店長日記

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パッチ縫い付け
今回は千葉県の方からご依頼いただきました。
バズリクソンズの2006年モデル、A-1に刺繍パッチの縫い付けです。
夏期用レザーフライトジャケットの元祖であるA-1ジャケットが採用されたのは1927年とのことです。当時はまだファスナーが開発されておらず、前合わせはボタンになっています。残存する実物は極めて少なく、一度も目の前で見たことがありませんが、資料によれば皮革素材も様々なものが使われたようです。バズリクソンズでは何年かおきに思い出したように製作していますが、その度に異なる素材を採用しており、本品にはベジタブルタンニングされた凹凸感のあるブロンコハイドを使用しています。濃茶のアニリン仕上げで渋い色合いです。A-1はカッティング等も後継のA-2とはかなり異なっており、なかなか魅力あるモデルですね。
本日の修理品
ムラ糸が美しく退色したフェローズの旧品、大戦モデルの修理品です。
今回は後ろポケット口の端が裂けている部分をリペアします。本来ならポケットの上半分を一度はずして補修したいところです。しかしポケットの左右上端には胴無垢の隠しリベットが打ち込んであり、これをきれいに外すのは困難なのです。その為、裂け目にテープを挟んで補強したうえで上からのタタキ付けで始末します。ミシンの押さえ金を変更して、リベットの際ギリギリまで縫えるようにセットし作業をすすめます。
泥よけ製作
今回はバイクの前後フェンダーに取りつける大小の泥よけです。
お客様から現物合わせで製作した型紙、参考資料のコピーをいただいており、それを元にヌメ革と真鍮のスタッズで製作しました。
サドルレザーやスタッズで各部を意匠すると、まさに鉄の馬といった感じになりますね。
今日はSHOPは休業ですが、当店で刺繍ものをお願いしている職人さんが来店されるので、次回の商品企画をします。
パッチ縫い付け
シールブラウンのボディに赤リブの組み合わせのA-2に、375thの胸パッチとCBI戦区章(共に既製品の持ち込み)を縫い付けました。
A-2は素材や色の違いだけではなく、製造メーカーによってカッティングもそれぞれ違いがあります。お客様が持ち込まれたA-2はラフ・ウェア社を原型にしたレプリカで、やや細身のシルエット、肩傾斜がきつい上に台襟が付いているので、上衿の付け位置が高いのが特徴です。見た目としてはカッチリした印象がありますが、衿腰が首に干渉し易いので、着始めの頃は多少窮屈な感じがあります。私も同型を着用していますが、2〜3年すぎてやっと体型になじんできたかなといった感じでした。
この手のジャケットは新品の状態から数年かかってやっと自分の形になるもので、なかなか手強いのです。
パッチ縫い付け
表面のラッカー仕上げが剥離し始め、当時モノの実物のような迫力のA-2です。
製品タグを見なければ、だれもレプリカだとは思わないぐらいの仕上がりです。相当の頻度で着用されてきたのでしょう。今回は関東のお客様より、当店で販売しているレザーのトリムを付けた刺繍パッチの縫い付け依頼です。残り少なくなったこのパッチも、製品染めされた渋い色合いで、着古されたA-2との相性はバッチリです。
お客様のナックルヘッド
ハーレー・ダビットソン1947年式EL、シリンダーヘッドの形状から通称ナックルヘッドと呼ばれるモデルです。
製作は岡崎市のゼロ・エンジニアリング。エンジン以外のパーツはほとんど単品製作された流れるようなフォルムのカスタムバイクです。特徴的なグースネックに寝かされたフォークのロングホイールベース。各部は限界までチョップされ、全てのパーツが美しくつくり込まれ、絶妙なバランスで組み上げられています。このままショーバイクとしてエントリー出来るレベルではないでしょうか。
ちなみにハンドルの切れ角がほとんどないので、回転半径が大きく、小回りは難しいようです。このバイクは、走行性能や使い勝手の良さなどは、はなから度外視しています。
依頼から納車までに結局5年かかったということで、いくら注文製作とはいえ、普通のビジネスモデルでは考えられない気の長い話ですね。
しかしこの『作品』とも呼べる先鋭的なバイクは、製作者と依頼者のこだわりが凝縮した強烈な魅力を放っています。
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本日のニュースより

引退撤回を正式表明=「国益に資する行動したい」―鳩山前首相
民主党の鳩山由紀夫前首相は18日午後、北海道苫小牧市で開かれた地元後援会の会合で「国益に資する政治を行うため、皆さまの期待を頂けるなら、次の衆院選でも行動を共にしたい」と述べ、首相退陣の際に表明した政界引退の意向を正式に撤回した。鳩山氏の方針転換に対しては、党内外から「言葉が軽い」などと再び批判が出そうだ。
(以上引用)

