店長日記

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コースター製作中
「車なんかイジってる時間があったら、早くサンプルを仕上げてくれよ」と、商社のヤツがつぶやいているような気がしたので、アリバイ的に載せてみました。
レザー屋のおっちゃんが染色した材料がやっと今日届いたので、早速仕掛かっております。ベルトと同じベジタンの革を使ってコースターやら、マウスパッドやらをつくる企画モノ。
隅っこにはスタッズもあしらって製品化の予定。
バンパー交換
ドライブシャフトの破損で巨大な鉄の塊と化したビュイックにかわり、と言うより、むしろそれ以上に役に立っているジムニーJA11。
ビュイックでは駐車不可能だった郵便局の狭苦しい駐車場にも難なく駐められる。もう混み混みのホームセンターの駐車場だって平気さ(^^♪。
そんなジムニーのフロントバンパーを、先日ネットで買い込んだショートバンパーに交換して、よりスパルタンなイメージを演出してみた。

画像1、2/ビフォー。

画像3/ウインカーとフォグランプの配線を外し、ボルト4箇所で固定されているバンパーを取り外す。まず使う事の無いフォグランプはこの際撤去。

画像4、5/アフター。バンパーが短くなって、前輪が剥き出しになった。元のバンパーを固定していたフロントメンバーが不格好に突き出しているので、カットする予定。
本日の修理品/シュガーケーン スタージーンズ724
ローライズでタイトなシルエットのシュガーケーンUSAのモデル。
フロントボタンの付いている下前立てと見頃の接ぎ目がスリップしている状態。打ち込みの粗い生地は負荷のかかる部分でこうなるケースがあります。
ミシンのかけ難いところですが、テープで裏張りしてガッチリ補強しておきます。

画像2/ビフォー。

画像3/アフター。
本日の修理品/フェローズ421
販売時にはノンウォッシュのように硬く、張りのあったデニムに、そろそろアタリがついてきた頃です。
このモデルはポケットの袋布がネル地になっていますが、左右のポケット口のステッチが解れているのを補修します。

画像2/ビフォー。

画像3/アフター。
本日のニュースより
市廃止問う住民投票始まる=夜に結果判明—大阪市

大阪市を廃止して5特別区に分割する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票が17日午前に始まった。政令指定都市の廃止か存続かを市民が判断する初の住民投票。結果には法的拘束力があり、賛成多数なら2017年4月の大阪市廃止が決まる。
有権者は日本国籍を持つ20歳以上の大阪市民約211万人。投票は午後8時に締め切られ、即日開票される。深夜に結果が判明する見通し。
住民投票では、市廃止後に新設される特別区の名称や庁舎の位置、府と特別区の事務分担などを記載した特別区設置協定書の内容に賛成か反対かが問われる。
(以上引用)

サラリーマン時代を大阪で過ごしたので、けっこう関心を寄せている。
今回はさすがに投票率も高かろう。
おそらく否決されると思うけれど…。
キーホルダー製作
ゴールデンウイークも明けて、卸売りしているスタッズベルトのフォローもいただいているので、この先しばらくはその作業に集中します。
ベルトと並行して、卸売り先に納めるサンプルも進行中。

画像1/指定のデザインでスタッズを打ち込み、コバ仕上げ。

画像2/中央部分にはブランド印が入る予定。

画像3/試作品なので丸カンは汎用品を使用。
本日の修理品/ドゥニームXX
一昔前にお買い上げいただいたオリゾンティ時代のドゥニーム・ダブルエックス。
左右の裾が擦り切れていますが、右側の方が傷みが酷く、生地が無くなっています。股下は左右同寸で裾上げしてお渡ししていますが、姿勢や歩き癖で、片側にダメージが集中する事はよくあります。
今回は長さは変えずに、欠損した部分に当て布して再度チェーンで巻き直します。

