店長日記

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明日は三ヶ根
明日は久しぶりに、JR三ヶ根駅から徒歩で三ヶ根山登頂を行う予定。
登山口から山に入り、山頂周辺に数多ある大日本帝国陸海軍顕彰碑や、殉国七士廟をお参りする。
天気が悪いが、決行。
フェイク塗装(その拾玖)
カウンターの奥で長年使っている木製のキャビネット。
何時、何処で購入したかも覚えていないが、長い間工具入れとして使っている。上部の開き戸の中には電気ドリルと充電器、サンダーが入り、下の引き出しには利用頻度の高いツールがぎっしり。
一度中身を整理するついでに埃を掃い、ペイントを施してみた。
下地を黒と緑のカゼイン塗料で斑に塗り、クラック剤を塗ってオフホワイトで上塗り。
仕上げにサンダーで角を削ってエイジング。
パッチ縫い付け/タンカース
しばらくデニムの修理で機械がふさがっており、お預かりになっていたバズリクソンズのタンカースジャケット。
CBI章と、背中にブラッドチットの縫い付け。
タンカースの背中には左右に幅広のプリーツがあるので、表地裏地がズレないように注意しながら作業を行います。
撮影用デザインボード(衣類)
小物類の撮影用にはテーブルサイズのボードを使っているが、ウエア類の場合、ボディに着せ付けて撮影できる大きな背景が必要。
2012年に改装した際、ベルトラックを備え付けたが、これが開き戸になっていて、その背板が丁度良い大きさなので、これを撮影に利用している。背板は海の家で使われていた廃材で、塗装の割れも丁度良い感じ。開き戸をゴロゴロと開くと、奥が小物入れになっていて、ここにボディも収まっているのだ。
最初からそれ目的で設計したわけじゃないけれど、狭いスペースを有効活用!
「潜伏キリシタン関連遺産」 世界文化遺産登録へ

ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関は、長崎・熊本の「潜伏キリシタン関連遺産」を世界遺産に登録するよう勧告する一方、鹿児島・沖縄の「奄美・沖縄」については、登録延期を勧告した。登録が適当とされた「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、江戸幕府による禁教政策の中で、キリスト教信仰を続けた「潜伏キリシタン」の伝統を物語るもので、「大浦天主堂」など12の資産で構成されている。
6月から開かれる世界遺産委員会で、正式に登録が決まる見通し。
(以上引用)

いつの間にか「隠れキリシタン」→「潜伏キリシタン」になったみたい。
「潜伏」のほうが、侵略の先兵として利用されたキリスト教徒の実態に合ってるかもしれない。
キリスト教に取り込まれた大名がおこなった神社仏閣の破壊や僧侶の殺害、イエズス会が日本人を奴隷として売りさばいていた実態もあわせて語り継いでもらいたい。
禁教政策にはそれなりの理由があったのだから…。
本日の修理品/シュガーケーン ファーストジャケット他
シュガーケーンが1993年に製作したデニムジャケット二型。
実に25年前に当店でお買い上げいただいたもの。コンディション上々ですが、さすがに部分的に糸切れを起こしているので綿糸で補修します。
国産リプロダクションのはしりで、リータイプは左綾織り、ファーストは右綾のやや薄地を使用。
当時の価格はどちらも23000円でした。
フェイク塗装(その拾捌)
5年ほど前に、ホームセンターで買った安物のスタッキングスツール。
座面は貧相なビニールを本革(個体管理のために牧場が付ける焼印入り)に張り替えて、補助椅子として使用中。
配置換えでフィッティングルームの中に置くことにしたので、塗装面を削り落として錆塗装し、よりシャビーな雰囲気に…。
満開
毎年メキシコ万年草が満開になると、GWがやってきたなという感じ。
全く手間いらずで、挿し木も簡単なメキシコ万年草。
何人かのお客さんは摘み取って持って帰っているので、それぞれの庭で開花していることと思う。
ワークシャツリメイク/フェローズ ドットプリントシャツ
フェローズ定番のインディゴプリントのワークシャツ。
ワンサイズ分カットした上で納品します。
ビンテージ仕様のシャツは、脇裾に補強のための力布が挟み込まれています。
この脇部分には手を加えず、アールの部分でライン修正して三つ巻きし直します。

画像1/ビフォー。

画像2/アフター。
本日の修理品/フィルソン トートバッグ
左右のハンドルの革が劣化して千切れたトートバッグ。
革の代わりに極厚のグログランテープをタタキ付け。
肩に掛け易いよう、若干長さに余裕を持たせました。
三分咲き
毎年初夏の訪れを告げるように咲き始めるメキシコ万年草(まんねんぐさ)。
外来種らしいけど、メキシコ原産かどうかはっきりしないらしい。
繁殖力の強さはメキシコ人のイメージ。
ジャケットリメイク/シュガーケーン カバーオール
藍色が美しいシュガーケーン・ライトのカバーオール。
袖丈が若干長いので、お客様に合わせて3センチほどカットして納品します。
カバーオールの袖口の仕様は様々ですが、このタイプはカフスが挟み込みでつくられており、開き口の「のぼり」にも余裕があるため、違和感なく収まります。