国益に資する???
さんざん国益を毀損してきた当の本人がどのツラ下げてこんなこと言っているのか。
側近の中にはこのマヌケに諫言する人間は一人もいないのだろうか?
FUNNYインディアン・モカシン
当店店頭では長年FUNNYのインディアンモカシンの受注製作を承っております。
成人用12型、子供用5型の中でデザインをお選びいただき、パーツごとに素材や色も全てご指定いただけます(INDIAN MOCCASINの頁参照)。
ということで、一ヶ月半前にお客様から受注したモカシンが3足、納品されてきました。
しかーし!検品すると、3足の内一足、スリッポン・フリンジ(スリップオンの周りにヒラヒラのフリンジが付いたヤツ)に肝腎のフリンジが付いていない!…ただのスリッポン状態で納品されました。当店からの縫製指示書も先方からの請求書もスリッポン・フリンジになっているのに!
…げげっ、仕様を間違えてやがるッ!
即座に返送し「コラァッ!作り直せ!すぐやれ!徹夜してでもやれ!』と交渉し(うそ)、超特急でクリスマス前に再納品してもらいます。
この時期、工場も大量の注文が集中するでしょうから、作り間違えも起き易く、それが検品をすりぬけて発送されてしまったんでしょう。型別の縫製指示書で受注し、きちんとしたチェック体制があってもこういうことが起こります。
でも、そんなことはお客様には一切関係ないので全速力でフォローするしかありません。
クリスマス時期を控え、バタバタしている時ほど凡ミスが起き易いものです。

画像は仕様書通りに仕上がったシンプルな単色のスリップ・オン(右)と、5配色のコンチョ・ブーツ(左)でございます。
本日の修理品
平素お世話になっているお客様からの修理依頼です。
なかなか手を着けられず、お預かりしたままになっていました。
M-65タイプのジャケットですが、両肩のエポーレットが取り外され、肩口の縫い目が開いたままの状態でご友人から譲り受けたそうです。しかもエポーレットの一つは紛失しています。この状態では着用出来ないので、左右ともエポーレットを外した状態で肩口をきちんと縫い直してほしいということです。
裏地が付いていないジャケットならどうということは無いのですが、このジャケットはキルティングの総裏仕立てです。肩の付け線を縫う為には部分的に裏地を外さなければなりません。
裏付きのジャケットは、表地と裏地をそれぞれ服の形に縫い上げた上で、最後の工程で縫い合わせます。最後に必ずミシンで閉じている箇所があり、このジャケットの場合は裾線で閉じられています。
作業としては、
裾線を20センチ程切り開き→手を入れて肩口部分の裏を裾から引っ張り出す→中表の状態で身頃肩と袖山を縫い合わせ→縫い代を片倒しして0,5ミリのコバステッチを入れる→肩部分を元の位置に戻す→反対側の肩口も同様の作業→裾線を元通りに縫製して終了
といった感じです。裏地がごわつくキルティングのため、ミシン台に乗せてからの作業は大変です。
本日の修理品
FUNNYのワレットレーンのナスカン交換です。
両端ともナスカン内部のスプリングが破損していましたので新品交換です。最近のFUNNYの製品では、交換が容易なように革編みのレーンの先端とナスカンの間に丸カンが付いており、それにナスカンを留めるようになっていますが、この旧タイプは編み込んだ先端でナスカンの端を留めています。壊れたナスカンの付け部分をカットして、はずしたあとに対応部品の丸カンを通し、その丸カンに新品のナスカンを留めて作業完了です。

*ライダースワレットや携帯ホルスターに付属するナスカン(茄子カン)はダイキャスト製で、大事に使って頂いたとしても、いずれジョイント部分が摩耗したり、スプリングが破損することは避けられません。当店では常時各サイズに合わせたパーツをストックしておりますので、即日対応出来ます。(当店で販売した商品以外はお断りする場合がございます)。
スタッズベルト製作中
週明けは前の週に販売した定番商品のフォローと、客注対応をしています。
デニム製品やメーカーもののレザー製品は欠品分を発注して送ってもらい、店内で製作しているスタッズベルト等の作業にあたります。作業に必要不可欠な金タガネは、金型職人に依頼してフライス盤で削り出してもらった特製です。今回ベルトのうち一本はお客様のご注文で、5カ所のポイントすべて赤のスタッズにして納品します。
当店定番のスタッズベルトのポイント部分は同径のアクリルカラーに変更可能です。
カラーは5色(赤、黄、黒、薄青、クリア)用意しています。色変更はオプションで、1カ所につき100円プラスとなります。

