2016年11月の購入だから、あっという間に10年も経ってしまった。
主に筒状のものや、立体の奥まったところを縫うときに使用する八方ミシン。
その名の通り、縫製作業中に、針の進行方向を四方八方360度自在に転回させることが出来る特殊ミシン。下糸の収まるボビンケースが突き出していて、そこに立体ものの縫製箇所を被せるように置いて縫うことができる。その当時(今もだが)、ほとんど流通していない特殊ミシンで、たまたま出物があったので、発作的に買ってしまったのだった。
手元に来てから分かったのだが、その扱いにくいこと。
糸調整ひとつにしても、地縫いミシンとは異なるので、試行錯誤の連続だった。革を縫うときに痕が残らない様、押さえガネの刃を削って調整したり、脱着式の平台を自作したりもした。
最大の難点はモーターレスで手回し式のため、右手でハンドルを回しながら、左手だけで縫う物を支えなければいけないところ。
物が大きくなると保持できないので、誰かに補佐してもらう必要があった。10年も使っていて今更なのだが、やはり使い辛いので、後付けでモーターを取り付けようと思い立った。本体の右側にプーリーは付いているので、天台になんとかモーターを取り付けてベルトで繋げば電動式になる。
それで、どうせならトルクがあって運針スピードを調整できるサーボモーターを取り付けようということで、三河から専門の業者さんに来店してもらって現状確認と打ち合わせ。
モーターの機種も様々あるようで、ご意見を伺いながら、選定に入る。