画像1 、2/ビフォー。

画像3/一旦解体してプレスで伸ばす。

画像4/色の合うデニム生地でカケツギ。

画像5/アフター。

デニム製品のリペアについて、電話やメールで料金、納期等お問い合わせをいただくことがありますが、以下の点をあらかじめご了承ください。

*料金について
修理品の状態は千差万別ですので、正確な金額は店頭で見積もってみないとわかりません。ご呈示した見積もり金額でご了解いただいてから作業に入ります。

*納期について
可能な限り迅速、丁寧を心がけておりますが、人手もスペースも限られた中で対応しておりますので、いつでもすぐに対応出来るわけではありません。また、たて込んでいる時期には、当然ながら自店で販売した商品を優先的に扱います。

*リペアをお受け出来ないケース
洗濯されていない製品の汚れ、ほこりは機械の故障原因となりますので、洗い上がりの状態以外はお受けしかねます。
リアシート&ロールバー取り外し
今日も夏日が予想されるため早起きして、JA11の使わないリアシートとロールバーを撤去した。
ラチェットレンチで簡単にケリがつくような作業だと思っていたが、販売時から取り付けられていたロールバーのネジがどうしても外れない。パイプの一番太い部分がフェンダーを貫通するボルトナットで4箇所留められているが、完全に固着して一体化している。もうどうしようもないので、ネジの頭をもぎ取ってやっとの思いで取り外した。
フェンダー周辺に小傷が残ったが、最初からボロなので一向に気にならない。
次はフロントフェンダー周辺に手を入れる予定。
鶴田浩二『あゝ軍歌』
一昨日、滅多に行かない市内の比較的規模の大きいレンタルビデオ店に立ち寄った。
映画のDVDを借りるのが主目的だったが、昨年その店のレンタルCDコーナーの片隅に、奇跡のように鶴田浩二の『あゝ軍歌』が置いてあったのを思い出した。
その時はなんとしたことか、レンタル中になっており、「一体誰がこれを借りるんだよ!?」と不思議に思いながらも諦めて帰ってきたのだった。そこで今回レンタル可能なら借りて帰ろうと思って探したが、コーナーにはケースすら見当たらない。すでに処分されてしまったのだろうと思ったが、ダメ元で近くにあった検索用のコンピューターにタイトルを入れてみると、レンタル可として出てくるではないか。
店員のおねーちゃんをつかまえて問い質すと、別のコーナーに混ざり込んでいるのを探し出してくれた。
そんなわけで今週は、営業開始前のひと時、店内のBOSEのスピーカーから鶴田浩二の渋い歌声が流れている。
以下、選りすぐられた名曲の数々。

1. 同期の桜(台詞のみ)
2. 加藤部隊歌(加藤隼戦闘隊の歌)
3. ラバウル海軍航空隊
4. 戦友の遺骨を抱いて
5. 荒鷲の歌
6. 父よあなたは強かった
7. 討匪行
8. ダンチョネ節
9. あゝ紅の血は燃ゆる
10. 麦と兵隊
11. 戦友
12. 空の神兵
13. 燃ゆる大空
14. 異国の丘
15. 九段の母
16. 月月火水木金金
17. ハバロフスク小唄
18. ラバウル小唄
19. 上海だより
20. 戦友よ安らかに
スツールリメイク
モケット張りされたスツールと古着のデニムをお持ちになり、座面を張り替えて欲しいとの御要望。
こういう大雑把でイレギュラーな依頼内容が一番困るのですが、浮世の義理でお受けしました。
デニムはドゥニームの旧品で、ポケットの部分を生かして欲しいとの事。
座面にシワが寄らないように現物合わせで裁断・縫製して、なんとか形にしてみました。
パッチ縫い付け/G-1
ジャケット、パッチ共、関東のお客様からの持ち込みで、当店で縫い付けをおこないます。
G-1は米海軍の官給品。
4枚のパッチは、本革をエンボスして色を付けたハンドメイドのものです。
コレ、何に使うの?
と、お尋ねになる方が多いアーミートラウザーズのサイドポケット内に縫い付けられたテープ。
マチのところに鳩目穴があり、そこから外側に引き出せるようになっております。
実はこれ、ミリタリーウエア独特のディテールで、戦闘で負傷した際に止血で患部に巻くために取り付けられているものなのです(出典資料は、中田商店が昭和50年に発行した各国軍装・装備品)。
しかしポケットの中に納めていてもゴロゴロと嵩張るし、他のものを入れた時に取り出しにくく、「こんなの要らん」という声もあります。
当店では、御要望があれば縫い付けを解いてテープを取り外した状態でお渡ししております。
キーホルダー製作
しばらく中断していたが、卸売り先からの商品提案でサンプルを製作。
折り返し部分にカンを留めるだけのシンプルな形状のキーホルダー。革の中央にブランドネームとスタッズを打ち込む。試作品なので企画書に記載してある寸法でまずは一点製作。その後、必要があれば修正を加えていく。
本生産することになれば抜き型を使用するが、まずは全行程を手作業で製作。

