店長日記

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エアフォースパッチ完成
先月サンプル製作したエアフォースパッチの本生産分(画像下)が出来上がってきました。
サンプル(画像上)からの修正点は、縁取りの刺繍を濃色に変更、刺繍のベースになる不織布を若干厚みのあるものにしました。レーヨン糸の刺繍も美しく、羽の先端部分までしっかり入っています。陸軍航空隊から空軍まで幅広い年代、タイプに対応出来るパッチです。

価格1500円 *当店でお買い上げいただいたフライトジャケットには工賃無料にて縫い付けいたします。
コインケースのスナップ交換
ご夫婦で色違いのコインケースをお買い上げいただき、各々スナップコンチョを交換しました。
もともと付けられている5セントレプリカはカシメ打ちで固定されているので、そのままでは交換出来ません。カシメの部分を、革を傷つけないように削って取り外します。ネジ留めの仕様に変更する為、パンチで穴を若干大きく開け直します。コンチョをセットし、裏側に新品のソケットを挟んでネジ留めして完了です。
奥様はブラウンの本体にクリアのスタッズコンチョ、ご主人はタンの本体にF101コンチョ(銀メッキ)の組み合わせです。
ご購入時のコンチョ交換は工賃無料にて承ります。
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本日のニュースより

アグネス・チャンがブログで弁明「薬事法抵触全く知らなかった」 
タレントのアグネス・チャンさん(55)が2010年8月29日、薬事法などに抵触する可能性がある買い物サイト表示の問題で、ブログなどで弁明した。アグネスさんの所属事務所では、運営する楽天上の買い物サイト「チャンズ」で、ブレスレッドをパワーストーンとして「病気緩和に効く」とうたったり、きのこの霊芝をエキスにした粒状商品を「目を治し、肝臓の機能を補う」とPRしたりしていた。このことについて、アグネス・チャンさんは、「薬事法抵触の事も全く知らなかった」と主張した。そんな商法をする気もまったくなかったとして、事務所から報告を受けたときは驚いたという。表示を削除したことも聞いたが、それでもショックだったと明かしている。
アグネスさんは、早大の大槻義彦名誉教授がブログで霊感商法と同じと指摘したことやこの問題を取り上げたJ-CASTニュースの報道に触れながら、「霊感商法は大嫌いです。絶対にやりたくないです」と強調した。そのうえで、「私は有害なオカルトは反対。クリスチャンなので、オカルト関連の活動など全くしていません。誤解を与え、ファンの皆さんに心配をさせて本当に悔しい」と心情を明かした。そして、「今後、こんな誤解を招く事がないように、私も、スタッフも気をつけます」と説明している。
(以上引用)

