店長日記

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パッチ縫い付け
お預かりしたL-2Aの左腕にモール刺繍の第5空章を縫い付けます。
いずれも他県のお客様からの持ち込みで、ジャケットはブルーのボディにオリーブのリブニット仕様、モール刺繍のパッチは非常に手間のかかるハンドメイドです。
外周りのモールから縁までが5ミリほどしかなく、通常のミシンの押さえ金ではモールに当たってしまうので、片押さえに交換しての作業です。
スター&ストライプス ペイント開始
ベースは先年お買い上げいただいたB-6で、すでにバックペイントやパッチワークでデコレートしていますが、追加で右腕に星条旗を描き込みます。
とりあえず位置を決めて下地塗り。
小さな☆の部分をどう描き込むか思案中。
ネームプレート鋭意製作中
フライトジャケットのネームプレートは、縦は18ミリ、横は文字数により100~120ミリで製作しています。
御要望があればサイズの変更も可能です。
今回は通常の大きさと、縦を広げて2.7ミリで裁断したものを製作しました。
事故多発地点…その後
今日、営業時間前に店の電話が鳴り、出てみると半田警察署からであった。
何ごとかと思ったら先週末に近くの交差点で起こった事故のことで目撃者を探しており、このブログの記載内容から当店の関係者が通りかかったらしいことを知り、本人に連絡出来ないかということであった。
S君は仕事で名古屋まで通っており、すぐに連絡がつくかどうかわからないが、一応連絡を取ってみて本人から電話をさせることにした。
捜査協力するのはやぶさかではないが、本人の電話番号を勝手に教えるのは憚られたし、S君は昔から警察とは折り合いが悪い。
S君にはなんとか連絡がついたので、署の電話番号と担当者の名を伝え、直接連絡するように伝えておいた。
事故の瞬間は見ていないと言っていたが、それでも何かの足しになるかもしれない。
もちろん電話口で喧嘩にならないように、言い含めておいた。
ネームプレート鋭意製作中
今回はイレギュラーなサイズでの製作です。
依頼者のフライトジャケットにはネームを取り外したステッチ跡が残っており、それを覆う大きさでの製作依頼です。縦横の寸法もミリ単位で指定があり、革も縫い付けやすいように薄く漉いた状態で仕上げます。県外のお客様で、縫い付けは地元で対応するとのことです。

画像上/最初にベースとなる革を大きめに裁断し、通常の3/4ほどの厚さに漉きます。

画像中/刻印を打つ。革が薄い場合、打刻で変形しやすいので、外回りのカットは最後にします。

画像下/タテ2,3センチ×ヨコ7,8センチの指定寸法で外回りをカット。コバに縫い付けの際の目安となるネン押しをして完了。
ウォッシャブルレザー使用の参考品
ついでなので先のリメイクに使用したレザーを上衿に使用した例をご紹介。
デニムのウエスタンシャツの擦り切れた上衿を取り外し、このレザーで作り直したものです。衿先にはウエスタンブーツのシャフトを模して、シングルミシンで刺繍を入れてみました。
何度も丸洗いを繰り返したことで革の色が抜けていますが、ひび割れなどはありません。
ワークシャツ・リメイク
一旦他の作業が入ったために間が空きましたが、シャツのディテールにレザーを使ったリメイクものの3着目です。
このシャツはかなり着込まれたようで、カフスの表地先端が破れかけて芯地が見えています。
レザーをブレード状にたたきつけて綻びの部分をカバーしていきます。厚みが出ると袖口がゴロ付いておさまりがつかないため、端は折り込まずに裁ち切りとします。
もともと胸ポケットはついていませんが、先のネルシャツ同様に左胸にポケットを縫い付けます。
スコードロンペイント完成
背景になる濃色を入れたらバランスを見て陰影の部分を修正します。
これでB-3へのペイント完成です。
本日のニュースより
鳩山元首相、また問題発言?「尖閣は領土問題」