画像1/ビフォー。

画像4/アフター。
お客様のEZ
パナソニックの最新型電動アシスト自転車で、BMX風の斬新なフォルム。
まだこのタイプは乗っている人がほとんどいないらしい。艶消しのオリーブグリーンと黒の配色が渋い。
ちょっとお借りして乗ってみたが、ビックリするくらい軽快に走る。これなら長距離移動も楽々だろう。
スクーターよりよほど使い勝手がよさそう。
撮影用デザインボード制作
財布などの小物類をデジカメで撮影する際、背景になるデザインボード。
以前から自前のものを使っているが、大型の財布に合わせて少し大きめのものを作ってみた。
ベースはパルプの5ミリ厚くらいのボードで、パテとアクリル塗料で凹凸を付けて古壁風の仕上がりに…。
エクステリアもDIYで
連日新しい商材が入ってきて撮影が大変なのだが、天気も良いので気晴らしがてら小一時間外構作業を…。
配置したレンガとレンガの隙間部分を埋めるのに、百均で買ったセメント剤を利用。
小袋に入ったこのくらいの量が、軽作業には丁度良い。セメントは保管が難しく、ホームセンターなどでセメント袋入りのものを買って余りが出ると、困ってしまうのだ。
ところで、先日百均にカゼイン塗料とクラック剤が売られているのを発見して喜んでいたが、もう一つも置かれていない。
客層とマッチするとも思えないので、コーナー展開自体やめてしまったのかも…。
エクステリアもDIYで
アプローチのリメイク作業の続き。
ハツリを終えたスペースに、枕木とレンガをはめ込んでいく。レンガは鏨で割って丁度良いピースを作っていくが、その時に角に落としたり、表面を荒らしたりしてエイジング。レンガとレンガの間もくっつきすぎず、離れすぎずのバランスを見て配置。
これで良しとなったら、床面にコンクリートボンドで接着。
残るは目地埋めだけだが、これはまた後日。
エクステリアもDIYで
先日材木の端材を整理していた時に、いつかどこかで使おうと思って取っておいた枕木が目に付いた。
店舗西側の床面に枕木を敷き詰めた時、最後のピースが入らず、3センチくらい削り落とした時に出たもの。丁度半丁レンガの厚みくらいにスライスされているので、これをウッドブロックとしてアプローチに埋め込んでやったら素敵じゃないかと思いついた。
もう何度もアプローチのレンガには手を加えており、左官仕事も板についてきたので、営業開始前に仕上げるつもりで作業開始。
ところが、本日来店予定のバッグメーカーの営業さんから、予定より大幅に早く着きそうと連絡があり、作業はひとまず中止。
はるばる東京からサンプル商品を積んだ自家用車で、午前中に来店。

画像1/表面を荒らしてエイジングさせた素焼きレンガ。

画像2/スライス状の枕木を、レンガ5個分の長さでカット。栗の木にクレオソートが入った枕木は、ノコギリで挽くのは大変なので、サンダーでカット。

画像3/ハツリ作業の途中。
『恋づくし  宇野千代伝』工藤美代子著 中央公論新社
工藤美代子さんの著作はいつも面白く読ませてもらっている。
宇野千代と言えば、奔放すぎる男性遍歴が有名で、何度も結婚離婚をし、その合間にも数多の出会いと別れを繰り返した明治生まれの女流作家。本書にはその一部として尾崎史郎、梶井基次郎、東郷青児、北原武夫らとのエピソードが綴られる。
貞操観念など端から持ち合わせていないような千代は、銃後の妻であった時期でさえも他所の男になびいてしまう。欲望の赴くまま、不倫に次ぐ不倫を繰り返した半生は、時には裕福であり、時には日々の暮らしにも窮するほど毀誉褒貶の激しいものだったが、「泥棒と人殺し以外はなんでもした」と、あっけらかんと言ってのける。
そうした中で生み出された「おはん」、「生きていく私」といった作品は評価も高く、映像化もされている。
ずいぶん前だが、生前の宇野千代が黒柳徹子の対談番組に出ているのを見た。
もうすでに高齢だったが、自身の波乱に富んだ人生をあけすけに語っている姿が印象的だった。
カウンターテーブル、リボーン!
カウンターテーブルは、開業当時から使っている合板のもので、何度も作り変えている。
今回取り付ける棚板を塗装するついでに、同色(艶なし白)でさらっと塗り替えた。
棚板は側面を大型のL字ステーで留め、小型のステーで下支え。

カウンター周りもDIYで
倉庫整理をしていたら、店舗を建てた時の床板の端材が出てきた。
3、5ミリ厚で、長さ40センチほどなので、小さな棚くらいにしかならない。
レジ台のお客さん側に棚があるとバッグから財布を出すときなど便利かもしれないので、加工して取り付けてみることにした。
固定のためのステーは、昔屋外で使っていて程よく錆がまわったユニクロメッキのものが丁度使えそう。