だれも「誤解」などしていない。霊感商法そのものだから指摘されたまででしょう。「クリスチャンなので、オカルト関連の活動など全くしていません。」などと言うのも、意味がわからない。この人のうさんくささは、以前から子供の人権問題を多方面で訴えているわりに、世界最大の人権蹂躙国家、この人の母国、中国の人権問題には口をつぐんでいること。人権活動ならば、日本とは比較にならないぐらい問題山積みの中国に帰っておやりになってはいかがだろうか。
本日の修理品
シュガーケーンの旧品、M41400の修理品です。
10年以上前にノンウォッシュでお買い上げいただいたもので、左右の膝がパンクしており、とくに左膝はパックリと口を開けていますが、カケツギ補修します。このモデルの生地は厚みがあって頑丈で、穴の周辺部分をしっかり当て布で塞げば、まだまだ着用可能です。
かなりはきこまれて美しく濃淡が出ていますね。最近はメーカーの中古加工技術も素晴らしいですが、やはりインディゴの自然な色落ちにはかないません。
パッチ縫い付け
持ち込みでクーパー社のゴートスキン(山羊革)のA-2にパッチを縫い付けます。
A-2は第二次大戦後、ナイロンのL-2系に採って変わられ、それ以降軍では正式採用されていません。しかし根強い人気があったために、90年代にはウイリス&ガイガー社他が、主に山羊革を使って復刻再生産をはじめ、民間でたくさん販売されています。馬革と異なり、薄くシェリングされた山羊革は非常に軽く、柔らかで着やすい素材です。
本品にはネームプレートのベルクロを剥がしたミシン跡が残っており、それをきれいに隠すようにパッチを縫い付けました。
バックペイント完成
全体の色のバランスを見て、微調整を加えて完成です。
絵文字は影を付けて少し浮き立つようにしました。全体におさえ気味の色調になっています。あまりビビットな色を塗りたくると、当時モノのA-2の雰囲気がこわれてしまいます。
オーナー様は複数の実物A-2をコレクションされているとのことで、この一点は普段着用するためのものとして製作依頼されました。
細かい部分はこちらの裁量におまかせいただいたおかげで、順調に作業が進みました。
バックペイント その7
バックペイントの作業も大詰めを迎えております。
人物下の絵文字はステンシル風としました。下地の塗料が乾燥した後、赤系の色で上塗りです。下塗りする事で上塗りの発色が良くなり、塗料をしっかり定着させることができます。自動車の塗装の際、サフェーサーを塗るのと同じことですね。
バックペイント その6
人物や小物類の描き込みが完了し、今日からは絵文字のペイントです。
人物の上下と、左胸に入れていきます。人物の上に来る文字は白抜きとしますが、1、2回塗っただけでは下地の茶色が出てしまうので、薄塗りを何度も繰り返します。
レザーベストのパッチ縫い付け
バックペイントの合間にモーターサイクルチームの刺繍パッチの縫い付けです。
以前から同じチームのパッチ付けを受けており、メンバーが増えるたび、同様のレザーのベストに縫い付けています。一枚革のベストは当店の製品ではなく、メンバーの手作りのようで、大変な時間をかけて全て手縫いで仕上げられています。刺繍パッチは、当店もお世話になっている職人さんの手によるもので、さすがの仕上がりです。刺繍周りのコバに充分幅を持たせてくれているので、ミシン作業の時に助かります。
このチームの方達は九州で開催されるバイブス・ミーティングに参加されるようですが、皆さんツインカムエンジンのハーレーなので、全く不安は無いそうです。
道中お気をつけて、楽しい旅を!
バックペイント その5
カウガールは仕上がりました。
これから手に持ったブラシや椅子、ギターなどの描き込みです。まだまだ気を張った作業が続きます。
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本日のニュースより

大阪拠点、服飾会社 融資300億円焦げ付き 資金の流れ未解明
中国に生産工場を持つ服飾卸売会社「U.F.O.」=谷絹子社長(60)と関連会社が、メガバンクを含む金融機関10社以上から300億円を超える巨額融資を受け、ほぼ全額が焦げ付いていることが20日、関係者への取材で分かった。UFOは負債総額約360億円を抱えて大阪地裁で民事再生手続き中。融資後の資金の流れが未解明とされており、大型経済スキャンダルへの発展は不可避な情勢だ。
関係者によると、UFOと、谷社長の夫が経営していた関連会社「GFS」(解散)は、金融機関からそれぞれ約240億円、約64億円の融資を受けていたが、UFOは今年4月に再生手続きの開始決定を、GFSは同3月に破産手続きの開始決定を、いずれも大阪地裁で受けた。
関係者によると、UFOは谷社長が昭和61年に創業。登記上の本社は東京だが、主に大阪に拠点を置きつつ、中国の上海や北京で国内外の衣料品のOEM(相手先ブランドによる生産)を展開していた。
平成21年7月期に売上高約895億円を上げ、谷社長自身も本を出版したり官公庁主催のセミナーで講演したりと、中国ビジネスで成功した「カリスマ社長」として知られた存在だったという。しかし、債権者説明会などでのUFO側の主張によると、上海の現地法人が生産ラインを2・5倍に拡大するため新工場を設立した際、19年11月に予定された稼働開始が遅れるなどして資金繰りが悪化していたとされる。
(以上引用)

