店長日記

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本日の修理品/エターナル811
倉敷児島に本拠を置くエターナルは、比較的トレンド寄りの商材が多いメーカーですが、この811はまさに王道ジーンズです。
生地のザラつき具合や、びしっと縦線に色落ちのラインが出る所は旧ドゥニームのXXと比較しても遜色ありません。
今回はフロントポケット先端の当たり部分が穴になっているので、裏張りしてタタキで補修します。
この程度の、解体の必要が無い補修であれば即日対応可能です。
A-2カスタム進行中
かなり着込まれてクタクタになったA-2は、バズリクソンズ初期のもの。
旧リアルマッコイズが製作し、バズリクソンズのブランドで販売したものです。
フェルト製の実物パッチを縫い付け、エポーレットに中尉の階級章を直接ペイントします。
パンツリメイク/チノ ワークパンツ
パンツのウエストサイズを拡げる場合、脇を解体して共布を挟み込む方法が一般的です。
しかし今回は後ろ身頃左右のダーツを解体することで、6センチ程拡げることが出来ました。
珍しく後ろポケットがジーンズのように貼り付けポケットになったタイプで、ダーツの先端にポケットが干渉していなかったので解体することが出来たのです(チノのワークパンツは後ろが玉縁ポケットになっているケースがほとんどで、ダーツの先端が上玉縁に接しており、解体出来ません)。
両脇に手を加えるよりは、作業工程が少なくてすみます。

画像1/ビフォー。ダーツ部分は内側に片倒しされ、ステッチで固定されている。

画像2/ダーツのコバステッチと地縫いを外して開いた状態。腰内側の見返し(ポケットと同素材の生成りのスレキ)は裁ち切った。

画像3/アフター。プレスでしっかりおさえ込んでも元のステッチ跡は完全には消えない。

画像4/内側。中心を裁ち切ったスレキをカバーするようにカモフラ生地をたたき付け。
パッチ縫い付け/モーターサイクルベスト
お客様のお話では、ヘルズエンジェルスのオフィシャル販売の刺繍パッチということです。
そういえばずっと前に、ヘルズエンジェルズの創始者、サニー・バージャーの自伝を読んだことがありました。初期のチョッパーは戦前、戦中のハーレーがベースで、軽量化のためにフェンダーをチョップし、プルバックのハンドルは、1インチのパイプ椅子をカットして流用したようなことが書いてありました(うろ覚え)。
ちなみにヘルズエンジェルズの名の由来は、第二次大戦中に実在した爆撃飛行隊名です。
本日のニュースより
拉致調査、進展合わせ日本から調査団…官房長官

菅官房長官は1日のNHK番組で、北朝鮮が約束した拉致被害者らの全面的な再調査の進展に合わせて、日本の政府調査団を北朝鮮に一定期間派遣し、調査内容の検証を行う考えを示した。
調査団メンバーは、外務省や警察庁などの専門家を想定している。北朝鮮がこれまで拉致被害者の調査でずさんな対応を繰り返してきたことを踏まえて、日本側が必要に応じて調査結果の真偽を確かめる狙いがある。
(以上引用)

安倍政権の断固とした決意が事態を大きく動かしたのは間違いない。
安倍さんが再起して本当に良かった。
これが鳩山のバカや、管の政権が続いていたら1ミリも進捗しなかったに違いない。
それにしても、盗人猛々しいとしか形容出来ない北朝鮮の態度には、日本人は皆怒っている。国策として拉致を行っていたのだから、調査するまでもなく、すべての拉致被害者の情報は一元管理されているに決まっている。
ところで日本独自の経済制裁など意味がないとエラそうに言っていたジャーナリスト達は、事態の進展を見て、どう言い繕うつもりだろうか。
いずれ北朝鮮が崩壊すれば、いろいろな情報が流出して、利敵行為をしていた連中の名前もあがるんじゃないだろうか。
著名なジャーナリストやマスコミ関係者、大学教授、国会議員のスパイ行為が暴かれるのが待ち遠しい。
本日の修理品/キャブ オーバーオール
そういえば昔、こんなのあったな…というぐらい懐かしい国産のオーバーオール。
お買い上げいただいたのは20年以上前だと思います。
各部は本縫い仕上げ、フロントはドーナッツボタン、打ち抜きリベットを多用した、なかなか凝った作りです。
オーバーオールはワークウエアの基本形の一つですが、このところメーカーの方があまり積極的に展開していないようです。
修理は右内膝に大穴があいており、綺麗に修復は出来ないので、ヒッコリーの生地を裏張りして大雑把にタタいて仕上げます。
スタッズベルト鋭意製作中
デニム修理の合間に、卸し先がサンプルで使用するベルトを製作。
燻し処理も試行錯誤を経て、程よい質感が出せるようになった。
今回はアクリルのカラースタッズを使用するので、そのリム部分も適度に錆ついた感じを演出してみたのだが、いかがだろうか。

