店長日記

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スコードロンペイント製作開始
今回はB-3の左胸と右腕に直接ペイントします。
まずは顔料を塗って下地をつくり、乾いた後に下絵を描き込んでいきます。
上塗りの定着を良くするのと、濃茶の上にそれより明るい色をのせた場合に発色を良くするために行います。

画像1、2、3/今回はCBI仕様なので、右腕の方にエアフォースマークをペイント。

画像4、5、6/オーナーの御要望で、左胸の部隊章は直径15センチと大きめ。
車中にて
今日は幌を閉じていたが、運転席側の窓が開いていたため、そこから飛び乗った模様。
カーペットを毛だらけにして帰っていった。
パッチ縫い付け
以前にお買い上げいただいたB-15C(MOD)をパッチでカスタムします。
ほどよくくたびれた本体にマッチするパッチの選択でいろいろと検討され、今回の組み合わせとなりました。
左腕のエアフォースパッチは、刺繍本体を渋で丸染めして若干色を付け、牛革のトリミングを縫い付けました。
本日の修理品
B-3のファスナーテープの留めがほつれたものを修理します。
エンド部分は着用時に負荷がかかるので、こういうケースは時々あります。テープの留め付け方はメーカーにより様々ですが、この製品はレザーのテープを上に被せてコバステッチで固定してあります。
ファスナーエンドでテープ自体が千切れてしまっていると全交換となりますが、今回はファスナーテープにも身頃側のステッチ目にも破損はありません。
テープを元の位置に固定し、元の穴をひろって再縫製します。
オルテガ神話
火曜日の大阪出張ではいつものようにファニー本社にもお邪魔したが、久々にオルテガのチマヨベストがたくさん入荷していた。
このブランケットを使用したベストはニューメキシコ州チマヨ地方の伝統工芸品で、何世代も前から引き継がれた手織り機で織られた生地を使用する。世界的に有名になり、引き合いが増えてもけして機械化しようとせず、同じ手法で製作されている。そのため慢性的に品不足で、なかなか流通ルートに乗らないので、名前は知っていても現物を見たことは無いという人は多いはずだ。価格も安くはなく、納期も不安定だがそれなりに魅力のある商品であることは間違いない。
しかしひとつの商材として扱うのは難しい面もある。
納期の問題もあるが、あまりにもサイズのバラツキが大きいのが難点なのだ。どの製品も後ろ身頃の裾のみ生地の耳が使われているが、それ以外の部分は普通の織物同様裁断、ミシン縫製されている。きちんとした型紙で裁断していればここまでバラつくことは考えにくい。すべてにサイズの表記が付いてはいるが、ほとんどあてにならないし、着丈と身幅のバランス自体が製品によって異なることさえあるのだ。担当氏の話では「あのヒトたち、採寸とかせーへんねん。出来上がったの見て、勘でサイズ付けとるんや」ということであった。冗談半分だろうが、製品管理が大雑把なのは間違いない。それがオルテガの伝統的なやり方であれば、ああそうですかと納得するほかないのだが…。
厳格な検品をクリアした日本の製品に慣れきったユーザーにこのあたりをご理解いただくのはけっこう大変である。シビアにサイズを選択したい人は現物合わせが必須なのだ。
本日の修理品
お預かりしたまま、中々手を付けられずにいたデニムの修理品を仕上げていきます。
左右の太腿が大きくパンクしているので、脇のシームを一旦開いて裏張りします。このパンツは既に一度修理されており、おそらくリフォーム屋さんの手によって膝を中心に接着芯地が貼られた上でタタキが入っています。今回はその上の部分がパックリ開いているので、前の修理跡にも若干重なるようにタテに25センチほど当て布しました。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
復興予算21億円が中韓友好促進団体に 団体トップは民主大物議員と外務省OB…

東日本大震災の復興予算が、復興とかけ離れた事業に転用されていた問題で、総事業費72億円の青少年国際交流事業が注目されているが、全体の約3割、約21億円が中国と韓国との友好を促進する2団体に支出されていた。2団体のトップは、民主党の大物議員と外務省OB。尖閣諸島や竹島をめぐって中韓両国が増長した背景に、民主党政権の弱腰・迎合外交があるとの指摘もあるが、国民はこの復興予算に納得できるだろうか。
(以上引用)

