繍パッチを縫い付けました。
今回も遠方からのご依頼であったため、宅急便でのやりとりとなります。
パッチ縫いつけ
今回は、タンカースのボディにTOYOTAの四駆の刺繍パッチをちりばめるように縫い付けるという作業です。
持ち込まれたパッチは本来アイロンで圧着するタイプのものですが、いずれ剥がれてしまうのでミシンで縫い付けた方がベターです。パッチごとにデザインの異なる車体は、ランダムに前後に傾かせて配置。
タンクは後ろ身頃のサイドプリーツで運動性を確保しているので、この部分に影響が出ない範囲での縫い付けとしました。
本日の修理品
このパンツは以前膝を中心に広範囲に裏張りしましたが、今回は太腿の付け根部分が薄くなってパンクしている状態です。
もう生地が限界に近いので、延命措置としては最後になると思います。
左右共一旦サイドシームを切り開いて当て布をし、かけついでいきます。生地が弱っているため、細目の針と糸(50番綿糸)を使用しました。
太い針で潰すようにタタくとタテ糸がブチブチ切れてしまうような場合、このような対応をしています。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
祝!安倍総裁誕生
本日のニュースより

自民新総裁に安倍氏
自民党は26日の総裁選で、安倍晋三元首相(58)を第25代総裁に選出した。 
(以上引用)

万歳!
今日は目出たい。
安倍さんが決選投票を制する事が出来て本当に良かった。
これから朝日を中心にマスコミは総力を挙げて安倍さんの足を引っ張るだろうが、ぜひがんばってもらいたい。
実践・アンティーク塗装(その弐)
下地塗りが乾いた丸テーブルを仕上げていきます。

画像1/白ペンキで全体を塗りつぶす。隅の方は刷毛を使い、広い面はローラーで一気に塗ります。

画像2/このまま使っても十分見栄えは良いが、せっかく下地を作ってあるのでもう少し手を入れる。

画像3/塗装の表面を再度サンダーで削っているところ。所々白が剥げ落ちて下地の塗装色や木の地肌が顔を出す。

画像4/その上から、薄めに溶いた白ペンキにほんの少し黄土色の顔料を混ぜたもので上塗りして完成。下地の塗装が所々うっすら顔を出し、何度かリペイントを繰り返してきたような温かみのある表情を見せる。
小さな画像では全体の雰囲気をお伝え出来ないのが残念。
実践・アンティーク塗装
先日購入した本『スクラップメイドのインテリア』の中にあったアンティーク塗装の手順を参考に、アレンジを加えて木製の丸テーブルを塗装する。
このコーヒーテーブルのような小さめの丸テーブルは、遥か昔から実家にあったもので、来歴がわからないが相当古いものである。何度か廃棄されそうになったが、小振りで使い勝手が良かったので何となく生き残り、今私の手元にあるのだ。もう少し程度が良ければそのまま使い続けるのだが、表面のワニスが劣化していてただの汚い中古家具状態なので、思い切ってリペイントすることにした。
古い雰囲気を残しつつ、明るいカントリー調の仕上げにもっていこうとおもっている。

画像1/古いモノだけにホゾ組みされており、しっかりつくられている。

画像2/劣化したワニスをサンダーでざっと落とし、同時に足付けする。

画像3/赤と青のマダラ模様でポップな仕上り……ではなく、これは下地塗り。仕上りに表情を出すための下処理なのだ。

乾燥させるため、初日作業はここまで。
雨天でも…実効支配継続中
いつものデッキが湿っているので、SHOP入り口の枕木階段に突っ伏したまま熟睡する黒猫(注・当店の飼い猫にあらず)。
パッチ縫い付け
ネットを通じて何度かご利用いただいている関東のお客様からパッチの縫い付け依頼です。
ベースはB-15C(MOD)。
モディファイドとは改修型のことで、元々ボア衿が付いていたものを取り外してリブ衿に付け替えたものを指します。大きなボア衿がヘルメットに干渉するために取り外されたということです。
衿の付け根と後ろ裾線は改修の際の縫い直しで元の糸が外され、異なる色糸で仕上げられていますが、バズリクソンズの製品ではこのあたりもリアルに再現されています。又、後付けされた衿リブは、袖や裾のリブとは若干色みの異なるものをあえて使用しています。
パッチの縫い付けについては、コバのステッチ糸が目につくようにとのリクエストでしたので、生成り色で対応しました。
本日のニュースより
韓国大統領の土地購入疑惑、捜査開始へ

韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が退任後に住む私邸の土地を不正取得したとされる疑惑を巡り、特別検察官による捜査が始まる見通しとなった。大統領が21日の閣議で国会で可決された捜査のために必要な法律の公布を決めた。疑惑は大統領がソウル市内の土地を家族名義で取得するなどといった法令違反行為があったとされる。韓国では政府高官らの疑惑を調べる際に、弁護士を特別検察官に任命して捜査する制度がある。
(以上引用)

大統領の権力基盤が崩れたとたんに逮捕されて死刑判決を受けたり、自死に追い込まれるのは土人の国では慣例行事となっている。
復権を計り、やぶれかぶれでバカげたパフォーマンスをくり返したこの男も、やっぱり同じ末路をたどるようだ。
スコードロンパッチ完成
スカルの目の部分から突き出ているのは放熱用の穴が開いた機関銃の銃身です。
図柄が出来上がったらアウトラインに沿って外周りを裁断。
今回は縁取り部分の塗り分けはしないので、背景の黒で裁ち端(側面)も塗りつぶします。
ビュイック始末記 (制動装置編)
アイドリングの不調からあっさりと抜け出したビュイックだったが、その後付近を走行してみると、どうもブレーキを引き摺っている感じがする。
エンジンはトコトコと快調だがブレーキの踏み代が少なくなっており、付近を一周したがドライブレンジでブレーキに足をかけていなくてもアクセルを離すとタイヤがロックされてしまい停車してしまう。車庫入れでは、バックギアに入れてもかなり踏み込まないと後進しない。もちろんサイドブレーキは引いていない。これはあきらかにブレーキの変調である。ガレージ井口さんにまたもや電話すると、どうもマスターバック(ディスクブレーキの制動倍力装置)がダメになったかもしれないということ。
考えられるのはエンジン不調時に低速でアクセルをふかしながらブレーキを踏み続けたことで、古くなったマスターバックの内部に不具合が出た可能性である。この部分は今まで不調は無く、15年以上特にオーバーホールせずに使い続けてきたが、ついに逝ってしまったということか。
…はぁ〜っ。
……またもや気が滅入る。
エンジンの負圧が無くなれば一旦元の状態に戻るはずだと言われ、翌日に確認すると、たしかに元の状態に戻っていてちょこっと走行する分には何の異常も無かった。
しかし安全に関わる箇所なので、この際新品交換した方がベターだとのことで、当分出動を控え、また静岡から積車で引き取りにきてもらう羽目になったのであった。
車検から帰ってきてほとんど乗っていないというのに…。
店頭ラックもDIYで
今回は廃材利用がテーマ。
改装工事の時に出た端材や、以前に棚板として利用していた材木を組み合わせて店頭のネオン管を置く台(西日よけも兼ねる)を作ってみた。
あんまり時間をかけられないのでざっくりとした素地仕上げになるが、目指すは(木工職人がテキトーに気を抜いてつくってみました)という雰囲気。傷の多いものや、ビットの穴だらけのものもそのまま使う。ともあれ組み上げた時にガラス面にピッタリ収まる程度の精度は必要だが…。
ここでも以前お客様にいただいたルーターが活躍した。