画像1/材料の切り出し。

画像2/アールの部分も革包丁で大まかに裁断。この後、折り返し部分を革漉き機で薄くする。

画像3/サンダーで外回りのライン修正。

画像4/面取りし、本体完成。
サフェーサー処理
今日は精一杯早起きして、気温が上がらないうちにパテで成形したJA11のフェンダー周辺にプラサフを吹いてみた。
厚付け用のパテはある程度削って形を整えたつもりだったが、やはりグレーのサフェが乗ると粗が目立つ。巣穴もたくさんあるので、上塗りする時のことを考えて、今度は薄付け用のパテで均してもういちど吹き付けをおこなう予定。
しかし車の板金作業というのは大変である。本職の板金屋さんが、アワーレートで請求書を起こすとすぐ何十万になってしまうのも頷ける。逆に安く仕上げようと思ったら、どこかで手抜きになるはずである。
そういえば昨日、この車の車検と整備を請け負ってくれた武豊町のカーステージのメカニックの方が電話をくれた。車検で預ける時に、「ロールバーも、ドアもいらないから取っちゃいたいんだけど、それで車検通る?」と訊いたのだが、その時は「たぶん無理でしょう。」と言われたのだ。
しかしその後、陸運局にわざわざ確認してくれたようで、ロールバーもドアも無くても車検は通るそう(ドアの代わりにチェーンが必要)。
ヒンジが簡単に外せないドアはともかく、ロールバーはそのうち取り外して、さらなる軽量化を目指す。
ジーンズ裾上げ
通販でデッドストックをお買いになり、持ち込みでの裾上げ依頼です。
何年か前にリアルマッコイズが、当時販売権を持っていたエドウィン商事とコラボして企画販売したラングラー13MWZ。
チェーンステッチでの裾上げをご希望でしたが、オリジナルはシングルステッチで、縫製の仕様からいってもチェーンミシンでは少々無理があるのでお断りし、結局シングルステッチでお受けしました。何が無理かと言うと、ラングラー系は内外のシームが二本針ミシンで巻き伏せ縫いされており、リーバイス系と比べてその部分が極端に厚く(巻き伏せで4枚×三つ折り=12枚)なっています。その為、厚物縫いを前提にセッティングしていないミシンでは噛み込んで止まってしまったり、針が折れたりといった機械的なトラブルを起こしやすいのです。リーバイス系はアウトシームは耳付きで割り縫い、インシームは縫い代をまとめて片倒し(片倒しで3枚×三つ折り=9枚)しており、それほど負荷はかかりません。
もちろん二本針巻き伏せの方が作業着として頑丈なのは言うまでもなく、タフなカウボーイジーンズとしてのラングラーは裾上げもシングルステッチが基本です。