税金から捻出される復興予算を転用して、反日教育で育った中・韓の若者を日本にご招待♪
そのうち、被災地での滞在期間は2日間で、残り10日間は国内観光だったそうな。
「仕分けの女王」とかいう人、この予算配分を問題にはしないのだろうか?
パッチ縫い付け
3着お預かりしたBDUコンバットジャケットの残り2着を仕上げていきます。
オリーブドラブの方は以前に当店でパッチ縫い付けしており追加で階級章の縫い付けです。
パッチ縫い付け
関東のお客様の依頼でB-15Dをフルパッチ仕様にしました。
このジャケットはナイロンの表地と裏地に対して中綿(ウールパイル)の寸法が若干詰まっており(ウール素材の縮縦によるもの)表裏のナイロン生地がダブりぎみになっています。
こうした場合は、縫い付けた時にパッチの周囲に余り皺が出る可能性があります。
縫い付け部分のステッチに皺を寄せないために、まわりに生地を寄せることになるからです。

画像1/右胸のパッチ。

画像2/以前お買い上げいただいた刺繍パッチに、革のトリミングを付けた上で縫い付け。

画像3/左胸はホースタブの脇にネームテープとパッチを縫い付け。

画像4/画像3の裏面。

画像5/縫い付け完了。
本日のニュースより
若松孝二監督が死亡 タクシーにはねられ重傷が急変

連合赤軍などを題材とした社会派の映画で知られる映画監督で、12日に東京都新宿区内でタクシーにはねられ重傷を負った若松孝二さん(76)が死亡したことが17日、警視庁四谷署への取材で分かった。
四谷署によると、若松さんは都内の病院に入院していたが、17日夜に容体が急変したという。
若松さんはテレビドラマの助監督を経て昭和38年、当時ピンク映画と呼ばれた成人向け作品「甘い罠」で監督デビュー。ベルリン国際映画祭では、平成20年に「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」が最優秀アジア映画賞を受賞、22年には「キャタピラー」で主演した寺島しのぶさんが最優秀女優賞に輝いた。
(以上引用)

昔、名古屋のミニシアターでこの人の講演を聴いたが、反体制の権化のような監督だった。
講演に先立って、アラブで活動していた日本赤軍・重信房子さん達を撮影したドキュメンタリー映画も上映された。
近作は観たことがないが、今度レンタル屋で探してみよう。
…合掌。
パッチ縫い付け
実物BDUジャケットにネームテープ、階級章等を縫い付けます。
このコンバットジャケットはバリエーションが多数あり、今回はタイプ違いで3着お預かりしています。ジョン・ウエインが主演した映画「グリーンベレー」他、ベトナム戦争映画で目にするのはほとんどこのタイプのジャケットです。
昨日は東洋エンタープライズとの商談で大阪に行きましたが、バズリクソンズでもこのタイプのリプロダクションを展開しています。しかし、まだまだ当時モノでコンディションの良い実物が流通しているので、リプロ品の需要はそれほどではないと思っています。

画像上/衿章、ネームテープはアイロンで隅を折り込んでしつけする。

画像中/30番の糸で縫い付け。

画像下/今回ネームテープはポケットのフラップと並行に縫い付け。実物には水平に縫い付けられているものも見受けられ、統一されていないようだ。
本日の修理品
ブロークンデニムを使用したラングラー13MWZは、すべてのシームが2本針でガッチリ巻き伏せされています。
それでもステッチは環縫い(チェーン)なので、裏側で糸切れを起こすとそこからほつれが拡がってしまいます。
今回は2本針のステッチ跡を地縫いミシンでたたいて各所を補強していきます。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
実効支配継続中
薄曇りの秋空のもと、デッキで伸びきって熟睡する黒猫(注・当店の飼い猫にあらず)。
本日の修理品
今回請け負ったのはLeeのビンテージ・オーバーオールです。
すでにボロボロ状態で、あちこち手を入れ出したら切りがないので、着用すると下着が見えてしまうような大穴を塞いで現役使用出来るレベルにもっていきます。

画像1/身頃全体に大小20個以上の穴が開き、縫製糸も綿のため各所が糸切れしている状態。膝の両脇は3本針の巻き伏せ仕上げで修理のための解体が困難なため、膝の穴開きは放置。

画像2/エプロン部分の大穴。縫い込み部分にまたがっているためにきれいな修復は困難。ライトオンスのデニムで裏張りしてカケツギ予定。

画像3/前開き横にポッカリ開いた穴。ここから用が足せそう。同様にカケツギする。

画像4/後ろポケット下も生地がペラペラのため広範囲に裏張りする。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日の修理品
一見MA-1のようなこのモデルはB-15D(MOD)です。
バズリクソンズではここしばらくは製作しておらず、これは当店で10年以上前に販売した製品です。
アルミ製のクラウンジッパーが、フロント、左腕のシガーポケット口の両方とも破損しています。シガーポケットの方はスライダーのボックス交換で直りますが、フロントの方はジッパーのムシもかなりよじれており、ボックスを交換してもスムーズに作動しない場合はテープごと交換ということになります。
今回はメーカー本社へ配送し、そこで状態を見ての対応となります。

