店長日記

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パッチ縫い付け
今回のオファーは、カーハートのダックベストに刺繍パッチをいくつか縫い付けてドレスアップするというもの。
ベストとモーターサイクル系のパッチ共にオーナーからの持ち込みです。
裏地はナイロンキルティングになっており、トライアンフの旧車を駆るオーナー独自のセンスで、モーターサイクルベストの完成です。

*年内は31日まで通常営業です(火曜定休)。新年は2日から営業いたします。
本日の修理品
今回の修理もよくご相談いただくケースです。

画像1/綿糸縫製のデニムでは最もダメージを受けやすいのが股ぐり部分。

画像2/擦り切れたところをカケツギし、補強テープで縫い代をくるみ込んで始末します。

画像3/ポケットの袋布(スレキ)も穴が空いていて小銭が落ちてしまう状態です。

画像4/袋布をポケット口から引き出して中表の状態にし、穴から上の位置で地縫いします。穴の空いた部分は切り取ってしまい、ひっくり返して補強のコバステッチで完了。カットした分ポケットは浅くなります。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
パッチ縫い付け
B-15Cの胸にパッチを縫い付けた場合、内ポケットの玉縁上部にステッチがかかる場合が多く、縫い止められて使いにくくなることがあります。
今回は出来るだけ玉縁にかからないようにとの御要望でしたので、ギリギリの位置より上で縫い付けました。ジャケットのサイズが40と大きめで、パッチが比較的小さいものだったので、縫い付けたパッチの上にもある程度空間が出来、バランス良くおさまりました。
本日のニュースより
竹島の日、政府式典見送り 安倍氏方針 

自民党の安倍晋三総裁は、竹島を日本に編入した日にあたる来年2月22日に政府主催の式典を開くのは見送る方針を固めた。自民党の衆院選の政策集では政府主催の式典実施を明記していたが、竹島問題で悪化した日韓関係の修復を重視し、首相就任早々に開催する必要はないと判断した。安倍氏はまた、韓国大統領選での朴槿恵(パククネ)氏の当選を受け、日韓議員連盟幹事長の額賀福志郎元財務相を総裁の特使として21日にも韓国に派遣する。額賀氏は朴氏に、「両国は戦略的利益を共有する」として早期の首脳会談を呼びかける安倍氏の親書を渡す予定。2月22日は島根県が「竹島の日」として毎年式典を開催。朴氏側は日本政府主催となるのを懸念し、実施されれば同月25日の大統領就任式への首相招待は困難との見方が強かった。
(以上引用)

かなり残念なニュース。
「両国は戦略的利益を共有する」かどうか知らないが、領土問題はそれに優先する。
連立を組む宗教政党の意向が強く反映されているのではないか?
パッチ縫い付け
今回のベースはL-2B。
左胸に刺繍パッチを縫い付けます。
肌触りの良いウール/レーヨンの裏地はステッチ部分に糸の引けが出易いので、あまり太い針は使えません。
新しいヘッドトルソー
突然非業の死を遂げた宇宙人に代わって、新しいヘッドトルソーとして、店内に三つ四つ転がっていた髑髏がその任に当たることになった。
しかし、この髑髏はもともとトルソーではなくてドクロをかたどった貯金箱なのだ。
首の部分が無いので、いまいち座りが良くない。そこであり合わせの材料を使って、トルソーとしての使命を全う出来るように手を加えた。
2×6の端材に磨きをかけて台座とし、ゴム製の大きなドアストッパーで首の位置を固定して高さを確保し、丁度直立したときの頭部の角度をキープ出来るようになった。やっつけ仕事のわりには帽子のディスプレイ&撮影用には申し分無い。
このように何処にでもあるもの(?)を組み合わせて、急場をしのぐ能力は店舗運営には欠かせないかも。
パッチ縫い付け
L-2等のナイロンフライトジャケットは右胸にパッチを縫い付けるパターンが多いですが、今回はお客様の御要望で左胸にもってきました。
パッチとホースタブのレザーとの間隔はほんのわずかです。
パッチ縫い付け
今回も遠方からの依頼です。
全体にオイルを含んだしっとりしたA-2に、トリミングを付けた刺繍パッチの縫い付け。
トリムの革はホースハイドを選択しました。
墜落死
長年当店で帽子のディスプレイ用として活躍した宇宙人が頭蓋骨の陥没骨折で死去しました。
店主の不注意による取り落としが原因です^_^;
したがいまして、しばらく帽子画像のアップロードが滞る可能性がございます。
パッチ縫い付け
長年着込まれ、表面の顔料がところどころ剥がれた迫力のA-2は富山のお客様からの依頼品。
裏地は通常のコットン・ブロードではなく、深紅の正絹でつくられたスペシャルモデル。
左腕にトリミング付きの刺繍パッチ、左胸には85THフライングスカルのパッチを縫い付けます。
めでたい。
……実に目出たい。
今日は気分が良い。ことのほか嬉しいのは、こころから尊敬してやまない政治家・西村真悟元議員の国政復帰がかなったこと。ほかにも志ある多くの方々が当選を決め、まずは安心した。
今回残念な結果に終わったのは、菅直人が落選しながらも比例で復活しやがったこと。
それからもともと民主が強い地元愛知では、パチンコ系議員の赤松もしぶとく比例復活したのがくやしい。