アパレル業界の中国進出の指南役をやっていたオバサンの会社ですね。この人の言う事を真に受けて中国進出し、身ぐるみ剥がされたアパレル関係者も多いのではないでしょうか?
法律が体制の都合の良いようにコロコロと変わり、国家ぐるみで会社乗っ取りをやるような中国で事業展開するのは至難の業です。「カリスマ」などと持ち上げていたマスコミの責任も重いのでは?
バックペイント その4
顔部分はほぼ完了で、衣服のペイントに入っています。
気温が高いせいか塗料の乾きが早く、極細ラインなどは塗っているそばから乾いていきます。

*当HPのカスタマーサービス・フライトジャケットの項目に、以前製作した同柄をUPしています。今回はお客様のリクエストで絵文字も描き加えます。
バックペイント その3
少しずつ色を加えて、ディテールを描き込んでいきます。
金髪で肉感的な、少しケバい感じのカウガールです。作業はこの段階で、まだ全体の3割ほどです。
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本日のニュースより
中井担当相、大丈夫? 「めぐみさんは高校生の時、仕事帰りに拉致…」 
中井洽(ひろし)拉致問題担当相が19日、霞が関の官庁街を訪れた子供たちに、拉致事件について誤った情報を伝える一幕があった。夏休みの催し「子ども霞が関見学デー」での出来事。
子供たちから「拉致問題で私たちに何ができますか」と質問され、中井担当相は横田めぐみさん=拉致当時(13)=の拉致事件を説明。「めぐみさんは高校生の時、仕事帰りに拉致されたが…」と述べた。めぐみさんは中学1年だった昭和52年11月、新潟市内で、学校でのクラブ活動からの下校途中に拉致された。拉致の残酷さを象徴する事件さえ正確に覚えておらず、担当相としての自覚が問われることになりそうだ。
(以上引用)

暑さで頭をやられたんでしょうか?
このオッサン、かつては民社党の春日一幸さんの薫陶を受け、西村真悟さんとも親しかったはずですが、このところのボケぐあいはどうしたことでしょう?
もう退場してもらった方が良いとおもいます。
バックペイント その2
上塗りは人物から進めていきます。
塗料を調色し、肌の薄い色から塗っていきます。その際、元絵と全く同じ色調にはせず、ジャケットの色とのバランスも考えて少し明るめに色を乗せていきます。顔の部分は、このあとある程度時間をかけて描き込みしていきます。普段誰もが見慣れている人間の顔は、わずかにバランスが崩れただけで違和感があるので気を使います。
バックペイント
今日からはバックペイントの製作に入ります。
千葉県のお客様からのご依頼で、背中全面と左胸にペインティングします。
ベースになるフライトジャケットは、お客様のコレクションでJ・A・デュボウ社のA-2です。レプリカではなく、第二次大戦中の本物です。各部に多少の傷みはあるものの、革のコンディションは非常に良く、65年以上前のものとはおもえない程です。ジッパーも、当時のままのTALON製で、テープやムシの傷みも無く、完全に作動します。最近ではこのように日常使用に耐えられるレベルのモノは本当に少なくなりました。
画像は、元絵のカウガールの配置を決め、マーキングした後、下地の塗料を塗っているところです。上塗り塗料の食いつきを良くする為と、オフホワイトで下地を作る事で、茶色の革のうえに肌色や黄色を乗せる事が出来るのです。革の茶色が見えなくなる程度に薄く、アウトラインに沿って塗っていきます。この後、下地が完全に硬化したら描き込みに入ります。
気の早い方に…
蒸し暑い日々が続きますが、分厚いウールメルトンのCPOジャケットなどいかがでしょうか?
暖かいですよ…(汗)
この暑さ厳しき折り、メーカーからは秋口のシャツ等とともに、早くも冬の商材が入荷しています。
かつて業界には、「問屋」というメーカーと小売店の間に入って、在庫や出荷の調整弁になる仕組みがありましたが、時代の変化でその数は減少の一途をたどっています。変わって私どものようにメーカーと直接取引したり、自社生産するスタイルが多くなったのです。特化した商品展開をするにはその方が都合がいいのですが、一方生産サイドの都合で納期が多少ずれこむこともあります。季節の移り変わりとタイミングを合わせて順序良く納品されるのが理想的ですが、なかなかそうはいきません。それは一定のリスクとしてSHOPサイドも引き受けなければならないと考えています。
かりにSHOP側が、あまりシビアに納期にこだわれば、メーカーの倉庫は出荷待ちの早上がりの商品が山のようになってしまいます。
そのあたりも考慮して、当店では納期指定はしていません。
ということで気の早いお客様に向け、入荷商品をご紹介してみました。
本日の修理品
持ち込み品でシングルステッチによる裾上げです。
エドウィン企画のLeeの復刻品で、200番系のブーツカットです。通販で未洗いのものをお買いになり、水洗い、乾燥の後、当店にお持ちになりました。
リーバイス系とは違い、巻き幅の太いシングルステッチ(1,2ミリ)で、内側がオレンジ、外側がイエローになっているので、オリジナル通りの巻き幅、配色で裾上げいたしました。

