2013年9月

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シャツ着丈詰め
お買い上げいただいたシュガーケーンのソフトフランネルのシャツ、ご要望により着丈を3センチほどカットします。
このシャツは脇裾に力布が付いていないので、並行にカットして三つ巻きします。

画像1/ビフォー。

画像2/巻き代分を残し、裾線に沿ってハサミを入れる。

画像3/アフター。
本日の修理品
ファニーのキーホルダーのスナップが破損したということでお持ちになりました。
見てみるとワンウェイスナップのメス側が紛失しています。
通常キーホルダーのメス側はカシメ打ちされていますが、このモデルに関してはネジ留めになっており、ネジがゆるんで紛失したものと思われます。
レザークラフトで最上級のフィリグリーウォレットの対になるキーホルダーで、スナップメス側にもレギュラー品とは異なり、マーキュリーのコインコンチョをネジ留めし使用しているのです。
コインコンチョは本体にくっついて残っていましたので、新品のワンウェイスナップのメスを平頭ネジで留めるだけで完了です。
本日の修理品
美しく色落ちしたシュガーケーンのSC41947。
このお客様には、毎回同型でワンウォッシュのものをお買い上げいただいていますが、お仕事で日々着用されているので、一年足らずでビンテージのような色落ちです。
股ぐりが擦り切れて開きかかっているので、タタキ&テーピングで補強します。

画像1/加工品ではなかなか出せない、棚ジワやヒゲ。

画像2/股ぐりの片倒しされた縫い代が擦り切れている状態。身頃全体に白くポツポツした色抜けがあるが、職場で使う次亜塩素酸溶液(消毒液)の飛沫の痕らしい。

画像3/地の目に沿って綿糸でタタいて補強する。

画像4/裏側は縫い代に沿ってテープで補強。
パッチ縫い付け
続けて古いバズリクソンズのB-10、M13395。
クリーム色のムートン衿が付いたB-10は、この1997年に製作されたものが初めてだったと思います。コットンのツイル生地はかなり退色し、オリーブグリーンだったものがキャメルのような色合いになっています。

画像1/レザーのネームプレートとイーストマン製の手刺繍パッチを縫い付け。パッチ類のコバの色に合わせて上糸の色を変えて縫い付けをおこないます。縫い始めと、縫い止まりの糸端は内側に引き出して始末。