安倍新政権には、特に国防・安全保障の面で期待したい。
B-10カスタム完成
刺繍のエアフォースマークとスコードロンパッチは同じ革でトリミングして縫い付け。
ネームプレートはお客様のイニシャルで刻印しました。
地縫いミシン改造
当店の所有ミシンは現在7台だが、このうち3台は地縫いに使う直線ミシン。
用途別に薄物〜中厚用、中厚〜厚物用、レザー等の極厚用と使い分けている。このうちレザー用のミシンは、モーターを取り外して手動のみの使用とし、モーター用のベルトを外したプーリーにシヴォレーのハンドルを取り付けて手回しにするという大胆かつスタイリッシュな改造をすでに施してある。
一方、画像の中厚〜厚物用のミシンはモーター付きで、シングルでの裾上げ等に使用するが、厚物のカケツギもこれで行う。細かい作業で何度も方向を切り返すときなどは電源を落とし、手でプーリーを回して行うが、当然モーターからのベルトは常時付いたままで、クラッチを切ってもかなり重さがある。これを日に何時間もやっていると、手首は痛くなるし、肩がこって仕方がないのだ。
そこでこれにも自動車のハンドルを取り付けて、動力と手動の両用にしようかと思ったが、プーリーの形状と軸の高さの問題で無理だった。そこでいつも鉄モノの加工をお願いしているお客様に、プーリーの外側に取り付けるハンドルを現物合わせで作っていただいた。大小のパイプを旋盤で輪切りにした物をハンドル状に溶接で繋ぎ、小パイプの側面に取り付けられたサラキャップをプーリーにねじ込んでがっちり固定出来るようになっている。
これでプーリーの直径が21センチにもなり、手動の際に軽く回すだけで針を進めることが出来るようになった。

画像上/輪切りにしたパイプを組み合わせたハンドル。

画像中/取り付け前のノーマル状態。

画像下/取り付け後。
パッチ縫い付け
なつかしのバズリクソンズN-3A。
N-3Bのひとつ前の型になるヘビーゾーン用のフライトジャケットです。バズリクソンズでは2007年以降、このタイプは生産していません。
パッチは、大きくあけられた玉縁ポケットの上に縫い付けします。
本日の修理品
以前、ドライクリークのターコイズに合わせてお買い上げいただいた925シルバーチェ−ン。
使用時に引っかけてクラスプ本体とクラスプを留めているカンが破損した状態です。
同一品ではパーツが出ないため、汎用品や、部品取りでストックしている中で使えるものを探して対応します。

画像上/修理前

画像中/こういうときのためのパーツストック

画像下/修理後

*シルバー製品の修理は、当店で販売した商品のみの受付とさせていただきます。 
ファニー新作商品検討中
この時期は取引のあるメーカーや商社の人がよく店頭を訪れる。
年末の挨拶がてら、商材の売り込みも兼ねているのだ。
しかし、伝統的に殿様商売を貫くファニーの営業マンはそんなことはしない。全国に商品展開するリッパなメーカーでありながら、はなから外まわりをする人員を置いていないのだ。長年当店を担当する営業次長も一度も当店を訪れたことはない。
そんなわけで、新作のオファーもオーダー商品の納品のついでに送られてきたりする。今回も見計らいでクリスマス用の新作が同時梱包されてきた。
「見てもろて、要るようやったら、また電話下さい!」ということである。
最近展開しているビンテージレザーシリーズと同素材の3点で、いずれもまだどこの店頭にも並んでいない。クリスマス直前のタイミングで発売になる模様。
使い勝手の善し悪しはもちろんのこと、価格と品質のバランスもよく検討して、ラインナップに加えるかどうか決定する。

画像上/メディスンタイプのフラップが付いたウォレット。

画像中/同素材のコインケース。

画像下/ポーチとしても使用できるメディスンバッグ。

B-10カスタム鋭意製作中
昨年お買い上げいただいた無地のB-10にパッチ類を取り付けていきます。
刺繍のエアフォースマークとスコードロンパッチは両方とも馬革で縁取りします。革の部分が色もピッタリ合うよう、同じ部分をくり抜いて使用することにしました。
お客様のイニシャルでネームも製作しますが、こちらはハーマンオーク社製の牛ヌメです。しっかりと刻印出来、刻印面の戻りもありません。
最高の笑顔で…
年末の挨拶&商材の売り込みで東洋エンタープライズの野崎さんご来店。
いまやWEBがアパレル業界での重要な営業ツールになりましたが、やっぱり商談は膝つき合わせてといったところでしょうか。
パッチ縫いつけ
バズリクソンズのMA-1の前後身頃、右腕へ刺繍パッチの縫い付けです。
今回、お客様からお送りいただいたパッチはフライトジャケット用というわけではなく、タウンウエアとしてデザインされたものです。
本日の修理品
今回はスクウェアバックルのベルト穴を留めるピンが根元から折れているケースでのご相談でした。
製造メーカーが不明ですが、バックル自体が鋳物にメッキされたもので、ロウ付け等の修理は出来ません。
結局、当店のストックから雰囲気の合うファニー製の馬蹄形のバックルを選んで頂き、付け替えることになりました。

画像上/先端のピンが折れた状態のバックル。バックル取り付け部分の鹿ヒモも切れて無くなっている。

画像中/ベルト帯の折り返し部分にセンターピンが収まる長穴を空ける。

画像下/バックル取り付け部分は新しい鹿ヒモで結び直し。剣先の5穴も径が小さかったのでピンに合わせて空け直す。