工賃1000円
本日の修理品
FUNNYのウォレットレーンの修理品です。
車からおりる際にドアに引っかかった状態で引っ張ってしまい、ナスカンを留め付ける部分がちぎれてしまったようです。この製品は、FUNNYのメキシコ工場製で、ホースヘア(馬の毛)を染め分けて編み込んだ高級品ですが、留め付けの部分がちぎれてしまうと元通りには修復出来ません。
そこで編み棒で付けの部分の横糸をすくって、そこにシルバー製の丸カンを通し、ナスカンを繋ぎました。見た目にも違和感は無く、強度的にも通常の使用なら問題はないと思います。
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本日のニュースより
イタコ「口寄せ」癒やしに効果…国助成で研究
故人の霊を呼び寄せて言葉を伝えるイタコの「口寄せ」に、自殺者の遺族(自死遺族)が癒やされるケースが多いことに注目し、その理由を探る文部科学省の補助金助成研究が、今月末からスタートする。
自殺者が12年連続で3万人を超える中、新たな遺族支援のあり方を提案したい考えだ。
研究は、青森県立保健大健康科学部の藤井博英教授らが実施。調査は3年間で、今年度は、県内のイタコを訪れる自死遺族5人に協力を求め、口寄せを受ける理由や受けた直後の気持ちの変化、話の内容や口調などイタコのどこに癒やされたか——などを聞く。
(以上引用)

はぁ?…
なにコレ?…サイエンス系の補助金は出し渋るくせに、イタコの研究に補助金出すって?
<イタコの「口寄せ」に、自殺者の遺族(自死遺族)が癒やされるケースが多いことに注目し>そりゃあ癒されるだろうさ、それを求めてイタコの口上を聴きにきてる遺族の方達なんだから。いわばカウンセリング効果で、あらためて文科省が補助金出して研究対象にするようなことなのか?
なにか他のことにカネを使ってもらった方が良いとおもいますけど…。
プレゼント用包装も承ります。
リング、ウォッチブレス、キーホルダー等の小物から、シャツ、スウェット、ジャケットまでギフト用のラッピングを承ります(無料)。
一応ギフト品の販売実績としては、サイズの問題の無い小物類が一番多いのですが、ウエア類もおよその体格をお伝えいただければ対応出来ます。奥様から旦那様へお贈りになる場合に、現に着用されているシャツを持ってきてくださる場合もあり、そうしていただけると確実で助かります。
ツーリングレザー
時々、店頭にお越しのお客様より、使用中の無地のウォレットに(後から)カービングを入れる事は出来ないかとお問い合わせいただきます。
…残念ながら出来ないのです。
それは以下の理由によります。
まず、カービング製品の製作工程として、粗断ちしたパーツの段階でカービングはおこなわれます。その際に革全面に水を含ませた上で大理石の台座の上でカットを入れ、タガネでスタンプし、乾いたら着彩し、他のパーツと合わせて縫い上げ、製品となるのです。製品として出来上がっている状態でこの作業をおこなう事は出来ません。
また、最初から無地の製品として流通しているものは、カービング用の革とは材質が違います。無地の製品にはロウ質の革や、油分を染み込ませた革を使用しますが、これらには模様をしっかり彫り込む事が出来ません。カービング用のツーリングレザーは水分を含みやすく、彫りを入れて乾いた跡で彫り込まれた跡がクッキリと残る性質があります。とくに上質なツーリング用レザーは、何年経っても凹凸がはっきり残っています。
無地製品には無地の良さがありますので、商品の特性をご理解いただいてご愛用いただければとおもいます。

