店長日記

7023

尾州職人・横振り刺繍パッチ
当店別注のミリタリーパッチが入荷しました。
いにしえの刺繍パッチを元に店内で下絵を製作し、熟練職人さんが一点ずつ横振りミシンで刺繍を入れています。
コンピューター制御の自動刺繍機でつくられた量産品と違い、一点一点微妙に表情が異なります。
この魅力溢れるハンドメイドのパッチは、フライトジャケットのカスタマイズに最適です。
台座にはレーヨンのエンブロイダリークロス(デッドストック)を使用してきましたが、色によっては在庫が無くなってきております。
今回から赤系に関しては、やむなくナイロン製のものに差し替え致しました。
ジーンズ裾上げ
持ち込みでお預かりしたダルチザンのデニム。
カット分2,5センチのご指定で、縫い代分を確保するために元の裾線を解体した上で裁断、裾上げの手順になります。

画像2/縫い代出しのため糸を抜いて裾線を解体。

画像3/同系のカタン糸でチェーンステッチ完了。

工賃/2200円(チェーンステッチ1650円+縫代出し¥550)

*製品持ち込みの場合、予め採寸し、仕上がり位置をご指定下さい。当店でアシストはいたしません。
*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
ベルトサイズ詰め
画像1/裏を漉いた革帯に、シングルピンが収まる長穴と、カシメ穴4箇所を開けます。バックルが収まる穴を開けたら地色が出ている所を染色。

画像2/バックルを差し込んだ状態でカシメ打ち。

画像3、4/作業完了。

今回の工賃/4950円
ベルトサイズ詰め
続いてこれも年季の入ったファニーのバスケットベルト。
こちらは都合6センチカットして収まりを作り直します。
ベルトサイズ詰め
ベルトサイズ詰めの続き。

画像1/折り返し部分を漉き、バックルが収まる穴を開けたら地色が出ている所を染色。

画像2/今後バックルを取り外すことは無いということで、固定には馬具用の銅リベットを使用。

画像3/リベット先端をカットして潰し、バリを落とします。

画像4/バックル側をカットしたことでブランドネームが無くなってしまったので、再度焼き印を入れて作業完了。

今回の工賃/4950円
ベルトサイズ詰め
10年以上前にお買い上げいただいた当店のオリジナルベルト。
帯は栃木レザーのベジタンを手染めし、2本ピンのバックルはキャスト屋に別注して素地の真鍮を使っています。
随分とお痩せになり、現在では一番奥の穴で留めているということです。
5センチ(穴二つ分)ほどバックル側でカットし、収まり部分を作り直してセンター穴で留められるようにリメイクします。

画像1/元色は黒染めですが、エイジングが進んで茶芯が出てきています。

画像2/5センチカットということで, 手前側のスナップの穴を奥の穴として利用するので、錐でボタンを取り外し。

画像3/裁断。

画像4/新たにバックルが収まる部分は、革漉きで厚みを半分程度に漉きます。
本日の修理品/フルカウント ファーストジャケット
年数を経たフルカウントのファーストジャケット。
着用に支障があるのは袖のパンクですが、各所に環縫いのステッチ切れがありますので、予防的にタタキを入れておきます。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります(メール画像では判断が難しく、見積もり違いも発生します。また、宅急便を介してのやりとりですと時間的にロスが大きいので、店頭受付のみとさせていただきます)。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
バックペイント鋭意制作中
引き続きシュガーケーンのウォバッシュカバーオールのペイント作業。
面相筆を使って筆記体で文字入れ。
ネットでお買い物…ハンギングバスケット
このところ温暖な当地でも、雪の舞うような厳しい寒さ。
まだまだ植栽の時期は先だが、先日ロープを編んで素焼きの吊り鉢を作ってみて、このやり方ならまだ空いた空間を利用できると考えた。
そこで早速ネット検索し、壁掛けタイプではなく、空いた空間に吊り下げられる円形の鉢を検索。
直径25センチ以下のものがほとんどだったが、あるショップで直径35センチのものを売っていたのでゲットした。
本日届いたものを見ると、画像ではロートアイアン風に見えた鉄枠は、表面に樹脂加工されている残念な製品。
錆びてもかまわないので、素地の鉄枠が良かったのに…。
チェーンまでご丁寧に樹脂で覆われている。
剥がすのも大変そうなので、このまま使うが、ちょっとモチベーションが下がる。
ベックペイント鋭意制作中
前回キャンバスベストに入れた屋号を、今回はシュガーケーンのウォバッシュカバーオールに描き入れ。
同様にドライブラシの手法で描きますが、生地感が異なるので、粘度を調整しつつ進めていきます。
本日の修理品/フルカウント ファーストジャケット
他の作業と並行して、デニムの修理を進めていきます。
年月を経て、あちこちの綿糸が糸切れしているデニムジャケット。
パンクしてしまった袖下を補修し、その他の部分も裏返して一通りチェックします。
環縫いは、切れ目から縫い始め方向に伝線するように抜けるので、早めにタタキで押さえておいた方が無難です。
ジーンズ裾上げ
お預かりしたエヴィスジーンズの裾上げ。
地厚なネップ入りの綾織生地で、シングルステッチで仕上げます。
カット分が少ないので、縫い代分を確保するために元の裾線を解体した上で裁断、縫製の手順になります。