価格14000円+100円×5個=14500円(税込み)
本日の修理品
ナスカンの回転軸が摩耗してすっぽ抜けたエレファントのキーホルダーです。
ワシントン条約で製品輸入が禁止されている象革ですが、毎年経産省が設けた輸入枠の範囲での革(製品化されていない状態)の輸入は合法で、コンスタントに材料としては輸入されています。これを利用して国内メーカーは製品化しています。希少な革なので高価ですが、頑丈で長年の使用に耐え、つやつやと美しく変化していきます。
今回金属パーツを新品交換しましたので、まだまだ長く使っていただけます。

ライダースワレットや携帯ホルスターに付属するナスカン(茄子カン)はダイキャスト製で、大事に使って頂いたとしても、いずれジョイント部分が摩耗したり、スプリングが破損することは避けられません。当店では常時各サイズに合わせたパーツをストックしておりますので、即日対応出来ます。(当店で販売した商品以外はお断りする場合がございます)。
パッチ縫い付け
時期的にフライトジャケットのパッチ付けが集中して入ってきますが、たまにこういうのもあります。
持ち込まれたのはハンプ素材にリーのストームライダーのような横縞のブランケットが裏打ちされた厚手のベスト。左胸と背中心に刺繍パッチの縫い付けです。画像のような外回りが細かく変形しているパッチは、凹凸部分に針がくるたびにミシンの押さえを上げて方向転換するので、結構時間がかかるものです。
パッチ縫い付け
バズリクソンズの初期、M品番のMA-1にパッチ付けです。
こちらも東京の方から依頼を受けました。右胸には大きめのタクティカル・エア・コマンドのパッチ、右腕には黄色ベースにダガーと鉄兜のデザインの561TFS、画像では見えませんが左腕には23TFWを縫い付けました。
パッチ類は米軍放出モノなのか、絶妙なヤレ具合です。所々色焼けして退色したMA-1に取りつけると、実戦配備されたフライトジャケットそのものです。
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本日のニュースより 

プーチン首相の娘と結婚報道の韓国人男性が行方不明に
ロシアのプーチン首相の末娘との結婚説が大きく報じられ、注目を浴びていた韓国人男性ユン某氏(26)が行方不明になっていることが7日、分かった。韓国メディアによると、ユン氏の父である元海軍提督ユン・ジョング氏は、「レディー京郷」との電話インタビューで「息子はロシアにいるが、連絡がつかない状態」とし、「身の危険を感じ、どこかに隠れているようだ」と付け加えた。また、「二人の交際を知っていたのか」との質問については「10年間ずっと見守ってきた私が知らないと思うのか? メディアにより報じられた後、二人は連絡がとれなくなった。息子が可哀想だ」と、遺憾(いかん)の意を示した。そして、二人の交際を報じたメディアに対する不満もあらわにしたという。同件について、韓国のインターネットユーザーらは、「メディアが一人の人生をぶち壊したね」、「プーチン首相の娘との交際は命がけ」、「なんとか無事であるように」などと、ユン氏の安全を心配する声のほか、当初に関連内容を報じたメディアに対する非難が殺到した。一方、ユン氏は11月1日、10月から勤めていたモスクワのサムスン電子を退社した。プーチン首相の娘との交際が明かされ、ユン氏が自身の安全を憂慮(ゆうりょ)し、自ら辞表を出したと伝えられた。
(以上引用)