民主党の鳩山由紀夫元首相は27日、北海 道苫小牧市で講演し、中国との対立が激化している尖閣諸島(沖縄県石垣市)の問題について「領土問題として議論を大いにしな がら、日本の主権を主張していくべきだ」と語った。日本政府は「領土問題は存在しない」との立場で、波紋を呼びそうだ。
鳩山氏は16日に党最高顧問(外交担当)に復帰したばかり。「領土問題でないといくら言っても、相手が自分たちに主権があ ると言っている以上、議論しないといけない。友愛精神、東アジア共同体の発想を生かしたい」とも述べた。
(以上引用)

歴代の総理経験者で これほどまでに圧倒的な存在感を発揮し続ける政治家が他にいただろうか?
すでに生きる伝説となったこの男は、単にバカとかキチガ イといった言葉では表現できない人知を越えた存在である^_^;
自らが設立した政党の立場もなんのその、鳩山友愛伝説にまたあらたな1ページが加わったのだ。
ワークシャツ・リメイク
今回は既製品のワークシャツでは飽き足らないのでリメイクしてほしいという御要望でした。
3着お預かりしていますが、その内2着は左胸のポケットを取り外してレザーの貼り付けポケットに変更します。ウォッシャブルのレザーを使用しますので、丸洗いもOKです。
以前デニムシャツの擦り切れた上衿を取り外し、このレザーで作り直したこともありました。
事故多発地点
当店は半田市宮本町5丁目交差点を東に入ってすぐのところだが、この交差点は非常に事故が多い。
週に一度くらいの頻度で事故があるのではないだろうか。
急ブレーキの音はしょっちゅうである。この交差点の東西は見通しの良い4車線なのだが、南に向かって緩やかな下り坂が続いているため、スピードの乗った車が止まりきれずに交差点に入ってくるのが原因だと思う。
昨晩も大きな事故があったらしく、救急車のサイレンが鳴り響き、警官が沢山出て事故処理にあたっていたようだ。私はわざわざ見には行かなかったが、直後に私の携帯電話には、たまたま通りかかって事故を目撃した元スタッフのS君から電話があった。なんにでもすぐに興奮するS君は、当事者でもないのに近くに車を止め、野次馬根性丸出しで状況報告してきたのであった。一台の車は完全にひっくり返って一車線を塞いでいたようだから、相当の衝撃だったのだろう。
事故は運転者の責任に決まっているが、何年も同じところで事故が続くのは交通管制の問題もあるのではないだろうか。あまりスピードが出ないように信号のタイミングを設定することも出来ると思うのだが…。
ところで次回の「殉国七士廟正参道ツアー」にこのS君も誘ってあげたのだが、露払いでコキ使われるとでも思っているようで、色よい返答をもらえずにいる。
車上にて
夕刻、閉めきった幌の上で寝込んでいた黒猫(注・当店の飼い猫にあらず)。
重さで幌がたるんでいるが、私は猫には寛容なので、このくらいのことで腹を立てたりはしないのだ。
本日の修理品
同じ状態の修理品を2本お預かりしました。
どちらも後ろ股ぐりがパックリと開いている状態です。
2本針のチェ−ンで巻き伏せされたシームの裏側は所々糸切れを起こしています。

画像2/なつかしのシュガーケーンの尾錠付きライトオンスデニム。1993年に当店で販売したもの。この頃の尾錠はオリジナルと同様、ピンが生地を貫通するタイプ。

画像3/修理後

画像4/こちらはFOBファクトリーの製品。これも90年代に当店でお買い上げいただいたものです。FOBは、多くのショップブランドのOEM生産を手がけていました。デニムマニアの間では評価の高いメーカーです。