画像2/縫い付け完了。

画像3/衿裏やエポーレットの下側に元の色が残っている。
パッチ縫い付け
今週になって店頭には各メーカーの秋冬の商材が沢山入荷しています。
また店頭販売のみでWEBではご紹介しておりませんが、インポートの雑貨類も各種入荷しております。合間に修理品や加工の仕事にも対応していますが、なかなかまとまった時間が取れない状況です。
画像はほどよく色焼けしたバズリクソンズのN-1デッキジャケット。
右胸にUSNのキャラクター、フィリックスの刺繍パッチを縫い付けました。
アナログ、コツコツ、マニフォールド
名古屋の中川区にあるマニフォールド(http://www.manifold.jp/ )さんが先頃新店舗に移転、広くなった工房兼店舗で日々レザー製品をつくり続けている。
社長と女性スタッフの二人だけで、材料の切り出しから縫製、仕上げまですべての工程をおこない、販売までこなすというスタイルは従来のまま。お客様の反応を直接受け止めて、ものづくりしています。
当店は一応知多半島での販売協力店なのですが、お客様には距離もそう遠くはないので、できれば直接行って買ってきて下さいということでカタログ紹介にとどめております。
今回はワレットレーンのお取り寄せ希望があったので手配させていただきました。独特の鋭角的なフックはここのオリジナルです。
ネームプレート鋭意製作中
今回はネームプレート単体のご注文で、県外のお客様のため通販で対応させていただきます。
A-2、B-10、B-15などに縫い付けるネームプレートは、縦は約18ミリ(サイズの変更も可能)、横は文字数により100~120ミリで製作しています。ヌメ革にお客様の指定の文字を刻印します。
パッチ縫い付け
フライトジャケットの実用時期も間近ということで、いろいろオファーをいただいています。
バズリクソンズが2007〜2008年に製作したAN6552は植物鞣しした山羊革を明るいキャメルで染め上げたもの。ラッカー仕上げとは異なり、素仕上げに近い革は色合いの変化も楽しめます。
今回はイーストマン社の手刺繍パッチを縫い付けてカスタム。
ネームプレート縫い付け
今回は、左胸にウイング章を取り外した痕が残っているB-15に、ピンの痕をカバーするようにネームを縫い付けます。
県外のお客様から送られてきたバズリクソンズのB-15は初期のM品番、11121で、1994年に製作された希少なものです。取り付けられているパッチ類もバズリクソンズのものですが、2000年代以降にB-10などに取り付けられてリリースされたものから外され、後付けされたと思われます。
フライングタイガーのパッチの周囲に手作業で取り付けられているモールが傷んでいるので、折り曲げないよう注意しながら作業を進めます。
本日の修理品
女性のお客様からの裾上げ依頼ですが、製品はLee(エドウィン製作)のベルボトムです。
昨今レディースのジーンズは多くがポリウレタン混のノビノビ系で、裁断、縫製でも伸びが出易く、扱いづらいのですが、これはレディースとして製作されていながら、メンズ同様綿100%で各部もしっかりつくり込まれています。
Leeのジーンズの裾の三ツ巻き幅はリーバイス系に比べ若干広く、裾線から1,2センチ程のところにステッチがきています。
それに準じて三つ巻きし、仕上げにアタリをつけてお渡しします。
祝!五輪招致決定
まずは良かった。
万一招致に失敗していたら、経済が失速してしまうことになる。
ところで、ウザい隣国が日本の足を引っ張ろうと、開催地選考にぶつける形で福島県を含む8県からの水産物輸入を全面禁止した。放射能の危険を過大にアピールしたかったようだが、いつもの彼ららしいやりかたであった。
日本も黙っていないでなにか報復措置を講ずるべきだと思うのだがいかがだろうか。
2013年秋冬シュガーケーン&フェローズカタログ
シュガーケーン(東洋エンタープライズ)とフェローズの2013年カタログが出来上がりました。
平素当店でこれらのブランド製品をご愛顧いただいているお客様にお渡ししております。冊数に限りがありますのでご入用の方はお早めにご来店ください。
ところでカタログ掲載されている商品群は、各メーカーが秋冬展示会用に前もって製作したサンプルを撮影したものです。現物の製品として仕上がっているものもありますが、まだ生産の途中段階のものも多くありますので、お届け出来るまでに時間を要するものもございます。
ベルトサイズ詰め…仕上げ
バックルの固定には3種類共、オーナーの了解のもと打ち抜きリベットを使用。

画像1/銅無垢のリベットは表側から通し、長さをカットした上でワッシャーで固定。カットした先端を叩きこんでワッシャーと一体化させる。

画像2/ヌメ革のベルトも同様に。

画像3/細幅のベルトは、手縫いのための菱目打ちの痕を避けて、中央を大きめのリベットで固定。

画像4/完成。銅のリベットは次第に色が変化していきます。

画像5/裏側。
ベルトサイズ詰め…つづき
曲げ代を残して裁断したベルトの加工をおこなっています。

画像1/革漉き機でバックルが収まる部分を薄くする。一回で漉ききれない場合は圧力を変えながら何度もおこなう。

画像2/漉き終わったらバックルの形状に合わせ、ピンとリベットの収まる穴をあける。

画像3/漉き取った部分の毛羽立ちを抑えるため、糊を打って磨く。
新風・鈴木代表を応援してみる
維新政党新風の愛知県本部より講演会の案内が届いているのでご紹介。
講演者は同団体代表の鈴木信行氏。