*画像は2004年に店内で製作したウォレット&携帯ケース。タンニンなめしのレザー使用。
サドルバッグ改造
先週お買い上げいただいたコロラド・サドラリー社のサドルバッグを、バイクのサイドバックとして流用するために二分割しました。
カットした端を内側に折り込んでリベットでがっちり留めつけ、ループ状になった部分にフェンダーステーが収まるようになっています。必要な位置にロックタイ用のストラップも打ち付けてあります。このコロラド社のサドルバッグは分厚いヌメ革でつくられており、ハードな使用にも充分耐えられ、しかもお値打ち(25000円)です。
バイク用品として販売されているサイドバッグは、そのままポン付け出来るようにはなっていますが、高価な割に材料はペラペラで情けないものが多いようです。
良書とは言えませんが、反面教師としてご紹介
『長崎市長 本島等伝 赦し』横田信行著 にんげん出版

市長在任中、昭和天皇の戦争責任発言で右翼に銃撃され、瀕死の重傷を負った本島氏の自伝です。
本人の出自についても詳しく書かれており、長崎の隠れキリシタンの末裔であり、被差別部落に私生児として生まれた本島氏は、極貧の中で苦学をしながら成長します。長じて地方政界に入り、頭の良さと清濁合わせ飲む懐の深さで、自民党の有力政治家として頭角をあらわします。けして清廉な人ではありませんが、実務においては優秀な人で、多くの実績を残しています。そして社会的弱者(あくまで本島氏の基準でですが…)に対する手厚い処遇は、この人の政治信条なのでしょう。どこか京都の野中広務さんに通じるようなところがあります。しかし、その出自ゆえか弱者に思いをよせるあまり、首長としてのバランス感覚が欠けているとおもわざるをえません。昭和天皇批判の他、原爆の問題では公務として渡韓し、日本で被爆した韓国人を訪ね、「すべて日本の責任です」と言葉をかけ、涙を流して謝罪した上に市の予算に韓国人被爆者の支援金まで計上しています。
この人は一体どこの国の政治家なのか?。
当時日本国籍だった韓国人に対する補償は、日韓基本条約で莫大な補償金を払い、とっくに片付いています。それを日本の側から問題をむし返すように土下座外交までしてどうしようと言うのか。仮に、韓国人被爆者が充分な補償を受けられないでいるのなら、それは韓国の国内問題で、補償金の分配の仕方に問題があるのです。
皮肉な事に四選があやぶまれた本島氏は、銃撃事件で同情票が集まり、再選を果たします。
私の記憶でも、当時のマスコミは、まるで正義を貫いた政治家の鏡のような扱いで、国益という視点の欠けたこの人物を持ち上げていました。
本島氏は五選目にして落選しますが、その後かえって足かせが取れたかのように饒舌に「反戦平和」を語り出します。その言葉は、ほとんど社民党に近いような現実離れした平和路線で、かつて自民党に籍を置いた人とは到底おもえません。
『赦し』…本書のテーマでもある赦しとは、一体誰が誰を(あるいは何を)赦すのか?
このキリシタンの末裔が本書で語る日本の責任論、戦争犯罪論などは自虐史観そのもので、どうにも理解し難いものでありました。