画像5/修理後
本日のニュースより
石原都知事が辞意表明=新党結成し、国政復帰へ

東京都の石原慎太郎知事は25日、都庁で記者会見し、知事を退任した上で、次期衆院選に向け、新党を結成し、国政に復帰する意向を明らかにした。石原氏は「きょうをもって知事を退任する」と述べた。知事の後継に関しては、「猪瀬(直樹副知事)さんで十分だと思う」と語った。
新党には、たちあがれ日本に所属する衆参国会議員5人全員が合流する見通し。また、橋下徹大阪市長が代表を務める日本維新の会との連携協議も進めるとみられる。
石原氏は4月に表明した沖縄県・尖閣諸島の購入問題への対応などを理由に、新党構想に一時慎重な考えを示していたが、今月12日の記者会見では「あとは私の年齢と健康(次第)だ」などと発言。その後、健康診断の結果に問題はなかったことを明らかにしていた。
(以上引用)

これで政界再編への動きが大きく加速するだろう。
平沼さんを中核に保守勢力を結集し、維新の会は上手く利用して流れを作ってもらいたい。
パッチ縫い付け
引き続き、お預かりしたジャケットへのパッチの縫い付けです。
ボディがフランネル製のMA-1に、NASA関連の記念刺繍パッチを合計10個縫い付けました。
押えのステッチ跡が目立たないよう、刺繍のコバに近い色を使用しています。
パッチ縫い付け
何度もお取引いただいている九州のお客様からの依頼です。
今回はフライトジャケットではなく、L・L・ビーン製のスポーツジャケットの前身に刺繍パッチを縫い付けます。
3枚とも、アイロンで圧着するための糊が裏面についていますが、コバをミシンでがっちり縫い付けます。
キャタピラー
先日亡くなった若松孝二監督の代表作。
近所のレンタル屋の日本映画コーナーを探すとすぐに見つかった。
題名のキャタピラーは戦車のキャタピラーのことかと勘違いしていたが、四肢をもがれた主人公の「芋虫」状態のことをあらわしていたようだ。
もうのっけから反戦主義者、若松孝二の世界が炸裂する。中国で欲望の趣くままに女性を銃剣で虐殺した主人公は、戦線で手足を無くし、大やけどを負った状態で復員する。三つの勲章を授与され、村人からは生ける軍神とあがめられるが、妻のシゲ子は現実を受け入れられない。もともと暴君であった夫に献身的につかえながらも、内心激しく葛藤する。夫も戦線でのトラウマをかかえ、精神的に病み始めている。息苦しいような夫婦二人きり日々のくりかえし。やがて大本営発表とは裏腹に戦況は悪化し、広島、長崎に原爆が投下され、終戦となる。終戦の詔勅を聞いたシゲ子は心からの解放感で晴れやかな笑顔を見せ、一方夫は家から這い出し、ため池で入水自殺する。
主人公の日本軍人がこれ以上無いくらいに醜く描かれ、その傍らには常にご真影がある。まるで中韓のプロパガンダ映画のようである。加えて夫が出征前から暴力的であったことから、見方によってはジェンダーフリーの要素も加えられているのかもしれない。ラストに流れる元 ちとせの「死んだ女の子」という反戦歌が不気味な上、被爆死をテーマにしているのが意味不明。原爆投下まで一括りにして日本軍の責任だとでも言いたいのだろうか。
戦争の最も残酷で醜い部分のみを切り取って、極端な形でデフォルメした若松孝二さんらしい作品であった。
スコードロンペイント鋭意製作中
B-3へのペイントの続きです。
下絵を描き込んだら薄い色から順に着彩。
時間的都合で別の作業が入るため、今日のところはここまで。
本日の修理品
ペイントワークの合間に、たまっているデニムの修理品に対応していきます。
いずれもベルトループが外れてしまった状態の2本です。

画像1、2、3/シュガーケーンの3rdタイプ。ベルトループの閂留めはそのまま残っていますが身頃の生地が破れてしまった状態。カケツギし、身頃の裏に補強布を当てた上で留め直し。

画像4、5、6/エターナルの811。後ろ中心のループの下半分が擦り切れている状態。ループの裏側を補強して再度縫い付け。
ちなみにループが完全に千切れている場合は、取り換え用に中古のジーンズから取り外したループをストックしております。