画像1/燻しをおえた真鍮バックル。

画像2/リムの部分が黒くなると、カラー部分も暗めの色合いになる。

画像3/今回はエキスプレス(米粒型)のスポッツを多用。
いただきもの
全く知らなかったが、地元愛知はタマネギの一大生産地であるらしい。
日持ちさせるには、日陰で風通しの良い場所が良いそうな。
それならばということで、ウッドデッキの庇の下にフックを取り付け、吊るしておくことにした。
本日の修理品/ドゥニーム66
こちらはオリゾンティが製作した旧ドゥニームの66モデル。
数日前に修理したビンテージ501と同じように、ボタンホールの芯糸が抜け、ボタンがきちんと掛からない状態です。
素材も、縫製仕様も、当時のまま再現したリプロダクト商品ですから、破損しやすいところも同様です。

画像2、3/ボタンホールの芯糸が抜け、千切れかかっている状態。

画像4/地色に近い綿糸で、ボタンホール周辺をタタいて補修。
本日のニュースより
維新両代表が分党表明=石原氏「改憲」、橋下氏「再編」

日本維新の会の石原慎太郎共同代表は29日午後、国会内で記者会見し、「野党再編は否定しないが、結いの党との合体は選択の方向が違い、合点がいかない」と述べ、維新を分党する方針を正式に表明した。その上で、憲法改正を旗印に平沼赳夫代表代行らと新党を結成する意向を示した。
(以上引用)

当然の流れである。
旧太陽系の人達が、江田なんかと一緒にやれるわけが無い。
そもそも維新との合流にも違和感があったし、これでスッキリした。
御大を中心に、自民党よりも立ち位置が右の新党として再スタートすれば良いと思う。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
シュガーケーンのスタンダードジーンズは、同型でブラウンデニムを使用したモデルも生産していました(現在廃番)。
タテ糸をブラウンに染め、ヨコ糸は生成りの糸を使用したタテ落ちするブラウンのデニムです。
今回の修理はヒップを中心に何箇所か色抜けが見られ、それをなんとか目立たなくしようという試みです。
おそらく塩素系の溶剤による漂白ですが、タテ方向の色抜けを補うため、茶系の糸で地の目に沿って細かくステッチを入れていきます。穴開きの箇所を地色に近い糸でタタく要領です。
サボテン?
あまりの暑さに、今年に入って初めて冷房のスイッチを入れた。
屋外の植物もぐったりしている風なので、少し多めに水やり。
樽型の植木鉢の中央に根を下ろしているのは、1996年にこの場所に店舗を建てたときに取引先からお祝いにもらったサボテン(だと思う)。最初は小さな素焼きの鉢に入った状態で、ショップ内に置いていて、水やりの時に外に出すようにしていた。しかし、一々出し入れするのが面倒で、いつのまにか出しっぱなしになってしまった。放ったらかしだったがスクスク成長して、何年か前にこの鉢に植え替えて今に至る。
サボテンだと思うと書いたのは、もしかしたらアロエかも?という疑念が捨てきれないからだ。何百種類もあるサボテンの一種だと思うが、植物に詳しくないので今だ特定出来ていない。
詳しい方がいたら、ご教示いただきたいものだと思う。
本日の修理品/シュガーケーン スタンダードジーンズ
シュガーケーンのロングセラーSC41947。
高品質でコストパフォーマンスに優れた定番ジーンズは、発売以来10年以上支持され続けています。
綿糸縫製のため、ポケット口のステッチが切れ、そこから袋布の端が解れて開いてきている状態です。
今回は裏側からテープを当てて欠損した所を補い、タタキで始末します。
青山繁晴氏講演会について
昨日ご案内した青山繁晴氏講演会は、基本的に主催者様へFAXで申し込んでいただき、銀行振り込み、チケット受領という流れになりますが、お申し出があれば当店で一括購入も可能です。すでに何人かのお客様の分も合わせて申し込んでおりますので、ご希望の方はお早めにご連絡ください。
本日の修理品/リーバイス ビンテージ501
比較的コンディションの良い60年代後半の501。
ボタンホールの芯糸が抜け、一番下を除いてボタンがきちんと掛からない状態になっています。
欠損した部分にジグザグにステッチを入れて補強をおこないます。