画像1/復刻版のラングラー。オリジナル状態のシングルステッチ。

画像2/縫い代を残して裁ち切った状態。二本針ミシンで巻き伏せられており、シームは4枚重ねとなる。これを三つ巻きすると12枚の厚みに…。

画像3/比較として撮影したリーバイス系のインシームの裁ち切り画像。縫い代は前身頃側に片倒しされ、3枚重ねになっている。

画像4/シングルステッチでの仕上り。
本日のニュースより
<日本研究者>欧米の187人 戦後70年で安倍首相に意見

欧米の日本研究者ら187人が4日、安倍晋三首相に対し、戦後70年の今年を過去の植民地支配や侵略の過ちを認める機会にするよう求める声明を送付した。戦後日本の歩みは「世界の祝福に値する」としたうえで、「祝福を受けるに当たり、歴史解釈の問題が障害になっている」と指摘。アジアの平和と友好を進めるため「過去の過ちについて、できる限り偏見のない清算を共に残そう」とした。
(以上引用)

全く余計なお世話だよ。
というより、アジア全域を植民地支配して収奪していたのは欧米列強のほうで、それに抗って立ち上がったのが大日本帝国だった。結果的にアジアの国々は植民地支配から脱却し、独立国となった多くの国は日本の戦いを評価している。現在でも、(支那・朝鮮以外とは)極めて平和的、友好的関係を築いている。
どんな研究をしているのか知らないが、この声明に毛唐の独善性、ご都合主義がよくあらわれている。
トリックスターの永谷氏、久々のご来店
シェリダンカービングの熟練職人ABUさんこと永谷氏が遊びがてらご来店。
西尾市に工房兼店舗を構え、自ら製作したハンドカービングのレザー製品を販売する。
ファニーの外注先の一人としてカービングも請け負っていて、濃淡のはっきりしたダイナミックな作品を作り続けている。氏の手によるカービング作品にはどこかに『ABU』のサインが入っているはず。
新作のフルジップのウォレットと、ウエストバッグも見事な仕上り。
新緑の候
今年も気温の上昇で、壁面のアイビーには一気に黄緑色の葉がつき始めた。
店舗の外回りを断熱と美観を兼ねて蔦で緑化しようと思い、グリーンアート・アラカワさんに植えてもらったのは1997年頃だったはず。
長年地面をチョロチョロ這っているぐらいで、緑のカーテンにはほど遠かったのだが、なぜかここ数年で爆発的に伸長した。
近々剪定するが、脚立では届かないぐらいになっているので、梯子をかけての作業になりそう。
ネットでお買い物…JA11フロントバンパー
日常のアシとして、また手軽なホビーとして付き合い始めたジムニーJA11。
現在ボディの錆穴をPOR-15とガラスクロスで埋め、パテを盛って成形しているところ。
あんまり進んでいないのだが、ネットを見ていたらこの車両に取り付け出来る社外フロントバンパーが出ていたので、早々と購入した。
よくある丸パイプを使ったものではなく、鉄の角材を使ったショートタイプ。ノーマルのウインカーをセット出来るようになっている。現在付いているノーマルのバンパーは凹みがある上にもっさりしたデザインが好きではなく、いずれ換えてしまおうと思っていたのだ。取り付けの時に車体の一部(フロントメンバー)をカットする必要があるが、そのくらいは手持ちの工具で訳は無い。
梅雨入り前には外装を仕上げてしまいたい。
しかし生産から20年以上経っている日本車なのに、アフターパーツの豊富な事。

☆☆☆ お知らせ ☆☆☆

本日5月5日(火)は祭日のため営業(AM11:00〜PM8:00)いたします。
スタッズベルト製作
店頭受注分で、長尺38インチにて製作。
フラワー状に配したスタッズの中心にはクリアブルーのスタッズを打ち込んであります。
当店のベルトは、表記寸法(38インチ/96,5センチ)より若干長く裁断しており、センター穴で99センチあります。ジーンズの上に巻く事を想定して、38インチのジーンズには38インチ表記のベルトで対応が利くようにしております。

画像1/2/出来上がったベルトに焼印入れ。

画像3/オーダー品には製作年月日を入れています。

☆☆☆ お知らせ ☆☆☆

5月5日(火)は祭日のため営業(AM11:00〜PM8:00)いたします。