画像1、2/糸を抜いて裾線を解体してから裁断。

画像3/同系のカタン糸で縫製作業完了。

工賃/1870円(シングルステッチ1320円+縫代出し¥550)

*製品持ち込みの場合、予め採寸し、仕上がり位置をご指定下さい。当店でアシストはいたしません。
*裾線の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、製品は必ず洗ってお持ち下さい。
*煩忙時、持ち込み品の裾仕上げはお断りする場合がございます。
*当店で通常扱うジーンズの生地に合わせてミシンをセッティングしています。他社製品で極端に生地の厚いものには対応出来ません。
バックペイント完成
知多市の建築塗装業のお客様のオーダーで屋号をペイント。
同じロゴを他の作業着にもペイントします。
前胸に取り付ける刺繍パッチは今月中に仕上がり予定。
バックペイント鋭意制作中
カーハートのキャンバスベストの背中のロゴ入れ。
下段は面相筆を使ってバセット風筆記体で描き入れ。
キャンバス地に塗料で描く場合は修整できないので、慎重に作業しております。
バックペイント鋭意制作中
まずはカーハートのキャンバスベストの背中にロゴを入れていきます。
上段は軍用のステンシルでよく使われるサンセリフ体。
出隅はマスキングテープを利用して角を追っていきます。
バックペイント制作開始
今回の案件は、当店のウェアを仕事着で使ってくださっているお客様の屋号を背中にペイント、さらに横振り刺繍でパッチを制作してフロントに取り付けるというもの。
ベースとなるのはシュガーケーンのカバーオール、カーハートのキャンバスベスト他。
デザインはお任せ、期間にも余裕があるということで、じっくり腰を据えてかかりたいと思います。
まずは試案として、屋号を異なる書体で二列に配置してみました。
濃色のボディにオフホワイトでのペイントとなるので、エアブラシではなく刷毛を使った作業になります。
ネームプレート制作
通販でネームのみご注文いただいた分を製作。
乾燥するのを待って普通郵便(110円)にて発送します。

A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。

価格/3300円(税込み)
本日の修理品/リーバイス505
画像1/ポケットの上端を外してタタキを終え、再度ポケットを取り付けます。

画像2/ポケット口の作業完了。

画像3/脇の仕上がり。

画像4/前股ぐりの仕上がり。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります(メール画像では判断が難しく、見積もり違いも発生します。また、宅急便を介してのやりとりですと時間的にロスが大きいので、店頭受付のみとさせていただきます)。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
本日の修理品/リーバイス505
米国製ブラック505の修理。
三つの修理箇所はいずれもシームの際で、ミシンの押さえガネが入りにくい所。
修理箇所には黒の芯地を裏張りしていきます。
ポケット口の端は、タタキが出来るように一旦閂止めを抜いて、4センチほどポケットを外した状態で作業します。
本日の修理品/リーバイス505
90年代の米国製ブラック505。
生地染めされ、ハードウォッシュをかけた上で製品化されたものだと思われます。
この手の製品は生地が脆く、年月が経つと各所がスリップして穴になります。
全てフォローできませんが、目立つ部分に裏張りしてタタキで補修を行います。