*バズリクソンズ製品の修理につきましては、パーツ交換(ジッパー、リブ等)を伴う場合は、パーツ管理の都合上、全てメーカーでの対応となります。当店で修理伝票を添付し、メーカー工場にて修理いたします。
*バズリクソンズの製品であっても当店で販売した商品以外はお受けしておりません。お買い上げになった販売店にてご相談ください。当店に販売記録のある商品につきましてはメーカーへの発送、修理代の見積もり、納期管理等責任をもって承ります。
*パーツ交換の必要がない修理、カスタムワークは、都合のつく限り持ち込み品にも店内で対応しております。

<メーカー修理参考価格>
ファスナー全交換/ナイロン・コットン 8000円〜
         レザー 18000円〜
衿リブ交換/ナイロン・コットン 8000円〜
      レザー 14000円〜
裾リブ交換/ナイロン・コットン 8000円〜
      レザー 14000円〜
袖リブ交換(左右)/ナイロン・コットン 8000円〜
         /レザー 14000円〜

*シェブロンジッパーの交換につきましては8000円プラスとなります。
*別途消費税がかかります。
パッチ縫い付け
毎年この時期になるとバイクミーティングの記念パッチの縫い付け依頼があります。
国内のバイクメーカーの販売台数は減り続けていますが、輸入車や逆輸入車、旧車など趣味性の強いものは堅調なのでしょうか。
作業はミシンの電源をオフにして手送りで縫い付けていきます。
ネットでお買い物…トレッキングポール
先週の殉国七士廟参りの三ケ根山登頂では気楽な軽装で参加したが、装備が不十分だった点を反省している。
そこで早速トレッキング用の杖をポチッと購入し、次回に備える亊とした。
このスピーディな対応は参拝にかける本気度のあらわれでもある。
電車移動を考慮に入れて出来るだけコンパクトに収納出来るものを選んでみた。マウンテンスミスというメーカーのもので、実際の登頂で使いやすいかどうかはわからないが、軽いしグリップした感じも悪くはない。
次回の殉国七士廟正参道(Hさん命名)ツアーは11月初旬を予定している。
本日の修理品
持ち込みでチェーンステッチでの裾上げ依頼ですが、製品染め(後染め)された上に中古加工が施されており、こうした製品の場合は糸の色合わせは不可能です。
製品染めや中古加工の過程で糸も染まったり脱色したりしており、元の色合いは残っていません。仮にこの製品を縫いあげた糸と同じ色番のものを使ったところで縫い直した感じはどうしても残ってしまいます。

画像上/20番の綿糸でチェーンステッチ仕上げした状態。何度か洗いこめば生地の色味が移って多少はなじむと思われる。

画像下/裾線をサンダーがけしてアタリをつけた上で納品。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
ビュイック始末記 (制動装置編その弐)
マスターバックの不調で静岡のガレージ井口さんへ再入院となったビュイックだったが、今回は10日ほどで修理を終えて戻ってきた。
マスターシリンダーをアッセンブリーで新品交換したが、結局マスターバックは取り外したあとに新たなものを取り付けることはされていなかった。井口さんの話では、元々4輪ドラムだったこの車両にはマスターバックは付いていなかったが、ビッグブロックの7400CCエンジンを搭載する際にフロントをディスクとし、制動倍力装置が必要だったために後付けしたということらしい。私が購入時に街乗り向きのスモールブロックを希望したため、再度エンジンは別物に換装したが、ブレーキシステムはそのまま残ったということだ。
しかしフロントがディスクなのにマスターバックなしで大丈夫かと疑問が浮かぶ。
ブレーキングのたびに力一杯踏み込むことになるのだろうか?
……そんなのはツラすぎる。
だが井口さんいわく、テストランしたところ全く問題ないらしい。
忙しい井口さんは車を納めるとトンボ返りしていったが、あとで付近を試乗してみたところ、実感としても普通のブレーキングで制動能力が不足している感じは全く無くて安心した。
これで次の車検まで手を入れずに乗ることが出来るのを願うばかりである。

画像上/納車にきたガレージ井口さん。

画像下/マスターバックを外した跡には以前の赤色のボディーカラーが残っていた。
本日の修理品
かなり前に廃番となったシュガーケーンの3rdタイプ。
ノンウォッシュのみの展開で、バリバリとタテ落ちする芯白の染め具合が抜群でした。
100%綿糸縫製のため、経年劣化で糸が弱くなってきます。今回はフロントの開き止まりが釦を外した拍子にパックリと開いてしまって修理にお持ちになりました。

画像上/修理前

画像下/修理後

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。