時/9月23日(祝)午後3時〜4時半 場所/名古屋・栄 ナディアパークB1 栄学区集会所 
演題/『竹島奪還のためには韓国との国交断絶しかない』

維新政党新風は民社協会の流れを汲む保守の政治団体。
鈴木氏は特に歴史認識問題や領土問題に力を入れ、実践的な活動を続けている。昨年渡韓し、日本大使館の前に設置された従軍慰安婦と称する像に「竹島は日本の領土」と書かれた杭をくくりつけて動画配信、大きな反響を呼び、怒り狂った韓国政府からは現在入国禁止となっている。
この大胆な行動には相当の覚悟が必要だったと思う。
無事に出国出来たから良かったようなものの、ヘタをすればその場で袋叩きにあうことも充分ありえたのだ。骨の髄まで反日で凝り固まった国である。その上、民族的な精神疾患で自制心が欠如しているので、すぐに激昂する。仮に韓国当局に身柄を拘束されても、司法そのものが反日なので、一方的な裁判で断罪される。そういったリスクも承知の上で乗り込んだのである。
鈴木氏は先の参院選で東京選挙区から立候補し、「日韓断交」を掲げて戦った。
マスコミからは無視されるか、差別主義者であるかのような取り上げられ方であった。結果は10位で落選だったが、ポスターを200枚以上破られるなど組織的な選挙妨害にもあっていた。しかし国政への挑戦は今後も続けるにちがいない。
韓国は自国内だけでなく、アメリカ本土にまで従軍慰安婦と称する像を設置して日本を貶める活動を続けている。東京都民は、思想も節操も無い反原発タレントを国政に送るくらいなら、こういう人こそ当選させてもらいたかったものだと思う。
ベルトサイズ詰め
定尺もののベルト3種、いずれも約8センチ、バックル側でカットします。
黒のラウンドバックルのものと、タンのハーネスタイプは留めの部分がシニューの手縫いになっており、ファニーのハンドバスケットはスナップ式です。新たに留め直す際には、3本とも銅無垢のリベットで固定します。

画像1/それぞれメーカーが異なる3種のベルト。

画像2/曲げ代を残し、バックル側で裁断。これからバックルの収まり部分を加工する。

画像3/今後バックルの交換をしない事を前提に、銅のリベットで固定する予定。
名著であるため、ご紹介
『クリント・イーストウッド ハリウッド最後の伝説』 マーク・エリオット著 早川書房

日本人の抱くクリント・イーストウッドの印象は年齢層によってかなり違いがあるように思う。
60代以上の方はフランキー・レーンの曲とともにTVシリーズ「ローハイド」のカウボーイを思い浮かべるだろうし、50代にとってはマカロニ(イタリア製)ウエスタンの大スターで、「夕日のガンマン」シリーズのテンガロンハットとポンチョの印象がひときわ強い。後に続く「ダーティ・ハリー」での44マグナムを使う刑事役もまさに彼のイメージである。40代の方々にも大物アクションスターとして認知されている。そして若い世代の方々にとっては数々の名作を生み出した映画監督で、その何本かには自ら主演もしているといったところではないだろうか。
これほど長いキャリアで活躍し続ける映画人はそうはいない。
本書の良いところは、その偉大な映画人の光の部分だけではなく、影の部分も冷静に見つめ、描き出していると言う点。すなわち女グセの悪さや、公私混同、俳優としての力量の無さなどもきちんと描写しており、自己宣伝で埋め尽くされたような伝記にはなっていない。
それだけに真実味があり、同世代のアクションスターから一歩も二歩も抜きん出て、現在も活躍し続ける大スターの評伝として読みごたえがある。
スタッズベルト鋭意製作中
今回はブラックの革帯をベースに、定番の矢じりのデザインでスタッズを入れます。
6ミリの真鍮玉の間にアクセントで入れる大きめのスタッズが5箇所あり、そこにそれぞれ異なる色のカラースタッズを打ち込んでカラフルに仕上げます。