この件は民主主義などカケラも無いロシアの恐怖政治が問題なのであって、なんでコリアンはメディアを非難してるんでしょうね。
それにしてもプーチンは怖い…
なんせKGBの殺し屋が首相をやってるようなものなんだから日本の政治家なんかとても太刀打ち出来ないでしょう。
チェチェン人にでも暗殺されればいいのに♡…。
本日の修理品
関東の方からWEPの修理及びパッチ付けを承りました。
WEPは袖の運動量を確保する為に後ろ身頃左右にプリーツが付いています。そして左右のプリーツの奥にステッチでオペロンゴムを留め、そのゴムの伸び縮みでプリーツが開いたり閉じたりするようになっています。しかしもともと薄手で引っ張り強度の足りないナイロン地なので、負荷がかかって裂けてしまうことがあるようです。プリーツの谷の部分ですから内側から縫い直す必要があります。作業は一旦裏地をはずし、裂けた部分をテープなどで補強して縫い直した上で、裏地を閉じることになります。このWEPには前身にフィリックスのパッチとネーム用のベルクロも縫い付けます。
今週はフライトジャケット関係の仕事をたくさんいただいていて、他にMA-1を2着、G-1、N-2B、N-3B、A-2をお預かりしています。
本日の修理品
かなり昔にお買い上げいただいたフェローズのウエスタンヨークのダウンジャケットです。
今では各メーカーの定番的なアイテムですが、これは出始めの頃だったんじゃないでしょうか。相当使い込まれて、ヨーク部分の本革は表面が劣化して細かいひび割れも見られます。ターコイズのシェルは所々退色していますが、それらがまた良い味を醸し出しています。
今回は右ポケットの止めの部分のステッチがほつれているので修理します。
裏地を外す必要は無く、上からのたたき付けですから作業としては難しくありませんが、ダウン・フェザーがぎっしり入っているので縫いずれないように注意して作業します。
午後からは東洋の弊社担当者が来店予定。
来期の商談やアパレル業界の情報交換をします。
お客様のトライク
昨夜、高年式のトライクを購入されたばかりのお客様がお立ち寄りになりました。
ベースはHONDAのGL1800、近未来的な曲線のデザイン、大きく張り出したリアビューが圧巻です。手慣れた職人によって各所にバランスよくピンストライプがペイントされています。走行安定製は抜群、装備もクルマ並みに充実しており、まさにロングツーリング向けのグランドツアラーという呼び名がぴったりですね。
戦う翼
原題は「THE WAR LOVER」、1963年英製作の白黒映画です。
近所のレンタル店の旧作コーナーの片隅にひっそりと置かれているのを見つけ、借りてきました。
スティーブ・マックィーンの映画はほとんど観ていましたが、この古い作品は今まで観る機会が無かったのです。
舞台は第二次大戦中の英国に駐留したアメリカ第8空軍基地。対独爆撃を担うB-17の機長バズ・リクソン大尉が主人公です。…そうです、東洋エンタープライズのミリタリーウェアのブランドネームはこの主人公の名前なんです。やや偏執的で向こう見ずなバズ大尉は、副官のロバート・ワグナー演じるボウ副操縦士と任務や異性をめぐって対立をくりかえしながらも戦績をあげていきます。しかし何回目かの爆撃任務を逐えた帰途、被弾したB-17が操縦困難になります。乗員は海上にパラシュート降下し、救援を待ちますが、バズ大尉は機からの避難脱出を拒み、ひとり操縦桿を握って帰投を試みます。最後は岸壁に激突、炎上して戦死します。ラストシーンでは生き残ったボウが、バズに密かに想いを寄せていた英国娘と結ばれてエンドロールが流れて終了です。
……なにコレ?…つまんねー!
ストーリーは凡庸で、人物描写も今ひとつ、何のヒネリも盛り上がりも無く、映画としては××ですね。
…ハズれました。
さて、今日は昨日お預かりしたデニムの修理品を仕上げていきます。
ビルフォード/クラシックバスケット+ビクターコンチョ
バスケットスタンプは、その名の通り革に編み籠のような模様を刻み込んでいく技術です。
1800年代後半のアメリカ西部で、馬具の装飾として発展したレザークラフトの技法の一つで、水分を含んだ革にタガネをあててたたいていきます。縦横に連続して打ち込むことで編み物のような柄を表現していくのです。一見フラワーカービング等と比べて簡単そうに見えますが、これが実際にやってみると非常に難しくて、縦横の柄を等間隔に、同じ深さで打ち込んでいくには熟練のワザが必要です。とくにこのクラシックパターンのバスケットは柄を通すのが難しく、経験年数の長い職人でないときちんとした物が仕上がってきません。FUNNYの工場でも小ロットの生産で希少品です。
このビルフォードにはお客様の希望でスターリングシルバーのビクターコンチョを装着しました。
本日の修理品
3本まとめてのデニムの修理依頼です。
同一メーカーの、おそらく同一品番で、よほどこのモデルが気に入っていらっしゃるのでしょう。ジーンズは、素材やフィット感が気に入ると、同じモデルで買い足す方も多いのです。
綿糸縫製のため全体に糸切れをおこしており、裾線、ポケット口、ボタンホールなどに手を入れていきます。
パッチ縫い付け
今日はバズリクソンズのMA-1のライトなカスタムから作業開始です。
右胸には米軍放出のU.Sエアフォースアカデミーのパッチ。左腕にはプリントのエアフォースマークを覆うようにストックの刺繍パッチを縫い付けました。
この製品染めされたウイングマークの刺繍パッチはまもなく在庫が無くなります。その後は新たに製作した同デザインのパッチにて対応させていただきます。
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本日のニュースより

北方領土「見とれるのは結構」 
ロシア外務省のサゾノフ副報道官は2日、菅直人首相や前原誠司外相が北方領土の視察に意欲を示していることについて、「日本の政治家が自国領の遠方からわが国の美しい景色に見とれることには何の反対もない」と述べた。インタファクス通信が伝えた。(モスクワ 遠藤良介)
(以上引用)

『わが国の美しい景色』だってさ…
盗人猛々しすぎて言葉も出ない。
日本政府はバカにされすぎ。
北方領土に本籍地を移した上坂冬子さんが生きておられたら何と言われただろうか。
マスコミもこういうニュースをもっと大きく取り上げろ!
河原乞食の歌舞伎役者の話題なんかどーでもいいわ!