画像1、2/上から4つのボタンホールが広がっている状態。

画像3/地色に近い綿糸で、芯が無くなっているボタンホールを補強した状態。
「緊急告知」青山繁晴氏講演会のご案内
武豊町の武雄神社宮司、岩田さまよりご案内をいただきました。
気鋭のジャーナリスト、青山繁晴氏の講演会が武雄神社境内で開催されます。

日時/9月7日(日) 開場17時 講演18〜20時

場所/知多郡武豊町字上ヶ8 武雄神社 境内特設会場(雨天の場合・武豊小学校体育館)

参加料/1000円

定員/500名

主宰/武豊町商工会青年部 TEL0569-73-1100

*チケットのお申し込みは上記武豊町商工会青年部、または武雄神社(0569−72−0631)まで。
五月晴れに…SCHWINN(シュイン)
丁度一年前に、前後のフェンダーをスッキリと取り払ったビーチクルーザーのシュイン。
ムチッとしたタイヤが強調された美しいスタイルはお気に入りだが、最近はほとんど出動の機会が無い。元々近場への移動手段として気軽に乗れるというのが購入動機だったが、その意味ではほとんど使っていない。
現在は9割が置物、1割が道具といったところだろうか。
今日は天気も良かったので、少しメンンテナンスをして近所をノロノロと走り、道具としての存在意義を確認してみた。
自転車ならではの解放感と、身体に適度な負荷がかかるのが気分転換に丁度良い。

画像1/ストリップダウンしたなごみ系スタイル。

画像2/程よくサビついた黒塗りのハンドルバーも気に入っている。
本日のニュースより
日本の売上高4倍に=直営店拡大へ—英バーバリー
英高級アパレル大手バーバリーは21日、2017年3月期までに日本市場での売上高を現在の4倍に当たる1億ポンド(約171億円)超、利益を約2500万ポンド(約43億円)に伸ばす計画を明らかにした。
同社は日本のライセンス先である三陽商会との契約を15年6月末で打ち切り、日本市場で直接販売に乗り出す予定。店舗網の拡大やネット販売の強化を急ぎ、収益増を目指す。
(以上引用)

英バーバリーが、関東の大手アパレル、三陽商会と袂を分かったのは業界スジでは結構話題になっている。
なんといっても長年三陽のドル箱ブランドで、百貨店で販売する主力商品だった。これに代わるようなブランドは見当たらないから、三陽が当面大きく売り上げを減らすことは間違いない。
一方、英国ブランドが日本で法人を作って展開したところで、現在の4倍に売り上げを増やすことなど不可能だと思う。日本人が看板だけ借り、日本人に合う企画生産をやってきたからこそ、ブランドイメージを損なうことなく市場を確保出来ていたのだから。
自分勝手で碌なモノづくりも出来ず、企画力もショボい英国人の思惑通りにいくはずがない。

と、英国人を罵倒したところで、本日の修理品のご紹介。
裾上げのため持ち込まれたブラックジーンズは、百貨店でお買いになったバーバリー製(偶然!)。
ポリウレタン混の伸縮性のツイルは扱いにくい生地だが、プレスも併用して綺麗な仕上り。
本日の修理品/ブートレガーズ他
ヒッコリーのカーペンターパンツとカモフラのカーゴパンツ、どちらもシングルステッチでの丈ツメですが、カーゴは膝上で裁ち落としてショーツにします。
カーゴパンツは膝から裾にかけてのテーパーがきつく、一般的なワークパンツの広幅(3センチ〜)で三つ折りすると、どうしても折り返しのステッチ位置で表生地が寄せられてしまいます。しかし今回は1センチ程で三つ巻きの指定なので、とくに問題はありません。
古くなって膝の出たワークパンツも、カットオフすれば夏のアイテムとして着用出来ます。
夜の万年草
開花のピークを過ぎたが、夜目にもなかなか風情のあるメキシコ万年草。
花が落ちた後は、また一面緑になる。