ヒールラバー交換

ヒールラバー交換
外注に出したウエスタンブーツのヒール修理があまりにもみごとな出来映えだったのでご紹介いたしましょう。
今回お願いしたのは大府市のデラソウルさんです。
当店が販売するウエスタンブーツは大阪のFUNNYが輸入元になっており、しっかりした修理工場も持っています。レザーソールの全面張り替えなど高度な技術を必要とする仕事はすべてこちらにおまかせし、往復の送料と修理代の実費をお客様からいただいています。しかしヒールラバーの交換のみの場合は、修理代よりも送料の方が高くついてしまう上に時間がかかるので、近場で修理出来るところをご紹介しています。以前はウエスタンブーツのヒールに対応出来る1センチ厚のラバーを持っている修理屋さんは少なかったのですが、現在はほとんどの修理屋さんが扱うようになりました。
ただ、職人によって技術のレベルに大きな差があり、プロとしての誇りも責任感もないハンパ職人の手にかかると情けない仕上がりになってしまいます。昨年までよくお願いしていた修理屋さんも職人が変わったことで、スタック(ヒールの積み革部分)とラバーのつなぎ目がはっきりわかるような雑な仕事になり、底釘も浮き気味だったりして、がっかりさせられていたところです。
今回お願いしたデラソウルさんは初めてだったので、試しに自前のトニー・ラマをお願いしました。応対した職人さんは年若いおにいちゃんで、もっさりした感じだったので、大丈夫かいな?と思いましたが、仕上がりは見事なものです。交換したラバーの外回りは傾斜をつけて美しく削り込まれ、ラバーをスタックに留めるために打ち込まれた釘は、頭も見えないように処理されています。即日修理で、2000円でおつりがきました。この仕事内容ならむしろ安いぐらいです。
ビブラム社のソールも扱っているようなので、今度ワークブーツもお願いしてみようかと思います。